『推しの王子様』2話ネタバレと感想│成功してもそこで終わりじゃない。歩み続ける泉美の姿を見た航は…?

にこ

今回は、2021年7月22日放送『推しの王子様(推しプリ)』2話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

航(渡邊圭祐)はペガサス・インクで働き始めるが、問題を起こしてばかり…!

 

泉美(比嘉愛未)は、住むところのない航を自分の家に住まわせ、社会人としてのマナーと敬語を教えるが…!?

それではさっそく、2話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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『推しの王子様』2話のネタバレあらすじ

泉美(比嘉愛未)は、自分の理想どおりにつくった「推しキャラ」ケント様にそっくりな航(渡邊圭祐)に出会う。

でも似ているのは見た目だけ。

彼は礼儀知らずで無神経。夢もなにもなかった。

 

けど夢を持つことすら諦めている航の姿が、昔の自分と重なって。。

航も自分と同じように、何かきっかけがあれば変われるんじゃないか?

そう思った泉美は、彼をペガサス・インクで働かせることにする。

 

今は何者でもない航が、はたしてケント様になれるかどうか?

泉美は副社長のミッチーこと光井(ディーン・フジオカ)と賭けをすることに。

 

『絶対、ちゃんと育ててみせる』

泉美は心の中でそう誓う。

 

遥かなる王子様への道

航はしばらくプランナーの有栖川(瀬戸利樹)の下につき、雑用から仕事を覚えることになった。

 

でも航はクライアントからの電話に『はい、もしもーし』と出てしまうわ、

「返信」という漢字を「変身」と変換し、仮面ライダーじゃないんだからと言われるわ。。

社会人の常識どころか、漢字や敬語もろくに知らなかった。

 

困り果てた有栖川たちは、泉美にちゃんと面倒をみてください!と訴える。

 

ヤバいとは思ってたけど、これほどとは…。

リアルな男子を育てるのってやっぱ難しいのかな~?

 

そう思いながら泉美が屋上に出ると、ズズズズ~…という音が。

恐る恐る泉美が音のする方へ近づいてみると、それは航がストローでジュースをすすっている音だった。

 

この差…!王子様との差…!

 

その後も航は落とした食べ物を拾い食いしようとしたり、泉美にため口を使ったり。

まずは言葉遣いとマナーを教えるのが先決だが、

あまりのNG行為の多さについていけなーい!

 

王子様への道のりの遠さに、泉美は気が遠くなるのだった

 

最初はみんなそうだった

・敬語をつかえば、あなたを敬う気持ちがありますよということになるから、気持ちいいコミュニケーションがとれる。

 

・綺麗な言葉づかいは、無料でできる身だしなみである。

 

泉美の言葉を航は必死にメモをとる。

でも汚すぎて、後で見てもわかりそうにない。

 

そんな2人の様子を見て、あきれ果てる有栖川たち。

『けど、昔は君たちもそうだっただろ?』

とミッチーは言う。

 

みんな何もないところから成長して、1人前になっていった。

航だって、これから”何者”かになるかもしれないのだ。

 

同居生活、開始!

その帰り道。

公園で野宿しようとしている航を見つけた泉美は、しかたなく航を期間限定で家に住まわせることに…。

 

航はもうペガサス・インクの社員なのだから、社会人として恥ずかしいと思われるようなことはやめてほしい。

その場所にいたいと思うなら、最低限守らないといけない約束事がある。

 

『自分の居場所を見つけて、人生変えてみたいと思わない?』

 

泉美の言葉に、航の心はざわめく。

でも素直になれず、

『育てたいって言ったのはあんただろ?』

と反抗的な態度をとると、リュックがケント様のコレクションにあたって下に落ちた。

 

『あっ…!』

泉美は慌てて駆け寄ろうとして、バランスを崩して倒れそうになる。

それを支えるケント様…!ならぬ航。

 

泉美は慌てて航から離れると、夜ばいしないでね!と釘をさす。

『え?4倍?』

でもやっぱり航は航。王子様にはほど遠い。

 

泉美は髪の毛をかきむしり、もう早く寝て!と航を追い出した。

 

社長としての泉美

翌朝。

会社以外でも泉美が仕事をしていることに、航は気づく。

情報収集のため、ネットで雑誌を見ていると、泉美のインタビュー記事があった。

 

いつもと違うセレブな印象の泉美。

それは「世間から求められている社長・日高泉美」の姿だった。

 

素の自分とは違うけど、会社のためにはこういうこともやらなければならない。

社長というのはそういうものだから。

 

『社長もいろいろと大変なんだな』と感心している航を、泉美は先に会社に送り出す。

一緒に住んでいることがみんなにバレたら、それこそ大変だ。

 

新しい企画

今日も航は、敬語が使えなくて大失敗。

『もう社外の人とは口をきかないで!』と有栖川にきつく怒られる。

 

そんな中、先日融資を断られたランタン・ホールディングスに向け、新しい企画書を有栖川が考える。

森の中でスローライフを送りながら、恋愛もしちゃうという癒し系乙女ゲーム。

題して「恋する森の中へ」

 

最近はグランピングやソロキャンブームだし、これならアウトドア会社のランタンにもプレゼンしやすい。

 

『キャラクターは3兄弟にして、ヒロインをとりあうのはどうかな?』

 

泉美の提案にみんなはいいね~と盛り上がる。

 

テーブルマナー

そんな中、今度の白石社長との会食に、航を連れていきたいとミッチーが言い出す。

社長の娘さんが大のケント様ファンで、航に会いたいというのだ!

 

ミッチーがもう連れていくと言ってしまったというので、泉美は航にケント様のセリフを覚えさせることに…。

ためしに航がそれを読んで泉美を見つめると、泉美はキュンッ!

 

問題は、フレンチのテーブルマナーだが…

食べる前からツッコまれすぎて、航は『こんなのただのカッコつけじゃん』と嫌になってしまう。

 

でも『カッコつけなんかじゃない』と泉美は言う。

マナーは、周りの人に不快感を与えないための気配り。

いろんな立場の人とうまくやっていくために必要なことなのだ。

 

会食まであと2日。

それまでに間に合わせることができるのか?

泉美は不安でいっぱいだった。

 

新メンバー!

そんなとき、ペガサス・インクにインターンとして、大学3年の古河杏奈(白石聖)が入る。

彼女は泉美に憧れていて、

ラブラブケントというアカウントでSNSをやっているほど「ラブ・マイ・ペガサス」のファンだった。

 

さらに杏奈は”航の幼なじみ”で、

航が高校中退してから連絡がとれなくなり心配していた。

航との思いがけない再会を、杏奈はとても喜んだ。

 

溺れる恐怖

航が家に帰ると、泉美は家でも仕事に追われていた。

社員たちに次々に意見を求められる泉美。

休む暇もなく頑張る泉美を見て

『なんでそんなに頑張るの?』と航は尋ねる。

もう社長なんだし、成功してるし、別に必死にならなくてもいいじゃん。

 

『でも一度漕ぎだした船は、漕ぎつづけなきゃならない』

泉美はそう答え、

『渉くんはある?今まで頑張ってきたこととか』

と笑顔で聞き返す。

 

航の脳裏にふと高校時代の光景が浮かんだ。

賞状を手に報告しようと思ったのに、家を出ていった母の後ろ姿…。

 

『何もない…』

航はつぶやき、階段をのぼる。

航が泉美に与えられたのはリビングの上にある、ロフトのような場所だった。

 

深夜になっても、泉美は仕事していた。

自分でもときどき、なんでこんなに頑張っているんだろうと思う。

 

でも熱狂的なファンからの支持も、アンチからの言葉にも、泉美はこたえなければならない。

漕ぎつづけなければならない。

 

そこで止まったら、溺れてしまうから…。

 

違いのわかる男

翌日。

航はキャラクターデザインの微妙な違いがわからず、有栖川の怒りをかってしまう。

小さな違いが大きな差になる。

みんな1ミリ単位にこだわって作っているのだ。

 

『経験を積めば、違いがわかる男になるさ』とミッチーと泉美は航をかばうが、

『いえ、やる気の問題です。やる気がないならもうここへは来るな』と有栖川は航に言い放つ。

 

──その人がその場所にいるためには、守らないといけない約束事がある。

 

今さらながら泉美の言った言葉が、航に突き刺さる。

 

やはり航には無理だったのだろうか?

泉美は航を勝手に会社に入れたことを謝り、

『明日の白石社長との会食が終わったら、好きにしていいから』

と航に告げる…。

 

大事なのはこれから

翌日も、航はデザイン画をじっと見ていた。

でもやっぱりどれも同じように見える。

 

そんな航を見て、ミッチーはいきなり知らない場所に飛び込んで大変だろうと航の気持ちを思いやる。

 

けど泉美は、本気で航を育てようとしている。

何者でもなかった頃の自分をよく知っているから…。

 

彼女も何もないところから始めて、一生懸命ゲームを作ってヒットさせ、今の「日高泉美」という存在になった。

でもそこで終わりじゃない。

どんな評価も受け止めて、前に進んでいかなければならない。

 

そんな泉美が航を会社に入れたのは、航が”何者”かになれるかもしれないと思っているからだ。

 

『だからまだ諦めるのは早い。

もちろんこれは君の人生だから決めるのは君だけど…。』

 

そう言ってミッチーは去っていった。

 

運命の会食

ところがトラブルが発生!

ミッチーが会食に来れなくなり、泉美と航だけで行くことに!

初めての高級レストランに航は戸惑いっぱなしだ。

 

すると以前、泉美が働いていた会社の同僚・井上(池田良)に声をかけられる。

彼もランタン・ホールディングスの水嶋社長(船越英一郎)とのタイアップの話をしに来ていたのだ。

 

そこに白石社長が娘さんを連れてやってきた。

ケント様に生き写しの航を見て、娘さんはド緊張!

 

『今日はお会いできて光栄です』と航はなんとか敬語で挨拶し、ケント様の決めゼリフを言って娘さんを喜ばせた。

 

でも肉料理に苦戦していた航は、うっかり娘さんに肉をぶっ飛ばしてしまう。

肉は娘さんの顔にあたり、白いワンピースの上に落ちてシミをつくった。

 

ショックで泣きそうな娘さんを見て、

『何色にも染まらない君が僕を狂わせる』

と航は言い出す。

 

『今じゃない、今じゃないから…!』

泉美がツッコむも時すでに遅し…。

航の場違いな言葉に、娘さんは泣き出し、帰っていった。

 

泉美はただのお飾り?

『すいません』

航が謝ると、

『ううん…、どっちみち条件が合わなかったから断られてたと思う』

と泉美は言う。

それよりも泉美は、ラブペガのファンが1人減ったことのほうが淋しそうだった。

 

航が落ち込んでいるのに気づいた泉美は

『ちゃんとセリフを覚えてきてくれたんでしょ?嬉しかったよ』

となぐさめる。

 

すると近くで『どうか考え直してください!』と井上が懇願する声がした。

どうやら水嶋社長との話がうまくいかなかったらしい。

 

水嶋社長は泉美に気づくと、

『この前のプレゼン、よかったよ。もう1度企画について話を聞かせてほしい

と言い、満足そうに帰っていく。

それを見て井上が面白いわけがない。

 

泉美と航が喜んでいると、

『日高~、おまえ何か勘違いしてんじゃねえか?』

と井上がやってきた。

 

『別におまえの実力が認められたわけじゃないからな。

だって、クリエイティブなことは社員任せで、おまえは何もしていないじゃないか。

水嶋社長も、マスコミにちやほやされてる女社長だから声をかけただけだ』

 

傷つく泉美を見て、航は近くの水差しを手に取り、井上の頭の上からザバザバかけた。

 

『おい、おまえ!なんてことしてくれんだよ!?』

 

怒り狂う井上に、冷静な顔で航は言い放つ。

 

『人を不快にさせないのがマナーだと教わりました。

そっちこそマナー違反でしょ?』

 

泉美はふふっと笑うと、

『ごめんなさい、私の育て方が悪くて』

と航の手を取り、外に駆けだした。

 

何者かでありつづける苦労

『もう~、あれはやりすぎだよ』

『ごめん…』

『謝らなくていい。やりすぎだけど、スカッとした』

 

でも井上が言ってたことはすべて間違ってるわけじゃない。

社長として取材を受けたり、評価されたりしてるけど、

実際はみんなの期待にこたえなきゃと、水面下で足をバタバタさせてギリギリなんとかやっているだけ…。

 

『けど、泉美さんが頑張ってるから、みんなも頑張れてるっていうか。。

俺は、なんていうか…、すごいなって思ったよ』

 

泉美はみんなの見えないところで動いて、

表に出て宣伝したり、みんなに指示を出している。

みんなもそういう泉美のことを知っているから、頑張っているのだろう。

 

何者かになるのは大変だ。

でも、何者かでありつづけることはもっと大変だ。

 

航は泉美の仕事ぶりを見て、初めてそのことに気づいたのだ。

 

その言葉に、泉美は今までの苦労が報われたような気がして涙をこらえる。

 

航はポケットからコンビニでもらえるビニール袋に入ったおしぼりを取り出し、泉美に差し出した。

 

『違う…、そっちじゃない。こっちっ!』

 

泉美は笑って、航の胸ポケットからハンカチを取り出し、涙をふく。

 

泉美が泣き止むまで、航はずっと隣にいてくれた。

 

航の変化

翌朝。

航は泉美に、もう少しペガサス・インクで頑張ってみたいと話す。

 

『会社も辞めないし、マナーもちゃんと覚えたいと思っております。

もっと、俺にいろいろ教えて…』

 

そこで航は言葉につまり、後ろ手に隠していた敬語マニュアルを見た。

 

『えーとえーと、教えて…、ちょうだい!』

 

なんでそうなる~。

『はい、それ、ため口~』

『むずっ』

『難しくないでしょ~』

 

まだまだ航が“何者”かになるには時間がかかりそうだが、航は航なりに成長しているようだ。

 

『失礼なことを言ってすいませんでした。

ゲームのことはわからないけど、これから頑張ります。

まだ、違いとか全然わかってないけど…』

 

航が社員たちの前で頭を下げると、

『残念、それは同じのを2枚コピーしただけ…』

『惜しい!』『ドンマイ~!』

と社員たちは温かく航を迎えてくれた。

 

有栖川もむすっとしながらも、ひとまず様子を見ることにしたようだ。

 

そんな中、ランタンから来週来てほしいと知らせが入る!

絶対、新しい企画を実現させよう!

泉美たちは大喜びで仕事に取り掛かるのだった。

 

~3話につづく!~

 

 

『推しの王子様』2話の感想

航は一応、高校までは行ってたんですね〜。

しかも何かで賞状をもらうくらい頑張ってたみたいなのに、なんでこんなに無知なんだろう?

と疑問に思いつつ、航と一緒に社会人としてのマナーや敬語の大切さについて気づかされた回でした。

 

漢字とかはともかく、マナーと敬語なんて私もぜんぜんわからないもん。

それに全然知らない乙女ゲームの世界にいきなり放り込まれても、ついていけないのはあたり前…。

入ったばかりなのに、わかってあたり前!みたいな有栖川の態度にはちょっとひどいと思ってしまいました。

 

でもずっとやっているとそれが普通になって、何も知らなかった、できなかった頃の自分を忘れてしまう。

みんな最初は初心者で、戸惑うことばかりだったはずなのに、いつの間にかできない人の気持ちがわからなくなってしまう。

 

けど泉美は何年経ってもその時の気持ちを忘れずにいてすごいな。

絶えず頑張っていないと、すぐに振り落とされてしまう怖さを泉美は知っている。

だから現状に満足して足を止めることはない。

常に新しい未来に向かって動き続ける。

 

泉美と一緒に暮らすことで、自然にその姿勢が航に伝わって、

泉美の言葉が口先だけじゃなく、必要なことだから言ってるんだということがわかっていくところがよかったです。

やっぱり1番の手本は、その人の生き様なんだな〜。

 

これから航がどんなふうに変わっていくのか楽しみですね!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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