『ただ離婚してないだけ』3話ネタバレと感想│私じゃダメなの…!?鬼気迫る萩原みのりさんと中村ゆりさんの演技が圧巻!

にこ

今回は、2021年7月21日放送『ただ離婚してないだけ』3話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

正隆(北山宏光)からLINEを無視され、次第に正気を失っていく萌(萩原みのり)…。

 

そんな中、雪映(中村ゆり)はある決意をし、夫の帰りを待つ。

 

幸せの絶頂からどん底へ。

 

正隆と雪映を襲う悲劇とは…!?

それではさっそく、3話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 最終話

『ただ離婚してないだけ』3話のネタバレあらすじ

『なんで…?私、正隆さんの言うとおりにしたじゃん!』

 

正隆(北村宏光)が返事をくれなくなり、萌(萩原みのり)はパニックになっていた。

 

萌が不正出血で婦人科を受診すると、待合室に雪映(中村ゆり)が座っていた。

雪映のことは以前、正隆の家の前で見たことがあった。

でも雪映は自分のことは知らないはずだ。

 

萌は雪映の近くに座り、『何ヶ月ですか?』と話しかけた。

 

でも雪映はまだ妊娠しているわけではなかった。

雪映が不妊治療していることを知り、

萌は診察室に入っていく雪映の後ろ姿をにらみつけながら涙を流した…。

 

正気を失っていく萌

その後、正隆は街で萌とすれ違った。

ハッとして振り返るが、萌は振り返らず人ごみに消える。

 

気のせいかと思った瞬間、

「やっと正隆さんを見れた」

と萌からLINEが。

やっぱり萌?

 

正隆が顔を上げると、

「なんで連絡くれないの?」

「なんで私じゃダメなの?」

「なんで?」

と次々にメッセージが送られてきた。

 

私はあなたを見捨てない

その夜。

正隆が家に帰ると、真っ暗な部屋の中に雪映が座っていた。

 

『なんだよ、脅かすなよ』

何も言わない雪映を見て、正隆が苛立ちをあらわにすると、

雪映は口座から20万円引き落とされていたことを告げる。

そして出張だと言って、正隆が箱根の温泉に行っていたことも。

 

『好きにすればいい。浮気しようが浪費しようが、あなたの好きにすればいい』

 

そう言うと、雪映はずっとうつむいていた顔を上げ、正隆の顔をじっと見た。

 

『でもこれ以上、自暴自棄にならないで。

もう、過去は忘れて、もっと自分を大切にして…。』

 

義父が正隆を後任の社長に選ばなかったあの日から、正隆の何かが壊れていった。

 

実の子じゃないというだけで後継者からはずされ、周りの人たちは手のひらを返したように正隆から離れていった。

 

逃げるように富山を出て上京し、正隆は酒に逃げた。

 

そんな中、雪映が妊娠していることがわかった。

子どもが生まれれば、過去じゃなく未来を見てくれる。そう思った。

でも赤ちゃんは雪映のおなかの中で亡くなってしまった。

 

『生き直してよ。あなたにはあなたの人生があるじゃない』

『同情なんかするなよ…』

『私は見捨てない。。この先もずっと…』

去っていこうとする正隆を後ろから雪映は抱きしめる。

 

正隆はそれを振りほどき、雪映のキスを拒んだ。

それでも雪映は正隆に唇を重ねる。

正隆はそれを受け入れ、愛し合った。

 

なんで私じゃダメなの?

「別れよう。今までありがとう」

正隆はけじめをつけるため、萌にLINEを送った。

それを見た萌は机の引き出しからカッターを取り出し、手首を切った。

 

弟の創甫(北川拓実)が気づいて止めに入ると、

『なんで…。なんで私じゃダメなの…?』

と萌は錯乱し、泣き叫ぶ。

萌の目の下にはどす黒いクマができていた。

 

借金の取り立て

その頃、萌が働くガールズバーには、ヤクザの仁科徹(杉本哲太)が借金の取り立てにきていた。

 

バーの経営者である佐野(深水元基)は、とんでもない相手から金を借りてしまったようだ…。

 

穏やかな生活

一方、雪映と関係を修復したことで、正隆は心を改め、前向きに仕事に取り組むようになっていた。

 

そんな穏やかな時間をさえぎるように電話が鳴る。

『今日で3回目、無言電話。ほんと頭にくる』

 

雪映の言葉を聞いて、正隆は思った。

きっと電話をかけてきたのは萌だ。

 

でもこちらから電話しても、萌は出ない。

『なんで出ないんだよ!』

正隆の苛立ちが増す中、

思いがけなくふたたび雪映が妊娠したことがわかった。

 

診察が終わった後、雪映が喜びのあまりソワソワと待合室に座っていると、隣に萌が座った。

 

髪はボサボサ、土気色の顔で『こんにちは~。また会いましたね』と萌は不気味に雪映に笑いかける。

 

萌は雪映と同じようにお腹を手でおさえていた。

それを見て雪映は、萌が妊娠しているのだと思った。

思ってしまった。

雪映が幸せそうに赤ちゃんができたことを伝えると、

萌は一瞬ぼう然とし、『おめでとうございます』とニカッと口を開けて笑った。

 

幸せからどん底へ

その日の夕食の時間。

雪映が妊娠したことを正隆に告げようとすると、インターフォンが鳴った。

 

それは萌だった。

画面を見て、驚きのあまり動けなくなる正隆。

新聞の集金だと思った雪映は何も知らず、ドアを開けに玄関へ向かった。

 

すると『こんばんは~。お邪魔します』と萌は雪映を突き飛ばし、中にはいった。

 

あまりにも変わり果てた萌の姿に、正隆は何も言えずに立ち尽くす。

 

『正隆さ~ん、ひさしぶり~。元気~?』

 

萌は正隆を抱きしめたかと思うと、

『この家に来るのもひさしぶりだな~』

と飾ってあった花を投げつけ、正隆と不倫していたことを暴露する。

 

『ねえ、私は正隆さんのなんだったの…?』

 

正隆が萌を追い出そうと近づくと、萌はキッチンから出した包丁で、正隆の腕を突然切りつけた。

 

『ねえ、なんで私じゃダメなの?

私の子供はダメで、その女の子供はいいんだ…。

私だけ?

私だけなんて絶対に嫌~!』

 

萌は絶叫し、雪映に向かっていく。

それを止めようと、正隆は包丁をもった萌ともみ合いになった。

 

『あんただけ幸せになるなんて許さない!』

 

萌は正隆を振り切り、雪映に包丁をふりかざす。

正隆が必死に止めに入ると、萌は急にうなるような叫び声をあげ、動かなくなった。

 

床に突っ伏したまま動かない萌の体をあおむけにすると、腹部に包丁が刺さり、萌は絶命していた。

 

みるみるうちに広がっていく血溜まり…。

正隆と雪映はただぼう然と、それを見つめるのだった…。

 

 

──4話につづく──

 

 

『ただ離婚してないだけ』3話の感想

うーん、すごい!

萩原みのりさんと中村ゆりさんの鬼気迫る演技がなければ今回の話は成立しなかっただろう。

予告で見て、やりすぎでは?と思った萌のどす黒いクマメイクも、話の流れの中で見ると痛々しいほど苦しい萌の心そのものを映しているように見えた。

 

雪映が『浮気しても浪費してもいい。でももっと自分を大切にして。私は決してあなたを見捨てたりしない』というシーンは胸をうった。

正隆が社長になれないとわかった瞬間、離れていった人たち。

今まで頑張ってきたのはなんだったのかと、すべてに見放されたような気持になり、自暴自棄になっていった正隆。

雪映はそんな正隆をずっと見守ってきた。

 

毎日、食卓を囲むだけの日々だけだったけど、雪映の正隆への気持ちは変わっていなかった。

だって朝食も夕食も、愛がないのにあんなに毎日作れるわけがない。

 

でも正隆が前を向いて歩きだした矢先、雪映の妊娠がわかり、萌の悲しみと怒りはピークに達した。

自分はダメで、なんでこの人はいいの?

萌の気持ちもわかるから余計苦しい。

 

ドラマでは原作とは殺し方が違い、誤って萌のおなかに包丁が刺さってしまったという形にしたんですね。

さすがに原作のとおりにはできないよなぁと納得。。

それでもじゅうぶん説得力のある、鬼気迫るシーンでした。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(o^―^o)

またの~。

 

その他のあらすじ
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 最終話