『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』8話ネタバレと感想│本当の自分を取り戻せ~!

にこ

今回は、2021年3月20日放送『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』8話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

モコミ(小芝風花)は、モノや花、ぬいぐるみのトミーと話せなくなってしまった!

 

それが「普通」だと言われても、まるで自分ではなくなってしまったかのような虚しさを感じるモコミ。

 

兄・俊祐(工藤阿須加)は、もしかしたら自分のせいではと責任を感じるが・・・!?

それではさっそく、8話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』8話のネタバレあらすじ

ある日突然、萌子美(小芝風花)は、花とも モノとも、ぬいぐるみのトミーとも話せなくなってしまう。

 

たまらず佑矢(加藤清史郎)に打ち明けると、佑矢は萌子美の辛さを理解し、モノと話せないぶん、自分といっぱい話そうと言ってくれた。

 

一方、千華子(富田靖子)が昼食にお弁当を作ってくれるようになり、伸寛(田辺誠一)は大喜び。

今日はそれに、温かいみそ汁までついている。

 

食後のコーヒーを飲みながら、開け放たれたリビングの窓から晴れた空を見上げる。

すっかり気分をよくした伸寛は、今なら千華子に話せると思った。

伸寛は軽井沢とか八ヶ岳とかで、田舎暮らしがしたいというのだ。

 

『無理に決まってるでしょ!?』

『ちょっとくらい考えてくれたって』

『お弁当作ったくらいで調子に乗らないで』

千華子は声を荒げると、部屋を出ていった。

 

偶然、その話を聞いていた観(橋爪功)が『本当?今の話』と入ってきた。

『あ、田舎暮らしの話ですか?』

『いや、お弁当作ってくれたから調子に乗っちゃったほう』

『え?そっちですか?』

観は相変わらずひょうひょうとした口ぶりで、

『結婚したらつまんない男になっちゃったよね』と伸寛のことを言う。

 

そりゃ、結婚したらみんな、そうなるんじゃないだろうか?

教え子と不倫しちゃった観は例外として・・・。

 

年頃の娘

その夜遅く、俊祐(工藤阿須加)が仕事から帰ると、食事も食べずにみんなが待っていた。

テーブルの上にはご馳走が・・・。

俊祐が不思議に思っていると、ピンポーンと呼び鈴が鳴った。

『 岸田です 』

佑矢の声を聞き、

『あいつかよ・・・』

俊祐はあからさまに嫌な顔をして、舌打ちをした。

 

でもせっかく待っていたのに、萌子美は2階の自分の部屋で一緒に食べるという。

年頃の女と男が2人きりなんて!伸寛は心配でたまらなかった。

 

すると『萌子美は調子に乗っている』と、俊祐が言い出す。

涼音(水沢エレナ)によると、

萌子美は俊祐のハサミに触ったら、急にオーソドックスなフラワーアレンジメントを作れるようになったという。

それは俊祐の気持ちに同調したからなのか・・・?

 

『自分にはない力を使って仕事で活躍したかと思ったら、今度は男。

今まで引きこもってるぶん、はっちゃけてるんだよ』

俊祐の言葉を聞き、ますます伸寛と千華子は不安になった。

 

そのとき、萌子美と佑矢が2階から降りてきた。

佑矢を外まで見送る萌子美。

 

『またね、佑矢くん』

『またね、萌子美ちゃん』

ぎこちなかった2人の呼び方が、自然になっていた。

 

いつもと違う部屋

戻ってきた萌子美に、俊祐は優しめに話しかけた。

仕事を早退したのに、部屋に男を連れ込むなんて。

明日の仕入れには行けるのか?

 

でも萌子美は『行かない』と下を向く。

『はあ!? 花屋、なめてる?

萌子美は花を見分ける能力があるんだから、しっかりやってくんないと』

思わず、俊祐は声を荒げた。

 

『花と、話せなくなった』

萌子美は言った。

 

花だけじゃない、モノやトミーとも。

部屋に入るとシーンとして、落ち着かなくて。

だから、佑矢に来てもらったのだ。

 

『びっくりして、戸惑ったけど大丈夫・・・』

なんとか平静を装うとする萌子美に、

『そうよ、それが” 普通 ”なんだから』

と千華子は言って、観にたしなめられる。

 

それでも『お店は続けたい』と萌子美は俊祐に頼んだ。

 

俺のせい・・・?

その夜、俊祐はいつまでもリビングに残っていた。

 

『何か言いたいことがあるなら早く言って!寝ちゃうよっ』

観にせかされ、俊祐はおずおずと話し出した。

 

『萌子美が花やモノと話せなくなったのは、俺のせいかな・・・』

俊祐はこの前、萌子美にひどいことを言って深く傷つけてしまったことを気にしていた。

 

『それでしゃべれなくなったかは、わからん。

でも言葉の威力ってのは、想像以上に大きいからなあ

『じゃあ、どうしたらいい?』

『ほっとけ』

そう言うと、おネムな観は寝てしまった。

 

カチコチカチコチ・・・

静かな部屋に、時計の秒針の音がやけに響く。

遠くで、バイクが走り去る爆音がする。

 

萌子美は眠れずに部屋の電気をつけると、不安そうな顔でベッドに横になった。

 

雨のち晴れ

翌日、花屋に白濱亜嵐さんがやってきた。

彼は次のクールの『泣くな!研修医』で主演を務めるお方だ。

涼音と真由(内藤理沙)は、『本物だ!』と興奮して言った。

 

『あ、明日の天気予報は”雨のち晴れ”ですよ』

注文していた花を受け取り、彼は去っていく。

バックでは、主題歌のGENERATIONS from EXILE TRIBE『雨のち晴れ』がかかっていた。

 

そんな中、萌子美は淡々といつもどおり、仕事をこなしているように見えた。

でも街に出れば、今まで気にも留めなかった人々のざわめきが聴こえる。

萌子美は何とも言えない不安に襲われ、身を固くするのだった。

 

本当の自分を取り戻せ!

家に帰ると、千華子がご馳走を用意してくれていた。

今日はすべて、初めて作ったレシピばかりだという。

 

『もしかして私のために?』

『そうじゃないけど・・・』

 

『大丈夫。これが”普通”なんだし、別になくてもよかったものなんだから』

萌子美はなんでもないことのようにサラリと言った。

 

『普通ってなんだ?』

観がツッコむ。

『だって、22歳にもなってぬいぐるみと一緒に寝てるっておかしいでしょ?』

萌子美は観の目は見ず、笑って答えた。

『早く普通の生活に慣れたいし・・・』

 

それを聞き、まあ、萌子美が元気ならいいかというムードが漂った。

でも『普通ってな~んだ』と観は釈然としない。

 

そして話題は、伸寛が『田舎で暮らしたい』という話になった。

でも千華子は移住する気なんて毛頭ないし、俊祐も萌子美も突然のことに驚くばかり。

今まで伸寛は1度もそんな話をしたことがなかったのに。

 

さては事務所を畳んで在宅にしたのも、移住するためだったのか?

もしかして他にも隠してることがあるんじゃないかと、千華子は言った。

 

すると伸寛は、部下の島崎にお客さんを持っていかれたことを打ち明ける。

彼のことをとてもかわいがっていただけに、

伸寛は相談もなしに彼が独立したことにショックを受けた。

でも島崎にしてみれば、伸寛にいいように使われているとしか思ってなかったのかもしれない。

 

そこで伸寛はこれからどうすべきか考えた。

そもそも自分はどうしたかったのか?

そう考えた時、伸寛は思い出した。

「田舎で税理士をしながら、自分で野菜を作る生活」

昔はそんなの現実的じゃないし、暮らすなら都会だと思った。

でも、今ならできるんじゃないだろうか?

 

伸寛がわくわくした顔で言うと、

『調子こいてんな』と俊祐。

『そんな簡単に言わないで』と千華子が言った。

 

だが伸寛は、この家を手放すことにも未練がなかった。

結婚前は、なにも言わずにふらっと1人で旅に出るものだから、千華子によく怒られたものだ。

もともと伸寛はこういう「ふわふわした奴」だったのだ。

 

『そういうところを直すっていうから結婚してあげたのに・・・』

千華子がぶつくさ文句を言うと、

『もともとの自分に戻りたかった。今でも戻りたいと思ってる』

伸寛はまっすぐに千華子の目を見て言った。

 

『戻れ、戻れ!本当の自分を思い出せ!』

観が援護するように手を叩くと、みんなは何も言わず、黙り込んだ。

 

・・・本当の自分。

翌日、萌子美は佑矢を公園に呼び出した。

佑矢はグレッグに乗って、飛んできてくれた。

 

『どうしたの?』

『自分がどこにいるのか、わかんなくなっちゃった。

私が私じゃないみたいで。

私の”普通”は、花やモノとしゃべれることで、他のものにはなれなくて・・・。

だから、怖い。

今の私は、私じゃない・・・』

萌子美が涙ぐむと、そっと佑矢が萌子美の手を取った。

見ると、佑矢は目に涙をいっぱい溜めていた。

『本当に怖いね』

 

萌子美は耐えきれず、泣き出した。

 

~ 9話につづく ~

 

 

https://twitter.com/mokomi_tvasahi/status/1373268099663679490?s=20

『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』8話の感想

伸寛がずっと隠していたのは、これだったのか~!

突然、縁もゆかりもない場所に行こうと言われたら、それは不安になるよな~。

私も千華子と同じ反応をしてしまうと思う・・・。

 

一方、モノの声が聴こえなくなったモコミは辛そうですね。

時計の秒針が気になったり、人の声やバイクの走る音が気になったりするって、今まで萌子美が過ごしていた世界はどんだけ賑やかだったのでしょう?

モノや花の数だけ声が聞こえていたのだとしたら、そうとうガヤガヤしてたのかな?

だとしたら静かすぎて落ち着かないのもうなずける。

今まで普通だったものが突然なくなってしまうのは、ほんと怖いもん(>_<)

 

「普通」って、たぶんほかの人には「普通」じゃなかったりするんだろうけど、その人にとっては”なくてもならないもの”なんですよね。

 

そんな中、伸寛だけが本来の自分を思い出し、自分はもともと、こんなやつだった!とキラキラし始める。

お兄ちゃんはやっぱりいい人で、萌子美が力を失ったのは自分のせいじゃないかと悩み始める。

千華子はそのまんまかな?

そして次回、とうとう本当のおじいちゃんの想いが明かされる・・・のかな?

 

長く生きていれば、それだけいろいろあるよね。

本当の自分ってなんだろう?

つまらないことを言う大人になってしまったなーとは思うけど、改めて考えると・・・。

なんかいろいろ考えさせられる回でした。

 

どうか萌子美の力が、戻りますように~!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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