にこ
今回の主人公は、おじさま(草刈正雄)ではなく、ピアニストの日比野(平山浩行)さん。
ある日、お母さんから猫のマリンの世話を押しつけられた日比野さんはペットショップで、おじさまと再会します!
でも実は、日比野さんはおじさまの才能を妬んでいて…!?
マリンの声は、松本穂香さんが担当!マリンはどんなことを考えているのでしょうか?気になりますね(=^・^=)
それではさっそく7話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『おじさまと猫』7話のネタバレあらすじ

出典:『おじさまと猫』公式ツイッター
ある日、ふくまる(声:神木隆之介)が座布団の上にひっくり返って気持ちよさそうに寝ていると、蓮見(東根作寿英)さんが訪ねてきた。
蓮見さんは、神田(草刈正雄)の復帰を陰ながら応援してくれている人のうちのひとりだ。
神田は先日、ひさしぶりにピアノのコンサートに行ってきたと日比野奏(平山浩行)のチラシを見せた。
でも神田は客席にいるだけで体調を崩してしまい、演奏を最後まで聞くことができなかった。
こんな状態ではやはり、復帰は難しいだろう…。
神田は蓮見さんに謝った。
『いえいえ、でもちょっと驚きました』
『え?』
そう言って蓮見さんはキャットタワーで寛ぐふくまるを見る。
『先生にあんな可愛らしい家族ができていたなんて 』
実は蓮見さんは猫を3匹も飼っていて、大の猫好き。
『うちの猫はお客様がくると隠れてしまうんですよ。
ふくまるくんはいい子ですね~』
すると、ピョンっとふくまるが飛び降りてきてくれて、蓮見さんは大喜び。
『撫でてもいいですか?』
『もちろん』
『うわぁ~かわいいなぁ~』
神田は妻を亡くしてから、こんなふうに幸せを感じることなんてないと思っていた。
でも今はふくまるのおかげで、毎日幸せだ。
『君の おかげですね』
蓮見さんは優しくちょいちょいと、ふくまるの喉元をなでると、神田のほうを振り返った。
『先生はちゃんと変わっていますよ』
神田は前よりずっと生き生きしているし、日比野のコンサートだって、前なら断っていたかもしれない。
『私は信じています。先生が一歩を踏み出す日がくると。
どうか焦らずに、今の時間を大切になさってください』
── その「一歩」がいつのことになるかはわからない。
でも蓮見さんの言うように、
ふくまるのおかげで自分は前を向けているのかもしれない。
『ありがとう、ふくまる』
神田は蓮見さんを見送ると、ふくまるに頬ずりしながら家の中に戻った。
日比野とお母さん
一方、日比野は、この前神田が自分のコンサートの途中で出ていったことに気づき、苛立っていた。
日比野は今まで神田を追い越すために、何万回も、何百万回もピアノを弾き続けてきた。
賞だってたくさん受賞した。
それなのに、俺のピアノは最後まで聞く価値がないというのか…。
『ふざけるなぁ!!!』
日比野が叫ぶと、ピンポーンとチャイムが鳴った。
やってきたのは、日比野の母親(朝加真由美)だった。
『あなた、この前、コンサートだったんでしょ?なんで呼んでくれないの?悲しいわぁ』
そう言いながら、お母さんはソファに座り、コンパクトミラーをのぞき込む。
大体、母は口ではそう言うものの、チケットを送っても来たためしがないのだ。
『それで、今日はなんだよ』
日比野が用件を促すと、
『はい、これ』
母は日比野にキャリーケースを見せた。
『なんだよ、これ』
『猫ちゃんよ』
引っ越し先のマンションがペット禁止で、ペットショップも引き取ってくれないからもらってほしいというのだ。
『はあ?ちょっと待ってくれよ』
驚く日比野に、母は平然と『もう、いらなくなっちゃったのよ~、あなたにあげる』と告げる。
昔からそうだった。
子どものころ、日比野が今日のコンクールに来てほしいと頼んでも、母は新しい彼氏とのデートを優先する。
『じゃあね』と軽い調子で出ていこうとする母に向かって、
『ふざけるな!』
日比野はキレた。
『生き物はおもちゃじゃない、生きてるんだ。傷つくんだ。
責任をとれないなら、金輪際生き物を飼うな』
『…だからあなたに頼んでるんじゃない。お願いね』
『…くっそ』
日比野は幼いころ可愛がっていた犬のことを思い出し、ふーっと深いため息をついた。
猫グッズを買いに
その後、キャリーケースの中を覗いた日比野は驚く。
『なんだこの猫、ブッサ…!
あいつ、なんにも持ってきてないけど、ちゃんとご飯もらってんのか?』
日比野は、数日預かるくらいのつもりで、ペットショップに猫グッズを買いに出かけた。
でも猫を飼うのが初めてな日比野は、必要なものがわからない。
キャットフードひとつとっても、なんでこんなに種類が豊富なのか。
トイレの種類も多すぎる。
トイレの砂の違いとか、猫にわかるのか?
日比野が困っていると、店員の佐藤もみじ(武田玲奈)がやってきた。
マリン(声:松本穂香)の写真を見たもみじは、先日、引き取ってほしいと言われた猫だと気づき、『引き取ってくださる方が見つかってよかった』と大喜び。
『猫ちゃんのことならなんでも任せてください!』
もみじにピカピカ輝く目で見つめられ、日比野は預かっただけだとは言えなくなってしまった。
その後、日比野はもみじに勧められるまま、猫グッズを大量に購入。
数時間前までピアノを練習していたはずなのに、この展開はなんなんだ?
日比野は自分の外面のよさを恨むのだった…。
その時だ。
荷物を持ちすぎた日比野はバランスを崩し、転倒!
床の上にひっくり返ってしまう。
『大丈夫ですか!?』
── ダッサ~。カッコ悪ぃ~…
日比野は床にばらまかれた猫グッズを拾いながら、最近の自分のダメさ加減に情けなくる。
── 俺だって、俺だってずっと頑張ってきたのに…。
日比野は頑張れば、子供のころから憧れを抱いていた神田を追い越せると思っていた。
だが上達すればするほど、才能の差を思い知らされるばかり…。
どれだけ手を伸ばしても届かない。
憧れはそのうち、憎しみに変わった。
── お前さえ、いなければ。お前さえ…。
『大丈夫ですか?』
その時、聞こえ覚えのある声がして、日比野は顔を上げる。
そこに立っていたのは、心配そうに日比野を見つめる神田だった!
神田との再会
── なんでこんなところに、神様の最高傑作と呼ばれた男がいるんだよ…
でも、ふと見ると神田のかごには、猫じゃらしがいっぱい!
神田は床に散らばった猫グッズを拾い集めてくれた。
さらに神田がふくまるのおもちゃを買いにきたことを知ったもみじは、神田に「すいすいチュ~チュ~」を勧める。
そんな2人のやり取りを見て、
「そ、そっくりさん? いや、間違いない、本人だ」
と、日比野はど緊張。
── どうしよう。
ずっと勝手にライバル視してきたものの、ほとんど会話したことないし、そもそも認識されてるのか?
日比野が落ち着きなく視線をさまよわせると、
『あの…、日比野奏さんですよね。
覚えていないかもしれませんが、私、神田冬樹です』
なんと神田のほうから挨拶してくれた。
これには日比野も思わず、にっこり!
よ、よかった~。ちゃんと覚えられてた~。
ていうか、当然だろ。俺は有名人だぞ。
さあ、ピアニスト同士、音楽の話に花を咲かせようじゃないか!
日比野は笑顔をつくり、神田を見つめた。
『日比野さん』
『なんでしょう』
『猫、飼ってるんですね』
神田の話題は音楽について、ではなく、猫についてだった。
『実はこの方が、あのお断りした猫ちゃんを引き取ってくれたんですよ!』
『え、あの猫を?』
『そうなんですよ!しかも今まで猫を飼ったことがないのにですよ~』
もみじの言葉に、神田は感心しきり。
『日比野さん、いい人ですね』
日比野が褒められてぽかんとしていると、
神田は初めてならわからないことも多いだろうし、日比野の家に一緒についていくという。
日比野が戸惑っていると、
『大丈夫ですよ、日比野さん。今日は休日ですから』と神田。
── そういうことじゃないだろ?
『ご厚意に甘えましょう!』と、もみじ。
── タッグを組むな!
『その猫ちゃん、どんな猫ちゃんなんですか?色とか、模様とか』
神田は猫の写真を見たがった。
でも日比野が見せようとすると、やっぱりこれから会えるのだからいいと辞退する神田。
『ね、そうしましょ』
『そうですね』
朗らかにもみじと話す神田を見て、おまえ、そんな性格だったのかよ…と日比野は呆れるのだった。
最初の一歩
その後、神田は日比野と一緒に大量の猫グッズを抱え、線路沿いの道を歩いた。
神田が日比野とはじめて出会ったのは、今から20年以上前。
日比野はいつも近寄りがたいオーラを発していて、あまり話したことはなかった。
それが偶然、ペットショップで再会。
神田は声をかけようかどうか迷い、物陰からそっと様子をうかがっていた。
というより、第一線で輝き続けている日比野に、今の自分を見られたくなくて、神田は逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
でも、日比野がバランスを崩してひっくり返ったとき、勝手に体が動いた。
一歩踏み出すと、恐怖は消えていた。
あれほど遠くに感じていた日比野と、猫の話で盛り上がれるなんて。
踏み出すのも悪くないかもしれない…。
そう思った神田は、日比野の家についていくことを提案したのだ。
ふくまるとマリン
実は、マリンとふくまるは色こそ違うが、体形も顔もそっくりだった。
いったい2匹の関係は…?
『にゃ~ん?』
家で神田の帰りを待っていたふくまるは、何かを感じ、鳴き声をあげるのでした。
~7話につづく~
#おじさま猫
7話今日深夜放送💫今回も登場 #朝加真由美 さん💎
自由すぎて息子の日比野(#平山浩行)を困らせちゃう☹️母ですが…
ご本人は最強に格好良くて優しいお方なんです🥰!⬇️
テレビ東京・大阪
今日深夜0:58テレビ愛知
今日深夜2:05テレビ北海道
2/21(日)深夜1:356話→見逃し配信中🏃♂️ pic.twitter.com/Ik1iVrSmGq
— おじさまと猫【ドラマ公式】テレビ東京🐱👔Paraviで全話配信中💫 (@tx_ozineko) February 17, 2021
『おじさまと猫』7話の感想
今回はおじさまよりも、日比野さん中心のお話でしたね~。
子どもとの約束より自分のデートを優先、猫を飼っても引っ越し先で飼えないとわかると、もういらないからと息子に預けるお母さん。
自由奔放すぎるけど、朝加真由美さんが演じてるとなんだか許せてしまうから不思議。
なんだかんだ言いつつも、息子ならちゃんと面倒をみてくれるはずとわかっているのかもしれないですね〜。
前回はピアノを弾いてる姿しか出てこなかったからわからなかったけど、日比野さんって心の中がずいぶん子供っぽいというか、忙しいというか可愛らしい人だなぁ。
勝手にライバル視していた神田が目の前に現れて、憧れと尊敬のほうが勝っちゃうところがいい人丸出しで、一気に持っていかれてしまいました。
しかも神田の口から出てくる話題は、猫のことばかり。
神様のように思っていた人が、猫じゃらしいっぱい買ってたり、すいすいチュ~チュ~を勧められてたら、驚きますよね(^_^;)
それに実は、神田も話しかけづらくてこっそり日比野の様子をうかがっていたなんて!
シャイなのはお互いさまだったんですね~。
でも最初の一歩を踏み出した神田の勢いは強い強い。
まさか出会ったその日に、家に押しかける展開になるとは。
猫のマリンちゃんも、色は違えどふくまるそっくりで気になりますね!
ふくまるのお姉ちゃんなのかな?
だったら、ふくまるも再会できてうれしいね~~☆
マリン役の松本穂香さんの声もとてもかわいくて、神木くんとのやり取りも楽しみです!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの~。
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