にこ
それではさっそく、最終回のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『にじいろカルテ』最終回のネタバレあらすじ
虹ノ村に新たな住人がやってきた。
無口で気弱そうな男性・藤田さん(柄本時生)。
『その人、本当に大丈夫なの~?』
と、村人たちはいぶかしむが、
藤田を案内した霧ケ谷(光石研)は『いい人に違いない』と自信満々。
それは診療所の3人が証明している。
まあ、若干1名は、病気であることを隠して村にやってきたわけだが・・・。→真空のこと。
さっそく空き家に入居した藤田さんは、夜な夜な何かをしているようだ。
そんな中、虹ノ村のみんなは、もうすぐ行われる「のど自慢大会」の話題で盛り上がっていた。
他人事のように微笑んで聞いていた真空(高畑充希)だが、
『真空ちゃんも申し込んでおいたからね』と嵐(水野美紀)に言われて、・・・え!?
なんと真空、朔(井浦新)、太陽(北村匠海)の3人で診療所チームとして申し込んであるという。
この頃、手のしびれが気になるようになった真空は、無理せず、火曜と木曜は診察を休むことにした。
言ってはいけない・・・
今朝も真空は、6時半に起床。
体温や血圧をはかりながら、屋根裏部屋の窓から外を見る。
畑ではちょうど朔が、すっぽーんと大根を引き抜いて尻もちをついたところだった。
数値がよくって朝からごきげんの真空は、
『一喜一憂の~!』
『一喜~!』
と朔と太陽と口をそろえて言うと、その場でターン!
楽しくなった3人は、のど自慢大会で歌う「にじ」を歌いだした。
朝食は、カリフラワーの炒めもの、ほかetc.。
『うん、これ美味しい!』
真空がつまみ食いすると、
『だろ?カリフラワーくんのくせに』
朔は記念すべき50回目の「くせに」ポイントをゲットしまい、2人の言うことをなんでもきくことになった。
太陽と真空は後ろを向いて、相談。
『じゃあ、選んでいいですよ』
真空か、太陽。どちらのお願いをきくべきか。
『どっち、どっち、どっち、どっち・・・!』
目を閉じて朔が指さしたのは、真空だった。
それにしても最近、診療所が暇だ・・・。
太陽が愚痴をこぼすと、
『知らない?そういうこと言うと、医療ドラマではすっごい大変なことになるの。これ決まりだから!』
食べていたごはん粒を飛ばしそうな勢いで、朔が言った。
そのとき、診療所のほうで『お願いしまーす』と呼ぶ声がした。
でも今日は、真空は休診日。
朔と太陽は、真空に「本日休診の人」というタスキをかけると、
『休んでろっ』
と叫んだ。
大忙しの診療所
霧ケ谷に肩を支えられてやってきたのは、藤田だった。
見ると、足の親指のつけ根から下が真っ赤に腫れあがっている。
でも藤田は痛がるだけで、朔と太陽が何を言っても答えてくれない。
そこに脚立から落ちて肩を脱臼した西川(脇智弘)が運ばれてきて 大騒ぎに!
その間、藤田の診察は真空が行った。
病名は「痛風」。
ジャンクフードや尿酸値が高くなるようなものばかり食べていると、若い人でもかかるのだ。
藤田は優しく対応してくれる真空に少し気を許したようで、
『ちょっとここでゆっくりしていきます?』という問いに、『はい!』と初めて元気に答えた。
真空は藤田を食卓に連れていき、ヘルシーな朝食をご馳走した。
ひさしぶりのまともな食事に、藤田は無言でがっついた。
何かに集中しているときって、みんな、そう。
試験前とか、真空もついつい食生活が乱れがちだった。
真空は立ち上がると、治療中の朔と太陽に向かって叫んだ。
『爆弾おにぎり作ります!具のご要望は~?』
すると大声で、返事がかえってきた。
朔は、葉唐辛子にみそ、きゃらぶき!
太陽は、ツナに梅ダブル!
ついでに西川はたらこを頼み、
『あほか!』と霧ケ谷に叩かれた拍子に、肩の関節が入り、なんじゃそりゃ~!
と思ったら、今度はまじょたく君(池田良)が骨折し、緊急手術することに!
そこになにやら様子のおかしい佐和子(水野久美)が、嵐に連れられてやってきた。
ちょっと血圧が高いようで、降圧剤を処方し、ひと安心。
ダイニングに戻ると藤田の姿はなく、書置きだけが残されていた。
「薬はまた取りに来ます。
今日の御恩は決して忘れません。 フジタ」
そんなこんなで、3人は見事なコンビネーションで次々と患者を救っていった。
その様子を陰でこっそり見ていた日向(緑川翠咲)は
『私、真空先生みたいになるっ』と言う。
でもそれは、真空のように男2人を従えて生きたいという意味だった(;´∀`)
最強の3人
── その夜。
朔は隣町の病院にまじょたく君を連れていき、処置が完璧だと言われ、興奮気味で帰ってきた。
一方、佐和子も家に帰ったら落ち着いた様子だったという。
夜ご飯は、顔と同じくらいの大きさの巨大爆弾おにぎり。
朔と太陽は『うまい!』とおにぎりにかぶりついた。
『なんか最近、私たちっていい感じですよね』
『うんうん』
『いい感じどころか、最強だよなっ。な?』
朔の押しに、『はい』と太陽が答え、
『言わされてる』と真空は笑った。
でも、『暇だね』と言ったらこんなに忙しくなるなんて!
太陽は、これからどんなに暇でも絶対「暇」だなんて言わないことをみんなに誓った。
のどじまん大会・予選
そして、待ちに待った「のどじまん地区予選大会 開催日」!
村人たちは気合いを入れて、山ノ市に向かった。
ところが、予選を通ったのは、真空たち診療チームだけ。
がっくりと肩を落とすみんなに、
『村の人間じゃない自分たちが通過しちゃって申し訳ない』と真空たちは言いにくそうに謝った。
でも、何を謝ることがあろう。
だって、真空たちはもう村の人間じゃないか。
日出夫(泉谷しげる)に言われ、『やったー!』と真空たちは喜んだ。
真空の急変!
時は流れ、まじょたく君は松葉杖をついて、宅配便を再開!
診療所にたっくさんの新鮮な魚介類を持ってきてくれた。
実はこれは、朔が「50くせに」を達成したときに真空がお願いしたもの。
真空は大はしゃぎで、新鮮な刺身やお寿司を堪能した。
しかし急に真空の表情が一変!そのまま床に倒れこんでしまう。
真空は食べ物を喉に詰まらせてしまったのだ。
太陽と朔の迅速な処置により、窒息は免れたものの、予断は許さない。
大学病院に搬送する前に、苦しい呼吸の下で真空は言った。
『佐和子さん、・・・佐和子さんをよろしく。
あと、雪乃さん、・・もうすぐ・・・』
『わかった、わかったから、もうしゃべるな』
朔は真空を担いで救急車に乗せた。
救急車の中で
『来ちゃったな、この日が』
救急車の中で、朔は言った。
『少し長い入院になると思う。
わかるよな?
村の診療所で働くのは無理だと言われるかもしれない』
── でも、あそこは真空の家だ。
『だから、絶対帰ってこい』
朔の顔を、真空はただ、じっと見つめていた。
すると太陽の声がして、真空は首を横に動かした。
目を真っ赤にして、太陽は泣いていた。
『言いましたよね?
身体が動かなくなっても3人で一緒にいるって。
約束は守ってもらいますからね?』
でも真空は目の端から涙を流しながら、荒い呼吸を繰り返すだけ。
『なんで「はい」って言わないんだよ。なんで頷かないんだよ。ふざけんなよ。
俺は認めないから』
太陽はうつむいていた顔をあげると、キッと真空の顔を見つめて言った。
それから、ふっと顔を緩め、言葉を繋ぐ。
『医者でも患者でもどっちでもいいよ。
真空さんが必要なんだよ。
一緒に生きるんでしょ?俺たち』
『・・・真空先生の負けだな』
朔と太陽が真空の手を握ると、ゆっくりと真空はその手を胸元に引き上げた。
太陽と朔は笑って、真空の頬にキスをした。
真空はふっと笑うと、顔をくしゃっとして泣きだした。
『・・・モテモテだ』
何度も、何度も、
朔と太陽は、真空にキスをした。
虹
『今夜は、電気をつけたままにしようか?』
診療所に戻った朔と太陽は、真っ暗だった診療所に灯りをともした。
床に落ちたお茶っぱを拾い、テーブルの上のごちそうを黙々と片付ける朔と太陽。
今日の「のどじまん大会」の様子を描いた真空の絵は、描きかけのまま。
翌日、「真空先生の診察は本日からお休みです」と太陽は診療所の前にお知らせを貼った。
それから数日が経ち、のどじまん大会の予選の模様がテレビで放送された。
にじいろ商店に集まり、小さなテレビを見つめる村人たち。
その中で、真空はこんなふうな挨拶をしていた。
「皆さん、つらいことがたくさんあると思います。
でも、あのきれいな虹は、雨が降らないと見られません。
皆さんの心の中の雨が止んで、きれいな虹が見られますように」
思えば真空は、雨上がりの虹に導かれるように この村にやってきた。
初めて村にやってきたとき、子供たちが歌ってくれた歌も「にじ」だった。
泣いたり笑ったり、悲しいこともあった。辛いこともあった。
笑顔の裏に、みんな秘めた想いを抱えていた。
それでもみんな、笑っていた。
誰かが困っていれば、助けてくれた。
真空が倒れた時には、みんなが集まってこの歌を歌ってくれた。
だから、きっとあしたは いいてんき。
きっとあしたは いいてんき。
キンコンカンコン鐘が鳴り、『嘘~!』と大喜びする真空たち。
そんな真空を見て、村人たちはそっと涙をぬぐった。
ただいま
今日も、虹ノ村診療所は満員御礼。
村に向かって、1台のバスが曲がりくねる山道を走っていく。
そこに降り立ったのは、車いすに乗った真空だった。
『よっ!先生!』
笑顔で真空は、道の途中で待っていた藤田に声をかける。
『まさかあなたが、世界的有名な電動車いすメーカーの社長だったなんて』
藤田は黙って照れ笑いを浮かべた。
これはあのとき、真空がおいしい食事を食べさせてくれたお礼。
そう、ジェスチャーで説明する藤田に、
『最高!』と真空は笑顔で答え、藤田の手にタッチして去っていく。
綺麗に虹色にデコレーションされた車いすで、真空は診療所に向かった。
『ほら、そろそろ来ちゃうってば!』
いつものように口げんかをしながら、朔と太陽は出迎えにいった。
2人の横をす~っと通り過ぎると、真空は振り返って言った。
『ただいま』
『おかえり』
しばしの間の後、2人は真空に近づき・・・、しゃがみこんだ。
『すげ~、これ~!』
朔と太陽が車いすをほめはじめ、
『なんだ、そっちかよ』
と、真空は爆笑。
朔が車いすをほめ続ける中、真空は車いすを降りてゆっくりと診療所に歩いて入っていった。
変わらぬ、お気に入りの外観。
中に入れば、あの頃と同じようにみんなが「先生!」と真空を呼ぶ声が聞こえてくるようで・・・。
ようやくここに帰ってこれたことに、万感の想いが溢れる真空。
「くせにポイント表」は新たなステージへ。
「人としていかがなものか!?」ポイント表に進化?していた。
そこに嵐、雪乃(安達祐実)、氷月(西田尚美)、霧ケ谷、晴信(眞島秀和)たちがなだれ込むようにして入ってきて、真空に抱きつく。
『あっ、あのっ・・・、私、はじめましてなんだけど』
雪乃が恥ずかしそうに真空の前に進み出て言った。
『あなたは、私の大好きな主治医の真空先生』
嵐と氷月はそんなふうに真空のことを教えてくれたようだ。
『あなた、私と同い年だよね?』
『いえ・・・』
真空が答えると、雪乃はチッと舌打ち!
『変わってない、雪乃さん・・・!』
真空は感激して泣き出した。
真空が車いすに乗るのは、体力を温存したいときだという。
こうして真空は、診察に復帰!
村人たちは病気でもないのに、真空に会いに診察にやってきた。
青空のもと、3人は外でランチを楽しむ。
豊かな自然とおいしい食事、たわいない話が笑顔をくれる。
真空の部屋の机には、描きかけだった「のどじまん」の絵が あの日の楽しさを映すように 描きあげられていた。
~fin.~
https://twitter.com/nijiirokarte/status/1372535422006435841?s=20
キスシーン史をひっくり返すよなキスシーン
見せてあけるよ#にじいろカルテ
もう時間は言わないよ
最終回で逢おう pic.twitter.com/szfa8IjmzG— 井浦 新 | ARATA iura (@el_arata_nest) March 18, 2021
『にじいろカルテ』最終回の感想
いや~、よかったですね!
まさか元気になって帰ってくるなんて!
一度かかったら完治しない病気だと言っていたから、一生のつき合いになるのでしょうけど、前よりもさっぱりして綺麗な大人な女性になって帰ってきた真空を見て感動!
初めて虹ノ村にやってきたときと同じように、ひとつひとつ思い出をたどるような演出に泣かされました。
「にじ」はやっぱり、いい曲だな~。
雪乃が真空のことを忘れていて、でも相変わらずサラッと毒舌を吐くところが変わってなくて面白かった。
まさか村の新たな住人・藤田さんが、電動車いすメーカーの社長だったなんて。
彼も真空と出会ったことで人生が変わったのかな?
無口なのは相変わらずだけど、こざっぱりとして前向きな表情になっていましたね~。
やっぱり、食べるって大切なことなんだって、そういうこともこのドラマを見ていて感じたことのひとつです。
ストレスがたまるとジャンクなものが食べたくなったりするけど、そういうのではやっぱりすさんだ心はおさまらなくて、素朴であったかいものを食べると、は~って生き返る気がするんですよね。
あの、巨大な爆弾おにぎり!
すごいな、食べてみたいな~^m^
あとは噂のキスシーン。
朔と太陽が、真空のほっぺにするんだろうな~というのは想像できたけど、あんなに何度もするとはっ。
と言っても、実際には3回なんだけど、なんかすごい想いのこもったキスだったから。
おまけに朔さん、太陽の頭を後ろから手でぎゅ~って押さえつけるから、すごい迫力があった。
死んじゃうかと思った。
だから真空が元気になって戻ってくる最終回で、本当によかったです。
井浦新さんは、ほんとはどんな人なんだろう?
いつも思うけど、今回はもっとそんなふうに思った。
それくらい、最終回は頼もしくて、力強かった。
こんなに最終回で泣きまくって、すっきりと終われるって珍しい。
あとは初回と同じように、空に虹が架かってくれたら言うことなしだったな~☆
というわけで、最後まで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの~。
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