『リコカツ』9話ネタバレと感想│頑張れお父さんズ!咲の背中を押す、連の口パクにキュンッ!

にこ

今回は、2021年6月18日放送『リコカツ』9話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

9話では、今までいいところなしだった武史(平田満)&正(酒向芳)が頑張ります!

 

不器用なお父さんたちの愛は、お母さんたちの心に届くのでしょうか?

 

そして咲(北川景子)を好きな男性陣も、それぞれの形で咲を応援します!

 

はたして咲と紘一(永山瑛太)は自分の気持ちに素直になることができるのでしょうか!?

それではさっそく、9話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『リコカツ』9話のネタバレあらすじ

咲(北川景子)は、紘一(永山瑛太)との想い出がつまった共有名義のマンションを売ることに。。

紘一に彼女ができたので(嘘だけど…)、このままローンを半分負担してもらうのは申し訳ないと思ったのだ。

 

姉・楓(平岩紙)はさっそく元カレ・貴也(高橋光臣)に連絡するが、

咲は「誰とも結婚しない」と言った手前、貴也に頼るのは気がひけた。

 

でも『何年つき合ってるの』と貴也にはなんでもお見通し!

マンション売却の件だけでなく、紘一に『貴也とやり直すことにした』と言ってしまった件も、話を合わせてくれることに。。

なんていい奴なの~!

 

その後、貴也は紘一の家へ。

マンションを売ると聞き、貴也と咲が結婚して新居を買うのだと勘違いした紘一は、笑いながらお茶をダバダバと注ぎまくる…!

(;´∀`)

 

『結婚式はいつ?』

『いや、まだそこまでは…』

『そうですよね!すいません、また先走ってしまった』

そう言いつつも、

『式は挙げたほうがいいですよ。この人を一生守るっていう実感が湧きますから』

と、紘一は実感のこもった顔で言う。

 

『・・・・・・・』

『こんなこと、失敗した人間が言っても説得力はないですよね』

紘一は笑って、売却に全面同意。

 

『それが咲さんの幸せにつながるなら全く問題はありません』

口ではそう言いながら、紘一は貴也からボールペンを奪い、乱暴にサインするのだった!

 

連との賭け

一方、小説家の水無月連(白洲迅)は、まだ咲が紘一に未練があることを見抜いていた。

 

”今書いている原稿が完成しても、咲が誰ともつき合っていなかったら連とつき合う”という賭け。

『あれはやめましょう』と咲は言うが、

『どうしよっかなぁ』と連ははぐらかす。

 

『先生・・・!』

『そんなに俺が嫌い?』

 

そう言われて、咲はそれ以上何も言えなかった。

 

パリ研修

そんな中、咲は前に所属していたファッション誌の編集長・大崎(松永天馬)から、パリのマリ・クレール本社に研修に行かないかと持ちかけられる。

期間は3年!

 

それは前から咲が希望を出していた話。

たが咲は少し考えさせてほしいと返事をする。

 

正の挑戦!

一方、「探さないでくれ」と置き手紙を残して自宅を出た紘一の父・正(酒向芳)は、薫(宮崎美子)の働く陣屋にいた!

ここで仲居として働くというのだ!

 

しかし今まで自衛隊一筋だった正は、大声で接客したり、年下の仲居リーダーに命令され腹を立てたりと、問題ばかり…(;^ω^)

 

薫は旧姓で働いているため、まだ周りにはバレていないものの、いつバレるかと気が気でなかった。

 

武史の逆襲!

そんな中、紘一は咲の父・武史(平田満)に呼び出される。

武史は、美土里(三石琴乃)をだまして大金を奪った立川(中山麻聖)の居場所を見つけ、決闘しようとしていた!

 

白目を向いた怖〜い紘一を盾に、恐る恐るビルに入っていく武史!

立川が1人だと知るや否や、武史は『金を返してもらおう!』と威勢よく乗り込む!

しかし立川はもう金を使い果たした後だった。

 

さらに立川は、あの金は俺が稼がせてやった金だから使って当然だ、若い男とつき合えてよかったじゃないかとあざ笑う。

 

怒った武史は立川に飛びかかろうとするが、紘一が止め。。

『離せ!』

『離しません!』

『あっ!』

いきなり紘一が手を離し、武史は転倒し、手首をねん挫してしまう!

 

紘一は逃げようとする立川を捕まえ、あっという間に馬乗りに!

だが、

『あの女に金なんか必要ないだろ!先が短いんだから!』

という立川の言葉に、

『どういうことだ?』と紘一と武史は首をひねる。

 

立川は美土里のバッグを勝手に漁り、乳がんの再検査の通知を見つけていたのだ。

 

美土里の病気

病院に寄った後、武史は紘一を連れて、咲や美土里たちが待つ自宅に戻った。

 

『どうしてそんな無茶するのよ!』

怒りながらも武史を心配する美土里に、武史は病気のことを尋ねる。

 

すると美土里は『本当よ…』と認めた。

でも治療を受ける気はないという。

 

この先、老いてどんどん醜くなっていく自分を見るよりは、このままキレイな自分のままいなくなりたいという美土里。

 

それを聞き、

『ばかやろう!』

と武史は叫ぶ。

 

『悪いが、美土里と2人で話をさせてくれないか?』

 

武史と2人きりになった美土里は『あなたと話すことなんてもうない』と突っぱねる。

 

だが武史は、最初にデートに誘ったときもそう言われたと言って、美土里を驚かせる。

武史は、22回も誘ってやっとデートにこぎつけたのだ。

 

最初のデートのことも、2度目のデートのことも、武史は事細かに覚えていた。

結婚するまで何回デートして、何時間一緒にいたか。

結婚してからのことも全部覚えている。

 

『美土里は見た目だけの女じゃない!それは俺が1番よくわかってる。

美土里は俺の人生のすべてだ。美土里を1番愛してる』

 

それなのに武史は美土里を大切にしなかった。

離婚して初めて、そのことに気づいた。

 

『生きてくれないか?俺のために。

生きてくれよ!

しわくちゃのおばあちゃんになっても、美土里は美土里だ!

美土里が元気で生きててくれさえいれば・・・、

生きててさえくれれば。。

生きててくれよ、美土里〜!』

 

武史がボロボロ泣くと、

『わかったわよ。わかったからそんな顔で泣かないでよ』

と美土里は武史にハンカチを差し出す。

 

『美土里〜』と武史は泣きながら眼鏡をとり、涙をぬぐった。

 

もし君に何かあったら・・・

美土里が治療を受けてくれることになり、武史はすぐに咲に電話した。

そのとき、咲は紘一に送ってもらい、家にいた。

 

『元お義父さんは、元お義母さんを愛してるんだな』

 

紘一の言葉を聞き、

『離婚してからやっと気づいたんだよね。夫婦ってなんだろうね』

と咲は答える。

 

紙切れ1枚で赤の他人が夫婦になる。

夫婦のあるべき姿は、お互いに異なる。

理想の形が違うことに結婚してから気付き、

離婚すると決めてお互い自由になる。

 

皮肉なもので、咲たちも離婚すると決めてからうまくいくようになった。

 

『離婚してよかったのかな?』

 

咲の問いに、紘一は答える。

 

『人間、いつ何があるかわからない。

今日、死ぬかもしれないし、明日会えなくなるかもしれない。

特に、自分の仕事は死と隣り合わせだ。

だからいつも意識しているつもりでいたが、今日、咲さんの両親を見て実感した』

 

『もし君になにかあったら、自分は・・・』

『え?』

 

でも紘一は首を振り、咲を守るのは自分ではなく、元カレ・貴也だと考え直す。

咲も『紘一さんには守るべき人がいるものね』と、一ノ瀬(田辺桃子)のことを考える。

でも本当は期待していた。

『自分は・・・』という紘一の言葉に、咲は目を輝かせ、振り向く。

しかしその時、間が悪いことにインターフォンが鳴り、貴也がやってきて紘一は去る。

 

『すいません、間男じゃありませんから』

 

またしても2人は素直になれぬまま別れ、車に戻った紘一は激しく後悔するのだった。。

 

咲が結婚しないのは

紘一が去った後、貴也はマンションが売れたことを咲に伝えた。

『そっか、、売れたんだ』

動揺する咲に、貴也はここを出て行く宛てはあるのか尋ねる。

 

咲はパリ研修のことがあるからか、『少し考えていることがあって』と答える。

 

『咲は俺に”もう誰とも結婚しない”って言ったけど、

それって1番好きな人とはもう結婚できないからじゃない?

離婚したから』

 

『そういう意味じゃない』

咲は否定するが、

『俺にはそう聞こえた』

『紘一さんはもう新しい人と前に進んでる』

『俺は聞いているのは咲の気持ち。

咲はどうしたいの?』

と貴也は食い下がる。

 

『・・・ごめん、言いすぎた』

貴也が去ると、咲は泣きそうな顔で小さなため息をついた。

 

前に進めない2人

家が売れたので、美土里たちは武史が待つマンションに帰ることに。

『人生をやり直すのに、遅すぎるってことはないのかもね』

前向きな美土里の言葉を聞き、咲は嬉しくなる。

 

そんな中、紘一は、咲との想い出の品を処分しようとしていた。

でもできない。。

咲も、紘一と撮った写真を消去しようとしてできず、胸が苦しくなるのだった。

 

小説のラスト

翌日、紘一がそんな葛藤をトレーニングにぶつけていると、

『あの人が大変なの!』

と薫から電話があり、紘一は急いで陣屋に向かった!

 

一方、咲は連の家へ。

連の小説はラストを残し、完成間近に迫っていた。

 

最終章で、主人公はある女を好きになる。

だが、その女は結婚していて、離婚する。

それでもまだ別れた男が好きらしい。

それはまさに咲のことだった。

 

『困るんだよね、決着つけてくれないと。結末が書けないじゃない』

 

連が原稿をバサバサ振ると、

『結末なら決まってます。

もう、戻れません。

一緒に住んでいた家も売れてしまったし、もう何も残っていないんです』

と咲は答える。

 

『ふざけんな!』

連は原稿を投げ捨て、叫ぶ。

 

連は、咲と紘一を見てこんなバカはいないと思った。

全然違う環境で育って、全然違う価値観で、バカみたいにぶつかり合って、裸の心を見せ合って。。

 

『俺はあんたたち2人に本当の愛が本当に存在するんだってことを教えられた。

見せつけられた。まざまざと。あの太陽みたいに疑いようのない事実として!

俺にっ、この俺に突きつけられたんだ。

なのに今さらくだらない嘘をついて、手遅れ?

そんなわけないじゃん!!!』

 

正の本音

紘一が陣屋に着くと、正が本日付けで辞めてほしいと支配人から言われていた。

 

薫と一緒に少し離れたところから見ていると、

『待ってください!お願いします、もう1度だけチャンスをください』

と正は土下座した。

 

正は自衛隊で40年働き、妻と子を養ってきた。

夫であり、父であることを当然だと思っていた。

家庭はそこにあるものだと思っていた。

でもあっけなく家庭は崩壊し、

1番大事な妻1人、息子1人きちんと寄り添ってやれなかった、守ってやれなかったことに気づいた。

 

『だから自分はこの場所で、今、ちゃんと生まれ変わらなければならない。

今からでも自分はやり直したいんです!

やり直せることを大事な人に伝えたい。

このとおり!

平(ひら)に、平にお願い申し上げます!

お願い申し上げます!』

 

それを聞き、薫は正のことを誤解していたのかも…と思った。

お父さんも私たちと一緒だったのだと。

 

『でもそれならちゃんと言葉にして言ってほしかった!』

薫は涙を浮かべて声を荒らげ、

『お父さんともう1度話をしてみようかな…』

と紘一に微笑みかける。

 

このままじゃきっと、後悔しか残らないから。。

 

咲の出した答え

一方、連はライト付きペンを咲に返す。

 

『武士野郎のペン、必要なんだろ?

結末は、あんたが決めて』

 

咲はペンを受け取り、連に深々と礼をして走り去る。

 

そんな咲の背中に向かって、

『・・・、・・・・・』

連はかすかに微笑み、口パクでささやいた。

 

自分のきもちに正直に!

咲は紘一に、

「初めて2人でデートした場所に来て」

とメールを送った。

 

紘一がそれを見ていると、

『後悔してるんじゃない?離婚したこと』

薫が言った。

 

『咲さんには新しいパートナーがいて、自分は過去は捨ててしまった』

 

『だったら、未来をつくりなさい。

2人の未来を。

至誠にもとるなかりしか!

自分の気持ちに正直に・・・』

 

それを聞き、紘一の顔から迷いが消え、笑顔が戻った。

 

好き!

夕方。

咲は紘一と待ち合わせをした雷門のそばで紘一を待った。

しかし夜になっても紘一はこない。

ペンライトをつけたり、消したり。

LINEは既読になっているが、電話をしても繋がらない。

 

咲はその時、ふいに紘一からプロポーズされた場所を思い出し、走った!

 

すると、いた!

紘一は、雷門のほうは待ち合わせ場所で、デイトした場所はこちらだと思っていたのだ。

 

それに紘一のスマホは充電が切れ、返信もままならず、ここで待っていたらしい。

 

『タイミング悪っ!』

腹を立てる咲を見て、

『じゃあ、雷門でもう1度待ち合わせをしよう』

と紘一は歩いてエスカレーターを降りていく。

 

咲はそんな紘一を追いかけ、上から見下ろし叫んだ。

あのとき、紘一が咲を追いかけてくれた日のように!

 

『私だって!

私だって、あなたに何かあったらと思うと耐えられない!

私はやっぱり紘一さんが好き。

どうしようもないくらいあなたが好き!

紘一さんと一緒にいたい』

 

咲は階段を駆け下り、紘一のもとに走った。

 

『自分も、君のことを忘れようと思った。

何度も何度も忘れようとした。

だができなかった。

 

自分は、

どうしようもなく、、

 

君のことが好きだ』

 

ついに自分の気持ちに素直になった2人は微笑み合い、紘一は咲を抱きしめる!

 

そして大きな手で咲の頭を包み込むようにして、おでことおでこを合わせて誓う。

 

『自分は変わる。君とやり直すために、変わる。。』

『私も・・・』

 

咲が紘一の手に自分の手を重ねると、紘一は手を離し、咲の手を両手で包み、ぎこちなく咲にキスしようとした、、

 

でもできない!

 

紘一は咲の肩にあごをのせ、悔しそうに肩越しにパクパク。

 

咲はそんな紘一を愛おしそうに抱きしめるのでした。

 

 

〜次回、最終回につづく!〜

 

 

『リコカツ』9話の感想

キャー!

ついに2人が素直になれましたね!

でもキスできないのが紘一らしい。。笑

咲の肩越しに悶絶しながら言っていた言葉は、できない!クソぉ〜〜!とかそんな感じかな??

 

対する水無月連の口パクは、気になって何度も見たけどわからない。

『〇〇〇、緒原咲』

と言っているようですが、賭けは君の勝ちだということで、

『勝ちだ、緒原咲』

って言ってるのかな?

うーん、なんて言ってるにせよ、連の気持ちを考えると切ない。

はじめから連は咲の気持ちに気付いていて好きになったようなところがありましたからね。

咲を好きになるのと同時に、咲と紘一のお互いを想う気持ちに気付き、愛を信じる気持ちになったんですね。

そしてお互いなんで素直にならねーんだ!とハッパをかけてくださった。

 

あの小説、最後まで書くのかな、出版されるのかな?

自分を切り売りする仕事だとしても切ないな。

でもそうやって名作は生み出されるんだろうな。。

 

お父さんズも頑張ってましたね!

お母さんに生きていてほしい!と泣いて頼む武史も、

ここで変わらなきゃだめなんだ!と土下座して支配人に頼む正も、

人生いつからでもやり直せることを伝えてくれました。

 

そしてその言葉が、ちゃんと紘一の言葉にも出てきてるんですよね。

俺は変わるって。

変わるばかりがいいことじゃないと思うけど、全く価値観の違う人間だもの、寄り添うには変わらなきゃいけなかったり、目をつぶったりしなきゃいけないところが山ほどあるよね。

 

はたして咲はパリに行くのでしょうか?

2人がどんな決断をくだすのか、最後まで見逃せませんね〜(>ω<)

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました!

またの〜。

 

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