『カラフラブル』4話ネタバレと感想│ヒーローでばかりじゃいられない!醜いところもかっこ悪いところも抱きしめて

にこ

今回は、2021年4月22日放送『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』第4話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

泣いている周(板垣李光人)に思わずキスしてしまった和子(吉川愛)は、『これはセクハラでは!?』と激しく動揺。

 

そんな中、デスクの境(おいでやす小田)の娘・乙姫(川上凛子)が父親が働いている姿を見に編集部にやってくる!

 

はたして境は、いいところを見せられるのでしょうか!?

それではさっそく、4話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『カラフラブル』4話のネタバレあらすじ

和子わこ(吉川愛)はまったく同意も得ずにめぐる(板垣李光人)にキスしたことを激しく後悔していた。

もう、なんで私、キスしちゃったんだろ── !!! ( ノД`)

 

あの後、和子は『じゃあね』と笑ってごまかして帰ってきてしまったのだが。。

周はなぜ突然和子がキスしてきたのかわからず、戸惑っていた。

 

一方、キラ(桐山漣)は初めての恋に戸惑っていた。

彼は明らかにあさひ(水野美紀)に恋しているのだが、『もういい加減に認めなよ』と周から言われても、

『キラはっ!キラは恋などしていない!』

と頑なに拒む・・・。

 

まるで少女漫画みたいなタイトルだが、いたってキラは大真面目。

『恋ってなんだ?好きって、なんだ?

おい、おまえはあの女のどこが好きなんだ』

キラに訊かれて、周は答える。

『かっこいいところ。和子ちゃんは僕のヒーローなんだ』

『じゃあ、あの女はおまえのどこが好きなんだ?』

 

その質問に周はすぐに答えられなかった。

『・・・顔。それしか』

 

『全然アリだと思いますけど。顔は変わっていくものですからね~』

ネイルサロンの山崎愛(寒川綾奈)に言われ、『うん、わかってる』と悲しそうに周は目を伏せた。

 

世代間ギャップ

今日はキラの撮影で周くんに会う。

──うわ~ん!今度こそ正義の鉄槌が~!!!

和子が悶々としていると、デスクの境(おいでやす小田)が新人の甘地(遠藤健慎)を怒鳴り始めた。

 

どうやら甘地は、会議で取締役を入り口前の下座に座らせてしまったらしい。

『偉い人は奥!!! なんでお前が1番奥に座ってんねん!』

 

でも和子が話を聞くと、甘地には甘地の言い分があった。

あの会議室では奥の席は冷房が直撃するし、プロジェクターをいじるから奥に座っていたほうがやりやすい。

 

『それ、境さんに言ってみたら?』と、和子が言うと、

『オジサンにわかるわけがない』と甘地は拒否。

まさかそこまでこじれてしまっているとは・・・。

 

22歳と45歳って、そんなに生きてる世界が違うのか?

それを世代が違うからしかたないとか、それで終わらせるのはちょっと悲しい。。

 

和子が挨拶すると、周はいつもと同じように接してくれた。

もしかしたら周くんはそんなに気にしていないのかも?

和子がほっとしていると境がやってきた。

 

境はスカートをはいている周を見て、

『やっぱり君は女の子になりたいんか?』

とセクハラ発言をして場をしらけさせる。

 

『僕、女性になりたいわけじゃないですよ。それにもしそうだとしても、こういう場所では言いません』

『へ~、そうなんか』

 

そのやり取りを見て、やっぱりわかり合うのは無理なのか・・・と、和子は世代間ギャップを感じるのだった。

 

父はヒーロー

そんな中、境の娘・乙姫(川上凛子)が編集部を訪ねてくる。

「お父さん、お母さんの働いているところを見てみよう」という学校の課題で、社会科見学に来たのだ。

 

その約束をすっかり忘れていた境は大慌て!

実は1年前、境は離婚し、乙姫と2人で暮らしていた。

いつも寂しい思いをさせている乙姫に、父親としていいところを見せたい。

そう思った境は、乙姫が大ファンのキラの撮影に自分も参加させてほしいと和子に頼んだ。

 

『父親は子供のヒーローにならなあかんねん!』

その言葉を聞き、和子の心に火がつく。

『・・・いざ、参らん!』

和子は自分をヒーローだと言ってくれる周のためにも頑張ろうと思ったのだ。

 

『お願いします!!!』

和子はキラのところにいき、頭を下げた。

 

子供嫌いなキラは拒むが、『いいだろう。そのかわり、条件がある』と、和子にあさひが好きなものを尋ねた。

 

『う~ん、あさひさんは恋愛ドラマにハマってるみたいですよ』

『恋愛・・・』

なにを思ったのか、キラは不敵に微笑んだ。

 

その後、キラは緊張している乙姫にバラの花を1輪プレゼント。

すると乙姫は『天に輝く明星やって』と、リクエストする。

 

『はあ?あれは簡単にはやらないんだ』

『うふんうふんうふん!』

和子が咳払いすると、キラは考えを改め、ポーズを決めた。

 

・・・シーン。

周がかごに入った羽根をはらはらとキラの前に落とすと。。

『カッコいい』

ようやく乙姫は笑顔になった。

 

『さあ、ミスター境!今日もミスター境が頼りだからね』

キラの協力もあり、順調に撮影開始。

和子はキラの命令どおり、あさひのおすすめ恋愛ドラマを調べてキラに教えた。

 

やっぱりキラ様

『恋をしたいと思っているのか~』

キラがにやにやしながらリストを見ていると、あさひが入ってきた。

『なんだ、いきなり背後に立つな!』

キラが驚いて立ち上がると、あさひはホッとして言った。

 

『あ、元に戻ってる・・・。

さっき、様子がおかしかったから何か変なものでも食べたのかと思って』

『バカにするな!あれはお前の部下に頼まれてやっただけだ』

 

『・・・え?あなたが人に頼まれて素直にいうことをきくなんて・・・』

『それは、おまえのために!』

『私の?なんですか?』

 

『・・・いやっ!なんでもない。

よく聞け、あさひ。

男子、三日会わざれば刮目してみよ!!! フハハハハハ!』

 

高笑いしながらカニ歩きで去っていくキラを見て、あさひはドン引きしながらも、まあ戻ってよかったと呟いた。

 

衝突する甘地と境

こうして撮影も終わり、境は無事、乙姫にいいところを見せられたようだ。

と思ったその時、甘地が打ち合わせの日時を間違えていて、先生が帰ってしまったと言いにきた。

 

『でも怒ったりしてはなかったんで・・・』

『おまえ、そういうことじゃないやろー!?』

境は乙姫の前で取り乱し、ハッと我に返る。

 

『すまん。でも気ぃつけろよ。先生には俺からも・・・』

境が謝ると、甘地は自分も悪かったと認めた。

 

だけど、こういう間違いが起きたら嫌だから、大事なことはメールしてくれと甘地は前から境に頼んでいた。

それを境は無視してきたのだ。

 

『俺はメールが苦手で』

『僕も電話、苦手です。ていうか、娘さんの前では謝るんですね・・・

 

甘地が怒って出ていくと、

和子は一生懸命『今のは違うんだよ、いつもは境さん、すごく優しくて・・・』と乙姫に言った。

 

『和子ちゃん・・・』

周はそれをとがめるが、和子にはなぜ止められたのかわからない。

『町田さん、ええって。乙姫、ごめんな。1人で帰れるか?』

境は先生に謝りにいった。

 

ありのままの自分

『どうしよう・・・。

私がもっとうまく立ち回れていたら、境さんも乙姫ちゃんも傷つかなくて済んだのに』

 

落ち込む和子に、

それは難しいよ』と周は言った。

だって起きてしまったことをなかったことにはできないし、見てしまったものを忘れることはできない。

 

そんなの、和子だってわかってる。

でも周には、和子が無理して取り繕っているように見えた。

 

境が父親として娘にいいところを見せたい気持ちはわかる。

だからってお芝居みたいなことまでしなくてもいい。

 

『ありのままでいいじゃん。

和子ちゃんは、そういうのわかってると思ったけど』

周が和子の肩に手をおくと、

『なんだそれ』

和子はその手を振り払った。

 

『ありのままとか、本当の自分とか、よくわからないよ。

だって境さんは、ヒーローになりたいって言っていた。

ヒーローはみっともないところは見せられないはずでしょ?』

 

『和子ちゃん、僕・・・』

『気まずくしてごめん。もうやめよう』

周がなにか言おうとすると、それ以上話をするのを拒んだ。

 

乙姫の気持ち

そのとき、ノックの音がして乙姫がやってきた。

明日は境の誕生日で、手作りクッキーをプレゼントしたいというのだ。

 

和子の家にはオーブンがあるが、まだ仕事がある。

そこで周が代わりに一緒につくることに。

 

『ほら~、できたよ~』

焼きあがったクッキーを見て、乙姫は歓声をあげる。

でもよく見ると、自分が作ったクッキーは周が作ったものより形もデコボコで美味しくなさそうだ。

 

『そんなことないよ。乙姫ちゃんのも、僕のも、それぞれいい感じだよ』

『父も、そう思ってくれるといいんですが・・・』

 

離婚してからというもの、境は乙姫が友達と同じでいられるように、頑張ってきた。

そんな父の姿を見て、倒れてしまうんじゃないかと乙姫は心配していた。

 

いくら頑張っても、ずっとヒーローで居続けるのは無理だから・・・。

 

思い通りにいかなくても

一方、1人で謝りに行った境は無事に先生から原稿をもらうことができた。

しかし、あさひから、甘地とのコミュニケーション不足を指摘されてしまう。

 

和子は境に『さっきはすいませんでした』と謝った。

でも『なんで謝る。思い通り行くことなんてほとんどあれへんよ』と境は言う。

 

結婚するときは、奥さんに浮気されて離婚するなんて思わなかったし、

乙姫を1人で育てることになるなんて思わなかった。

 

一生、仕事だけに全力で生きていく。

それが当たり前だと思っていたのに、そこから戻ろうとすればするほど空回り。

 

『甘地に言い返されたたとき、ハッとしたわ。ちゃんと謝らんとな』

 

その話を陰で聞いていた甘地の肩を、ポンとあさひが優しく叩いた。

 

周くんと出会って

その後、和子は家に帰ろうとする境を、もうすぐ乙姫が戻ってくるのでと引き止めた。

理由は言えないが、乙姫は周くんと一緒にいると聞き、

『周くんとつき合ってるのか?』と、境は尋ねる。

 

『つき合ってるかって言われたら、微妙なんですけど・・・』

和子が苦笑すると、

『意外やな~!てっきりそうかと思ったわ。だって町田、周くん来てから元気になったやん』

 

境に言われて、和子はハッとした。

 

和子を避ける周

一方、周は出版社まで乙姫を連れてきたものの、後のことをキラに頼む。

 

乙姫に対しておべっかをつかうキラに、

『私はいつものキラが好きです』と、乙姫は告げる。

『やるな、こわっぱ』

キラが元に戻ると、嬉しそうに乙姫は笑った。

 

『じゃあ、よろしくね、キラ君』

『おい、周!』

いきなり名前を呼ばれて、周は驚く。

キラはいつも周のことを、”おまえ”としか言わないから。

 

キラは周に近づくと、顔を覗き込んだ。

『あの女が待ってるんじゃないのか?何があった?』

『何もないよ。ごめん・・・』

去っていく周を見て、キラは首をかしげた。

 

父への手紙

その頃、編集部では明日が境の誕生日だと知り、和子たちがサプライズパーティーをしていた。

その中には甘地の姿も。

 

そこにケーキの着ぐるみを着たキラが大きな箱を押してやってきた。

バ~ン!

中から笑顔の乙姫が出てきて、境は驚く。

 

『いいだろう、こわっぱ』

キラが乙姫を箱から出すと、

『父、お誕生日おめでとう』

乙姫は手作りクッキーを境に手渡した。

 

『作ってくれたんか』

境は思わず泣きそうになりながらも、『泣かんで』と乙姫に言った。

『そうですか』

すると乙姫は、境にあてた手紙を読みだした。

 

『父へ。

 

父が作ってくれたご飯はおいしいです。

 

体操着につけてくれたゼッケンは、クラスで1番きれいでした。

 

けど私は、休みの日にソファで口を開けて寝ている父も好きです。

 

父が、父だから好きです。

 

全部好きです。

 

なのであまり頑張らないでください。

 

2人でいればなんとかなると思っていますので』

 

それを聞き、たまらず境はすすり泣いた。

『そうやな、2人でいれば・・・』

乙姫がハンカチで涙を拭いてあげようとすると、

『あかん、よけい泣くやろ』

と境はそれを拒否した。

『いいじゃない、泣いたって』

 

無意識のカテゴライズ

そこに甘地が歩み出て、謝った。

素直に謝る甘地を見て、境は驚く。

『すみませんでした。俺も意地になっていました』

 

甘地は、境のことを「オジサン」という生き物だからわかり合えないと決めつけていた。

でも境には、境の悩みがある。

今はそれがよくわかる。

 

それを聞き、境も甘地のことを「無気力な若者」として見ていたことを謝った。

『ちゃんと話も聞かないで怒鳴りつけて悪かった。

これからはメールで指示を出すようにするわ。あ、LINEでもええで』

『あっ、LINEは友達にしか教えないんで』

『ハッハッハッハッ。そこは、はいって言うもんやで』

 

こうして境と甘地は和解し、編集部に笑顔が戻ってきた。

 

行け!

『和子さん、ありがとう。

あのままだと2人はけんか別れになってたと思うから。

話し合えっていうのは簡単だけど、いざとなると素直になるのは難しいわね

 

あさひに言われて、和子はぼそっと呟いた。

『みんなそれぞれ違って・・・』

『面白い、でしょ?和子さんが言ってたんじゃない』

 

『おい、女。あさひじゃないほうの女だ』

『だと思いました』

和子は苦笑いして答えた。

 

『周のところに行け。

あいつはおまえのかっこ悪いところも含めて好きになったんじゃないのか?』

 

その言葉を聞き、和子は駆けだす。

 

── 世界にはいろんな人がいて、全員とわかり合うなんて無理かもしれない。

けど・・・、

私は 周くんとだけはわかり合いたい!

 

もっと知りたい

みんなが帰った後。

『手伝ってくれる?』と、あさひは飾り付けてあった風船を片付けながらキラに言った。

『いいだろう』

パーン!

あさひが風船を割ると、

『ヒィ~~~ッ!!!』

とキラは耳を抑えて叫んだ。

 

パーン!

『ヒィ~~ッ!!!』

あさひは真顔でキラの反応を楽しんだ。

 

その帰り道。

あさひはキラと並んで歩きながら言った。

『なんだか今日は驚くことばかり』

『ドキドキしたか?』

 

『最近よく聞いてくるけど、なんなの?それ。

ドキドキっていうか、最初に会った時とは別人みたい』

あさひが本音を言うと、

『もっと、俺のことを知れ。

俺はもっとあさひのことが知りたい』

と、キラはあさひにデートを申し込む!

 

『・・・マジか!!』

その様子を和子の同期の三輪(中川大輔)が目撃してしまう!

 

本当のキス

一方、周のもとにたどり着いた和子は・・・。

キスした理由を話しにきたの』と言う。

 

あれから和子はすっごく考えた。

泣いてる周くんがかわいくてしちゃったのかな~?とか、

「周くんは1人じゃないよ」って伝えたかったとか、カッコいい理由にしようかな~とか。

 

でも、そうじゃない。

和子はただ、もう胸がいっぱいになって、周を抱きしめたくて、

周くんが好きだという気持ちでいっぱいになったのだ。

 

『私はだらしないし、逃げてしまうこともある。

でもそういうところも、もう周くんに隠さない。

ていうか、隠せない』

 

和子が正直な気持ちを伝えると、周は嬉しそうに微笑んだ。

 

『僕も、和子ちゃんの前では”かわいくて強い周くん”だけじゃいられなくなる』

『1度知っちゃったら、もう元に戻れないよ?』

 

周はうなずいて、また1歩和子に近づいた。

『ヒーローじゃない和子ちゃんもいっぱい見せて』

和子は満面の笑みで答えると、

『本当のキス、してもいい?』

と周をじっと見つめた。

 

『・・・うん』

目を閉じた周に、和子がキス。

 

『周くん』

『和子ちゃん、大好きだよ』

2人は笑顔で歩道橋の上で抱きしめ合った。

 

『きっと世界は幸せなことだけじゃない。

けど、僕は今、すっごく幸せ!』

 

周はそう言って、今度は自分からキスをした。

 

~5話につづく~

 

 

『カラフラブル』4話の感想

キャー!バタン。

アツアツの2人に、やられちゃった~。

 

これからもず~っと一緒にいるなら、きれいなところばっかじゃいられない。

かっこ悪いところだっていっぱい見せることになるし、ぶつかり合うことだってある。

でもそれも含めて、大好きだから。

 

まあ、口で言うのは簡単。行うは難し…なんですけどね。。

最後は前よりもお互いを好きになれてよかったですね~。

 

そしてしっかり者の乙姫ちゃん、かわいかったなー。

あんな手紙を娘からもらったら、もう…(´;ω;`)

 

編集部で怒鳴り散らしてる姿からは、境さんが料理したり、ゼッケンを縫っている姿なんて全然想像つかないけど、境さんも陰でいろんな苦労をしてたんだな~。

毎日一緒にいても知らないことってたくさんある。

知らず知らずのうちに、相手をこういう人だと決めつけて、すれ違いを生むこともある。

 

甘地くんも境さんもお互いをちゃんと認めあえてよかったな~。

キラもどんどんいいところが出てきて、あさひも言ってたけど最初のころとは別人みたい。

相変わらず俺様なのは変わらないけど、人の気持ちを考えられるようになっている!

 

あさひがそんなキラをもてあそぶように、真顔で風船を割るところがよかったわ。

実はサドなのね~、あさひさん(●´ω`●)

 

2人がデートしたらどんな感じになるんだろ?

あさひはいつ、キラにドキッとするのかな~?

楽しみだな〜♪

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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