『推しの王子様』3話ネタバレと感想│知ること、学ぶことの意味。航が見せたファインプレー!

にこ

今回は、2021年7月29日放送『推しの王子様(推しプリ)』3話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

専門用語がわからず、会議中に寝てしまう航(渡邊圭祐)。

 

そんな航に、泉美(比嘉愛未)は学ぶこと、知ることの意味や楽しさを教えようとしますが…?

 

一方、企画の方はランタン・ホールディングスから無理難題を言われ、大ピンチ!

 

このピンチに、泉美はどう立ち向かうのでしょうか?

それではさっそく、3話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『推しの王子様』3話のネタバレあらすじ

ランタン・ホールディングスの水嶋社長(船越英一郎)がもう1度、話を聞いてくれるというので、泉美(比嘉愛未)たちは新作乙女ゲームの企画書を提出した。

 

後日。

ミッチーこと光井(ディーン・フジオカ)と共にランタン・ホールディングスを訪れると、応対してくれたのはメディア事業部の小島(竹森千人)だけ。

水嶋社長はいなかった。

 

その席で、企画のブラッシュアップを提案された泉美は、社員たちに先方の意向を組み込んで、企画書を作り直すよう指示をだす。

 

そのとき、泉美は航(渡邊圭祐)の姿が見えないことに気づく。

なんと航は、会議の途中で居眠りをはじめ、そのまま熟睡してしまったのだ(;^ω^)

 

というのも、みんなが使っているのは専門用語ばかり。

なんでそんな難しい言葉を使うのか、航にはさっぱり理解できない。

 

航に物事を学ぶ意味や、その先に見える景色の素晴らしさを教えてあげたいと思った泉美は、ITの専門用語集や小説、新聞などを渡し、毎日感想を書いて提出するよう命じる。

 

でも

『俺、こういうの苦手なんすよね~。文字多いの』

と言われ、初っ端から不安になるのだった…。

 

企画の練り直し

最終プレゼンまで、あと4日。

ランタンから、中核事業であるアウトドア事業の要素をもっと生かしてほしいという要望があり、みんなは釣りとキャンプのイベントを考え、それに沿ったストーリーやデザインを考えることに。

 

みんなが和気あいあいと仕事を進める中、

航は泉美に渡されたゲーム用語の穴埋め問題に苦戦中。。

そんな航を見て、有栖川(瀬戸利樹)はつい嫌味を言ってしまう。

 

ミッチーが間に入り、その場はなんとか丸くおさまったものの、

航が住んでいる場所の話になり、慌てて泉美は駆け寄る!

 

『き、錦糸町のほうって言ってなかった?』

航と一緒に住んでることがバレたら大変だ!

泉美が必死に目でアピールすると、航はハッとして話を合わせた。

 

『で?彼女とかいんの?』

『いや、いないっすよ』

航がミッチーの質問に答えると、航の幼なじみの杏奈(白石聖)はホッ。

どうやら彼女は航のことが好きらしい。

 

その後、ミッチーが『もう大人なんだし、ワンナイトとかあるんじゃない?』と言い出し、泉美は動揺!

 

『そんなことあるわけないじゃない!』

みんなの視線を感じ、

『たぶん…、おそらく…?』

と、泉美はごまかす。こちらもバレたら大変だ~!

 

一触即発!

でもなんで光井はこんなに話しかけてくるのだろう?

航が素朴な疑問をぶつけると、また有栖川がしゃしゃり出る。

 

『光井さんは、仕事に貢献できないおまえが引け目を感じないように話しかけてんだよ』

 

それを聞き、航はカチン!

『俺だってみんなについていけていないのはわかってます。

でも初めてなんだからしょうがないじゃないですか』

航が訴えると、

『しょうがないじゃすまされないんだよ!

いいよ、わかんないなら仕事を振らないだけだし』

と有栖川は言い放つ。

 

『はいはい、そこまで』

泉美は今にも掴みかかりそうな航をデスクに連れていき、ちっとも進んでいない穴埋め問題に取り組むよう促した。

 

でもミッチーからすれば、難しい用語集を前にかたまっている航の姿は、昔の泉美そっくりだ。

 

『ま、そのうち彼も変わってくるよ』

 

ミッチーに指摘され、泉美はため息をついた。

 

できない人の気持ち

その頃、航はなんだか居づらくなって自販機コーナーにいた。

 

前にもバイト先でこんなことがあった。

『覚える気あんのかよ、お前』と言われ、つかみ合いのケンカになった。

 

航がぼんやりその時のことを思い出していると、杏奈がやってきた。

 

『わかんないことあったら皆さん教えてくれるよ』と杏奈は言うが、

航は『絶対にバカにされる…』と自分の殻にこもる。

 

でも昔の航は、そんなふうじゃなかった。

負けず嫌いでなんでも諦めない性格だった。

 

『私はそういう航くんが…』

好きだったと、杏奈は言いそうになり、

『そういう航くんにすっごい憧れてたからさ』

と言い直す。

『だからこの会社でもうまくやっていけるよ』

 

『俺も頑張ろうと思ってた。

でも覚えることが多すぎるし、頑張っても失敗したら意味ないと思うし…。

社長も、あれ覚えろ、これ覚えろって厳しいし。

できない人の気持ちがわかんないんだよ、あの人には』

 

杏奈はそんなマイナスなことばかり言う航を悲しそうに見つめ、

『そんなことないよ』と明るい口調で励ます。

 

『これ、泉美さんのインタビュー動画。あとで見てみて』

 

杏奈が帰った後、航は動画を見た。

 

経営の知識もなかったので、会社をつくったばかりの頃は大変だったと語る泉美。

 

『でも一から勉強していったら、ある時、自分の世界が広がった実感があって。

諦めなくてよかったなと思っています』

 

そう語る泉美の目はピカピカと輝いていた。

泉美も失敗を乗り越えて、今があるのだ。

 

無駄なんてひとつもない

帰宅後も、航は問題と格闘していた。

そんな航を見て、

『絶対、似てない…』

と泉美はつぶやく。

 

『やっぱ経営の勉強、大変だった?』

航が尋ねると、

『大変だったけど、話せる人が増えた』

と泉美は答える。

 

本を読むことでその人の考えを知ることができる。

いろんな考えを知ると、人と話しているときも、

今、この人はこういう気持ちで言ったんだろうな~と相手の気持ちを推し量ることができるようになる。

 

『無駄なんてひとつもないよ。

あなたが学んだことは、すべてあなたの財産になる』

 

迷いのない泉美の言葉は、まっすぐに航の胸に響いた。

 

むちゃな注文

翌日、泉美は最終プレゼン用の企画書をもってランタンへ向かった。

 

しかしそこには小島だけじゃなく、野島という部長がいて、

『もう1個だけいいですか?』と言って、10個くらい注文をつける。

 

期限まであと3日。

それまでに向こうの希望を盛り込み、作り直さなければならない。

うわ~、きつい~!

 

それでも有栖川は、簡単なコピーも航に任せてはくれなかった。

 

そして最終プレゼンまであと2日。

小島から、キャラを増やしてほしいと無茶な注文が入る。

水嶋社長のお孫さんが、精霊が出てくるアニメにハマっていて、人間じゃないキャラを入れてほしいというのだ。

 

そこに野島から、予算をカットしてほしいとメールが届く。

でも小島はそれを知らず、イラッとした泉美は直接会って話がしたいと約束を取り付ける。

 

しかし翌日、ランタンに行くと、そこにいたのは小島でも野島でもなく、

メディア事業部の中島と、営業部の木島と、広報戦略室の島だった…。

 

苦しい選択

泉美が会社に戻って報告すると、

『今からキャラクターの変更はできません!まして新キャラを絡めるなんて!』

とデザイナーの芽衣(徳永えり)から猛反発をうける。

 

泉美だってよ~くわかっている。でも期限は明日。

苦肉の策で、ストーリーは変えず、それに合わせたキャラを出して間に合わせる方法を提案すると、芽衣は泣きそうな顔で訴える。

 

『誰よりもキャラクターを愛している人だと思ったから、今までずっとついてきたのに…。

社長からそんな言葉、聞きたくなかった。。』

 

その後も次々に社員の口から不満の声が上がり、

航は思わず『社長は何も悪いことしてませんよね?』と泉美をかばう。

 

でも『何もしていないくせに、適当な発言をするな』と有栖川に言われ、怒りが頂点に。

 

『なんなんですか?その言い方。俺だって…』

『俺だってなんだよ、言ってみろよ』

『・・・・・・・』

『そりゃ言えないよな、役に立ってないんだから』

 

航は悔しさでいっぱいになり、部屋から出ていく。

 

泉美は無理は承知で、ランタンの人たちを納得させるため、できるだけコストカットして、新しいキャラクターを考えましょうとみんなに頭を下げた。

 

勇者と王子様

作業は深夜まで続き、雨が降ってきた。

激しい雷鳴がとどろき、停電が起きる。

暗闇の中、歩こうとした泉美は転んで足をくじいてしまう。

 

会社を起ち上げてから泉美はずっと、勇者にならないといけないと思っていた。

困った時、大切な仲間たちを守らないといけない勇者に。。

現実の世界では、白馬の王子様を待っている余裕なんてないから。

 

もし王子様が現れるとしたら、それはきっと…。

 

そのとき、暗闇の中をランタンを持って社長室に航が入ってきて、泉美の肩に手を置いた。

 

あれ?ケント様…?

 

電気がついて泉美は驚いて叫び、航から離れた。

 

水嶋社長の自叙伝

航が持ってきたのは、ランタン・ホールディングスが初めてヒットさせた商品だった。

このランタンであの会社は大きくなったのだ。

 

『これに書いてありました』

と航は、水嶋社長の自叙伝を泉美に渡す。

 

水嶋社長にプレゼンするなら、その人の考えが書いてある本の中に何かヒントがあるんじゃないか?

航は大事なところにマーカーをひいていた。

 

『読む』

泉美は、航が買ってきてくれた自叙伝を読んであることに気づく…。

 

みんなのところに行くと、泉美は自分の考えがブレていたことを謝った。

そしてランタンからの要望は忘れて、今の段階で純粋に面白いと思えるものを自由に考えようとみんなに提案する。

 

『責任は私が取る。

でも1つだけ、大事にしたいことがある』

 

大事にしたいこと

翌日。

泉美とミッチーはランタン・ホールディングスに向かった。

会議室には、水嶋社長を中心に小島たち腰ぎんちゃくがついていた。

 

泉美たちはこのプレゼンの様子を社員たちにも見せたいと水嶋社長から許可をもらう。

 

有栖川たちがリモートで見守る中、プレゼンが始まった。

 

キャラクターが増えていないことに不満をあらわにする水嶋社長に、

泉美たちはキャラクターはストーリーが進むにつれ、増やすことを伝えた。

 

それに何より泉美たちが大事にしているのは、

徹底的にユーザーの目線に立つこと。

 

水嶋社長の自叙伝にも、

「顧客の気持ちに、すべての答えはある」

と書かれている。

それはいつも泉美が言っていることだった。

 

相手が大きな会社の社長だからと変に構えすぎてたけど、

水嶋社長が顧客の目線を第1に考えているのなら、

泉美たちも自分の信じるかたちで勝負できる。

 

航がこの本を買ってきてくれたおかげで、泉美はそれに気づかされたのだ。

 

大切なのは、このゲームがユーザーの癒しになっているかどうか。

キャラクターの日常を描き、彼らをユーザーにとってより身近な存在に感じてもらうことで、魅力的なゲームにしていく。

 

何を表現したいかよりも、ユーザーにどう届けるか。

それがゲーム作りで1番大切だ。

 

『これから地域イベントなども充実させ、継続して楽しめる乙女ゲームを開発していきたいので、ご検討のほどよろしくお願いいたします』

 

泉美と光井が頭を下げると、

長い沈黙の後、水嶋社長が口を開いた。

 

出資だけでなく、銀行の融資も全額ランタン・ホールディングスで出してくれるという。

それを聞き、泉美も光井も、社員たちもみんなやったーと顔を見合わせ、喜んだ。

 

航のおかげ

そんな中、有栖川は航にコピーを頼む。

 

『それから、この前は言い過ぎたよ。今回はおまえのおかげで助かった。ごめん…』

『有栖川さん…』

『いや、アリスでいいよ』

『わかりました、アリスさん!』

 

航は笑顔で、一目散に部屋を出ていく。

またこの前みたいに燃やさないといいけど…。

航は出勤初日に、濡れた手でコピー用紙に触り、コンロで乾かそうとして燃やしているのだ(;´∀`)

 

でもまさか航に助けられるとは。。

泉美も光井も思ってもみなかった。

 

『泉美ちゃん、育てる才能あるんじゃない?』

『私もびっくりした。まさか社長の自伝を読んでるなんて思わなかったから』

『ね~。意外と、本当に王子様になっちゃったりして』

 

泉美は光井の言葉を否定せず、微笑んで歩き出した。

 

知ることの意味

会社に戻ると、泉美はドリンクコーナーにいた航に感謝した。

すると航は立ち上がって言った。

 

『社長のおかげです。

言ってくれたじゃないですか。

その人が何を考えているのか、知ることが大事だって』

 

航はなんとなくだけど、わかった気がした。

学ぶ意味というか、知る意味というかが。

 

今まで仕事で失敗ばかりしてきた航は、もう何かを知る努力をしても無駄だと思っていた。

でもそうじゃないのかも。。

 

泉美は微笑んで言う。

『失敗だって無駄じゃないよ。失敗だって、知るってことでしょ?』

 

でも水嶋社長の考えを知ったのは、航がマーカーを引いたところではなかった。

残念ながら、読解力はまだまだのようだ。

 

出会った夜の真相

そして話は、出会った夜の日のことに。

 

酔っぱらった泉美は帰ろうとする航の手をつかみ、

『待って、ケント様。そばにいて』

と自分のほうに引き寄せた。

 

でもそのまま、ふがっ。

泉美は気持ちよさそうにいびきをかいて寝てしまった。

その隣で航は寝ていただけ。

だから何もしていない

 

それを聞き、

『だまされた~…』と泉美は大ショック。

 

仲良く話す2人を見かけ、杏奈は動揺するのだった。

 

~4話につづく~

 

 

『推しの王子様』3話の感想

本を読めば、その人の考えがわかる。

たくさんの人の考えを知れば、人の気持ちを推し量ることができるようになるか〜。

深いな〜。

本を読めばいいとはいうけど、そういうふうに思ったことはなかった。

でも言われるとなるほど…。

「失敗も知ることだから無駄じゃない」という言葉も深かったなぁ。

 

毎回少しずつ成長していく航。

本当に王子様になって、勇者を演じてる泉美を迎えにきてくれるのか?

 

でも私的には、ミッチーのほうが包容力があっていいけどな〜。

友達というポジションが、一生一緒にいられるからサイキョーなのかな。

 

ランタン・ホールディングスの小島、野島、島さんたちの登場にも笑ってしまいました。

そういえば、水嶋社長も、一応「シマ」ですね。漢字違うけど。

出資してくれることになったものの、なんか信用できない感じで怖い…。

 

何も起こらないといいですが〜。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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