『リコカツ』3話ネタバレと感想│雨宿りしている2人・・・。今回は決めゼリフが逆なのね~!

にこ

今回は、2021年4月30日放送『リコカツ』3話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

紘一(永山瑛太)の母・薫(宮崎美子)が箱根旅館で働いていることがわかり、紘一と咲(北川景子)は会いに行くことに。

 

それはまるで新婚旅行のようで…!?

 

そんな中、紘一は部下の純(田辺桃子)から「相談がある」と言われ、咲も新しい部署への異動を命じられる。

 

はたして薫さんは帰ってきてくれるのでしょうか?

それではさっそく、3話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『リコカツ』3話のネタバレあらすじ

咲(北川景子)の母・美土里(三石琴乃)が突然『ここに住む』と家にやってきた!

父・武史(佐野史郎)が浮気したので、離婚するという。

 

でも武史の浮気は今に始まったことじゃない。

美土里によると、武史は言ってはいけないひと言を言ってしまったというのだが・・・。

 

咲は紘一(永山瑛太)に『私たちが離婚することは言わないでほしい』と頼み、美土里がいる間は寝室を共にすることに。

 

『そういえば、お義母さん・・・』

咲が紘一の母・薫(宮崎美子)のことを思い出してSNSをのぞくと、薫は箱根の温泉旅館で働いているようだった

 

2人はベッドで並んでスマホを覗きこんでいるうちに、あまりの近さにドキドキしてしまう。

そこに美土里が突然入ってきて、2人はびっくり!

写真を見た美土里は、2人が新婚旅行に行くのだと勘違いしてしまう。

 

翌朝、紘一は父・正(酒向芳)に薫を迎えに行くよう頼んだ。

でも正はメンツを気にして拒否したため、2人で休暇を取って会いにいくことに・・・。

 

詮索好きな美土里のおかげで、紘一が都内に住むのを決めたのは、

咲に遠距離通勤はさせられないし、実家に近いほうが安心だと思ったためだとわかる。

それを聞き、咲は紘一のことを見直すのだった。

 

謎の男性

その日、咲が仕事をしていると、

『緒原咲さん。これ、緒原咲さんのでしょ?』

と、ライト付きボールペンを持って近づいてくる若い男(白洲迅)が。

でも咲はまだ”緒原”という名前に慣れてないので、なかなか気づかなかった。

 

すると『新婚?離婚?』とその男は迫ってくる。

咲は心の中で、近いうちその両方になるかも・・・と思いながら『新婚です』と答えた。

 

『じゃあ、愛とか信じてるわけ?

おめでたいね~。俺は愛なんてこの世にはないと思う』

そう言うと、男は名前も告げずに去っていった。

 

元カレとの交流

一方、茨城の自衛隊駐屯地では・・・。

一ノ瀬純(田辺桃子)が、咲をこの前 山の中に置き去りにしてしまったことを後悔していた。

 

そんな中、紘一が休暇を取って箱根に行くことがわかり、隊員たちは『新婚旅行か?』と盛り上がる。

それを聞き、紘一に想いを寄せる純は複雑な気持ちになる。

 

その帰り、紘一は同じスポーツジムに通っている青山貴也(髙橋光臣)と再会する。

実は貴也は咲の元カレなのだが、

2人はまったく気づかず、サウナで互いの身の上話を始める。

 

紘一は今まで誰ともつき合ったことがなく、

つき合ったらその人と結婚しようと決めていた。

それを聞いた貴也はびっくり!

 

貴也が1番長く続いた相手は咲だったが、

急に結婚したいと言い出し、『結婚できない』と言ったら別れ話になった。

そしたら当てつけのように出会った男とすぐに結婚し、

あのとき、引き止めていれば・・・と後悔しているという。

 

貴也は5年つき合った咲のことをまだ愛しているようだった。

 

旅行の前日

箱根旅行の前日、咲は編集長の大崎(松永天馬)から、文芸部への異動を告げられる。。

 

一方、紘一の職場では新婚旅行壮行会が行われ、

べろんべろんに酔っぱらった紘一は、鼻がぶひっぶひっと鳴って止まらなくなる。

 

純から相談があると言われるが、

『また日を改めて』と帰る紘一。

紘一は家に着くと、

『起きている』と言いながら床に寝っ転がって寝てしまう。

 

咲は自分の話を聞いてもらうどころじゃなくなり、早く離婚したいという気持ちを新たにする。。

 

新婚旅行気分

翌日、咲が起きると既に紘一の姿はなく、

外で準備万端、トレーニングをしながら待っていて、咲は呆れてしまう。

 

出発早々、咲の姉・楓(平岩紙)から電話がかかってきて、

美土里のことが心配だからしばらく咲の家にいるという。

紘一は『君の家族は驚くほど攻撃が速い!』と驚いた。

 

そんなこんなであっという間に箱根に到着。

紘一は薫が働いている旅館に乗り込もうとして、

『まだ心の準備ができていない!』と逆戻り!

 

『今さらなんのために来たと思ってんの!?』

と、咲は必死で紘一を引っ張り、旅館に連れて行った。

 

実はここは、重森隊長(菅原卓磨)がよく利用している宿で、

寝室は新婚さん用のバラやハート風船で飾られ、バラ風呂まで用意されていた。

 

そんな中、紘一は薫が働いている姿を見かけ、言葉を失う。

その姿は今まで見たこともないくらい、生き生きと輝いていた。

 

正しい離婚のしかた?

その頃、正は弁当に入っていた卵焼きを食べて、

『しょっぱい!違う!』と叫んでいた。

そこに武史が現れ、お互い妻に出ていかれたもの同士飲もうという話になる。

 

正は離婚届に触れると現実になるような気がして、誰にも触れさせていなかった。

定年するまで自分の稼ぎでやってきたのに、

定年してこれから一緒に過ごそうと思った矢先にポイ捨てされるなんて・・・。

 

それに対し、武史は『妻を自由にさせるのが夫の甲斐性ですから』と全然気にしていないようだった。

 

一方、美土里と楓は「リコカツ」の本を見ていた。

そこには

「いきなり家を出てはいけません。まずは水面下で準備を進め、最後に家を出るのが正しい離婚のやり方です」

と書かれていて、

2人は『もう家を出ちゃったよー』と嘆く。

 

やっぱり、ちゃんと弁護士に頼んだほうがいいのだろうか?

 

雨宿りしている2人

その夜、咲と紘一の部屋に夕食を運んできたのは、薫だった!

紘一は家に戻ってくれと頼むが、薫は仕事に徹し、話もしてくれない。

 

紘一は落胆し、今まで自分が見てきた母の姿はなんだったのか・・・と咲に本音をこぼす。

もしかしたら母さんはずっと不幸せだったのかもしれない。

自分がいたから我慢していたのかもしれないと。

 

話しているうちに雨が降り出し、咲は紘一に尋ねた。

『子供のころ、お義母さん、雨が降ったら傘を持ってきてくれた?』

すると紘一は、中学生になっても迎えに来て恥ずかしかったと答えた。

 

『それに料理も上手だよね~。

前に紘一さんの家で食べた卵焼き。甘くて形もよくて、とっても美味しかった』

 

『父さんの好物だからな。卵焼きはよく食べた。

でも、母さんは本当は甘い卵焼きが苦手だった。

ずっと家族のために我慢していたんだ』

優しいお母さんだね

 

『ああ。だが、ああ見えてしつけに厳しく、困った人を見かけたら助けなさいとよく言われた』

いいお母さんだね

 

『でも母さんにとっては、それもすべてリセットしたいことだったのかもしれない』

紘一がそう言うと、

『それは違うと思う』

と咲は言った。

もしそうなら、とっくに家を出ていたはずだ。

 

『それは自分がいたから・・・』

『違うよ、嫌々お母さんをやっていたら、紘一さんも気づいたと思う。

お義母さんもそのとき、幸せだったはずだよ』

『君に何がわかる』

『わかんない、わかんないよ』

 

でも昔は女性は、仕事か家庭、どちらかしか選べない風潮があった。

だから子供の手が離れた今、

もうひとつの道を生きてみたいと思う気持ちはわかるような気がする。

 

それに人間だれしも、矛盾する思いを抱えているものだ。

 

『こっちの人生でよかったけど、あっちの人生も気になるとか、

離婚するための旅行だったのに、思わずウキウキしちゃったりとか』

『・・・え?』

 

咲は思わずそんなことを口にしてしまい、ハッとした。

薫が生き生きと新しい場所で頑張っているのを見たら、

自分も新しい部署に異動してもなんとかやっていけそうな気がしたのだ。

 

『なぜ、そんなふうに励ましてくれるんだ。離婚、するのに・・・』

『そうだよね・・・』

 

咲は雨を見て言った。

『雨宿り、しているのかも。

私たちは今、雨宿りしているんじゃない?

雨がやんだら別々に歩き出す。

でも今は少しの間だけ、雨宿りをしている。

私と紘一さんはそういう関係なんじゃないかな?』

 

薫との別れ

翌朝、咲と紘一は花やハート風船をもらい、宿を後にした。

咲は紘一を引き止めると、お義母さんのことはこのままでいいのかと促した。

 

すると紘一は急に走り出し、薫を見つけ、

『もう、戻ってほしいとは言いません。話を聞かせてほしいんです』

という

 

薫は紘一と2人になると、

『お父さんのことを嫌いになったわけじゃないの』

と話し出した。

 

でも薫はもう、1人で生きていくと決めたから。

ちゃんと自立しているという証に、けじめをつけたかった。

 

それにここではみんな「薫さん」と薫のことを呼んでくれる。

ここにいると薫は、妻でも母でもなく、1人の人間として扱ってもらえる。

 

『これからは本当の意味で自分の人生を生きていく。

私、今、本当に楽しいの』

 

背筋を伸ばして凛と立っている薫を見て、

紘一は『正直まだ納得はできません』と涙をぬぐった。

 

『けど、今の母さん、すごくいい顔だ』

紘一は微笑んで、薫の肩に手を置いた。

 

『体に気をつけて、頑張って』

『・・・ありがとう。ごめんね、こうちゃん』

薫は涙ぐみ、何度も謝った。

 

正との決裂

紘一と咲は、薫が見つかったことを正に伝えた。

 

『そうか、よかった。それでいつ戻る?』

喜ぶ正に、『母さんは戻りません』と紘一は告げた。

 

『母さんは今まで見たことないくらい、生き生きしていました。

私は、今の母さんの生き方を認めてあげたい』

 

でも正は『このままじゃ、自分が生きてきた人生が丸つぶれになる。箱根まで行って何してるんだ!』と、紘一を責めた。

それを聞き、咲は紘一をかばった。

 

『紘一さんを責めるのはやめてください。

紘一さんだって、苦しんだんです。

苦しんで苦しんで、それでもお義母さんの姿を見て、見守ろうって決心したんです。

お義父さんよりも紘一さんのほうがずっとお義母さんの気持ちをわかろうとしていると思います』

 

離婚したとしたとしても、

紘一がこんなに立派に育っているんだから、正の人生は否定されたことにはならない。

咲はみんなで、新しい道を歩き出したお義母さんを応援してあげませんか?と正にお願いした。

 

でも正がすぐにそれを受け入れられるわけもなく・・・。

正は怒って部屋を出ていった。

 

運命の人

その帰り道、咲は言いすぎてしまったことを謝った。

でも紘一が責められているのを見て、なにか言わずにはいられなかった。

 

『だって私はまだ、あなたの妻だから・・・』

 

それを聞き、紘一は持っていた風船の束を放し、咲を後ろからきつく抱きしめた。

咲が苦しがると、慌てて力を緩める紘一。

その腕の中で、咲は帰り際、薫から聞いた話を思い出した。

 

航空救難団の仕事は、助けるほうも命がけ。

それでも、助けられない命もある。

だから咲を救えた時、

紘一はすごく嬉しかった、生きていてくれてよかったと、とても喜んでいたという。

 

紘一が救助に向かった時、

それまで涙を我慢していた咲が、ホッとした顔で笑ってくれた。

その笑顔を見て、この人を守るためにこの仕事についたんだと、紘一は思った。

 

そんなふうに紘一が薫に仕事の話をしたのは初めてだった。

いつもは国家機密だからって任務の話なんてしたことないのに。

 

咲は紘一のほうを振り返ると、そっと紘一の胸に寄り添った。

紘一はドキッとして、恐る恐る咲の背中に手をまわした。

 

家に帰ってきた2人はなんだかいい雰囲気。

おなかもすいちゃったし、紘一が何か作ろうかと部屋に入ると、

そこには青山貴也の姿が。。

 

『・・・あれ?』

『どうしてここに?』

『・・・え?』

『え~~~~!!!???』

 

3人の叫び声と共に、新たな闘いのゴングが鳴り響いた!

 

~4話につづく~

 

 

『リコカツ』3話の感想

今まで紘一が咲のことを守ってきたけど、

今回は咲が紘一のことを守る番。

 

『だって私はまだ、・・・あなたの妻だから』って、

紘一が言っていた決めゼリフを咲が言うところ。

わ~来る来る!と思いながら、ズキューンとなった。

 

毎回、紘一が『あなたの夫だから』っていうのかなーと思ってたからいい意味で裏切られた!

離婚離婚と言いながら、

お父さんお母さんの姿を見て、どんどん夫婦の絆を深めていく2人。

 

薫さんの、「妻でもなく母でもなく、1人の人間として扱ってほしい」というのは、うちのお母さんも言ってたな。

そのとき私はまだ結婚したばっかだったからよくわかっていなかったけど。

 

今は娘ちゃんの同級生のママに『〇〇ちゃんのママ』じゃなく、『△△さん』と苗字で呼ばれるほうがドキッとするかな~。

え?急にどうした?的な。

 

職場では『△△ちゃん』と呼ばれることが多いので、個人として生きている感じがするかも。

だから薫さんも専業主婦じゃなく、そういう場所があったら離婚するまでには至らなかったのかもしれないなぁ。。

 

正さんがいつそれを受け入れられるのか、甘い卵焼きをいつ自分で作ろうと思うのか(思わないのか)、

それぞれの想いが伝わってきて切ない回でした。

 

でも紘一は、女性とつき合うのが初めてだったんですね~!

だから何もかも初めてで、バックハグも力加減がわからなくてきつく抱きしめてしまうのね〜。

そのくせ、咲に振り向かれたらドキドキして、背中に手を回すのも緊張してしまったり。

 

ドギマギする表情は目を見開きすぎで怖いし、

風船と戯れたり、星の王子さまミュージアムに行こうとソワソワしている姿はかわいい。

まだまだ隠された紘一の魅力がいっぱいで、この先が楽しみ~。

 

雨宿りの話も深かったわ。

なんで旅館の辺りには、ああいう川が流れているのだろう?

ちゃんと雨の日に撮ったのか、川にぽつぽつといくつも雨の跡ができていて、雨音が心地よかったなぁ。

情緒あふれる素敵なシーンでした。

 

そしてとうとう、咲と紘一、貴也の3人が再会!

それに、謎の小説家として白洲迅さんも関わってくるのかな~?

また嵐の予感ですね~!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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