『ナイト・ドクター』7話ネタバレと感想│青空の下でスイカ割り!みんなのモヤモヤも晴れますよ!

にこ

今回は、2021年8月16日放送『ナイト・ドクター』7話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

『人ってさ、肩書や見てくれでふるいにかけられるんだよ』

 

今回は、美月(波留)や幸保(岡崎紗絵)たちナイトドクターが、世間のイメージとの差に悩みます。

 

たしかに夜の病院は、研修医や若い先生が多い気はしますが…。

 

美月たちはこの問題にどう向き合うのでしょうか…!?

それではさっそく、7話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『ナイト・ドクター』7話のネタバレあらすじ

幸保(岡崎紗絵)が看護師だと偽って舞子(野呂佳代)と合コンに行くと、

興味がないから行かないと言っていた美月(波留)がやってくる。

 

美月は、インスタグラムで元カレの大輔(戸塚純貴) が結婚!しかもお相手はあのGカップ女でおなかには赤ちゃんがいることを知り、ヤケを起こしたのだ。

 

ヒラヒラのワンピースを着て見事にキャラ変した美月を見て、引き立て要員のはずじゃ…と幸保と舞子はぼう然とする。

 

しかし事情を知らない美月は、自分と幸保はナイトドクターだと言ってしまう。

 

すると男性陣は『女性で医師、しかも夜間勤務。すごいですね~』とドン引き。

看護師の舞子ばかりモテて、

『あのまま看護師ってことにしておけば…』と幸保は美月ともめてしまう。

 

再会

その夜。

18軒もの病院に受け入れを拒否された患者の受け入れ要請が入る。

 

本郷(沢田一樹)が受け入れるよう指示すると、

電話口で『しゃーっ!!!』とシャウトする声が。

それが、新米救命士・星崎比呂(泉澤祐希)との出会いだった。

 

患者は、美月が以前にも処置したことがあるホームレス(神尾佑)だった!

 

あのとき、歩道橋から落ちた男性は骨盤骨折していて、美月が助けると、

『なんで助けた。やっと死ねたのに…』と美月をにらみつけていた。

 

その時の搬送記録が残っていれば、身元がわかるはず…。

美月は、星崎に調べてもらえるよう頼んだ。

 

ナイトドクターの現実

次に搬送されてきたのは、風見まどか(藤嶋花音)

まどかは後腹膜膿瘍(こうふくまくのうよう)を起こしていてすぐに手術をして、体内にたまったウミを出す必要があった。

 

幸保が付き添いの父・信行(林泰文)にそのことを説明すると、

信行は慌ててネットで調べ、本当に手術が必要なのかと問い返す。

 

さらに実績のあるちゃんとした昼間の医師に診てほしいと頭を下げられ、幸保はショックをうける。

 

信行は、夜間勤務の医師は研修医や若い医師ばかりだというネットの情報を見て、幸保たちには任せられないと思ったのだ。

 

『やっぱり人ってさ。肩書きや見てくれでふるいにかけられるんだよ』

 

幸保が嘆いていると、『それがおまえらの現実だ』と本郷がやってくる。

 

本郷はそんな現状を変えようとしていた。

夜に働く医師が昼間の医師と同等、もしくはそれ以上に優秀だと知れ渡れば、意識の高い優れた医師がここに学びにやってくる。

 

いつの日か、ナイトドクター制度が全国に広まり、夜間専門の医師がいてあたりまえの世の中になれば、日本でも医師の過重労働に頼らない新しい働き方が実現する。

そうなれば、人手不足であえぐ救急医療の未来を変えられるかもしれない。

 

しかし『そんなの理想論ですよね。1度ついたレッテルって、なかなか剥がれないじゃないですか』と幸保は言い返す。

いくら自分たちがこんな小さな病院であがいたところで、長年しみついた夜の病院のイメージがなくなるとは思えないからだ。

 

『じゃあ、どうする?

このまま患者にまで 2流扱いされたまま、諦めるのか?』

 

部屋を出ていこうとする幸保に、本郷は問いかける。

 

『自分たちが変わらないと何も変わらないぞ』

 

不安

幸保はああ言っていたが、美月はこの病院に来た本郷の想いが知れて嬉しかった。

いつか実現する日がくればいいと本気で思った。

 

しかしそう思っているのは美月だけで、みんなは違うようだ。

 

『同じ場所で同じように働いているからといって、全員が同じ方向を見ているとは限らない。

いつか空中分解しなければいいな』

 

本郷の言葉に、美月はなんだか不安になった。

 

嘘をついてまで

その後。

美月は、合コンで会った赤松直人(佐伯大地)の診察をする。

彼は原因不明の高熱と関節痛で、入院することになった。

 

一方、まどかが敗血症を起こし、緊急手術が必要になる。

幸保は自分たちにオペをさせてくださいと信行に頼むが、

こんな状況になっても信行は『昼の先生を呼んでください』と頑なに拒む。

 

幸保が困り果てていると、本郷が日勤の医師だと偽り、手術をすることに!

 

本郷のおかげでまどかの容体は安定するが、

『そんな嘘までついてオペしなきゃいけないなんてやってらんない!』と幸保は苛立つ。

 

文句ばかり言っている幸保に、

『高岡は?ちゃんと自分たちにもオペできるって説明しようとしたの?』

美月は正論をぶつける

 

すると『あんたのそういうところ、大嫌い!』と幸保は逆ギレ!

険悪なムードが漂う。

 

偽善者

翌朝。

本郷が嘘をついて手術したことを知り、救命救急センター長の嘉島(梶原善)は文句を言う。

 

『じゃあ、先生が気持ちよくお休みになられているのを起こしたほうがよかったですか?』

と本郷に言われ、嘉島は黙り込む。

 

すると横で話を聞いていた桜庭(北村匠海)が思わず、ププッ( ̄m ̄〃)

怒った嘉島はホームレスを受け入れたことに文句をつける。

 

『でも誰かが受け入れないと、あの患者さんは…!』

美月が反論すると、

『君みたいに綺麗ごとばかり言って後先考えない医者のことをなんていうか知ってるか?

”偽善者”って言うんだよ』

と嘉島は言い放つ。

 

夏を満喫!

その後。

なぜか深澤(岸優太)は、幸保に朝食を作る羽目に。。

 

『朝倉ってさ、どうしてあんなに患者のためにできるんだろう』

 

幸保の問いに深澤は、

『朝倉はたぶん怖いんだよ。

大切な人を目の前で亡くした人にしかわからない感情があるんだと思う』

と、美月の母親が深夜に病院をたらい回しにされて亡くなったことを明かす。

 

そんなとき、

「屋上集合!100秒以内にダッシュで来てね!」

と桜庭から招集がかかる。

 

美月が走って屋上へ行くと、深澤と幸保、成瀬(田中圭)がやってくる。

でも美月にひどいことを言ってしまった手前、幸保は気まずい…。

 

すると『みんな、よく来たね~!夏といえば、これ!』

とアロハシャツにサングラスをかけ、スイカを抱えた夏男・桜庭が現れた。

 

青空の下、童心にかえってスイカ割りを楽しむうちに、みんなはすっかり笑顔に!

美月は『大輔のバカ野郎!』と見事にスイカを真っ二つに叩き割った。

 

真っ赤に熟したスイカをみんなで食べる。

 

『なんか元気出た。ありがとね、桜庭』

美月がお礼を言うと、

『たまには夏を満喫しないとね。

いつまでも5人でいられるかわかんないわけだし』

と桜庭。

一気に気まずい空気が流れる…。

 

それぞれの夢

そんな空気を変えるように話しだしたのは美月だった。

 

『私は、本郷先生の話を実現できたらいいと思っているけど、みんなは違ったってことだよね?』

 

すると隣に座っていた幸保が言った。

 

『朝倉がお母さんを亡くしてどんなに辛い想いをしたのか、私にはわからないけど…。

すごいと思うよ。そこまで強い想いを持てるって』

 

でも正直、幸保は美月のようにはなれないと思っていた。

 

一方、現場に出てから着々と成長している深澤は、いつか妹の心美(原菜乃華)の病気を治せるような医者になれたらと思っていた。

当面は、ナイトドクターで1人前になるのが目標だが。

 

それに比べ、病気のため現場に出られず、ビジネススクールと両立している桜庭は、経営を学んだからわかったことがあると話す。

たとえば、このスイカ。

今、スイカ農家は後継者不足で悩んでるところが多い。

技術を後世に残すのは大変だし、限界がある。

だから人だけに頼らず、もっと医者が学びやすい環境や仕組みを整えたり、もっと病院を働きやすい場所にしたい。

「医者を救う医者」になりたいという。

 

成瀬は、医大時代の後輩・里中悟(古館佑太郎)に声をかけられ、脳外科に戻るか迷っていた。

 

そして幸保は仕事も家庭も充実させて、若い女性が医者になりたいと思うようなロールモデルになりたいと考えていた。

 

でもこのままナイトドクターを続けたところで、2流のレッテルがなくなるとは思えないし、みんながやりたがらない仕事のままかもしれない。

何も変わらないかもしれないのに全力で患者と向き合って、美月はむなしくないのだろうか?

 

幸保の問いに、

『私は変わったから。4人のイメージが、出会った頃とはガラッと変わったから』

と美月は答える。

 

ただのチキンだと思っていた深澤は、本当は誰よりも愛情深くて根性のあるやつだったし、

一見、自分のことしか考えてない冷たい人間のように見える成瀬も、本当はちゃんと熱いものを持っている。

 

ノー天気で頭空っぽなやつだと思っていた桜庭は、本当は広い視点でいろんなことを考えていて、気が利く優しいやつだってわかったし、

年下なのに生意気だと思っていた幸保は、そのぶん誰より勉強して努力していることを知った。

 

そうして最初のレッテルを剝がすことができたのは、

同じ職場で、同じ寮で、長い時間一緒に過ごして、みんなのことを知ることができたから。

 

だから自分たちの仕事だってそう。

ちゃんと知ってもらえば、変えられないものなんてない。

 

本郷も最初は怖くて何を考えているのかわかんなかったけど、本気で日本の救急医療を変えようとしているんだとわかった。

今はその想いに少しでもこたえたい。

それが美月の夢だった。

 

変わっていく価値観

その日の夜。

救命士の星崎のおかげで、ホームレスの男性の身元がわかった。

 

名前は、濱辺照夫。

10年前に事故で妻子を亡くし、それ以来仕事をやめ、家賃が払えなくなって住むところをなくし、この生活になったという。

奥さんと子供が生きていれば、普通の夫だったり、父親だったり、会社員だったりしたのかもしれない。

 

そんな中、赤松の容体が急変!全身に湿疹があらわれる。

必死に原因を探す美月と幸保。

それを見て『そんな大変な症例なのか?子どもたちは大丈夫かなぁ』と深澤がつぶやく。

 

深澤は赤松のカルテを見て、保険証に「保育園勤務」と書かれているのを覚えていたのだ。

 

合コンで赤松は公務員だと言っていたが、実は保育士

3週間ほど前に保育園で流行った「りんご病」にかかっていたのだ。

 

その後、赤松は無事に回復。

保育士は女性の仕事だというイメージがあるので、公務員だと嘘をついていたと正直に打ち明ける。

 

すると『私も他人からどう思われるかばかり気にしてきました』と幸保。

だからナイトドクターという仕事も他人にはとうてい理解されないだろうと思い、隠そうとしたのだ。

 

『でも隠そうとしているだけじゃ何も変わらないんですよね。

私の同僚にすごい気が強くて負けず嫌いで、絶対気が合わないと思っていた人がいたんです』

 

幸保の言葉に、美月はえ!?私?と目を見開く。

 

『でもどんどん相手のことを知っていくうちに、

おせっかいでムカつくけど、

今1番自分の素を出せる相手なんじゃないかと思うようになって…。

 

私たちの仕事も、少しずつ知ってもらうことでイメージが変わっていくっていうか、

いつか自分の仕事を、胸を張って言えるようになるといいですよね』

 

『そうですね。そんな日が来ますかね?』

 

笑顔になった赤松を見て、幸保は美月のほうを振り返り、曇りのない笑顔で赤松を見てうなずき返す。

 

『大丈夫。きっと来ます』

 

濱辺の孤独

そのとき、濱辺さんが気づいたと深澤が走ってきた。

 

美月が急いで濱辺のもとに向かうと、

『なんだまたあんたかよ。なんで助けたんだよ。せっかく死ねるとこだったのに…』

と濱辺は以前と同じように悪態をつく。

 

でもそれには美月たちにはわからない、濱辺の本音が隠れていた。

 

朝、目が覚めると、今日も独りだって気づく。

街を歩くたびにみんなが周りからいなくなる。

生きているだけで煙たがられる。

そんな人間だっているんだ。

 

『俺が何したっていうんだよ…』

濱辺は声を震わせ、泣いていた。

 

美月は濱辺の肩にそっと手を置き、優しく語りかける。

 

『あなたが何に悩み、世間があなたをどう思うかはわかりません。

でもどうか、堂々と生きてください。

私は必ず何度でもあなたを受け入れます。

それが救急医である、私の仕事ですから』

 

美月たちの逆襲

その後、美月は自分に濱辺の治療を続けさせてくれと嘉島センター長に頼んだ。

健康になればまた働けるかもしれない。そうしたら新たな人生を歩んでいけると思ったからだ。

 

『またペラペラと綺麗ごとを』

声を荒げる嘉島を美月はまっすぐに見つめ、一蹴する。

『たしかに綺麗ごとかもしれません。でも願わなければ、何も始まりません』

 

『それから、ホームレスじゃありません。濱辺照夫さんです』

幸保の援護射撃を受け、昼間の医師たちはバツが悪そうに黙り込む。

 

それを見て美月たちは目を合わせ、フフッと微笑んだ。

 

同じ職場にいるからといって、全員が同じ方向を向いているとはかぎらない。

それでも美月は大きな夢に向かって、この4人と一緒に働きたい。

そう願うのは、わがままなんだろうか?

 

ダブルデートのお誘い

勤務終了後。

深澤は心美から、今度の日曜日に外出許可が取れたのでダブルデートすることになったと言われる。

もちろんメンバーは、心美と彼氏の勇馬、深澤と美月だ。

 

美月からはもうOKの返事をもらったと聞き、深澤は驚く。

 

一方、家に帰ろうとしていた美月は、幸せそうな夫婦を見て大輔のことを思い出す。

「おめでとう。幸せになってね」と送信すると、

速攻で「ありがとう。美月もな」と返信が!

『早っ』

 

そのとき、美月は成瀬が『脳外に移ること、考えてくれましたか?』と言われているところを目撃してしまう。

 

 

人の数だけ、夢がある。

1番近くにいた人が遠くに行ってしまう。

 

 

そこにいるはずの成瀬の姿が、遠くぼやけて見えた。

 

 

~8話につづく~

 

 

『ナイト・ドクター』7話の感想

そばにいると、みんな同じことを考えてるんじゃないかと錯覚してしまうけど、そんなことはなく、一人ひとり目指すものも感じてることも違うんですよね。

 

それが淋しくもあり、それぞれの成長の証でもあったり…。

スイカ割りのシーンがめちゃくちゃ楽しそうで、その後、打ちとけた雰囲気の中で語られるそれぞれの夢がよかった!

みんなのキラキラした表情が爽やか、青春群像劇でした。

 

そして前回は美月がみんなの言った言葉を患者さんに伝えてましたが、今回は幸保が美月の言葉を借りて赤松さんに語ってましたね。

美月のこと、今1番素の自分を出せる相手だって言ってて、なんか嬉しかったな。

 

また綺麗ごとを言ってと嘉島センター長に言われた美月が

『綺麗ごとかもしれません。でも願わなければなにも始まりません』

と凛とした表情で言い返し、

『それにホームレスじゃなく、濱辺さんです』

と幸保が後押しするところがスカッとしました!

 

そして第1話で印象的だった濱辺さんに、そんな過去があったとは…。

この前は美月たちを斬り捨てるようににらみつけていた濱辺さんが、今は孤独で消えてしまいそうなほどか弱く見えて…。

それをあんな短い時間で伝える神尾佑さん、恐るべしと思いました。

 

しかし、一難去ってまた一難。

成瀬が脳外に行っちゃうかも…。

今、成瀬に抜けられたら辛い。でも脳外に戻るのは成瀬の夢だから、応援したい。

成瀬にとっても美月にとっても辛いところですね。

 

そして深澤とのダブルデート!!

次回も青春っぽいシーンがあるようで楽しみです♪

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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