にこ
萌子美(小芝風花)と、名前も知らない青年(加藤清史郎)との淡~い交流。なんかいいですよね~(*´▽`*)
萌子美が「花と話してたんです」って言っても、全然気にしないし…。
それに対し、お兄ちゃんの俊祐(工藤阿須加)は、家や職場での不満をSNSにぶちまけていて、かなりブラックな様子。。
お父さんとお母さんのケンカも気になりますね!
バラバラになった家族の心はどうなってしまうのでしょうか?
それではさっそく、5話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』5話のネタバレあらすじ
『何してるんです?』
『⋯⋯水仙としゃべってました 』
『 そうですか 』
萌子美(小芝風花)が「花と話していた」と言っても、青年(加藤清史郎)は全然気にしない。
それどころか、『元気ですか?』と萌子美が尋ねると、
『元気です』
彼はポケットからイヤホンを取り出し、2つで1組のイヤホンが仲良くコロンと一緒にいるところを見せてくれた。
それに彼は、自分の” 相棒 ”である自転車に「グレッグ」という名前をつけていた。
『私の相棒は、トミーです』
萌子美が大切にしているぬいぐるみの名前を打ち明けると、
『自転車ですか?』
『いえ…!』
青年は、いつかトミーに会いたいと言ってくれた。
彼は役者を目指していて、配達のバイトは夕方から。
『すごいですね』
萌子美が言うと、
『すごくないですよ。目指すだけなら誰でもできますから』
青年は『トミーによろしくです』と言って自転車に乗り、去っていった。
その後、萌子美は仕事をしていても、嬉しくてニヤニヤしてしまう。
『なんかいいことあった?』
涼音(水沢エレナ)と真由(内藤理沙)にツッコまれ、
『な、なにも…』
萌子美はしまったぁ~という顔をした後、またにやけてしまう。
空を飛んでいく渡り鳥の群れ。
いつもと同じ風景さえ、キラキラして見えた。
萌子美のつくる世界
涼音は、前に萌子美が「このバラは長くもたない」と言ったら本当にそうなったことを覚えていた。
『あれってなんでわかったの?』
涼音の率直な質問に、
『なんとなくっていうか…、子供のころからここに来てたし…』
萌子美は困る。
すると『花と話せるんじゃない?』
涼音が目を輝かせて言うので、萌子美はドキーン!
そこに俊祐が戻ってきた。
町の情報誌をつくるので、うちの店も載せないかと言われたという。
掲載されれば、店の宣伝にもなるし、
『どうせならお店をリニューアルしたらどうですか?』
涼音は、店内のディスプレイや仕入れをすべて、萌子美に任せたらどうかと言い出した。
『ほら、見てください!このお花。
これひとつ見ても、萌子美ちゃんの世界が詰まってる。
萌子美ちゃんはお店のウリになります。
花がもつかどうかわかるし、”お花の気持ちがわかる萌子美ちゃん”ってことで!』
それを聞いた俊祐はびっくり!
『みんなにそのこと言ったの?』
萌子美は必死に首を横にふった。
その光景を見て、
『え?どういうこと?ほんとに花と話せるの?』
涼音と真由は、萌子美の顔をじっと見た。
俊祐が慌てて否定しようとしたとき、萌子美が言った。
『はい!⋯⋯お花の気持ち、わかります』
勇気を出して、萌子美はつづけた。
お花が1番居心地がいい場所がわかったり、
お客さんのところに行きたがっているお花がわかったり。
それを聞いた涼音は『面白いね、萌子美ちゃん』と驚きつつも受け入れる。
涼音にとって、萌子美が花と話せるかどうかは関係ない。
ただ、萌子美がつくる世界を見てみたいというのだ。
『リニューアルの件、考えてみるよ』
俊祐は戸惑いつつも、笑顔でそう答えた。
どす黒い気持ち
萌子美が帰った後、
『考えるってどういうこと?考えるまでもなくやるでしょ?』
店の後片付けをしている俊祐に、涼音が言った。
でもこの店には、先代のおじいちゃんのときから来てくれているお客さんもいる。
その親しみがウリの店でもある。
俊祐がそう答えると、
『そのお客さんたちが亡くなったらどうするの?このお店に将来はあるの?』
涼音は強い口調で問いつめる。
『わかってるよ』
『じゃあ、何にこだわってるの?』
『⋯⋯やるよ、リニューアル』
俊祐は、キレそうになるのをグッとこらえながら作り笑いを浮かべ、頷いた。
──その晩。
うっせえ、うっせえ、うっせえ!
嫁でもないのに嫁さん面すんなよ。
うっせえよ。
SNSに不満をぶちまけると、俊祐は少しスカッとした気がした。
意固地になる千華子
一方、母・千華子(富田靖子)は、あの大ゲンカ以来、無気力な毎日を送っていた。
1日中、ソファに寝っ転がって、テレビを見たり、携帯でゲームをしたり。
家事をするのもいっさいやめてしまった。
父・伸寛(田辺誠一)は言い過ぎたと反省し、なんとか笑わせようと眼鏡を逆さまにして話しかけるが逆効果…。
『安心して。私、もう何もしないし、何も言わないから。やっと本音が言えたんでしょ?』
千華子は伸寛と目も合わせようともせず、ふいっと背を向けてしまう。
自分を下に見るな
そんなわけで、今日の夜ご飯はピザだった。
『なにかいいことあったのか?』
萌子美があんまりにこにこしているので、祖父・観(橋爪功)は尋ねた。
『涼音さんにお花と話せることがバレちゃったんだけど、それはどうでもよくて、私のつくる世界を見たいんだって!
ほんと、全然気にしてないって感じで、ほかにもどうでもいい人がいるし…』
萌子美の脳裏にイヤホンの青年の笑顔が浮かび、萌子美はますますにやけてしまう。
『いい人じゃないか、涼音さん! 萌子美の才能を認めてくれて』
『才能だなんて、大げさだよ』
萌子美が謙遜すると、
『自分のことを低く見積もるんじゃない』
観は眉間にしわを寄せて、萌子美をにらみつけるように言った。
『でも嬉しいな。
萌子美が今日あったこと話してくれるようになる日がくるなんて』
伸寛が顔をほころばせると、話題はお店のリニューアルの話に。
『萌子美に全部任せようと思って』
俊祐が言うと、
『ほんとに私でいいのかな?』
萌子美はまた弱気になった。
『自分のことを低く見積もるんじゃない!』
『そうだよ、みんな言ってたろ?萌子美のつくる世界が見たいって』
『俺も見たい』
『お父さんも見たい』
みんなに見つめられ、萌子美は嬉しくなる。
『お店が変わっても、おじいちゃんの想いは俺が守るから』
俊祐がかっこよく決めたところで、
「リニューアルの前にみんなで写真を撮ろう!」と伸寛が提案する。
伸寛と俊祐は離れて座っている千華子のほうを振り返るが、
『いいわね。誰かさんが不倫なんかしなきゃ、私も教師になって活躍してたかも』
千華子は怒ったような声で言い、使っていた皿を片付ける。
今まで誰にも話したことはなかったが、千華子は高校の先生になるはずだった。
でも千華子が大学4年生のときに、観が元教え子と不倫。
それで千華子は、高校教師になることを諦めたのだ。
そんなことが知れたら、笑いものになるだけ…。
闇と光
人のせいにしてんじゃねーよ。
そういうヤツが、一番ムカつくんだよ。
俊祐は家の外に停めてある車に乗ると、SNSに千華子への怒りをぶちまけた。
ヘッドフォンを投げ捨て、音楽のボリュームを上げ、頭を振りまくる俊祐。
『うわー!』
俊祐の心は限界ギリギリになっていた。

Ⓒテレビ朝日『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』リアルサウンドより
一方、萌子美は名前も知らない青年と交わした言葉を思い出し、幸せの絶頂!
『うふふ、あの人、トミーに会いたいんだって~!』
あ、でも名前を聞くのを忘れちゃった!
『あーーーー』
またやってしまったと萌子美はベッドに倒れこんだ。
俊祐のスマホ
翌日、萌子美たちは店の前で写真を撮った。
声はかけたものの、千華子はやっぱり来なかった。
家族で撮った後は、俊祐と涼音、真由で撮ろうという話に。
でも真由は気を利かせ、『ツーショット、いいかんじ~』と涼音と俊祐の2人だけにする。
そのとき、俊祐のスマホを持った萌子美は、スマホがやけに重く感じ、不思議に思う。
もしかして自分がSNSに吐き出した不満や怒りが、萌子美に伝わったのだろうか…。
俊祐は不安になりながら、萌子美からスマホを受け取った。
お店のリニューアル
それから萌子美はお店のリニューアルに向け、忙しくも充実した日々を過ごした。
数日後、俊祐が配達から戻ると、リニューアルオープンした花屋の店先には女子高生や若い女性が集まり、可愛い~と声をあげていた。
いつものお花のアレンジメントも、小さな風船も一緒に入れるとグッと可愛く見える。
萌子美は笑顔でお客さんに接していた。
そんな萌子美を、店の陰から千華子が心配そうに見つめていた。
俊祐が気づくと、千華子は慌てて小走りに去っていった。
萌子美の10年
お店のリニューアル画像を見て、『天国のおじいちゃんもきっと喜んでるよ』と伸寛は、萌子美と俊祐に礼を言う。
でも『俺は何もやってないから』と俊祐は浮かない顔。
そこに千華子がやってきた。
『萌子美、ごめん。ごめんなさい…』
千華子は萌子美の前に正座すると、萌子美が10年間、家に引きこもっていたのは自分のせいだと謝った。
小さいころから、萌子美がほかの子と違うことをすると、千華子は変だ、おかしいと思って直さなきゃと思った。
萌子美の一番の理解者は自分だと、本気で思っていた。
他人とのコミュニケーションが苦手だと決めつけ、工場の仕事を見つけてきて、この仕事は萌子美に向いてる、萌子美のためになっていると本気で思っていた。
でもなにもわかってなかった。
花屋で生き生きと働く萌子美を見て、ようやく千華子はそれに気づいたのだ。
『お母さんが奪った萌子美の10年間は返せないし、どうしたら許してもらえるのかわからない。
本当にごめんね。ごめんねしか言えなくてごめんね』
泣きながら謝る千華子を見て、萌子美はどう返していいのかわからなかった。
すると『萌子美は10年間、本当になんにもしてなかったのか?』
観が言った。
萌子美は部屋に閉じこもっている間、自分のことをたくさん考えたはずだ。
私はこのままずっと部屋にこもりきりなんだろうか?
どうせ誰もわかってくれない。
そうやって、毎日、自分とたくさん話をしただろう。
それを聞いた千華子は、ますます自分を責めた。
千華子がわかっていれば、無駄につらい思いをさせずに済んだのに。
もっと早くいろいろできたはすなのに。
『いろいろやってただろうが』
観は持っていた本をテーブルに乱暴に置き、千華子をじっと見た。
萌子美の部屋はいつも綺麗だし、モノを大切にしている。
売り物にならないお花をもらってきて、ドライフラワーにして飾ったり、生活を楽しんでいる。
『なかなか豊かじゃないか』
『それがなんなの?』
『無駄じゃないよ!』
萌子美は涙をぬぐうと、千華子の目を見て言った。
『もしみんなと同じように学校に行っていたら、今みたいにお花を好きにならなかったし、お花の扱い方もわからなかった。
⋯⋯お母さん、私、お花を使って私だから作れるものを作っていくから。
それはお花も人も、心地よくなれる世界だと思う』
それを聞き、千華子は笑顔でうなずき、涙を流す。
そんな千華子に近づき、ぐしゃぐしゃっと子供のように観が頭をなでるので、千華子は『も~ぉ!』。
『見てこれ。生まれ変わったみたいだろう?』

Ⓒテレビ朝日『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』テレビジョンより
伸寛がネットで町の情報誌を千華子に見せようとすると、集合写真の俊祐の目が「半目」だった!
『マジかよ。なんでこれ使うんだよ、ほかにもあっただろ~?』
心地いい世界?
翌日、千華子も加わり、家族全員で店の前で写真を撮ることに。
萌子美がつくったフラワーアレジメントを見て、喜ぶ千華子。
並んで写真を撮るとき、寛はちゃっかり千華子の肩を抱く。
そんな中、心の中で悪態をついている者がいた。
俊祐だ。
── クソ、クソ、クソ。全然心地よくねぇよ!
『じゃあ、行きますよ~!はい、パンジー』
そんな家族の姿を、ちょうどバイト先から出てきた青年が笑顔で見つめていた。
~6話につづく~
https://twitter.com/mini_rii_f_0127/status/1365671743772258307?s=20
『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』5話の感想
『うっせーわ』を聴きながらヘドバンして叫ぶ兄貴。
しかも自分の部屋ですらない、真夜中、仕事用の車の中。
ほんとギリギリの状態じゃないかーと思ったら、次回、とうとう爆発するんですね~!(>_<)
もう、それは言ったほうがいい。
萌子美は傷つくだろうけど、一生このまま誤魔化していくことなんてできないだろうし。
萌子美にスマホが「重い」と言われて、ぎくりとする俊祐。
自分がSNSに毒を吐き出してるからだという自覚はあるんだなと思いました。
家族だけじゃなく、お店でも「萌子美ちゃん」「萌子美ちゃん」って、萌子美ばかり認められたら、自分の居場所を取られたような気がするよなぁ。
でも俊祐がお店を継がなかったら、そもそもお店はおじいちゃんの代で終わっていたわけで。
頑張って当然のように思われてるけど、もっと認めてほしいな~。
あと、千華子さん!
千華子もまた、ケンカしても家以外に行くところがないんだなぁと。
でもどん底まで落ちて、自分の間違いというかに気づけてよかったなぁと思いました。
観が、千華子の頭をくしゃくしゃってするところがすごく好き!
やっぱいくつになっても、娘は娘なんですね。
写真撮るときに、肩を抱いてたのが印象的でした。
いつの間にそんなに仲良くなったんだー!?(@_@)
萌子美も、花の気持ちがわかることをあまり気にしない人たちと出会えてよかったですね。
仕事中も家に帰ってからも、青年のことを考えてにやけてしまう萌子美がかわいかったです( *´艸`)
次回、やっと青年の名前がわかるようなので楽しみですね!
2人はなんて呼び合うんだろう?
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの~。
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