『六番目の小夜子』4話ネタバレと感想│やっぱり沙世子は普通の転校生じゃない?不良たちをやっつけるシーンが半端ない

にこ

今回は『六番目の小夜子』第4話「謎のメッセージ」のネタバレあらすじと感想をまとめました。

出典:NHK

授業中、スライドに「ふたりのサヨコは災いを起こす」という文字が映され、玲(鈴木杏)と沙世子(栗山千明)は驚く。

 

さらに掲示板に、偽のサヨコからのメッセージが貼られ、2人は大混乱!

 

いったい、邪魔しているのは誰なのか…?

 

そんな中、学校に四番目のサヨコが現れ…!?

それではさっそく、4話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『六番目の小夜子』4話のネタバレあらすじ

潮田玲(鈴木杏)の通う中学には、”サヨコ”という言い伝えがあった。

その年のサヨコに選ばれた生徒は、サヨコであることを誰にも知られずに3つのことをしなければならない。

 

1つ。始業式の朝、正面玄関に赤い花を飾る。

 

2つ。文化祭の日に、「サヨコ」という芝居を上演する。

 

3つ。卒業式の日、サヨコの証である鍵を次のサヨコに贈る。

 

だがもし誰かに知られたり、他にサヨコを名乗るものが現れたら…

 

授業中、玲がもう1人のサヨコである津村沙世子(栗山千明)のほうを振り返ると突然、キャーと生徒たちから悲鳴があがった。

 

スライドに「ふたりのサヨコは災いを起こす」と大きく映し出されたからだ…!

 

さらにそのメッセージは赤い花と一緒に掲示板にも貼られていて…。

来週から修学旅行に行く3年生は、何かよくないことが起こるんじゃないかと不安になっていた。

 

それで3年生の女子生徒たちが代表で「沙世子が6番目のサヨコじゃないかどうか」確かめにきた。

 

『昔、事故にあった人と同姓同名ってだけで、今年のサヨコとは関係ないわよね?』

 

いきなり押しかけてきて失礼な質問をする3年生に腹を立て、

『こんな質問に答える必要ないよ!

この人たち、自分の不安を津村さんに押しつけてるだけじゃない!』

と玲は間に割って入る。

 

『違います。私は4月に転校してきたばかりですから…』

沙世子が答えると、3年生は『わかったわ、ごめんなさい』とサッサと戻っていく。

 

『ちょっと!言いがかりをつけておいてそれだけ?』

玲が突っかかると、沙世子は『もういいから』と教室を出ていった。

 

もう1度、2人でやろう

『悔しくないの?あんなこと言われて』

玲は沙世子を追いかけて屋上へ出る。

『しかたないんじゃない?1度は、サヨコだったわけだし…』

 

『じゃあ、もう1度やろう!だいたいなんで急にやめるなんて言い出したの?』

 

でも『言いたくない…』と沙世子は口をつぐむ。

 

『いいじゃない。サヨコが2人いたって、3人いたって。

やろう?私たちにしかできないサヨコ 』

 

玲の言葉に一瞬、沙世子は嬉しそうな表情を見せるが、

『悪いけど…』

と去っていく。

 

雅子のお兄さんと図書館の本

玲は部活に行くと、雅子(松本まりか)のお兄さんに会いたいと頼んだ。

昔の学校について話を聞きたいと思ったのだ。

でもお兄さんは北海道の大学に行っているため、今は会えないという。

 

それに雅子が図書館の司書の先生に呼ばれたのは、借りっぱなしの本があったからだった。

 

もしかしてそれって、昭和63年度の卒業アルバムじゃ…。。

そう思った玲は『本って、小説とか…?』と尋ねる。

 

すると鏡を見ながら髪を結んでいた雅子が急に『誰…?』と振り返り、ドアの方を指さした。

 

『今、そこに誰かが。鏡に映った…』

 

玲が恐る恐るドアを開けようとすると、それは雅子にCDを返しにきた由紀夫(勝地涼)だった。

 

玲が安心して先に行こうとすると、廊下に「サヨコ」からの手紙が落ちていた。

 

花瓶をたしかめろ

 

慌てて玲が走っていく姿を、誰か男子生徒が陰からうかがっていた…。

 

開かない戸棚と不審人物!?

北校舎についた玲は戸棚の鍵を開けようとするが、なぜか開かない!

必死に開けようとしていると、この前、沙世子の家で会った男性(古尾谷雅人)がやってきた。

 

玲はてっきり沙世子のお父さんだと思って、沙世子を呼びに行こうとするが、彼はお父さんではないという。

 

『でも、ちゃんと伝言は伝えましたよ。

たしか、サヨコの話は本気だ、とか…』

 

背の高い男に近寄られ、急に怖くなった玲は逃げ出す。

『あれ?お嬢さ~ん!』

男は床に落ちていた「花瓶をたしかめろ」という手紙を拾い上げ、首をかしげた。

 

一方、玲は柱の陰から様子をうかがっていたところを、後ろからポンと肩を叩かれ、ギャー!!!

それは担任の黒川先生(村田雄浩)だった。

 

先生は秋(山田孝之)を探していて、教室で誰かに会わせるつもりだったらしい。

 

その頃、秋は浮かない様子で、屋上で写真を撮っていた。

 

偽物のサヨコ!?

翌朝、玲が学校に行くと掲示板の前に人だかりができていた。

「わたしは今年のサヨコ」と名乗るものからのメッセージが貼られていたのだ!

 

お願いです。

 

わたしをおとしめようとするいやがらせのメッセージに、

 

みなさん、どうか惑わされないでください。

 

わたしはかならず、言い伝えを守ります。

 

その時きっと、すべての扉は開くでしょう。

 

後ろで見ている沙世子に気づいた玲は、慌てて沙世子に確認するが、掲示板のメッセージは沙世子が書いたものではなかった。

もちろん玲でもない。

じゃあ、いったい誰がこんなことをしたのだろう?

 

新しい指令書

「ふたりのサヨコは災いを起こす」と書かれた紙は、”妨害者”によるもの。

掲示板に貼られていた紙は、”偽物のサヨコ”。

 

あっちこっちでいろんなサヨコが動き回るなんて、どういうことなの?

花瓶の入っていた戸棚は、鍵が変わっていたし…。

 

玲が秋に相談すると、これ以上サヨコに触るなという警告だという。

 

これでゲームオーバーかと秋は言うが、

『そんなの嫌だよ、こんなことでギブアップするなんて絶対嫌だ!』

と玲は譲らない。

 

秋はやれやれという顔で、引き出しから新しく届いたサヨコの指令書を取り出す。

そこにはサヨコの文化祭の日の仕事が書かれていた。

 

サヨコがサヨコを演じるために。

 

 

封印された物語に従って、

 

花瓶と赤いスカーフを用意せよ。

 

この封印された物語ってなんだろう。。

玲が疑問に思っていると、秋が言った。

 

『前に決まりどおりのサヨコをやるのは嫌だって言ってたろ?

でも玲と津村がサヨコの謎に首を突っ込まなかったら、加藤はあんな目にあわなかった

 

加藤(山崎育三郎)は今も喘息で入院している。

 

妨害は、ビラだけじゃない。

玲がサヨコを続けるということは、周りの人間すべてを巻き込むということなのだ。

 

『それでもやるのか?

まだサヨコを続けるのか?』

 

加藤のお見舞い

秋に指摘されて初めて責任を感じた玲は、加藤のお見舞いに行った。

 

加藤の容体は少しずつ安定していたが、本人の希望でお母さんにしか会えなかった。

 

玲が花束を渡すと、

『今日はいつもの方は?』

とお母さんは尋ねる。

 

『いつもの…?』

玲が首を傾げていると、花束を持った耕(伊藤隆大)がやってきた。

いつも病院に花を届けにきていたのは、弟の耕だったのだ!

 

玲がサヨコにこだわる理由

夜の公園で沙世子が誰かを待っていると、

『耕なら来ないよ。津村さんが待ち合わせしている相手、私の弟なんだ』

と玲がひょこっと姿を見せた。

 

驚く沙世子に『どうして津村さんが6番目のサヨコを降りる気になったのか、やっとわかった』と玲は言う。

沙世子はずっと、加藤のことを気にしていたのだ。

 

耕に病院に行ってもらっていたのは、自分の姿を見て、また発作が起こったら悪いと思ったから。

偶然困ったもの同士が出会い、助け合ったのだ。

 

耕はクラスのみんなに沙世子の写真を見せ、潮田の姉ちゃんすげー美人じゃんと言われ、ご満悦だった。

 

『もう、耕のやつ~。なんで私の写真じゃだめなんだよ~』

ブ~とふくれる玲を見て、沙世子は笑い出す。

きょうだいがいない沙世子は、弟がいたらこんな感じなのかな?と楽しかった。

 

『じゃあ、一緒にやろう!サヨコ』

玲は新しい指令書を沙世子に見せ、一緒にやったら絶対楽しいよと説得する。

 

でも沙世子はなんでそこまで玲がサヨコをやりたいのか疑問だった。

 

すると『そうだなぁ…。私、なんでもほどほどだからかなぁ?』と玲は答える。

 

成績は秋にかなわないし、

バスケは好きだけど、推薦がとれるほどじゃないし、絶対これ!という特技もない。

だから他の人には絶対もてない、そういうものが1つ欲しかったというか。。

 

それに対し、沙世子は父親の転勤が決まって、もう転校するのは嫌だと迷ってグズグズしていたときに、サヨコから手紙が届き…。

魅力的で刺激的な街に行きたかっただけで、サヨコにこだわっているわけではないという。

 

でも玲から見ると、沙世子はすごくサヨコになりたがっているように見えた。

 

今日、玲は加藤のお見舞いに行って決心がついた。

進むしか、きっと出口は見つからないと。

 

『カトのお母さん、お礼言ってたよ。今度は2人で来てくださいって』

玲がそう言うと、急に沙世子の顔が明るくなった。

 

『指令書に書かれている「封印された物語」っていうのは、台本のことだと思う!

サヨコというタイトルの1人芝居!』

 

沙世子は加藤のことがあって急に怖くなり、サヨコに関するものはすべて北校舎の戸棚に返していた。

 

ところが学校に行くと、戸棚の鍵が壊れていて、中は空っぽになっていた!

 

秋の父親

その頃、秋は「唐沢動物探偵事務所」を訪ねていた。

そこにいたのは、玲が沙世子の家で会ったあの男性!

実はこの男性、唐沢多佳雄は、秋の父親だったのだ!

 

迷子のペット捜しをしている多佳雄は、この前、学校の部室で秋が猫を保護したという話を黒川先生に聞き、秋に会いに行ったのだが会えなかった。

多佳雄が北校舎で玲に会ったのは、そのとき。

 

秋はテーブルの上に「花瓶をたしかめろ」という紙が置いてあるのに気づき、ハッとする。

多佳雄は教室で待っているときに、秋が北校舎に入っていくのを見て後を追いかけたのだ。

 

すると秋は血相を変え、『絶対言うなよ!』と声を荒げ、外に出ていくと紙を破り捨てた。

 

見えない敵…

秋が玲の家に行くと、沙世子が来ていた。

沙世子によると、送られてきた台本は、登場人物がサヨコという少女のことを語る1人芝居だったという。

秋はそれをできるだけ思い出してもらい、台本を復元することにした。

 

そして他にも心当たりがあるので、当たってみるという。

OBの人から聞いたのだ。

歴代のサヨコの中で1人だけ名前がわかっているものがいる。

しかも自分から名乗ったらしい。

 

「佐野美香子」

4番目のサヨコだった人物だ。

 

沙世子がまだ6番目のサヨコに戻るかどうか迷っていると言うと、

秋は『妨害者に、偽物に“見えない敵”が多すぎる。よく考えたほうがいい』と諭す。

 

すると『見えない敵…?案外、近くにいたりして』と沙世子は秋の顔をじっと見つめる。

 

『どういうことだよ…』

秋が動揺すると、沙世子はパッと視線を玲に向け、台本が送られたとき、鍵とメッセージが入っていたという。

 

そこには、

もしサヨコに偽物や妨害者が現れた時は、

 

文化祭でその芝居を上演すると決めた後、

 

もう1度、赤い花を活けなさい。

 

その夜、サヨコの碑のもとで、あなたは本物のサヨコに祝福をうける。

と書かれていたというのだが…。

それは本物のサヨコに会えるということなのだろうか?

 

その後、沙世子は『じゃあ、おやすみ』と言って帰っていった。

 

『おかしいよ、あいつ。サヨコに会えるだの、台本だの』

 

秋は玲に、沙世子に騙されないようにと釘をさす。

台本の中身なんていくらでもでっち上げることができるからだ。

 

『なんなの?秋。津村さんはそういう人じゃないよ?』

『津村のなにがわかるんだよ!

あいつ、危険だよ。やっぱり、ただの転校生じゃない』

 

襲われる耕と沙世子

その頃、夜の公園では…。

耕がすごい美人の写真を持っているという噂を聞きつけ、不良たちに絡まれていた。

 

そこに沙世子が現れ、

『お姉ちゃん、逃げて!』

と耕は沙世子の手を取って逃げる。

 

しかし相手は人数が多い。あっという間に壁際に追いつめられ、絶体絶命のピンチに!

沙世子は耕を守るように肩を抱くと、何かを念じるように目を閉じた。

すると風が吹き、外灯の明かりがジジジ…と乱れ、

玲は沙世子が呼んでいる気配を感じ、自転車を走らせる…!!

 

さらに沙世子が目を閉じ、カッと見開くと、

強い風が吹いて外灯がショートし、どこからか犬の吠える声が聞こえてきた。

 

犬たちはあっという間に男たちに襲いかかり、

玲が公園にたどり着いたときには警察や救急車が来る大変な騒ぎになっていた。

 

多数の負傷者が担架で運ばれる中、耕が駆け寄ってきて玲は驚く。

 

『お姉ちゃんが!沙世子お姉ちゃんが…!』

 

けれどもどこを見ても沙世子の姿はなく、翌日、沙世子と玲は学校を休んだ。

 

4番目のサヨコ

秋は図書館に行き、63年度の卒業アルバムが見つかったというので見せてもらうことに。

ずっと借りっぱなしだった人が返してくれたらしい。

 

すると『これをお探しですか?』と卒業アルバムを持った女性(一色紗英)が現れた。

でもこのアルバムは中が落丁していて、卒業生の顔がほとんどわからないという。

 

『あ、ちょっと待って!佐野さん…。佐野美香子さん!』

 

司書の先生は、入室者名簿に書かれた名前を見て、去っていこうとする女性に呼びかける。

それは4番目のサヨコと同じ名前だった!

 

特徴的な月の形のペンダントをした美香子は、正面玄関の掲示板に貼られた偽のサヨコからのメッセージを見て、

バーン!と指でピストルの形を作り、撃つ。

 

彼女の目的は一体なんなのか…!?

 

~5話につづく!~

 

 

『六番目の小夜子』4話の感想

今回も30分とは思えないくらい盛りだくさんの内容。

ペット探しのおじさんが秋のお父さんだったり、四番目のサヨコが現れたり…!

 

自ら自分がサヨコだと名乗り出たという佐野美香子さん。

あらすじでは書きませんでしたが、碑の前で何かをつぶやいていたのが気になる…。

それに何度もアップで映し出されるペンダントも。

何かサヨコ伝説と関係があるのでしょうか?

 

そして前回ラストに、碑の前で泣いていた姿が衝撃的だった雅子。

どうやら63年度の卒業アルバムを借りていたのは雅子みたい。

ということは、アルバムの写真をわからなくしたのも雅子なのかな?

いったいなんのために?

あとお兄さんの話も唐突に出てきて気になりますね〜。

 

そして怪しい動きをしているといえば、秋も。

何かといえば、サヨコを止めさせようとしているし、

前回「ふたりのサヨコは」という文字をパソコンで打ってたし、

お父さんに「花瓶をたしかめろ」と書かれた紙を拾われ、北校舎に入っていくところまで見られて慌てていたことを考えると、

妨害者=見えない敵は、秋なのかな?

 

自分以外のことに玲が夢中になっているのが面白くないんですかね〜。

沙世子も、秋が見えない敵なんじゃないかと気づいているみたいで挑発するようなことを言うし…(;^ω^)

 

それに最後の不良たちをやっつけるシーンはやはりただ者じゃない!

目を閉じると風を巻き起こし、電気がバチバチいって、犬まで呼んじゃう!

沙世子には、超能力があるのかな…?

 

そんな沙世子さんが怖いけどカッコいい!

翌日、玲と沙世子が欠席していたのが気になりますね。

無事だといいんですが〜。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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