『おじさまと猫』9話ネタバレと感想│カッコ悪いとこも弱いところも。もっと甘えていいんだよ

にこ

今回は、2021年3月3日放送『おじさまと猫』第9話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

前回は、ふくまるとマリンが姉弟だとわかり、ほっこりしましたね~☆

 

9話では、おじさま (草刈正雄) がなんと「退職届」を!?

 

コンサート会場にいるだけで具合が悪くなってしまったおじさまは、ピアノの発表会でちゃんと子どもたちを支えることができるか不安になってしまったのです。

 

それを知り、森山 (小関裕太) は自分がコンサートに誘ったせいだと落ち込んでしまいますが…!?

それではさっそく、9話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『おじさまと猫』9話のネタバレあらすじ

今日は、ふくまる(声:神木隆之介)のお誕生会。

( まだ続いていました! )

カシャッ カシャカシャッ

神田(草刈正雄)日比野(平山浩行)は、ふくまるとマリン(声:松本穂香)の写真を撮って見せあいっこして、に~っこり♪

 

「パパさんたち、仲良しにゃんっ」

「ええ。私とふくまるみたい 」

 

マリンのしっぽにじゃれるふくまるを見て、

仲いいですね~、私たちみたいで』と神田はニコニコ。

日比野は、 ⋯えっ!? 

俺とお前が 仲がいいだと??馬鹿言うな、俺はお前のことなんか…

 

でもそんなことはまーったく気づいていない神田は、

はいっ ウサギさ~ん

と、笑顔でうさ耳帽子をかぶったふくまるを見せてきて、日比野はブゥ~っ。

思わず吹き出し、写真を撮りまくるのだった。

 

マリンに芸を…

これ、日比野さんにあげますよ

── そんなわけで、神田からうさ耳帽子をもらって帰ってきてしまった日比野…。

『きっとマリンちゃんも似合いますよ』

神田はそう言っていたが…。

 

日比野はマリンをじーっと見ると、

・・・か、かわいい。ウサギさん、やばーい!

うさ耳をかぶせて、に~っこり♪

 

そのとき、日比野は幼いころ、勝手に母親に犬のコロンを返されてしまったことを思い出す。

── 今度こそ、最後まで一緒にいるからな

心の中で誓うと、日比野はマリンになにか芸を教えることにした。

コロンのときは何も教えなかったしな。

次に神田に会った時、驚かせてやろう!

 

そこで日比野はマリンの前にご飯が入った器を置き、「まて」を教えることにした。

日比野は一生懸命「まて!」と声をかけるが、

マリンは「…にゃ?」

にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ…

日比野の言葉には反応するものの、マリンは結局、ぜ~んぶご飯を平らげてしまう。

 

おまけに、マリンもふくまると一緒でかなりの食いしん坊。

マリンが物足りなさそうにお皿を前足でカリカリしているのを見て、

『しょうがないな、ちょっとだけだぞ』

これからは飼い主としてビシバシいくつもりが、やっぱり甘い日比野であった。

 

星空に願い事ひとつ

一方、神田は 日比野のコンサートの途中で具合が悪くなり退出したことを気にしていた…。

退職届を書いていると、

「パパさん、遊び足りないにゃっ 」

ふくまるがデーンと寝そべるので、神田はこれでどうだ!

ふくまるのお腹におでこをこすりつけると、

くすぐったくって、ふくまるは前足でバシン!

 

『痛いよ~、ふくまる~』

神田はふくまるを抱っこすると、ウッドデッキに続く窓をからりと開け、夜空を見上げた。

 

『ほら、ふくまる。お星さまだよ』

「にゃ?お星さま…?」

そのとき、流れ星がひと筋流れ、

流れ星に願い事をすると、その願いが叶うんだよ

神田が教えてくれた。

妻・鈴音(髙橋ひとみ)が生きていた頃には、よくこうしてお願い事をしたものだ。

 

『ふくまるくん。このかけがえのない日々が⋯、ず~っと続きますように⋯⋯ 』

 

退職届

そこに、小林(升毅)がシュークリームを手土産にやってきた。

テーブルの上に「退職届」が置いてあるのを見た小林は『なんでだよ?楽しいって言ってたじゃないか、音楽教室』と顔色を変える。

 

でも神田は、もうすぐ生徒たちのピアノの発表会があるというのに一緒にいられそうもない。

そんなの「先生失格」だ。

だって、コンサート会場にいるだけで息ができなくなってしまうのだから…。

 

神田が誰にも相談せず決めたことを知り、

なんでお前はそうやって決めつけるんだ。いっつもだ。おまえはいっつも大事なことを誰にも言わない。もっと周りを頼れよ。親友だろ?

小林は言った。

 

『 ⋯どうしようもないんだ』

『そんなことないって。おまえはどうしたい?本当に音楽教室、やめたいのか?』

 

『やめたくない』

だったら、あきらめるな!今の気持ち、職場の誰かに言ったか?わがまま言ったか?もっと周りに頼ったっていいんだ。

かっこ悪くても、ダサくてもいいんだ。あがけよ、神田!

 

『みんなに迷惑をかけたくない…』

おまえがそれを決めるな!それを決めるのは、みんなだ!

 

辞めないで!神田先生!

翌日、森山(小関裕太)が音楽教室に行くと、珍しく佐々木室長(浜田信也)が来ていた。

そこに神田がやってきて、室長のところに行く…。

森山が興味津々でそっと中を伺うと、

すいません、音楽教室をやめさせていただきたいんです…

神田が退職届を提出していた。

 

ショックを受けた森山はその場を離れ、神様に祈った。

俺のせいだ!俺がコンサートに誘ったせいだ!神田先生、やめないでくださ~い!

 

でも室長は、退職届を受け取らなかった。

だって発表会はまだ半年も先。

それまでにコンサート会場にいることも、平気になっているかもしれない。

 

『それに、治らなくたってその時はその時。みんなに頼ったらいいんです。

子どもたちは先生が大好きなんです。別れるほうが辛いに決まってますよ。

子どもたちを悲しませたくないなら、ここで笑顔でピアノを教えてください。

先生がいなくなったら悲しいのは、子どもたちだけじゃないんですよ?』

 

室長が微笑みを浮かべながらそう言うと、

『神田先生!辞めちゃうってほんとですか!?』

『辞めないでください!』

音楽教室の同僚たちが部屋に飛び込んできた。

 

神田先生は辞めさせません。安心してください

『ほんとですか?』

 

『でも、たくさん迷惑をかけてしまうかもしれない…』

神田がうろたえて呟くと、

『いいんですよ。たくさん、かけちゃってください。これ、お返しします』

室長は神田に退職届を差し出した。

 

『これからもお願いしますね』

『・・・・・・』

『よろしくお願いします』

神田が頭を下げると、

『よかったぁ!神田先生、やめないそうですよ!』

女子職員に呼ばれて、

『よ、よかったぁぁ。。。神田先生~~』

泣きそうな顔の森山がヨタヨタと部屋に入ってきた。

 

森山の夢

その夜。

神田は森山と一緒に帰った。

森山は神田が辞めなくてよかったと心から喜んでいた。

 

森山はあれから、神田のCDを全部聴いたという。

そして思った。

ここまで神田が、どんな思いで努力を積み重ねてきたのか、何も知らなかったと…。

 

だからこうして 神田と一緒の職場で働けるのがとっても嬉しい!

バンドをやっている森山は、ライブを控え、モチベーションが上がっていた。

 

そりゃ、森山はバンドメンバーたちにも「お前ほど平凡なボーカリストはいない」と言われてしまうような存在だ。

でもいつかビッグになって、1万人の観客の前で臆することなく、歌う!

自分の掛け声ひとつで観客がわぁっと盛り上がり、自分の声と重なる。

 

『その日、その瞬間だけは、彼らの人生のすべてを自分だけのものにするんです!!!』

 

森山の熱い想いを知った神田は、森山の歌が聴いてみたくなった。

 

それを聞いた森山は、おずおずと1枚のチラシを差し出す。

来週、森山のバンドのライブがあるのだ。

 

そのライブハウスはとっても小さく、この前行ったコンサートホールとは比べものにならない。

具合が悪くなったら、すぐに出て行ってもらって構わない。

 

それに森山はとっても嬉しかったのだ。

この前、「また誘ってください」と神田に言ってもらえたことが。

それからずっと森山はどこに誘おうか考えていた。

でもやっぱり、1番先生を誘いたいと思ったのは、自分のライブだった。

 

するとそれまで、ずっと困ったような顔で話を聞いていた神田が口を開いた。

自然と口に出ていた。

『ぜひ、ぜひ 行かせてください』

『ほ、ほんとですか!?』

神田は笑顔でうなずいた。

 

『やったぁ!やったーーーーー!』

森山は飛び上がると、そこらじゅうを走り回り、嬉しさを爆発させた。

 

心の荷物

── とは言ったものの、神田は困っていた。

森山の誘いは、素直に嬉しい。

行きたいという気持ちも本当だ。

でも、やっぱり怖い…。

 

『どうしたらいいかな? 助けてよ、小林』

神田は、親友の小林に助けを求めた。

 

それを聞き、小林は嬉しくて笑顔になりそうになるのをグッとこらえ、言った。

『じゃあ、試しに行ってみるか、ライブハウスに。森山先生のライブの前にさ』

 

自分が一緒にいれば、もし神田が気分が悪くなっても連れて帰れるし、安心だ。

『なんかよさげなライブ、さがしておくわ』

『ありがとう』

 

おっどろいたな。おまえのほうから「助けて」なんて。 初めてだぞ、言われたの。 嬉しかったよ、神田

いや、お前には昔から助けられっぱなしだ

神田は照れたようにちらりと小林のほうを見ると、ふくまるを撫でながら言った。

 

小学生のとき、ひとりぼっちで泣いていた自分に声をかけてくれたのは小林だった。

今回だって、小林に言われなければ、誰の言葉も聞かないで音楽教室を辞めてしまっていたかもしれない。

でも…

『おまえに音楽教室を辞めてほしくなかっただけだよ。だいたい、お前はなんでも1人で抱え込みすぎなんだよ』

明るく小林は言う。

 

『なあ、神田。

” 荷物 “っていうのは、捨てるか持ってもらうかしないと 軽くならないんだよ。

だから、捨てられないんだったら 持ってもらえ。

ふくちゃんにそうしてもらったみたいに 』

 

『ふくまるに?』

『ペットってのはすごいんだぜ?

うちの茶子ちゃんもそうだけど、カッコ悪いところも弱いところも全部見せちまう。

一緒に寄り添ったり、遊んだりしながら、おまえは” 心の荷物 ”を持ってもらってたんだ。

ふくちゃんに感謝だな 』

 

『・・・ああ 』

『にゃぁ~ん』

小林もいいこと、言うにゃぁ~

 

ふくまるが初めて小林の足にスリスリすると、

わ! ふくちゃんが俺にスリスリしてる!

小林は感動して叫んだ。

親友同士

小林が帰った後、神田は鈴音の写真を見ながら思った。

昔、君が言ってくれたように、私は” 心の荷物 ”を持ってくれる存在に感謝しないといけないな…。

 

その頃、小林も思っていた。

助けられていると思っているのは、お前だけじゃないよ。

 

小学生のころ、ケンカをすると悪者にされるのはいつも小林だった。

小林は全然悪くなくても、だ。

そんな小林の けば立った心を鎮めてくれたのは、音楽室で神田が弾くピアノのメロディーだった。

 

── お前の荷物くらい、持たせてくれよ。神田…。

 

小林は足取りも軽く、星空の下を帰っていった。

 

ふくまるのお願い

夜中、ふくまるは目が覚めてしまった。

カーテンの隙間から夜空を見上げると、星がきれいだった。

そのとき、流れ星が流れて、ふくまるは目をつむって一生懸命願った。

 

パパさんが幸せになれますように。

これからもパパさんとず~っと一緒にいられますように。

パパさんと毎日、た~っくさん遊べますように。

パパさんと…、、

 

にゃん?これ、にゃんこ(何個)までお願いして大丈夫にゃん?

うーん、まあ、いいにゃん。ダメって言われてにゃいし~。

 

ふくまるは夜空に向かって、い~っぱいお願い事をするのでした☆彡

 

~10話につづく~

 

https://twitter.com/sakurai_umi_/status/1366953704713199617?s=20

『おじさまと猫』9話の感想

やっぱり今回も、見終わって胸がいっぱいに。

小林とおじさまの友情もさることながら、年齢を超えた森山とおじさまの交流もいい。

 

日比野はまだ認めていないけど、おじさま的に日比野も「猫友達」に認定されたようですね。

この年齢で昔からの友達と今もつき合っている、

新しい友達ができるってすごいことですよね~。

 

おじさまのためなら、みんな迷惑をかけられたってかまわない。

「心の荷物」を分けてくれていいんだぜって思うって、なんてみんなに愛されているんだ、おじさま~!

 

それに森山の描く夢。熱きパッション。

1万人の観衆を前に歌う森山。

みんなが一斉に笑顔でステージの上を見上げている感じ。一体感!

目に見えるようでしたね。

 

次回はやっとそんな森山のパフォーマンスが見れる!…のかな?

漫画では流れないけど、ドラマだと歌声とか曲とか聞けるのかな?

日比野さんの意外な姿も見れるとか、見れないとか。

おじさまのライブハウスデビュー楽しみだなぁ♪♪♪

 

今日は雲一つない青空で、

見えなくても星は 今も 瞬いているんですよね。

流れ星も実はバンバン流れてるのかなぁ。

たまに見ても、あ~!流れ星だ~!と目を見開いているうちに消えてしまうのですが、ちゃんとお願い事を3回も言える人っているのかな?

ふくまるの願い事がとってもかわいくて優しくて、今回もほっこり優しい気持ちになりました。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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