『にじいろカルテ』6話ネタバレと感想│今だからこそ、伝えたい想い。大切なあなたへ⋯

にこ

今回は、2021年2月25日放送『にじいろカルテ』6話のネタバレあらすじと感想をまとめました。
真空(高畑充希)はまだ、お母さんに病気のことや、虹ノ村で暮らしていることを言えずにいました…。
打っては消し、打っては消して、送れない母へのメッセージ。
そんな中、嵐(水野美紀)と日出夫(泉谷しげる)が自宅でぐったりしているのが発見されます。
その後、ついに真空まで倒れてしまい…!?

 

娘から母へ。

 

義理の娘から義理の父へ。

 

今だから伝えたいことがある──。

 

はたして真空は、お母さんに本当のことを伝えることができるのでしょうか?

それではさっそく、6話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『にじいろカルテ』6話のネタバレあらすじ

いつものように目覚まし時計の音で目を覚ました真空(高畑充希)は、ぼんやりと寒さでくもった窓を見やる。

12月の朝はまだ薄暗い。

もうすぐお母さんの誕生日。

いいかげん、病気のことや虹ノ村にいることを言わないと…。

そうは思うものの、言葉が出てこない。

真空はインスタントカメラで虹ノ村の写真を撮り、お母さんに送ることにした。

 

村の空や神社や田んぼ、農作業中のお母さん。

もちろん朔(井浦新)太陽(北村匠海)の写真も撮ることに。

 

でも太陽は写真が苦手らしく、

『やめてやめて!撮らないで!恥ずかしいから!』と逃げ出す。

 

真空が追いかけると、『お母さん、お嬢さんをくださーい』と朔はノリノリ。

『アハハ、動画じゃないんだから』

そんな朔を能天気でうらやましいなーと太陽はにらみつけた。

『なんか暗くない?太陽のくせに・・・

思わずそう口走ってしまい、朔はあちゃー!

 

『踏みましたね、最大の地雷を!』

太陽はふせんにでっかく「くせに」と書くと、くせにポイント表の朔の顔の上にペタン!

 

子どものころからず~っと太陽は言われ続けてきたのだ。

「太陽のくせに暗い」とか「太陽のくせに晴れさせられないのかよ」とか。

ブチギレながら近づいてくる太陽を、真空は撮り続けた。

その後ろに隠れる朔。

 

でもキリがないから、真空は最後に3人で写真を撮ることを提案。

じゃあ、あれにします?新しく村のあいさつに認定されたやつ…

『知らないです。それ知らない!』

『了解!』

『せ~の!』

 

朔&真空『俺以外、皆死ね~~!! デス デス デ~ス!!!』

 

いつか来る日

Ⓒ朝日テレビ『にじいろカルテ』テレビジョンより

今日は、雪乃(安達祐実)の記憶を確認する定期診察。

自分の年齢、簡単な引き算、箱の中のものを覚える記憶力テストなど、スラスラ答えていく雪乃。

でもふと『今のが答えられなくなる日がくるのかな…、私』と不安な表情になる。

 

『そうなると思います』

『…そうですよね』

暗く沈んだ表情の雪乃に、

真空は『写真を撮りませんか?』と提案する。

「私は今、こんな人たちとこんな楽しい毎日を送ってます!」と、お母さんにわかってもらうために。

 

『そうなの?いいよ、いいよ』

雪乃に笑顔が戻ってきたところで、真空と雪乃はハイ・チーズ!

そこにちゃっかり朔と太陽も写って、逃げていく。

 

どんぐりと写真

『私も写真、撮ろうかな』

でも雪乃の写真は、旦那の晴信(眞島秀和)がたくさん撮ってくれるはず。

真空がツッコむと、

『だってあの人、写真の撮り方、間違ってるっていうか~、私のこと好きすぎるっていうか~』

雪乃は晴信が送ってくれた写真を見せてくれた。

 

それはどれも雪乃が笑っている写真ばかり。

『この、隅っこに写ってるどんぐりみたいなのが真空ちゃんでしょ?』

『…え、今、どんぐりって言いました?』

『言ってないよ』

『言いましたよね?』

『あ、忘れちゃった~』

『あ~!そういうね、病気のせいにするのは…』

『だって先生、言いましたよね?

忘れちゃうのはしかたないから、キャラとかにしちゃって笑えるようにしちゃいましょう!って』

雪乃が言うと、

それまで笑いをこらえていた朔たちは

『言いました!どんぐりがそう言ってました!』と同意する。

 

仲のいい2人

そこに、転んで泥だらけになった日向(中野翠咲)が飛び込んできた!

『お母さんと…じいちゃんが…』

うまく説明できないかわりに、日向はスマホで撮った動画を見せた。

 

どうやらこれは嵐(水野美紀)日出夫(泉谷しげる)のさきほどまでの光景のようだが…。

 

こたつに入って、咳をする日出夫。

『じいちゃん、やだ~。どれどれ?』

嵐が熱をはかろうとおでこを近づけると、ゴツン!

頭がぶつかり、そのまま2人はぐったりして動かなくなってしまった。

 

慌てて真空たちは、嵐の家に急行!

嵐たちはみごとに風邪をひいていて、

日向が診療所まで知らせにきてくれたことを知り、『あの子が~?』と感動する。

 

『しかしお2人同時なんて仲のよろしいことで』

真空が言うと、

『よくない!』と、嵐と日出夫。

 

『今、ハモってましたね』

『太陽くん、違うよ。ハモるっていうのはもうちょっとこう…。はい、どうぞ』

嵐が赤い顔で寝ている日出夫に振ると、

♪『よくな~い』

『よくな~い』

『よくなーーーい』

2人のハモりが綺麗に決まる。

 

『なんか大丈夫そうなんで帰りますね』

そう言いつつも、真空は自分の手がうまく動かなくなっていることを気にするのだった。

 

今だから言えること

一方、日向を預かってほしいと頼まれた氷月(西田尚美)は大喜び!

けど夫の霧ケ谷(光石研)はちょっと心配そうで…!?

 

お風呂から上がった日向を、タオルを持ってキャーキャー追いかけたり。

ずっと夢見ていた子どもがいる生活を満喫する氷月。

 

その頃、嵐と日出夫は、2人仲良く氷のうを頭にのせ、並んで布団に横になっていた。

でも気になるのはやっぱり、日向のこと。

スマホを自由に使えるのに、診療所に電話をするのは思いつかなかったんだろうか?

お母さんとじいちゃんが大変だって、スマホを持って走っていった日向のことを思うと、かわいいとしか言いようがない。

 

『いい子に育ってるな。ありがとう、お前のおかげだ』

柄にもなくそんなことを言う日出夫を見て、

『やめてよ、もう』と嵐は泣きそうになる。

 

『だっておめえ、逃げた男の父親だっつうのに一緒にいてくれてさ、ありがとうな』

『やめてよ、もう~!』

『こんなときじゃないと言えないだろ~?』

『普段言えよ』

 

口では乱暴なことを言いながら、嵐はそっと目の端に浮かんだ涙をぬぐうのだった。

 

真空、倒れる…!

そんな中、診療を終えた真空はついに倒れてしまう!

心配する朔たちに、これは自分の持病「多発性筋炎」の症状だと伝える真空。

 

朔と太陽は、動けない真空をベッドまで運び、ステロイドを点滴した。

でも天井裏の部屋は狭く、太陽ははしごの上に立って、朔は踏み台の上に立っての作業。

『ここは病人向きの部屋じゃなかったな』

朔が言うと、

『でも自分が生きてきた中でここが1番好き…』

真空は目をつむりながら話した。

 

真空が医者になろうと思った理由

それから血液検査の数値が戻るまで、真空は診察を休むことに。

 

ベッドで眠りながら、真空は思い出していた。

父が亡くなったとき、幼い真空に女性医師がかけてくれた言葉を。

 

『……お父さんね、最後までがんばったんだよ。…ごめん』

それを聞き、真空はお医者さんになろうと思ったのだ。

 

『お母さん、私、お医者さんになる…』

真空が言うと、母・一海ひとみ(長野里美)は笑顔で言ってくれたっけ。

『そっか、じゃあ、頑張らないとね』

 

それから真空は頑張って頑張って、ようやく救急医になる夢を叶えたのに、病気で辞めざるを得なくなってしまった…。

 

焦るな、私

手がうまく動かない真空は、ごはんも太陽に食べさせてもらう。

『恥ずかしい…』

思わず真空が本音を漏らすと、

『恥ずかしくない』

『うん』

太陽と朔はまじめな顔でうなずいた。

 

その夜。

真空は動かない手をさすりながら『焦るな、焦るな、私』と自分に言い聞かせた。

 

そのとき、ふいに外から歌声が聞こえてきた。

それは「にじ」の歌。

 

真空が歌声に導かれるようにして窓から下を見下ろすと、

村人たちが診療所の外に集まって歌っていた。

真空を励ますように、

真空に届くように、みんな笑顔で歌っていた。

真空が描いた虹ノ村のポスター。

過ごした時間のぶんだけ、知り合った人も増えて、いつの間にかそれは部屋一面に貼られるほどになっていた。

 

真空は泣いた。

静かに泣いた。

あまりに感動して、眠れなくなった。

 

階段の途中に座り込むと、朔と太陽が階段につける手すりを作ってくれていた。

太陽がココアを作ってくれて、真空はなんか元気が出た。

Ⓒ朝日テレビ『にじいろカルテ』テレビジョンより

真空は2人に、お母さんになんで本当のことが言えないのか話したくなった。

 

お父さんが亡くなってから、お母さんはひとりで真空を育ててくれた。

でもずっと働きづめで子供のことをちゃんと見てあげられなかったという後ろめたさがあるのか、真空が病気になったりすると、謝るのだ。

『ごめんね、お母さんのせいだね、ごめんね』と。

 

だからもし真空が難病にかかったと知ったら、

きっとお母さんは『こんな体に産んじゃってごめんね』って泣くだろう。

やっと素敵な人と出会って、ラーメン屋を開いたところなのに、自分ばかり幸せになれないって、幸せを捨ててしまうかもしれない。

 

すると太陽は涙を流しながら言った。

『真空さんは患者さんなんだから、治すとかよくなるとか、それ以外のことはあんまり考えなくていいんです。

頑張りすぎなくていいと思うんです。

だってじゅうぶん頑張ってるんだし、お母さんに心配かけたくないとか、そんな責任を感じすぎないほうがいいと思うんです』

 

それを聞き、うんうんと頷く朔。

ニヤニヤしながら太陽を見守る真空。

 

『なんですか?その、末っ子がそんなこと言うようになったのかっていう目は』

太陽が涙をぬぐうと、

『うん、面白い。病気って面白い』

真空は強がりじゃなく、そう言った。

 

病気にならない人なんていないし、みんな症状も違うし、悲しいことのほうが多いけど、それだけじゃない。

病気になったから話せること。

病気になったからできること。

病気になっても明るく乗り越えている人たちがいる。

虹ノ村に来て、真空はそう思うようになった。

 

まあ悲しい時に、距離が近すぎて背負いすぎてしまうこともあるかもしれないけど、

真空だって病気をしてなかったらここに来ることもなかったし、みんなと会えていなかった。

 

だから病気になっても辛いことや悲しいことばっかりじゃない。

そう思ったりもする。

 

『それをみ~んな伝えてやればいいんじゃないか?きっとわかってくれるよ』

真空が話し終えると、朔が言った。

『なんだよ、その”さすが先輩”って感じの目は。もうやめろよ、恥ずかしいから!』

 

『…あの、全然そんなこと思ってないし、たいしたこと言ってないです』

冷ややかな目でツッコむ太陽を見て、

朔は『おい!』

 

真空は涙をこぼしながら笑っているうちになんだかお腹が減ってきた。

そうして朔が作ってくれたのは、美味しそうなドリア。

 

『でも、違う。サイゼリヤのミラノ風ドリアとは全然違う。

…けど、美味しい!すごく美味しい!』

 

復活!

こうして真空は、診療所に復帰!

元気になった嵐と日出夫が診察にやってきて、日向と感動の再会を果たした。

 

氷月の顔を見た嵐は『かえって辛い思いをさせちゃったね』と一言。

『そうよ!そう言うと思ってたわよ!』

『って言うと思ってた』

『もう、なんだよ、もう~!』

泣きそうな顔でぶうたれる氷月を、嵐はぎゅっと抱きしめた。

 

ようやく伝えられた思い

一方、真空は東京の母に、村の名物・冬瓜を送ることに。

その中には、こんな手紙が添えられていた。

 

お母さんへ

 

ひさしぶりに手紙が書きたくなったので、手紙で伝えたいことを伝えようと思います。

 

改めて、誕生日おめでとう。

 

直接会えなくて、お祝いできなくてごめんなさい。

 

こんな話をしたら、またお母さんを悲しませてしまうかもしれないけど、今、私はとても幸せだから聞いてほしい。

 

夏ごろに多発性筋炎という病気を患ってしまい、今までいた病院をやめ、小さな村の診療所で…

 

 

その手紙を読んだ母・一海は胸がいっぱいになる。

「私、お医者さんになる!」と宣言してからずっと、真空が頑張っていたこと。

医師免許が取れた時は嬉しくて一緒に記念撮影したこと。

 

テーブルの上には、真空が撮った写真がたくさんあった。

みんなキラキラしてた。

生き生きしてた。

もちろん、真空も。

 

その後、真空のもとにお母さんからメッセージが届いた。

教えてくれてありがとう。

 

今が幸せなのは写真を見てわかる。

 

よかったね。

 

ブランコに乗りながら、真空がスマホを見つめていると、雪乃が定期診察にやってきた。

動物の名前も、真空の名前も難なく答える雪乃。

冗談だって言えるのに、

『じゃあ、雪乃さんの年齢は?』

真空の質問に、雪乃は固まる。

 

『……あれ? ……え、何歳だっけ?』

 

雪乃がまた、記憶を失ってしまう時が近づいていた ──。

 

~7話につづく~

 

 

『にじいろカルテ』6話の感想

前回予告で嵐と日出夫が倒れたと聞いた時、嫌な予感がしたけど、風邪でよかった~。

悪態をつきながらも、ハモったりなんだり、ツーカーな2人。

血のつながりはなくても、自分の親よりなんでも話せる存在なんじゃないの?と思ったり。

2人とも、日向のことだ~いすきなのが伝わってきて、おかゆさんを作りにいきたくなっちゃうね!

 

その間、日向を預かっていた氷月の嬉しそうな笑顔にも胸がぎゅ~っと締め付けられました。

霧ヶ谷さんが心配そうな顔をしていたのは、もとの生活に戻ったら氷月が淋しがるのがわかっていたからだったんですね。

 

真空もずっと言えなかった想いを朔と太陽に聞いてもらうことで気持ちが軽くなって、お母さんに素直に伝えることができてよかったなーー。

真空が撮った写真、本当にみんな生き生きとしてて、撮り直しのきかないインスタントカメラで撮った写真だから写せた瞬間って感じがしました。

人生もそう、2度とその瞬間は戻ってこないもんな、なんて。

でもこうして写真に残したら、何度でもその瞬間を追体験できるんだ。

 

なのに、最後の雪乃が年齢答えられないシーンは幸せいっぱいなときだけに辛かった…。

病気が進んだら今までの作戦もきかなくなるのかな。

何もわからなくなってしまうのかな。

 

次回は、雪乃と晴信の結婚式。

どうか幸せな記憶が残りますように…!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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