『ナイト・ドクター』5話ネタバレと感想│ずっと眉間にシワだった先輩に“微笑み”が…!人生は答えの出ない問いの連続さ

にこ

今回は、2021年7月19日放送『ナイト・ドクター』5話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

5話では、成瀬(田中圭)が訴えられていることが判明。

 

病院にそのことが知れ渡り、クビの危機に…!

 

そんな中、6歳の男の子が母親(紺野まひる)に付き添われて搬送されてくるが、なにか様子が変で…!?

それではさっそく、5話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『ナイト・ドクター』5話のネタバレあらすじ

美月(波留)は偶然、成瀬(田中圭)が訴えられていることを知る。

でも詳しいことは教えてくれず、美月への当たりは強くなる一方…。少しでも治療に手間取っていると、成瀬に奪われてしまう。

 

本郷(沢村一樹)『少しは後輩を育てるつもりはないのか?』と成瀬に尋ねるが、

『患者が望んでいるのは最良の医療、自分がやったほうが確実だ』

と、全くその気はなさそうだ。

 

そんな中、母親の越川法子(紺野まひる)に付き添われて6歳の息子・日向(正垣湊都)が搬送されてくる。

 

美月と幸保(岡崎紗絵)が処置しようとしていると、『代われ』と成瀬がやってきて挿管を始め…。

またしても患者をとられたと、幸保と美月はムッとする。

 

さらに取り乱す法子を安心させようと『絶対に助ける』と言った深澤(岸優太)に、

『患者や家族の前でそんな言葉は2度と口にするな』

と成瀬は言い放つ。

『医療に”絶対”はない。それくらい、おまえにもわかるだろ?』

 

いったい何をそんなに成瀬はイライラしているのか?

みんなが首を傾げていると、日向の容体が急変!

法子は必死に『先生、日向を助けてください!お願いします!』と成瀬に頼む。

 

内視鏡検査の結果、広い範囲で胃の粘膜から出血が見られた。

でも原因はわからない。

 

『そんな…。日向はどうなるんですか?ちゃんと治りますよね?』

法子の問いに、成瀬は詰まる…。

『できる限りのことはやらせていただきます』

成瀬はうつむき、頭を下げた。

 

成瀬の訴訟内容

勤務終了後、美月は八雲院長(小野武彦)に成瀬の訴訟内容について教えてもらった。

 

ある日、自転車で事故にあった子供が運び込まれてきた。

手術しても助かる可能性はゼロに等しかったが、成瀬はやれるだけやらせてほしいと頼んだ。

 

成瀬は手術の内容を母親の秋山真紀(山本未來)に説明し、同意書にサインを求めた。

しかし医療の知識もないのにいきなり説明されて、目の前にたくさんの書類を並べられても、目に入ってくるのは「死亡」や「植物状態」という言葉ばかり。

 

『息子は助かるんですよね!?和樹はまた元気になれるんですよね??』

 

震える手で必死に救いを求めるように尋ねる真紀を見て、

『必ず助けます』

と成瀬は約束した。

 

でも和樹は命は助かったものの、障害が残り半身麻痺になってしまった。

それで真紀は『約束が違う』と成瀬を訴えた。

たとえそれが、命が助かっただけで奇跡といえるような手術でも、だ。

 

どんなに腕をみがき、鍛えても、医療には限界がある。

それでも患者は100%完璧な医療を望んでくる。

 

昔は100点を取るのが当たり前だった。

でも今の仕事は、答えのない問題ばかり。

 

成瀬は自分にも他人にもストイックに接することで、自分を律しているように見えた。

 

成瀬のピンチ

そんな中、成瀬が訴訟を抱えていることが他のスタッフたちに知れ渡ってしまう。

 

秋山真紀が昼間、病院を訪ねてきて、うちの息子はまだ歩けないのに、成瀬先生は再就職ですか?と言いにきたのだ…。

 

裁判の結果次第では、成瀬が追い出されることも十分あり得る。

そう思った美月たちは成瀬を助けるために動き出す…。

 

本当の親子?

日向の出血の原因は、依然としてわからないままだった。

 

しかし原因を調べようにも、保険証はなくしたというし、生まれた時のこともわからない…。

さらに法子が書いた生年月日と日向の年齢が合わないことがわかり、成瀬はどいうことか?と法子を問いつめる。

 

すると日向は、法子の本当の息子ではないことが判明!

履いていた靴下から、本名は「よこみぞ ひなた」だとわかる。

 

幸保が役所に連絡しようとすると、

『それだけはやめてください!』

と法子はすごい剣幕で取り乱し、

日向が実の両親から虐待を受けていたことを打ち明ける。

 

アパートの隣の部屋に住んでいた法子は、日向がろくに食事も与えられず、何度も車の中に閉じ込められている姿を目撃し、児童相談所に通報した。

 

でも保護期間が終わるとすぐに帰されてしまい、両親は反省するどころか、余計なことを言ったら許さないと日向に怒鳴っていた。

 

このままじゃ、あの子は殺されてしまう…!

そう思った法子は、両親が出かけている間に日向を連れ出したのだ。

 

『あんな人たちより私のほうがずっと日向くんのことを思ってる…!』

と訴える法子。

 

そのとき、日向の容体が急変!

日向は脳出血を起こし、すぐに手術が必要だった。

 

日向を助けるためなら

凝固障害もなく、血友病でも白血病でもHITでもないとなると、オスラー病かもしれない。

オスラー病は、全身の毛細血管から出血する、大変珍しい病気だった。

 

だが子どもの手術は、親の同意なしにはできない。

それでも法子は

『あの子の親は“私”です。

私がサインを書きますから!すぐに手術してください!』

と頼む。

日向を助けるためなら、犯罪者にだってなんにだってなるというのだ。

 

美月にもっと技術があれば、日向の手術ができただろう。

でも美月にはまだ脳外科の手術はできない。

悩んだ末に、美月は成瀬に手術してほしいと頼む。

 

全力でサポートするという美月と幸保の申し出を断り、成瀬はみんなを巻き込まないよう、1人で手術しようとする。

 

『犯罪者になる覚悟で頼んでいる人がいるのに、その想いにこたえないわけにいかない。

それに成功させれば、問題はないはず』

 

成瀬の気持ちを確かめた本郷は、責任は自分が取るとオペの許可を出す。

美月と幸保もサポートに入る。

成瀬1人に重荷を背負わせるわけにはいかない…!

 

チキンの次はハムスター?

深澤は日向の両親について調べるよう美月に言われるが、夜中なので電話が通じない。

そんな深澤を見て、

『おまえはまるでハムスターだな。いつまでたっても同じところをクルクル回っている』

と本郷はひどい言いようだ。

 

チキンの次はハムスターかよ…と深澤は憤慨し、手術の様子を見に行く。

ガラスの向こうで、落ち着いて手術を進める成瀬たちはキラキラして見えた。

 

血が繋がっていなくても…

手術は無事に終わり、日向は助かった。

泣いて喜ぶ法子の姿は母親そのもので、美月たちは複雑な想いに駆られる。。

翌朝、法子は警察に連れていかれた。

 

深澤が日向の住んでいるアパートの大家に確認したところ、日向の両親は家賃を滞納したあげくに蒸発したらしい。

日向の捜索願すら出されていなかった。

 

もし法子が日向を助け出していなかったら今頃…。

それでも法子がしたことは許されることではない。。

 

正しい説明のしかた

昼チームとの交代時。

親の同意もなしに手術したことが問題になり、成瀬が責められた。

 

しかし珍しく本郷が異論を唱える。

形式だけのインフォームド・コンセントをすることで、アメリカではかえって訴訟が増えたと。

 

マニュアルどおりの説明だけして、ありとあらゆるリスクを並べ、患者には同意だけを求める

医学的知識の乏しい患者は、わけもわからず目の前の書類にサインすることになる。

 

そんな状況では患者があとになって、

あのとき自分がした決断は本当に正しかったのか?

本当にあの医者を信じてよかったのか?

と不安になるのも当然だ。

 

『みなさんもインフォームド・コンセントを使うときは、きちんと正しい使い方を理解してくださいね?』

 

本郷の言葉に、昼チームの長・嘉島(梶原善)は何も言い返せず、悔しそうに顔をしかめた。

 

真紀への謝罪

本郷の言葉は、成瀬へのメッセージでもあった。

真紀にインフォームド・コンセントを行ったときのことを思い出し、成瀬は真紀の家に謝罪にいった。

 

あのとき、成瀬はただマニュアルどおりに手術の内容を説明しただけで、本当に真紀が理解していたかどうか配慮していなかった。

 

そんな状況で、リスクばかりが書かれた同意書にサインを求められたら、あとになって不安に思うのは当然だ。

 

もしあの日、同意書にサインをしたことを後悔しているのなら、それはすべて自分の責任だ。

成瀬は深々と頭を下げると、手術内容をわかりやすく書いたものを渡そうとした。

 

でも真紀はそれを払い落とし、『いいからもう帰って!』と成瀬を追い返した。

 

玄関に落ちていた書類を、旦那さんが拾って和樹に渡してくれた。

それを見た和樹は

『俺、こんなに難しい手術を受けたんだね。今、生きてるの、奇跡じゃん』

と真紀に笑いかける。

 

『お母さんのおかげだ。お母さんも不安だったのに、手術の同意書にサインしてくれたんだからな』

 

『そうなの?ありがとう』

 

無邪気に笑う和樹の顔を見て、真紀は涙がこぼれそうになるのをぐっとこらえた。

 

毎日が選択の連続だ。

時には何が正解かわからない問いもある。

 

でも俺はきっと、また同じ問題にぶつかったとき、何度でも同じ答えを選んでしまうんだろう…。

 

そう思いながら成瀬は電車に乗り、雑踏の中を歩いていった。

 

嬉しいお知らせ

一方、美月は救急医としてもっと腕を磨くため、みんなに内緒で非常勤で昼の救急クリニックで働き始める。

 

満足に食事もせず、あさひ海浜病院でぐったりしていた美月は、深澤に昨日と同じ服を着てると指摘され、ハッとする。

 

そこに八雲院長が成瀬に嬉しい知らせをもってやってくる!

でも成瀬が出勤してくるのはいつもギリギリ。

電話も通じない。

 

美月と深澤が全速力でフィットネスクラブに走っていくと、ちょうどトレーニングを終えた成瀬が出てきた。

 

ゼイハア言いながら美月と深澤は、

真紀が訴訟を取り下げてくれたことを伝える…!

『よかったですね!先輩…!』

『でも、どうして?』

 

『別に何もしてない…。ただ、謝ったんだ』

成瀬は驚きでぼう然としながら答えた。

 

みんなの想い

その夜、成瀬は本郷からあるものを渡される。

 

幸保は、成瀬がここを去ったらどれだけ作業効率が落ちるかまとめた上申書。

桜庭(北村匠海)は、母親に調べてもらった優秀な弁護士の紹介リスト。

美月と深澤は、成瀬の訴訟と似たような判例をまとめたもの。

 

『おせっかいな奴らばかりだな』

 

本郷が教えてくれなければわからなかった。美月たちがそんなことをしていてくれたなんて…。

 

成瀬はガラスの向こうで忙しく患者と向き合う美月たちの姿をじっと見つめていた。

 

これからは

翌日、成瀬はみんなに寮の屋上に連れていかれた。

用意されていたくす玉の紐を引っ張ると、

「祝!成瀬訴訟取り下げ!」と書かれていた。

 

ちっとも嬉しくなさそうな成瀬に、美月はひと言を求める。

 

すると成瀬はビールを一気飲みし、美月たちの仕事のダメ出しを始める!

美月たちに足を引っ張られないよう、これからはビシバシ鍛えることにしたようだ。

 

『覚悟しとけよ』

『先輩こそ!絶対追い抜いてみせますから、覚悟しといてくださいよ』

 

美月が宣戦布告すると、仏頂面だった成瀬の顔が少しだけ緩んだ。

ひさしぶりに見る成瀬の笑顔に、美月は嬉しくなる。

 

こうして最初はバラバラだった救急メンバーも、いいチームになってきたようだ。

 

ドクターカー出動!

でも昼間も働き始めた美月は寝不足ぎみで、あくびを連発。

そんなある日、工場で事故が起き、複数の負傷者が発生!ドクターカーの要請が入る!

 

『俺にも行かせてください!』と自ら志願して現場に向かう深澤。

『俺はチキンでもハムスターでもなく、救急医になりたいんだよ』

 

でも初めての凄惨な事故現場を見た深澤は恐怖と不安でいっぱいになり、美月の異変に気づかない。

 

立ちくらみを起こした美月は資材置き場から落下してしまうのだった…!

 

 

──6話につづく!──

 

 

『ナイト・ドクター』5話の感想

手術同意書、私も何度か説明をされたりしたことがありますが嫌なもんですね〜。

質問ありますか?と言われてもよくわからないし、

子どもが目の手術をしたときに、目を触ると呼吸が止まるらしく、え!?これって大丈夫なの?と不安になりました。

 

他にも失敗したらこうなるかも、ああなるかもとリスクがたくさん書かれていて…。

あの時のことを思い出すと、無事に成功してよかった〜!と、数年たった今でも思います。

 

一見嫌味ばかりの成瀬も、内心いつも不安だったんだろうな…。

患者やその家族から何も言われないように、自分にも他人にも厳しくしていたんでしょうね。

 

でも成瀬が辞めさせられないよう、美月たちがそれぞれ調べたりしてくれて、ジーン…!

本郷も珍しく昼チームをギャフンと言わせてくれたり、成瀬に気づきを与えてくれたり、やっとチームらしくなってきましたね!

 

成瀬が助けた少年もすこやかに育っていて、旦那さんもいい人そうで。。

奥さんが訴訟を取り下げてくれてよかったです!

 

成瀬も、前は後輩の育成なんて考えもしなかったのにビシバシみんなをしごく宣言をして確実に変わってきてますね。

これからは笑顔の成瀬も見れるかな〜?

 

次回は美月が倒れるようで心配ですね。

昼夜逆転の仕事してるだけでも大変なのに、昼も働くなんて無茶しすぎ〜。

 

次回は深澤目線のようなので、深澤の脱チキン&ハムスター戦記になるのかな?

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(≧▽≦)

またの〜。

 

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