『ボイスⅡ』5話ネタバレと感想│ついに白塗り野郎の正体が…!!やっぱりそばにいたのね~

にこ

今回は、2021年8月14日放送『ボイスⅡ』第5話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

白塗り野郎に拉致された樋口(唐沢寿明)は、枯れた井戸の底で目を覚ます。

 

井戸の中の酸素が尽きるまであと1時間。

 

何者かがスピーカーを通して、今まで犯した罪をざんげするよう樋口に迫る…!

 

はたして白塗り野郎を演じているのは誰なのか…!?

 

ついに明らかになります!!!

それではさっそく、5話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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『ボイスⅡ』5話のネタバレあらすじ

白塗り野郎に拉致された樋口(唐沢寿明)は枯れた井戸の底で目を覚ます。

落ちていた懐中電灯で辺りを照らすと、そこには4体の人骨が転がっていた…。

 

樋口は下に落ちていた無線でひかり(真木よう子)たちに助けを求めるが、妨害電波のせいではっきりとした位置はわからない。

無線のバッテリーは残りわずか。

緊急出動班は急いで無線の発信圏内にある廃止された井戸へ向かった。

 

樋口にざんげを求める犯人

そんな中、井戸の上方に設置されたスピーカーからガスで声を変えた何者かの声が聞こえてくる。

 

『その井戸の酸素は、あと1時間で尽きる…』

 

声の主はそう言って、

『死ぬ前に話せ。おまえ、人を殺したことがあるだろ?』

と樋口が刑事時代に犯した罪のざんげを求める。

 

その声を聞いたひかりは、「白塗り野郎とは別人」だと断言。

淡々と理性的に話しているが、恨みの感情があると分析する。

彼もまた、白塗り野郎に火をつけられた内の1人なのだ。

 

樋口に恨みをもつ者たち

ひかりと樋口の読みどおり、その男はどこか屋外で、花マルの描かれたノートパソコンを前に、『お前を裁く機会をもらった』という。

彼は樋口が今までに関わってきた事件の関係者かもしれない。

 

樋口が『そんな戯言につき合ってられるか』と拒否すると、

『街中で爆発が起きた』という110番通報が次々と入る。

罪を告白しないと、さらに犠牲者が増えると脅す犯人。

 

その頃、白塗り野郎はごちそうをつくっていた。

写真立ての中には、仲良く微笑む母と子の姿が。

 

『母さん、あの樋口彰吾だよ。

 

覚えてるかな?僕たちのこと。

 

楽しみだね~、みんなにも聞かせてあげないと』

 

白塗り野郎はパソコンに近づき、井戸にいる樋口の様子をライブ配信し始めた。

 

公開処刑

『おまえは白塗り野郎に利用されているだけだ!』

 

樋口は叫び、壁から突き出た突起を頼りに壁をよじ登っていく。

すると

『思い出させてやろう』

犯人は、樋口が刑事になって3年目に起きた銀行強盗殺人事件について話す。

 

樋口に追いつめられた犯人は、通行人を突き飛ばし逃走。

男性は頭を強く打ち、娘の結婚式に出ることもできず、2週間後に亡くなった。

 

そして刑事になって6年目にアパートで起きた殺人事件。

これも樋口の執拗な追跡により、犯人は歩道橋から足を踏み外し、転落死した。

 

2度も同じように、誰かが命を落としている。

これは偶然か?必然か?

 

『答えろ。おまえに黙秘する権利はない。

それでも答えないなら、また人が死ぬ』

 

そのとき、壁をよじ登っていた樋口は井戸の底に落下し、体を地面に叩きつけられ苦痛で顔を歪めながら、

『深追いした』と自分の責任を認める。

 

『強すぎる正義。

己の正義を貫いた先に生まれた。

それがお前の罪だ』

 

ライブ配信の閲覧者数はどんどん跳ね上がり、

まるで警察官として公開処刑されているようだ。

 

そのとき、ひかりは無線から、強風で高層ビルがきしむ音をキャッチ。

犯人が潜伏していると思われるエリアを5か所に絞り込む。

 

内通者の正体!?

その頃、透(増田貴久)は、白塗り野郎が直接手を下したと思われる刈谷との関係を聞きに、県警本部長・小野田則親(大河内浩)のもとを訪ねていた。

 

透を部屋に通すと、小野田は机に置いてあった4人の行方不明者届を隠す。

透は刈谷の通話履歴を見せ、

白塗り野郎と繋がっている”内通者”は本部長ではないかと迫る。

 

しかし小野田は、刈谷は同郷で高校時代の知り合いだと告げ、

なぜ彼が事件に巻き込まれたのか、私が知りたいぐらいだと透を追い返す。

 

でも以前、内通者となった過去がある透には、小野田が怯えているのがわかった。

きっと小野田は自分と同じで、白塗り野郎になにか弱みを握られているのだろう。。

 

それを裏付けるように、小野田の携帯に非通知の相手から着信があった。

白塗り野郎からだ。

 

井戸にあった4人の白骨遺体は、すべて小野田の友人。

行方不明者届が出されていた人物だ。

 

『俺をどうするつもりだ…?』

小野田の問いに、白衣を着た白塗り野郎は告げる。

 

『もし万が一、樋口彰吾が助かったら、ヤツはおまえの罪を暴くだろう。

どっちに転ぶか楽しみだよ。

怯えてないで、笑え。スマイル』

 

無情にもそこで電話は切れ、ツーツーツー…という音が虚しく、小野田の耳に響いた。

 

樋口がかつての相棒を見殺しにした事件

一方、該当する廃井戸をすべて確認しても、樋口は見つからなかった。

犯人は設置届のだされていない井戸を監禁場所に選んだのかもしれない。

 

こうなったらあとは直接、犯人から聞き出すしかない!

タイムリミットまであと20分。

ひかりたちが犯人の潜伏先の特定を急ぐ中、ライブ配信の閲覧者数が1万を超え、再び犯人の声がした。

 

『さあ、審判の時だ。

おまえが相棒を見殺しにした事件の真実について語ってもらおうか』

 

樋口はマル暴にいたころ、薬の取引現場を抑えるたび、気づかれないように金を抜き取っていた。

ネタを抑えている人間を金で買収し、麻薬密売組織の壊滅させるためだ。

 

それに気づいたのが、樋口の相棒だった志村弘毅。

 

志村と樋口は、覚せい剤取り締まり違反の秋葉敬三を追っていた。

追いつめられた秋葉は志村を刺し、倉庫にガソリンをまいて火をつけ、志村を道連れにして自殺を図った。

 

しかし樋口が助けたのは、刺されて瀕死の志村ではなく、犯人の秋葉だった!

志村を見殺しにしてまで、ネタ元である秋葉を助け、犯罪を根絶やしにしたのだ。

 

この事件について、犯人は樋口に本当のことを話すよう迫る。

『真実を答えろ。でなければ、また人が死ぬ』

 

犯人はそう言って、カウントダウンしながら震える手で爆破ボタンを押そうとする。

 

『おまえの言うとおりだ』

樋口がすべてを認め、信じられない…といった表情で画面を見つめるECUメンバーたち。

 

そのとき、透が『本当のことを話してください』と樋口に呼びかけた。

 

樋口と相棒になったとき、透は自分なりにその噂について調べていた。

すると志村には、心臓移植が必要な5歳の息子がいたことがわかった。

志村は息子を救うために、金を抜き取っていたのだ。

 

事実が公になれば、犯罪で助かった命だと息子は気づく。

一生、その事実に苦しむ。

だから自分ではなく、情報源を持っている秋葉を救えと志村は言った。

 

志村の意志は固く、樋口は秋葉を助け出すしかなかった。

だから樋口は周りから疑われても決して口を割らなかったのだ。

 

犯人の叫び

『それがおまえの正義。

そんな都合のいい正義。それでなにが生まれた?』

 

ひかりたちはこの話を聞いて、犯人は志村の息子かと思った。

しかし息子は現在、臓器移植コーディネーターとして働いていて、犯人ではなかった。

 

いったい犯人は誰なのか?

 

『俺が誰か、想像しろ…。

おまえの正義のものさしじゃわからないか』

 

犯人の言葉に、樋口は酸素不足で意識もうろうとしながらも

『秋葉…敬三。ヤツには息子がいた。

おまえが、そうなんだろ?』

とカメラを見上げる。

 

秋葉敬三は仮出所した後、再び覚せい剤に手を出し、無差別殺人事件を起こしていた!

加害者家族となった息子・雅也(梶裕貴)は世間から白い目で見られ、樋口を逆恨みし、今回の事件を起こしたのだ!

 

『あのとき、あいつが死んでいたら、俺の人生は変わっていた。

あなたを恨むのは理不尽か…?』

 

せつせつと語りかける雅也の声が井戸の中に響き、樋口は胸をしめつけられる。

 

そんな中、緊急出動班は雅也の居場所を見つけ、じりじりと間合いをつめていた。

それに気づいた雅也は、自ら爆弾のスイッチを握り、微笑みながら自殺。

樋口の監禁場所の手がかりはなくなってしまう!

 

あきらめない

酸素が切れるまであと7分。

樋口は壁によりかかり、ぐったりとうずくまっていた。

 

『母さん。樋口彰吾の物語、退屈だったね』

白塗り野郎はベッドで眠っている母親に向かって話しかけ、配信を終了する。

 

そしてガスを吸い込み、

『スマイル。

光が強ければ、影も濃くなる。

重藤雄二。彼もおまえがいなければ、死ぬことはなかった』

とマイクに向かって話しかける。

 

その声は井戸の中の樋口にも、ECUにいるひかりたちにも届いていた。

 

樋口のライブ配信は、息子の大樹(鳥越壮真)も病室で見ていて、人々の心ない誹謗中傷コメントを目にしていた。

 

大樹が見れるように、白塗り野郎は樋口を拉致するときにベッドに置いていったのだ。

花マルを描いた封筒と一緒に。

 

『教えてあげたんだよ。おまえの正体を』

 

『白塗り…、おまえは何をしたい』

『おまえは俺だ。俺はおまえだ』

 

『おまえも、俺が生み出した罪のひとつ…。過去に関わった人物なんだろ?』

 

樋口が言うと、ざんげの時間に思い出してくれるかと思ったのに残念だったと白塗り野郎はあざ笑う。

 

それを聞き、もうダメだと死を覚悟していた樋口の瞳にまた光が戻る。

 

まだここで死ぬわけにいかない。

自分が犯した罪。

何が正しくて、何が間違っているのか。

樋口にだってわからない。

だから樋口は今も警察官を続けている。

 

『俺には、これしかできないから…!

生きて…。会いにいってやるよ…。

白塗り…、野郎~~!』

 

樋口はカメラをにらみつけ、苦しそうに顔を歪めた。

 

もうすぐ無線のバッテリーが切れる。

樋口は最後の力を振り絞って壁をのぼり、井戸の出口付近まで無線を持っていき、ひかりにすべてを託す。

 

耳を澄ませ

力尽きて井戸の底に落下する樋口!

ひかりが無線から聴こえる音に耳を澄ますと、鐘の音がした。

教会?お寺の音?

 

ついに無線の電波が切れ、もうダメかと思った瞬間、

ひかりは先ほどの音声を聴き直し、

その鐘の音が消防車が火を消した後、鐘を鳴らし走行する音だと気づく。

 

すぐさまひかりたちは消防車の走行ルートを調べ、位置を特定!

緊急出動班を樋口の救出に向かわせた!

 

絶体絶命のピンチ

その頃、樋口は薄れゆく意識の中で、大樹(鳥越壮真)の幻影を見ていた。

 

『パパは人殺しなの?ママも僕も助けてくれなかった』

 

悲しそうに見つめる大樹に、樋口は手を伸ばす。

タイムリミットの1時間が過ぎ、樋口は気を失った。

 

そのとき、透たちが到着し、井戸の底に倒れた樋口を発見する。

透がロープで下に降りていき、確認すると、樋口はもう息をしていなかった!

 

それを見て透は激しいめまいに襲われる。

こんなときに、クソッ。

透は持っていた薬をじゃらじゃらと口に流し込み、必死に樋口の心臓マッサージを行った。

 

そのおかげでなんとか樋口は息を吹き返した。

 

消息をたった本部長

本部長はその後すぐに辞職願を出し、音信不通に。

 

本部長の下にいたECUの副室長・山城早紀(宮本茉由)は、本部長から連絡があったら報告するよう捜査一課の通孝(藤本隆宏)に頼まれる。

 

解剖結果

一方、透から本部長と白塗り野郎が通じていると聞かされた樋口とひかりは、井戸の底にあった4体の白骨遺体の解剖結果を聞きにいく。

 

法医学センターの解剖医によると、4人の胸部には同じ紋様があり、

重藤雄二や刈谷と同じように、左胸を焼かれた可能性があった。

 

さらに4人の遺体と刈谷には、共通する点があった。

右足に外傷による骨折があり、全員50代半ばの男性。

犯人はおそらく、動けなくして処刑したのだろう。

 

でもなぜか刈谷だけ、咽頭部からカッターナイフが見つかった

無理やり飲ませたのかもしれない。

 

白塗り野郎の狙い

そこに大樹の担当医から連絡が入り、樋口は病院へ向かう。

 

大樹が描いた絵は、樋口の顔が塗りつぶされていたり、

ひかりにママが殺されている絵があった。

 

ひかりの顔が真っ赤に塗りつぶされている絵を見て、樋口は大樹のもとに走る!

 

その頃、白塗り野郎は4人の遺体の周りで怪しげな舞を踊っていた。

そして食堂に1人で座っていた大樹の耳元になにかをささやき、その場を去る。

(大樹が入院している大学病院は、法医学センターの隣にあった)

 

白塗り野郎は大樹を監禁している間に、ママを殺したのはひかりだと大樹に信じ込ませていたのだ!

 

白塗り野郎は悠々と法医学センターに戻ると、顔を洗い、白塗りを落とす。

すると今まで隠されていた素顔があらわに!

白塗り野郎(安藤政信)は解剖医として、何食わぬ顔で樋口やひかりと話をしていたのだ…!!!

 

ひかりが大樹を迎えにきて、その後ろを洗脳されたような顔で大樹はついていく。

 

階段の前までくると、大樹はひかりの背中に向かって両手を突き出した…!

 

 

~6話につづく~

 

 

『ボイスⅡ』5話の感想

ついに白塗り野郎を演じていた俳優さんがわかりましたね!

やはり安藤政信さんでしたか〜。

 

解剖医としてなに食わぬ顔で樋口たちに接している白塗り野郎にゾゾゾ〜。

過去の事件で、樋口に恨みを抱いているっぽいこともわかりましたね。

樋口のせいでお母さんが眠ったままになってしまったのでしょうか??

 

そして内通者が、小野田本部長だったことも判明!

そのために白塗り野郎は5人も本部長の友だちを殺したのかな…?

だとしたら酷すぎる…。

姿を消した本部長が無事だといいのですが〜。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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