にこ
5話では、太陽(北村匠海)の悩みが判明。
最後のオチは必見です。笑
それではさっそく、5話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『にじいろカルテ』5話のネタバレあらすじ

Ⓒテレビ朝日『にじいろカルテ』テレビジョンより
虹ノ村で、超人気バラエティ「ぽつんと診療所」の撮影が行われた!
テレビ取材に張り切る村人たちだが、真空(高畑充希)はこの番組が東京でも放送されたら…と心配だった。
真空はまだお母さんに、病気のことやこの村に来たことを伝えられていないのだ。
でも真空たちの出番はほとんどなく、
進行役の女の子が『かわいい~』とか『癒される~』とか言っているだけで終了~。
そんな中、太陽(北村匠海)はカメラマンの男性が足から血を流しているのに気づき、手当てをする。
たいした怪我ではないが、破傷風になるといけないと思ったのだ。
『よく気づいたな~。大したもんだ』
テレビクルーが帰っていくのを見送りながら、朔(井浦新)が太陽の肩をぽんと叩くと、
『たまたま目に入っただけです。たいしたことじゃないです』
太陽はそう言って、謙遜した。
うらやましい?
一方、朔の涙を見て以来、真空と太陽は「なんかあったんだろうな~」と思いつつも、どう接していいかわからず悩んでいた。
朔は相変わらず、朝から畑仕事にいそしんでいるが。
あの馬鹿でどうしようもない朔のキャラクターが、
人に言えないくらい辛いできごとの上でやっていることだとしたら?
いや、もしかしたら本当にただの馬鹿なのかもしれないけど…。
どっちにせよ、なんかちょっと羨ましいなぁ~と太陽は思う。
『だって僕はなんにもない。普通だし』
そう言って少し寂しそうに窓の向こうを見やる太陽を見て、真空は首をかしげる。
そこに霧ケ谷に連れられて、火の見櫓から落ちて肩を脱臼した男性(脇知弘)がやってきた。
脱臼の痛さは半端ない。
朔が大暴れする男性の関節をはめると、あっという間に痛みはなくなり、太陽は手際よく三角巾をしてあげた。
激しい2人
その夜、3人は一緒に台所に立ち、ご飯をつくった。
でも朔は、真空が乱暴にきゅうりをめん棒でたたき割っているのが気になってしょうがない。
あまりにチラチラ見るので、
『それ、やめてもらえます~?』
と真空と朔は言い合いに。
『だいたい、真空先生は感覚にムラがあるんだよなぁ』
『そうですか? たしかに通知表に気持ちにムラがあると書かれたことはありますが…』
『だろ?』
『だろ?? そっちはどうなんですか?』
『俺はさ、好き嫌いが激しすぎるって言われ続けてるけどな。
なあ、太陽くんはどうだった?』
でも太陽は聞こえているはずなのに、後ろを向いたまま、こちらを振り返ろうともしなかった。
朔の告白
夕食後、太陽の様子が変なことに気づいた朔は自分のせいだと思い、過去について話し始めた。
ここに来る前、朔は大学付属の総合病院に勤めていた。
朔は結婚していて、奥さんの名前は沙織(佐々木希)。
元気で明るくて、めっちゃ綺麗な人だった。
大好きだった。
この人と結婚して、ほんと幸せだなぁと思っていた。
真空は途中で、『無理しなくても』と言った。
太陽も隣でコクコクとうなずいた。でも、
『いいや、無理する!おまえらに気を遣わせるのが嫌なんだ。だから無理する』
朔は話をつづけた。
ショッピングモールで爆破事件が起こり、朔がトリアージをすることになった。
そこには沙織もいた。
軽い傷だと思ってた。
本人も大丈夫だと言った。
朔はテントに戻って、犯人の処置にあたった。
でもその間に、沙織は亡くなってしまった。
この村でそのことを知っているのは、霧ケ谷だけ。
朔がほかの人には黙っていてくれと頼んだのだ。
それは、勝手にわかりやすい物語にされてしまうのが嫌だったから。
「かわいそうな死に方をした奥さん」
「自らの手で奥さんを殺してしまったようなもんで、犯人を助けた医者」
「ああ、なんて悲しい話なんだ。もう痛ましい、痛ましい、こんなの耐えられなーい!」
朔は、そうやって自分が勝手に語りやすい物語の中に閉じ込められるのが嫌だった。
そこにいる限り、自分も沙織もずーっとその物語の登場人物。
沙織は「かわいそうな死に方をした奥さん」、それだけになってしまう。
でもそれは死んだひとに失礼だ。
だって沙織は事故が起きるまでずっとずっと幸せで、いつも笑っていたから。
それなのに最後の出来事だけで、かわいそうな人にされてしまうなんて。
『俺、な~んにも後悔してない。
犯人を助けたことだってなんも思っちゃいない。
だって俺、医者だしさ』

Ⓒテレビ朝日『にじいろカルテ』テレビジョンより
朔はぐるぐるテーブルの周りを歩き回るのをやめ、太陽と真空の間に入って話し続けた。
とにかく、朔は沙織といた頃のように、笑って過ごしたいと思った。
だってあの町にいたら、ラーメンの大盛り食べてても『大丈夫?』と心配されてしまうから。
だから朔は、誰も知らないこの村にやってきたのだ。
『まあ、そんな感じ。たいして深くもなくてごめんな~。
俺は昔から、なんも変わんない。こんなやつなんだよ』
そう言って笑う朔の手を、テーブルの椅子に座ってにこにこと話を聞いていた沙織が優しく包む。
まるで「よく頑張ったね」と朔をいたわるように。
朔にも真空にも見えないけど、太陽には見えた。
『もう気ぃ使うなよ、太陽選手』
『…は、はい』
太陽はうなずくと、目の端に浮かんだ涙を手で拭った。
残りの半分
その後、太陽は寒空の下、診療所を飛び出し、ひたすら走り続けた。
真空がは~と白い息を吐きながら、外に出ると、朔が闇の中でぼんやり座っていた。
『俺、間違ったのかな…。
太陽を楽にさせてやろうと思って言ったのに、もしかしてかえって辛くさせちゃった?』
それに対し、「半分は正しかったと思う」と真空は答える。
太陽は朔のことを心配していたから。
でも太陽がモヤモヤしているのは、たぶん朔とは関係ない、全然違うもの。
さっきの話でその半分のほうをもっと辛くさせてしまったのかもしれない。
それを知り、朔は『なんだよ、せっかく頑張って告白したのに。聞いただろ?あの長ゼリフ』と、ブーイング。
真空は笑って『そういうとこ、好きですよ』と言った。
『…告白?』
『違います』
そう言うと、真空は朔が抱えていたお馬ちゃんの椅子に座ってみたいと頼んだ。
『しょうがないな。まったく…』
朔はお馬ちゃんの背に座ると、『おいで』と自分の太ももを叩いた。
『あはは!ばか 』
真空は笑って去っていった。
太陽の叫び
数日後、「ぽつんと診療所」の放送日がやってきた。
村人たちがにじいろ商店に集まると、太陽宛ての大きな荷物が届いていた。
それはこの前、太陽が手当てしてあげたカメラマンの男性から。
あの時、男性は「時間ないからいいよ~」とめんどくさそうだったのだが、かかりつけのお医者さんに話したら、「それは感謝しなきゃだめだよ、命の恩人だよ、その人は」と言われたのだという。
男性から送られてきたシャンパンを飲んだ太陽は、いつの間にか泥酔!
自分は基本的に優秀で、間違ったことなんてしないし、正しいと言い出す。
『でも、でもね、それだけなの。それだけなんですよ。
普通普通普通、普通な優秀。優秀な普通なんです 』
太陽は立ち上がると、
酒盛りしている村人たちの周りをぐるぐる回り、みんなに絡み始めた。

Ⓒテレビ朝日『にじいろカルテ』テレビジョンより
『怒られたこともないし、個性もないし。
みなさん、通知表もらったことあります?』
『あるある』
『ある!』
『俺、ずっとオール4なんですよ。マジつまんない!つまんなくないですか?』
『つまんなくないよ!』
『担任が書いてくれる欄なんて、すっごい短いの。印象がないの、印象が。
特に問題ありません。って、そんなに問題ねえのかよ!』
それにこの村の人たちは、みんな何かある。
特別感とか、ドラマ的な何かとか。
ここもここもここも、みんなある。
『ないのは俺だけじゃん!』と太陽は叫んだ。
『何もないのがいいじゃんとかいうけど、
その若干上から目線なかんじがどれだけ何もない系の人間を傷つけていることか。
あんたらにはわかんねぇんだよ!
…以上です 』
それを最後に、太陽はぶっ倒れた。
『すいません、うちの太陽くん、ちょっと馬鹿になっちゃって』
朔がフォローのつもりで言うと、
『誰だ!今、馬鹿って言ったの!』
晴信(眞島秀和)が泣きそうな顔で怒鳴った。
晴信にはわかるのだ、太陽の気持ちが。
すると次々に、『俺もわかる』『俺だってそうだよ!』とまじょたくくん(池田良)とじじーずの次郎(半海一晃)が名乗りをあげた。
そんな中、「ぽつんと診療所」が始まった。
インタビューにまじめに答える太陽に対し、
『そこは普通なんですね』とレポーターの女の子がグサリ。
そこでテレビ画面が固まり、村人たちは大騒ぎ!
これは「普通」と言われた太陽の怨念なのか?
3人娘からのお願い
翌日、太陽は、嵐(水野美紀)と氷月(西田尚美)、雪乃(安達祐実)の3人に呼び出され、にじいろ商店に行った。
「虹色放送局」という村の放送があるのだが、最近はお葬式のお知らせぐらいしかしていないので、これからみんなで順番にDJをしていこうという。
その初回、第1回目をぜひ太陽にお願いしたいというのだ。
『やって、くれるよね?』
ダメ押しで雪乃が太陽のほっぺに人差し指をツンして、にっこり見つめると、
『やってくれるよね?』と嵐と氷月も可愛い顔で太陽に迫る。
『わ、わかりました…』
太陽が承諾すると、3人は大喜び。
『でも俺が普通っていうか、つまらないっていうのは知ってますよね?』
『…え?なんのこと?』
3人は手でハートマークをつくり、唇をとがらせた。
自分で直せ!
診療所に戻った太陽は、昨日自分が何を言ったのかわからなくてモヤモヤ。
でも真空と朔は『面白かったよね~』と笑って言うだけ。
『面白いことなんて言わないですよ』と太陽は憤慨する。
『いやいや、じゅうぶん面白いよ、君は。
あ、動画あるよ。見る?見ない?どっち?』
『え~、う~んと、見る』
『うっそ~。でもやるんでしょ?ラジオ』
すると太陽は、きっと自分がすごくマイナスなことを言ったから励まそうとしてくれているのだろうと、ラジオのDJを断ろうとする。
それを聞き、朔は『太陽』と珍しく厳しい口調で言った。
『屈折はみんなしてるけど、それは曲がりすぎだろ。
自分で直せ。”お前ならできるだろ” 』
太陽が素直にうなずくと、
『うん!食べよう食べよう!』
明るい声で真空が言い、3人はまた夕食を食べ始めた。
太陽デス!
こうして太陽は、虹色放送局のトップバッターを務めることになった。
昼の12時。
太陽の声が、村中に響いた。
そこでも太陽は、
『あまりしゃべるのうまくないし、なんか普通で…、つまんないし、すいません』
と謝る。
でも太陽が高校の時につくったという曲を聴き、みんなは驚く。
『聞いてください、” 俺以外 ”』
がガガガガガガガガガ…
ヘビーメタルな出だしと共に、響きわたる太陽のデスボイス。
〽俺以外皆死ね 俺以外皆クズ
デスデスデスデスデスデスデス…
死にたくないやつ叫べ
命乞いして皆死ね
皆が驚いたり、あぜんとしたり、耳をふさぐ中、
畑仕事をしている朔の目の前に、『なにこれ、笑えるね~太陽くん』と沙織が現れる。
朔がサングラスを外して『最っ高だろ!』と笑うと、『最高!』と沙織。
『わかるよ、太陽くん』と晴信は涙ぐみ、次郎はノリノリで踊りだす。

Ⓒテレビ朝日『にじいろカルテ』テレビジョンより
〽俺以外 俺以外 俺以外 俺以外 俺以外…
デ~~~~ス!!!!
俺以外死ね!
『どこが普通なんだよ。よく看護師になれたな…』
真空は笑いながらツッコむと、また虹ノ村で起こったことを絵に描いた。
~6話につづく~
https://twitter.com/standardfilm2/status/1362396452505358338?s=20
https://twitter.com/nijiirokarte/status/1362385174831398914?s=20
『にじいろカルテ』5話の感想
『デ~~~~ス!!!!』って、最強ですね。
最後の曲、見事に裏切られてニヤニヤが止まらなかった。
ほんと全然普通じゃないじゃん、太陽くんにだけ見えてないだけじゃんって思いました。
悩みなんてなさそうに見えても、みんな何かに悩んだりしているように、
普通なひとなんているのかな?って思う。
外に出ないとそれが方言だと気づかないように、
自分のことって案外見えてないものなのかも。
あの曲を、つまらないものとして村中に流せる太陽くん、強者だわー。
気になった方はぜひTverなどで聞いてみてください。
でも今回は、ぐるぐるみんなの周りをまわるという演出が多くて、気になったなぁ。
回るのは太陽くんだけかと思ったら、真空も朔も回ってた。
演出の深川さんは独特な演出をされる方らしく、台本にないこともその場のフィーリングでどんどんやっていく感じらしい。
だから独特な緊張感とか、ゆるゆる感とか、時折びっくりするようなことがあるのかな。
朔が話してるときに、沙織さんの幽霊が現れてお茶飲んだり、微笑んだりするのも、台本にはないことだったのかな~?
その時の沙織さんがめっちゃお茶目でにこにこしてて、可愛かった。
それに朔先生、真空に「おいで」って膝抱っこしようとするの、なんなん???
ほんとに真空が座ったら、浮気じゃん~?と、動揺してしまいました。
だれかに優しくしたくなったのかなぁ。。
太陽くんの屈折は頑固で、そうそうすぐには直らないと思うけど、みんなに認めてもらえることで少しでも気持ちが軽くなるといいなぁって思いました。
私もそうとう屈折してるから、わかるよー!
今度は楽しいお酒が飲めますように…。
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
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