『にじいろカルテ』8話ネタバレと感想│太陽には秘密の〇〇会!こんなに想われてたら、幸せだ~!

にこ

今回は、2021年3月11日放送『にじいろカルテ』8話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

──ある夜。

 

太陽 (北村匠海) がトイレに起きると、なんだか真空 (高畑充希) と朔 (井浦新) がいい雰囲気で・・・!?

 

2人が恋愛関係にあると思った太陽は、診療所を飛び出し、外のベンチで寝てしまう。

 

しかし目を覚ますと、隣には心肺停止状態の見知らぬ男性が!

 

いったい彼は誰なのか?

 

真空たち3人はまた笑い合うことができるのか?

 

最後は涙腺崩壊すること、間違いなしです!

それではさっそく、8話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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『にじいろカルテ』8話のネタバレあらすじ

── ある夜。

ミルク色の霧がかかる山の中を、ひとりの男がゼイゼイ喉を鳴らしながら、歩いていた。

 

その霧は怪しくにじいろ診療所をも包み込み、真空(高畑充希)はなんだか目が冴えてしまい、1階に降りた。

そこに朔(井浦新)が降りてきた。

朝早く、夜も早い朔にも、眠れない夜はあるらしい。

 

真空が持病の「多発性筋炎」のページを開いているのを見た朔は、そっと真空の肩に手を置き、隣に座った。

 

『なんか不思議。私の病気のことを、私と同じくらい知っている人がいるなんて』

真空がつぶやくと、

『俺よりも”太陽”だろ』

朔はうっすら微笑んだ。

太陽は本気で、真空を悪化させないつもりでいるから。

 

『なあ、あいつ、寝てるし・・・』

 

『そうだね、なかなか時間なかったから』

2人は頬杖をつき、アンニュイな顔で見つめ合った。

 

太陽(北村匠海)がトイレから出てくると、2人の声が聞こえてきた。

『違う、そうじゃない。もっと優しく…』

 

『こうか?』

 

『そうそう』

 

『初めてか?』

 

『初めてに決まってるでしょ?』

・・・え!? まさか2人はそういう関係なの?

太陽はあまりの衝撃に尻もちをつくと、そのまま逃げるように診療所を飛び出してしまった。

 

どうしたらいいの?

『違う、違う、違う・・・。こんなんじゃ仕事に集中できないよ』

 

パジャマの上にパーカーを羽織り、マフラーを巻いた太陽は、混乱しながら山道を歩いた。

外はだいぶ明るくなっていたが、霧はまだまだ深く、朔は小石につまずいてうつ伏せに倒れた。

 

・・・どうしたの?俺。

ふと昔の嫌~な記憶を思い出し、『違う!違う、違う』と、頭を振る太陽。

 

自販機で飲み物を買ってベンチに座ると、太陽はフードをかぶり、大音量の音楽をイヤホンで聴きながら眠ってしまった。

 

ある男性の死…

朝、7時半。

真空が1階に降りると、ダイニングには誰もいなかった。

 

『あれ?太陽は?』

野菜を収穫してきた朔は、テーブルの下に太陽が隠れてるんじゃないかとキョロキョロした。

でも、いない。

『珍しいですね』

 

その頃、太陽はやっと目を覚まし、隣に見知らぬ50~60代の男性がぐったりと座っているのに気づく。

男性は既に心肺停止状態で、太陽は慌てて診療所に電話した。

 

すぐに真空たちが駆けつけるも、時すでに遅し。男性の死亡が確認された。

男性は身元がわかるようなものを何も持っておらず、霧ケ谷(光石研)も知らない顔だった。

きっとこの村の者ではないのだろう。

 

そこに、お玉を持ったままの嵐(水野美紀)が血相を変えて飛び込んできた。

もしかしたらその男性は、失踪した元旦那じゃないかと思ったのだ。

でも男性は嵐の元旦那ではなく、

雪乃(安達祐実)氷月(西田尚美)もやってきて、みんなで朝食を食べることになった。

 

でも、なんであんなところで寝ていたの?

真空に訊かれて、太陽は言葉に詰まった。

まさか本当のことは言えないし・・・。

太陽は音楽を聴いているうちに寝てしまったと、ごまかした。

 

それは抜きにしても、あの男性は裂傷もあったし、泥だらけだった。

きっとやっとの思いであそこまでやってきて、太陽が買った飲み物をひと口飲み、ベンチに座ったのだろう。

太陽は、もっと自分が早く気づいていれば・・・と、自分を責めた。

でもそれを言っても、どうすることもできない。

 

『過去は戻せないしさ。それに気づかないふりしたとか、そういうわけじゃないでしょ?』

真空が太陽の頭や肩をポンポンとなでると、

『そういうこと』

背後から真空の肩に両手をおき、朔が言った。

 

『・・・ありがとうございます』

太陽は気まずそうに少し笑みを浮かべ、うなずいた。

 

それに、太陽に助けを求めなかったということは、 その人も悪いな~と思いながら飲み物を飲んで、ホッと一息ついたんじゃないだろうか。

 

おそらく死因は 大動脈解離だから、あまり苦しまずに亡くなっただろう。

 

でもよりによって、男性が最後にカラカラの喉を潤したのが「冬瓜ポタージュ」だなんて!

「こんなの求めてねーよ!」って思ったろうねとみんなは笑いあった。

 

そんな中、男性の遺体に痣があることに気づいた霧ケ谷は、「安田たけしだ!」と叫ぶ。

 

たけしの想い出

たけしは霧ヶ谷と同い年で、親の仕事の都合で東京から村にやってきた。

家が近かったこともあり、霧ケ谷が面倒をみなくちゃいけなかったのだが、霧ケ谷はたけしが苦手だった。

東京が嫌いだった。

 

「もう嫌だ、東京に帰りたい」

たけしは学校の行き帰りも、学校でもめそめそ泣いてばかりいて、

霧ケ谷は「俺は、お前のその嫌な場所で生まれたんだ!」と、気分が悪かった。

 

でもなんだかんだ霧ケ谷は、たけしとずーっと一緒にいた。

だから、たけしがまた引っ越すことになったときには安心した。

 

けど転校する前、たけしが家に来て言った。

『ほんとにありがとーって』

『友達は霧ケ谷くんだけだった。いっぱい遊んでくれてありがとうって』

わんわん泣きながらお礼を言ってくれたのだ。

それを聞き、あんなに嫌ってたのに霧ケ谷は泣いてしまった。

 

なんで?

『会いにきたんですよ、霧ケ谷さんに。顔を見てわからなかったんですか?』

太陽は言うが、たけしといたのはもう40年も前の話だ。

 

『でもたけしさんは、友達だって、親友だって思ってたんですよね?

けど、霧ケ谷さんは違った。それって切なくないですか?』

 

きっとたけしにとっては、何十年経ってもいい思い出で、それで会いにきたんじゃないだろうか。

人生も辛いし、だから会いに来たんじゃないだろうか。

 

目を真っ赤にしながら声を張り上げる太陽を見て、

『お、おう、そうかもな』と霧ケ谷は笑ってごまかした。

 

『・・・太陽くん?』

心配そうに真空に見つめられ、はっと我に返り、太陽は立ち上がる。

 

『別に、霧ケ谷さんのこと責めてるわけじゃないんです。

ただ・・・、たけしさんの気持ち、わかるなぁって思って』

太陽はみんなに背を向けると、涙を流し、鼻をすすった。

 

霧ケ谷が東京が嫌いな理由

そもそも、霧ケ谷がなんで東京が嫌いかというと、12歳の時に母親が家を出て、東京に行ってしまったからだった。

 

「いつか必ず会いにくるから」

そう約束したのに、母親が会いに来ることはなかった。

 

霧ケ谷にとって、「東京」はお母さんを奪った場所。

この村を出ず、ずっとここにいるのも、お母さんのことを待ち続けているから。

 

いつも明るい霧ケ谷にそんな過去があったなんて・・・。

みんながしんみりしていると、警察から電話がかかってきた。

 

『 違ったって。たけしじゃなかったって』

霧ケ谷の言葉に、

『え?どういうこと!?』と、みんなはどよめき、

なんだったんだ・・・と太陽は唇をかみしめた。

 

男性は家族と一緒に水ノ村に帰省していて、散歩がてら1人で山に入っただけだったのだ!

一方、たけしはとっても元気で、今は家族もいて幸せだということがわかる。

 

霧ケ谷はみんなに話しているうちに涙が止まらなくなった。

それを知り、太陽は部屋を出て行ってしまう。

 

なんだか怪しい村人たち

『ほら、傷ついて出ていっちゃったよ~』

その後、太陽がいなくなったことをいいことに、嵐はコソコソと作戦タイム。

なになに?

1番目がキャンディーズで、2番目が聖子ちゃん、3番目が東京コミックショウ?

 

そこに太陽が顔を洗って戻ってきて、みんなは慌てて話題を変える。

『あのっ、さっきはすいませんでした』

太陽が謝っても、みんなは知らん顔で朝飯タイム。

なにやら太陽だけが知らないことがあるようで・・・!?

 

診察中も、『あ、太陽くんは』とカーテンを閉められたり、

にじいろ商店に行っても、みんな感じが悪かったり。

絶対、自分になにか隠してる!

 

太陽が疑心暗鬼になりながら帰宅すると、

『あ!ちょっと待って!ちょっと待って!』

カーテンの陰で慌てて着替える真空と朔の姿が、夕陽に透けて見えて、太陽はムッス~!

 

『あ、暑いね~!』

『寒いっす』

太陽の心はそろそろ限界だった。

 

作戦決行!

そして今日は、休診日。

太陽はにじいろ商店に呼び出され、晴信(眞島秀和)と話をしていた。

でも真空と朔、2人の関係にモヤモヤした太陽は、ちゃんと話さなきゃと思い、診療所に戻った。

 

一方、診療所には衣装を着た霧ケ谷、雪乃、氷月、嵐 & 日向(緑川翠咲)が集合していた。

太陽が戻ってくることを知った嵐たちは慌てて隠れる!

 

そんなこととは知らず、戻ってきた太陽は、

『やめてください!俺に隠れて、・・・みたいな』

と深刻な顔で話し出す。

『それは・・・』

朔が話そうとすると、

『わかってます!ずっとそうなんで。子供の時から、俺』

太陽は真空と朔に、今までのことを話して聞かせた。

 

小学生の時は仲良し3人組だと思っていたのに、誕生会で2人から「欠席」の知らせがあり、

『・・・え?』

 

中学生のときは、ずっと部活も一緒で仲良くて、3人で同じ高校に行こうと思っていた。

なのに2人はもう一緒に行く高校を決めていて、

『じゃあ、俺も』って言ったら驚かれて、

『・・・え!?』

 

高校の時は、男子男子女子の3人で、太陽はこの3人最高って思ってたのに、2人はしっかりつき合っていて、

『・・・え!?』

 

そんなばっかで、太陽はもう嫌だった。

この3人でいたい、ずっといたい。

朔と真空が恋愛関係でも、我慢する。

 

『お願いします。こんな気持ち、初めてで。

だから、お願いします』

太陽が涙を流しながら頭を下げると、

『・・・なにそれ、何、そのお願いしますって』

真空は言った。

 

私たち3人は、そんなお願いしますって言わないといけないような関係なの?

この3人は最強だって。

そんなこと言わなくても、何があっても、死んだって一緒にいたいって思ってたよ。

男とか女とか超えてるもん!

君のこともさ、朔先生のことも愛してるよ、大好きだよ。

毎朝さ、ハグしてチューしたいって思うくらい大好きだよ。

まあ、しないけどさ。

そんなめんどくさいことしたら反感買うからしないけどさ。

でも、そのくらいの気持ちなんだよ?

ああ、今日も3人でご飯食べて、一緒に過ごせるんだなって思ったら、嬉しくて涙が出ちゃうくらいで。

なのに、なんだそれは。

今の「一緒にいてください」って!

「もし2人がそういう関係だったら、俺は…」みたいなのはっ』

 

『・・・バカ野郎! 』

真空は太陽の胸を叩くと、泣きじゃくりながら抱きしめた。

 

『そっちがなんか言ったってさ、離してなんかやらないんだよ、ばかぁっ。

病気が悪化して動けなくなったって、絶対離してなんかやらないんだからっ バカ太陽~!』

 

大泣きする真空を見て、朔は太陽と真空、2人ごと抱きしめ、真空の頭をポンポンとする。

朔がぎゅっと抱きしめた衝撃で、太陽の目からたまっていた涙がぽろりと零れ落ちた。

 

すると耐えかねたように嵐たちもカーテンの陰から飛び出してきて、3人をギューっっ。

『あの なんすか?これっ』

太陽が慌てふためくと、

『誕生日だろ?おまえのっ』

朔が言った。

『ちげーし!』

 

・・・え!?

『誕生日じゃないの?』

みんなの視線が一斉に霧ケ谷に集まった。

『いやいやいや、履歴書に誕生日、3月3日って書いてあったでしょ?』

『5月5日です』

『え??』

 

霧ケ谷は、太陽の「3」の字が「5」と似ていたため、間違って覚えてしまったのだ。

霧ケ谷はみんなに袋叩きの刑にあい、せっかく練習したのだから今日お誕生会をしようということになった。

 

トップバッターは、氷月、雪乃、嵐のキャンディーズ。

太陽は、にこにこ顔で鑑賞!

 

次は、霧ケ谷!

耳が大きくなっちゃうマジックには、真顔でうんうん。

 

日向のかわいい「虹田聖子ちゃん」には、太陽だけじゃなくみ~んなにっこにこ。

 

晴信はインド人に扮し、蛇を操る人。

 

そして最後は、真空と朔の二人羽織!

あの夜、2人はこれの練習をしていたのだ。

太陽はうんうんと涙ぐみながら鑑賞した。

 

 

── あの夜。

 

太陽が寝ている横で、おじさんは「冬瓜ポタージュ」の缶を見て微笑んだ。

 

ひと口飲んで、太陽のほうを見て ぺこりとお辞儀をするおじさん。

 

 

そのまま、おじさんは腕を組み、太陽の隣で幸せそうに目を閉じた。

 

 

~最終回につづく~

 

 

https://twitter.com/nijiirokarte/status/1369996867606519811?s=20

『にじいろカルテ』8話の感想

いや~、今回は泣いた、泣いた。ぼろ泣きでした。

いつもあらすじを書きながら見るけど、書かずに最後まで見ちゃった!

この短い時間でそんな強い絆なんて生まれるか~?って、半信半疑な自分もいるんだよ。

でもそれ以上に、そんな人たちと会えたことが羨ましくて。

みんなそれぞれ、辛い過去を背負ってきたんだね。

いつも豪快に笑っている霧ケ谷さんにも、そんな過去があったんだね。

亡くなったおじさんは、たけしとは別人だったけど、たけしのこと思い出せてよかったね。

たけしさん、元気でよかったね。

そのうち、本当に村に遊びにきてくれるかもしれないね。

 

仲間はずれは嫌だよね。

大好きなひとにされたら、なおさらね。

視聴者はみんなが何をしようとしているかわかって見てるから、ニヤニヤしてしまうけど、太陽にしてみれば、ほんとにつらかったろうなぁ。

 

最後に用意していた出し物を披露するシーンが、本当に楽しそうでよかったです!

真空と朔も、二人羽織の練習をしてたんですね。紛らわしい~。笑

 

そして最後に、亡くなったおじさんも。

あんなにゼイゼイ言いながら歩いてきたのに、最後はあのベンチに座って幸せな気持ちで亡くなったんだなぁと思うと、救われる思いでした。

 

最終回の予告で、真空たち3人がアカペラで歌う「虹」が流れたのもやばかったです。

は~、ひさしぶりにドラマを見てこんなに泣いたような。

最後は雨のち晴れで、きれいな虹が架かりますように!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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