にこ
それではさっそく、7話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『にじいろカルテ』7話のネタバレあらすじ
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Ⓒテレビ朝日『にじいろカルテ』テレビジョンより
『あと、どれくらい? あとどれくらいしたら、私は何もわからなくなるの?』
まだら認知症を抱える雪乃(安達祐実)に、急に症状が出始めた。
自分の年齢がわからなくなってしまったのだ…。
夫の晴信(眞島秀和)が記録していたノートによると、
症状が出始めてから何も思い出せなくなるまで約10日。
真空(高畑充希)がそう告げると、
『…大丈夫?』
雪乃は逆に真空のことを心配した。
真空の手が震えているから…。
『ごめんね、キツいこと言わせちゃって。頑張ったね』
雪乃に言われて、
『ああ、ダメだなー。患者さんに心配されるなんて』
真空は目を覆うと、失敗したーというように笑って言った。
そんな真空に合わせるように、朔(井浦新)も太陽(北村匠海)も軽口を叩いて、場を盛り上げる。
『これから 往診に行くんですけど、一緒に行きませんか?』
真空たちは雪乃と共に、にじいろ号に乗って往診に出かけた。
山下のおばあちゃん
まずは、山下のおばあちゃんの家。
特に問題はないが、外出も減り、めっきりやる気もなくしてしまったようだ。
『今度、うちの畑を手伝いに来てよ』
朔が誘っても、山下のおばあちゃんは『息子が心配するからね~』と浮かない様子。
『山下のおばあちゃん、腰が良くなったらいいと思うんだけどね』
朔は隣にいた雪乃にそっと囁いた。
古くから伝わる婚礼の儀式
次に4人がやってきたのは、山奥に住む佐和子さん(水野久美)の家。
佐和子の畑は雑草だらけだけど、古代小麦もあれば、レモングラスもある。
楽しくなった朔は、畑に水をまきまくった。
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Ⓒテレビ朝日『にじいろカルテ』テレビジョンより
一方、家の中を見て回っていた雪乃は、1枚の古い白黒写真に目を留める。
それは、佐和子の婚礼写真だった。
実は昔は、虹ノ村の人たちはみな、「虹ノ風穴」という場所で結婚式を挙げていた。
でも今はみんな、隣町の式場でするようになってしまった。
佐和子によると、雪乃もそうだったらしい。
それを知り、結婚式の記憶がない雪乃は一瞬、顔を曇らせる…。
「虹ノ風穴」は、森の守護神前のバス停を曲がったところにある。
誰も使っていないけれど、今もちゃ~んと誰かが管理しているはずだ。
消えていく記憶
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Ⓒテレビ朝日『にじいろカルテ』テレビジョンより
その後、真空たちは、佐和子の畑でとれたジャガイモでつくった料理に舌鼓をうった。
野外で食べる料理はまた格別だ。
『佐和子先生の畑は、宝の山なの 』
朔が上機嫌で言うと、
『え?佐和子先生って?』
今、会ってきたばかりなのに雪乃が尋ね、真空たちは言葉を失う。
『あれ?また、私…。ごめんなさい』
『謝らないで』
みんなの温かい微笑みを見て、すぐに雪乃はいつもの調子を取り戻した。
でも…。
にじいろ商店に戻ると、晴信はじっと壁のコルクボードに貼られた雪乃の写真を見つめていた。
『ただいま』
雪乃が言うと、晴信はゆっくりと振り返り、微笑んだ。
『おかえり』
『じゃあ、…大丈夫?』
真空が話しかけると、
『大丈夫。 楽しかった』
窓から西日が差して、雪乃を照らす。
真空は雪乃をぎゅっと抱きしめると、太陽たちと帰っていった。
雪乃のためにできること…
その後、真空は雪乃のアルバムを見た。
── なにか、雪乃のためにできることはないだろうか?
鈍い男性陣は置いといて、真空にはなんとなく雪乃の気持ちがわかっていた。
ご飯はもう研いでしまった後だけど、今日のご飯は外食! にじいろ商店で!
店に行くと、村人たちが集まってワイワイ騒いでいた。
『みんな、ありがとう。
私の記憶が怪しくなって、落ち込んでるからだよね。ごめんね』
雪乃が涙で声を詰まらせながら言うと、
『そうだよ』
当然のように、嵐(水野美紀)が言った。
『そうだよね、ありがとう。…あれ?誰だっけ? 』
『え・・・』
『嵐ちゃん 』
『え~!それはないでしょー!』
雪乃の行動に、村人たちはまた笑顔を取り戻し、騒ぎ出した。
そして話は、みんなの結婚式の話に。
晴信はやっぱり、雪乃が1番きれいだったとのろけていた。
でも当の雪乃は、自分の結婚式の写真は見たものの 記憶がない。
『もしかして雪乃さん、結婚式したいんじゃないですか?』
真空が尋ねると、
『…え?…だって 』
雪乃は戸惑いの表情を浮かべ、目を伏せた。
佐和子の婚礼写真を見たときから、雪乃に芽生えた想い。
でも晴信の立ち場からすると、もう1度式を挙げてみんなからご祝儀をもらうのは気が引けた。
けど、今の雪乃にとっては 初めての結婚式だ。
雪乃の残念そうな顔を見た晴信は『やりましょう!』と思わず、言っていた。
村の歴史ある婚礼「虹ノ風穴」でやりたいという雪乃。
それを聞き、
『ほ、ほ、本当か!?』
虹ノ風穴を代々守ってきたじじーずの博(モト冬樹)が興奮して泣き出した。
そのくらい長い間、誰にも使われていなかったのだ。
ご神体のお世話
さっそく博の指導のもと、結婚式の準備が進められた。
『これから結婚式までは、交代でご神体の世話をする。
ここに祭られているのは、由緒あるご神体だ。大切にしなくてはいけない』
博がみんなに説明している陰で、
掃除をしていた次郎(半海一晃)がご神体を水の中にボチャーンと落としてしまう。
次郎は こっそり近くにあった石を置いてごまかした…。
婚礼衣装
一方、女性陣は婚礼衣装を見て、盛り上がっていた。
その中には、生き生きとした笑顔の山下のおばあちゃんの姿も。
『ほら、当ててみて』
雪乃は、山下のおばあちゃんに言われるままに、着物を合わせてみた。
とても雪乃に似合っていた。
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Ⓒテレビ朝日『にじいろカルテ』テレビジョンより
村のしきたり
その頃、新郎の晴信は 男性陣に捕獲され、木の檻(おり)に入れられ、山のお堂に運ばれていた。
新郎は結婚式までの間、山のお堂で神様にお仕えしなければならないのだ!
今は冬だというのに…!
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Ⓒテレビ朝日『にじいろカルテ』テレビジョンより
その後、日出夫(泉谷しげる)たちの魔の手は、真空のもとにも!
村のしきたりにより、真空は「馬の役割」を任されることに。
馬の役目は、結婚式までの間、新婦のお世話をすること。
村にはほかに未婚の女性がおらず、真空にお鉢が回ってきたのだ。
いきなり、馬のかっこうをさせられた真空は『なんで私が…』と複雑そう。
でも、
『俺が見た中で一番似合う!ありがとう…!ありがとう…!』
博に泣いて感謝されては断るわけにもいかないだろう。
みんなから拍手が起こり、調子に乗った霧ヶ谷は、式の様子をYouTubeであげることにした。
そうすれば、虹ノ村で式を挙げたいという人が出てくるかもしれない!
新郎に会いに…
さっそく真空はリヤカーに雪乃を乗せて、山のお堂まで連れて行った。
近くまで送ると、階段からは雪乃ひとりで行かなければならない。
雪乃は、寒さで凍える晴信に温かいものを差し入れた。
一方、ご神体のお世話をしていた日出夫は、
『なんかイマイチなんだよな~』と、ご神体の位置を直しているうちに ボチャーン!
石を落っことしてしまい、慌てて近くにあった石を置き、ごまかした…。
病気だからこそ、できること
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Ⓒテレビ朝日『にじいろカルテ』テレビジョンより
── 結婚式まであと4日。
雪乃は不安だった。
みんなが自分のために一丸となってやってくれるのは嬉しい。
けどその反面、こうして話していることすら、雪乃は忘れてしまうかもしれないのだ…。
でも『わからないですよ、そんなこと』
リヤカーで山道を上りながら、真空は言う。
『医者としてはどうかと思うけど、わかんないですよ、そんなの。
記憶はなくなってしまっても、体が全部それを忘れてしまうとは言い切れない。
それに、忘れてしまったら 何度でも結婚式をすればいいんですよ。
何度も結婚式ができるなんて、素敵なことじゃないですか。
雪乃さんの病気じゃなければできないこと。
病気だからこそ、できる幸せじゃないですか。
…そうでしょ?』
『…ありがとう』
『ありがとう』
雪乃は小さな声で何度もつぶやいた。
それから雪乃は階段をのぼり、晴信に身体を拭いてもらおうと温かいタオルを渡した。
仲睦まじい2人の様子を、真空は遠くから見守った。
結婚式効果
そんな中、山下のおばあちゃんが診療所にやってくる。
結婚式の準備でやる気を取り戻したおばあちゃんは、ここまでシルバーカーを押して1人で歩いてきたのだ。
見ると、待合室はおじいちゃん、おばあちゃんでいっぱい!
みんな、雪乃の結婚式に参加しようと、痛いところは今のうちに治しておこうと思ったのだ。
今日のご神体のお世話は、霧ヶ谷の番。
ここぞとばかりに、霧ヶ谷は神主姿の自分を撮り、YouTubeにあげようとした。
そのとき…、
『あ!』 ドボーン!
またしても石が落ち、霧ケ谷はそぉっと小さな石を置き、
『神様のお手伝いやってまぁす♪』
何事もなかったかのように撮影を続けた。
ありがとう
── 結婚式まであと2日。
今日 会ったら、結婚式まで晴信には会えない。
雪乃は、覚悟を決めたようなまなざしで言った。
『晴信くん、私ね。君に愛されて、とても幸せだよ。愛してくれて、ありがとう』
『…こちらこそ。何度も素敵な出会いをさせてもらって、俺は最っ高に幸せです。ありがとう』
『また好きになってくれる?』
『もちろん。好きが、どんどん増えていってるよ』
『…ありがとう。私さ、婚礼の衣装、すっごい似合うと思うよ。惚れ直しちゃうと思うよ』
『楽しみだな』
雪乃は笑いながら、下を向いて指で涙をぬぐった。
空は少し暗くなってきている。
暗くなったらもう会えないことになっている。
『気をつけて』
木の格子をつかむ晴信の手に、名残惜しそうに手を重ね、
『…じゃ』と去っていく雪乃。
晴信はそんな雪乃の後ろ姿が 見えなくなるまで見送った。
私へ ──
そして結婚式まで、あと1日。
準備も大詰めを迎え、村人たちのテンションは最高潮。
そんな中、雪乃は一瞬、自分が何をしているのかわからなくなる…。
『・・・どうしよう、真空先生』
雪乃は真空にお願いして、ビデオメッセージを撮ってもらった。
結婚式当日
── 結婚式当日。
婚礼衣装を身にまとった雪乃を見て、真空たちはキャーと歓声をあげる。
でも雪乃の様子がおかしい。
『なんですか、これ・・・』
雪乃はすべてを忘れ、混乱に陥っていた。
『大丈夫、私たちずっと友達だから』
『怖いよね、いきなりこんな格好していたら』
真空たちは、泣き出す雪乃に駆け寄り、声をかけた。
きっとまた・・・
後日、山下のおばあちゃんが診療所にやってきた。
おばあちゃんは真空の顔を見ると、にこにこ近寄ってきて真空の手を取った。
『ありがとう。婚礼の準備、楽しかったわね~。
またあるんでしょ?生きる楽しみができたわぁ』
── そう。今回はできなかったけど、生きていれば「また」、きっとできるよね?
何度でも君に恋をする
その頃、雪乃は真空が撮ってくれた写真を見ていた。
記憶をなくしてから、何度繰り返し見たことだろう。
婚礼の準備の様子、そこに写っている幸せそうな自分の笑顔…。
そこには、記憶をなくす前の雪乃から 今の雪乃へ、メッセージが残されていた。
『また、それ?』
『・・・はい』
晴信に訊かれ、雪乃はぎこちなく答える。
これを見ている、私へ・・・
何もわからなくて、世界中のことがわからなくて、不安でしかたないと思う。
でも、大丈夫だよ。 みんな、あなたの味方だよ。
あなたはとっても幸せ者です。
だから、心配しないで。
安心して。
大丈夫。 そこがあなたの、居場所だよ…
いつしかビデオの中の雪乃は泣きじゃくっていた。
それを見つめる、今の雪乃。
『幸せだな、俺は』
テーブルを挟んで目の前に座っている晴信が、穏やかな声で言った。
その言葉に、雪乃は視線を上げ、晴信の顔を見る。
『 何度も何度も 君と出会えて 』
雪乃は黙って、少し恥ずかしそうに目を泳がせた。
『あっ…、今の、いい感じだったよね? 恋に落ちた?』
『いや、そこまでは。…でも、好感は持ちました 』
雪乃の言葉に、『やった…!』と晴信は嚙みしめるようにガッツポーズ。
そんな晴信を見て、雪乃は笑ってしまう。
くすぐったくなるような2人の恋は、まだ 始まったばかり ──。
ボチャーン
その頃、虹ノ風穴では、博がしみじみとしていた。
雪乃のおかげで、長い間行われていなかった伝統婚礼が復活したのだから…。
でもふと見ると、なんだかご神体の石が小さくなっているような…。
博は触って確かめようとして、うっかり水の中に落としてしまう。
『ああ…っ』
博は痛恨の極みの表情で天を仰ぎ見ると、近くにあった石を代わりに置いた。
~ 8話につづく!~
https://twitter.com/nijiirokarte/status/1367263523244437505?s=20
『にじいろカルテ』7話の感想
石が落ちるのが面白かった~!(≧▽≦)
まさか代々、洞穴を守ってきた博まで、最後にご神体を落としてしまうなんて。笑
みんな、このことは死ぬまで言わなそうだし、今までも何度も石は入れ替わってそう。
結局、大事なのは、そこを大切に想うひとの気持ちなのかもしれませんね☆
そして、雪乃さーん!
まさか、結婚式当日に記憶がなくなってしまうとは…。
ドラマが始まる前に雪乃の婚礼衣装姿がアップされていただけに、こんな結末になるとはショックでした(>_<)
でも婚礼までの様子はしっかり写真の中に残っていて、その中の雪乃は幸せそうに笑っていて。
そこに今回は、自分自身のメッセージが加わることでめちゃ説得力を増していました。
過去の自分から、今の自分へのメッセージ。
たとえ覚えていなくても、こんなに心強い存在はないんじゃないかな。
悩んでいるときに、過去の自分の日記や手紙を偶然見つけ、励まされた時のような。
そんな感覚を思い出し、涙が出そうになりました。
山下のおばあちゃんも、結婚式の準備で元気になってよかったですね~。
結婚式が行われなくても、「またできるのね~」って言ってくれる温かさ。
すごく切ないシーンなのに、おばあちゃんが繋いでくれた手からあったかいものが伝わってきて、ジーンとしました。
次回は、真空と朔がいい感じに!?って、ほんとにー!?
前もいい雰囲気なときはあったけど、もしほんとなら、太陽は辛すぎですね~(>_<)
いったい3人の関係はどうなってしまうんだろう~?気になりますね!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
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