『六番目の小夜子』8話ネタバレと感想│何度観ても鳥肌が立つ!衝撃の芝居シーン…!

にこ

今回は『六番目の小夜子』第8話「恐怖の文化祭・前編」のネタバレあらすじと感想をまとめました。

出典:NHK

サヨコを妨害していたのは、秋(山田孝之)だった!

 

でもすべて秋がやったわけではないという…。

 

そんな中、体育館で生徒全員参加の芝居が始まる…!

 

そして終盤、ドラマは何度見ても鳥肌の立つ展開に…!!

 

何かが起こります…

それではさっそく、8話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『六番目の小夜子』8話のネタバレあらすじ

スライドを流したり、花瓶を壊したり、台本を盗んだのは、秋(山田孝之)だった。

 

玲(鈴木杏)の迫力に負けて鍵を渡してしまったけど、秋はずっと玲のことを心配していたのだ。

とくに2番目のサヨコが、サヨコの取り合いになり交通事故で亡くなったという話を聞いてから…。

 

でもやめろと言えば言うほど、玲はムキになる。

それでどうしたらいいか考え、”妨害者”になった。

 

サヨコを終わらせるために来たという佐野美香子(一色紗英)にも協力してもらった。

 

でも「わたしは今年のサヨコ」という掲示板のメッセージ。

あれは俺じゃないと、秋は否定する。

 

図書館から昔の卒業アルバムを抜き取ったのも他の誰か。

それに、秋と津村沙世子(栗山千明)に鍵を送った誰か。。

秋のほかにこのゲームをかき回している人間がいる。

 

秋の目的はサヨコをやめさせることだが、そいつは違う。

本当にサヨコを信じている。

ひょっとしたらそいつが本物のサヨコかもしれない。

 

『それが津村さん?』

『わからない』

『だったら津村さんだけを悪く言わないで。

津村さんを疑うのはやめて!』

 

そのとき、激しい突風が吹き、戸棚の扉がバンッと閉まる。

 

『サヨコ…。。これがサヨコか…』

秋がつぶやくと、

『何言ってるの?』

と玲は信じられないものを見るような目で秋を見て走り去る。

 

すると再び、ギィ~~と扉が開いた。

 

沙世子の忘れ物

その頃、雅子(松本まりか)は、沙世子に忘れ物を届けにきたゆりえ(冨士眞奈美)と遭遇していた。

 

でも今日学校に入れるのは、在校生だけ。

雅子は私が渡しておきますと、ゆりえから封筒を預かった。

 

体育館で雅子は、髪をなびかせステージの上を歩いていく沙世子を見かけ、舞台袖に向かう。

しかし実行委員長の設楽(内野謙太)とぶつかり、関係者以外立ち入り禁止と追い出されてしまう。

 

その後、封筒から落ちたノートの中身を見た雅子は顔色を変え…、

実行委員をしているバスケ部の部長(平田裕香)から今日の芝居について聞きだそうとする。

 

復帰した加藤

今年のサヨコの芝居は「全員参加」のため、生徒たちはぞろぞろと体育館に移動し始めた。

 

内容はまだ明かされていないため、どんなふうにやるかもわからない。

そんな中、沙世子は碑に花をたむけていた。

 

『そのお芝居はね、転校生の物語なの。

ある学校に不思議な言い伝えがあって、そこに転校生がやってくるの。

転校生は友達になった女の子と一緒にそのナゾを解こうとするんだけど、その鍵をにぎる言葉が…』

 

そのとき、『サヨコ』と呼ぶ声がした。

加藤(山崎育三郎)だ。

体もすっかりよくなり、学校に戻ってきたのだ。

 

『怖くないの?亡霊や、サヨコの呪い』

沙世子が尋ねると、加藤は堂々と言い切る。

『俺は亡霊なんて知らないし、呪いなんて信じてない』

 

沙世子が微笑むと風が吹き、沙世子の髪を舞い上げた。

 

大切な話

その頃、秋は芝居をパスして帰ろうとしていた。

 

でも『終わったら話があるんだ。だから、いろよ。な?な?』由紀夫(勝地涼)に言われ、しかたなく戻る。

そのとき、秋は下駄箱の靴の上にカメラを置いていく。。

 

生徒たちをフォローする黒川

そんな中、サヨコ伝説に否定的な三田先生(小日向文世)は、この人数で何かあったら大変だと芝居を中止させようとしていた。

 

『あの、ここは生徒たちに任せてみましょうよ。

始める前から心配しても、』

黒川先生(村田雄浩)はそう言って三田を引き止める。

 

すると体育館後方から黒川に向かって、とびきりのスマイルで手を振るゆりえの姿が!

あちゃー。

黒川は慌てて今日は外部の人は入れないことを伝えにいくが、

『そ~ぉ、ここでお芝居をするの。ふぅ~ん』

と、ゆりえは全然話を聞いていない。

 

一方、溝口(鳥居紀彦)や雅子たちは芝居について、インタビュー形式とか体育館を全部使って芝居するとか、言いたい放題。

横で話を聞いていた玲は『あ~、もう、違う!』と叫んでしまう。

 

そのとき、沙世子と加藤が一緒にやってくる。珍しいツーショットに『ちょっといつの間に!?』と勘ぐる溝口。

 

『そんなんじゃねえよ』

『そこで偶然』

おはようと言って隣に座る沙世子に、玲は小声で告げる。

『やっぱ、妨害者は秋だった』

『そう…』

その話を、沙世子の隣に座る雅子が聞いていた。

 

そこに秋がやってきてパイプ椅子に座る。

玲は秋と目が合うと、嫌そうに目をそらす。

 

そのとき、

『大変お待たせしました』

と実行委員長の設楽がマイクを使って話し始めた。

 

サヨコの芝居のしかた

今回のサヨコの芝居のやり方はこうだ。

 

・まず、全校生徒に1番~377番まで番号がふられた封筒を配る。

番号が隣の人と繋がっていればOKだ。

 

・ペンライト付きのマイクを1番の人に渡すので、

1番の人から順に、封筒の中に入った紙に書かれている台詞をひと言ずつ読んで次の人にマイクを渡していく。

 

これが本日行われる芝居の「よびかけ」という手法だ。

 

・ステージの前に赤と黄色のランプがあり、

赤いランプがついている間は台詞を一旦ストップ。

黄色いランプがついているときは急いでテンポをあげる。

 

見知らぬ台詞

最初の台詞は、

「今年のサヨコは2人いる」

「あなたとわたし」

「わたしとあなた」

のはずだった。

 

ところが封筒の中の台詞を見た玲と沙世子は青ざめる。。

そこには「来た」と書かれていた。

書かれてある台詞が違うのだ!

 

それに気づいた実行委員の設楽と部長にも動揺が走る。

玲は取り乱し、席を立って飛び出した。

 

『潮田さん!』

沙世子は慌てて玲の腕を引っ張り、

「ここに」と書かれた台詞を見せる。

誰かが台詞をすり替えたのだ。こんな台詞を書いた覚えはない!

 

怒った玲は実行委員に台本が違うことを言おうとするが、

そんなことをしたら6番目のサヨコだということが全校生徒にバレてしまう!

 

一方、ステージ裏に行った秋は、封筒がすべてすり替えられていることを知る。

『どうしたらいいんだよ!』と焦る設楽。

 

そういえば、前にもこんなことがあった。

全員参加の芝居をすると校内放送で設楽が発表した時。

サヨコの台本が、部室からなくなったのだ。

 

でもすぐに台本は戻ってきて、誰かがいたずらして隠しただけ…。そう思った。

それを聞き、秋は気づく。

『そういうことか。。コピーしたんだ、そのとき』

 

犯人は騒がれないように台本の中身だけコピーして、原本を元に戻した。

その後、コピーをもとに実行委員と同じ封筒を作り、中身の台詞をすり替えた。

すり替えたのはおそらく今日。始まる直前だ。

 

怒った設楽は芝居を中止させようとする。

しかしここまで来てそんなことをしたら、みんな混乱する。

サヨコの呪いだなんて言い出すやつも出てくる。

全校生徒がパニックになったら大変だ。

もう進めるしかない…!

 

上演時間が迫り、設楽は決断を迫られた。

 

恐怖の幕開け

さっき、台詞を見た時、加藤は『百物語だ』と言っていた

 

百物語は、1つの部屋に大勢で集まってする怪談大会のこと。

100本のろうそくを灯し、1つ1つ話が終わるごとに1本ずつそれを消していく。

そうして100話めの話が終わり、ろうそくがフッと消えた瞬間…

 

そのとき、突然体育館の照明が落ち、辺りは暗闇に包まれた。

設楽は芝居をすることに決めたのだ。

 

『現れる』

『え?現れるって何が?』

溝口が恐怖におびえる中、芝居が開始される。

 

タイトルは「六番目の小夜子」

 

芝居開始!

ステージ上のスクリーンに、タイトルが映し出される。

 

静かにエリック・サティのジムノペディが流れる中、1番の人から順に短い台詞が読み上げられていく。

 

「皆さんはこの花瓶を」

「見たことがありますか?」

 

赤いランプが点灯し、ステージ上に割れたサヨコの花瓶が現れる。

 

「2つに割かれ」

「無残な姿の」

「この花瓶」

「けれども最初から」

「こんな姿だったわけではないのです」

 

「今まで何人もの人たちが」

「この花瓶を合図として」

「学校に飾ってきました」

「なんの合図でしょう」

 

「この花瓶は」

「象徴なのです」

「学校の」

「教室の」

「あなたたちの」

 

「学校。そこはなんと」

「不思議なところでしょう」

 

そのとき、サヨコの碑が映し出される。

赤い服を着た女の子が前に立つと風が吹き、グラウンドに砂煙が巻き起こる。

 

「学校。そこはもちろん」

「勉強するだけではない」

「学校のあちらこちらの部屋」

「図書館」

「実験室」

「体育館」

「そして教室」

「どの部屋にも」

「たくさんの同じ大きさの机と椅子」

「同じ形のがらんとした部屋」

「そう、これは入れ物なのです」

「何を入れるのでしょう」

 

そのとき、風が玄関に吹き込み、秋の下駄箱に置いてあるカメラの前へ。

 

「そう。人間です」

「あなたたちを中に入れるのです」

「同じ色の制服」

「同じ長さの裾」

「同じ形の髪」

「同じ教科書を読み」

「同じ知識を試される」

 

「みんな前を見て」

「長い時間」

「こんな狭い場所に」

「30人も」

 

「けれども同じことをしていても」

「同じことを考えているとはかぎらない」

 

「今日のお弁当はなんだろう」

「どうしよう、眠くなっちゃった」

「ここ、試験に出るかなぁ」

「あと何分かな?」

 

「私はどんなふうに見えるんだろう?」

「まじめな優等生」

「不良の落ちこぼれ」

「ひょうきんなお調子者」

「気取り屋」

「すまし屋」

「あの子は誰がすきなんだろう?」

 

「なんであんな子を?」

「ただ綺麗なだけじゃない」

「成績はいいけど」

「先生にばっかりいい顔して」

「なんであいつなんか」

「私のほうが」

「俺の方が」

「私だったら」

「俺なら」

「もっと」

「絶対」

「きっと…!」

 

「そんなふうに」

「あなたのその机には」

「昔から誰かが座ってきた」

「あなたと同じ誰か」

 

「なのに誰も」

「あなたに気づいてくれない」

「本当にあなた?」

 

「そして誰も」

「わたしに気づいてくれない」

「いるのに」

「あなたのそばに」

「ずっと」

 

「そこで私は私の代わりに私を」

「あなたの代わりにあなたを」

 

「きちんと」

「ちゃんと」

「語ってくれる」

「女の子を」

「選びました」

 

「その子の名前は」

「サヨコ」

 

1番目のサヨコ

スライドに初代サヨコのシルエットが映し出される。

 

「最初のサヨコは」

「よくやりました」

「私の思っていることを」

「とてもよく」

「みんなに伝えてくれました」

 

「このままでいいのかしら?」

「毎日ただ」

「ここでこうして」

「ここにいるだけで」

「そういうことを」

「この花瓶の前で」

「伝えてくれました」

 

「私はこれからも時々こうして」

「誰かに伝えてもらおうと」

「サヨコを選びました」

 

2番目のサヨコ

「2番目のサヨコは」

「遠くからやってきました」

 

「けれども他にも」

「サヨコになりたい生徒がいて」

「サヨコは取り合いになりました」

 

「取り合って」

「争って」

「そして2番目のサヨコは」

 

事故で亡くなってしまった。

車のブレーキ音が体育館に鳴り響き、加藤はやめさせようとして溝口に止められる。

 

そのとき、雅子は思い出す。

100本目のろうそくを吹き消した後に現れるのは、

本物…。

 

『こんなのサヨコじゃない』

玲が立ち上がって止めに行こうとすると、

『行かさない』

『そろそろ私たちの番よ』

『言ったでしょ? これは1回きりの1発勝負だって』

『失敗は許されない!』

と、雅子と溝口と由紀夫は何かにとりつかれたかのように玲の前に立ちはだかり、無理やり玲を席に座らせる。

 

「なくなった2番目のサヨコは」

「今でも私の」

「友達です」

「この学校にいます」

「いつまでも」

 

校庭の隅にある、友情と刻まれた碑が映し出された。

 

3番目のサヨコ

「3番目のサヨコを見て」

「私は驚きました」

 

「男の子だったのです」

 

スクリーンに男子生徒の顔が下半分だけ映し出され、雅子はニヤリと微笑む。

 

「男の子で大丈夫かしら?」

「でもそんな心配は」

「不要でした」

 

「3番目のサヨコは」

「よくわかっていました」

「前のサヨコのぶんも」

「何もかも」

「語ってくれました」

 

「私は嬉しかった」

「幸せだった」

「なのに」

「なのに…」

 

4番目のサヨコ

「サイアクの」

「サイテーの」

「4番目のサヨコ」

 

それは佐野美香子のことだ。

 

「わがままで」

「傲慢で」

「ひと言も私のことを伝えてくれない」

 

「私は怒って」

「嫌がらせをしました」

「修学旅行や」

「受験の朝や」

「全員」

「学校全員に」

 

異変!

その頃、舞台袖では三田先生が『なんだ、この芝居は!』と怒り狂っていた。

中止させようとする三田を必死に止める設楽と秋。

 

そこに黒川がやってきて、文化祭のすべての決定権は生徒にあるという。

責任は自分がとる。続けてみましょう。

 

そこに、気分の悪くなった生徒が続出していると部長が飛び込んできた。

 

黒川はすぐに空気のいい外に出そうと指示をだすが、

今入ってきたはずの扉が開かない!

なにか外から力がかかったように…!

 

「5番目のサヨコは」

「どこにもいなかった」

「サヨコであることも明かさずに」

「花も活けずに」

「お芝居もせずに」

「黙って」

「消えた」

 

6番目のサヨコ

秋たちは力を合わせて扉を開けようとするが、びくともしない。

 

もうすぐ秋の順番が回ってくる。

秋の台詞は代わりに由紀夫が言うことにした。

 

『そんな…。こんなふうになるなんて…』

異変を感じた雅子は泣きそうな顔でうつむき、首をふる。

 

スライドが狂ったように歴代のサヨコたちの姿を次々と映し出す。

そんな中でも途切れることなく台詞は続いていく。

 

「そして今年は」

「すばらしい」

「何人ものサヨコが」

「花を活けたり」

「メッセージをしたり」

「みんな」

「私の」

「私のために」

 

「けれども私は」

「もう我慢できない」

「誰かに頼るのは」

 

「もう、私が言わないと」

「私が」

「伝えないと」

 

「だから」

「決めたのです」

「私が6番目のサヨコになろう」

 

「サヨコは私」

「私がサヨコ」

 

「だから私は」

「皆さんの前に」

「みんなのいるところに」

 

「やってきた」

 

「そう」

「来た」

「今」

「ここに」

「ここに」

「ここに」

 

 

「  来た  」

 

 

玲が台詞を言うと、後ろの扉が開き、眩しい光がパーッと差し込み、校内中を飛び回っていた風が一気に吹き込んだ。

 

窓を覆った暗幕がまくれあがり、紙が舞い上がる。

パニックに陥った生徒たちは悲鳴をあげる。

 

逆光の中を、誰かが長い髪をなびかせて歩いてくる。

 

あれは、

本物のサヨコ……!?

 

 

~9話につづく!~

 

 

『六番目の小夜子』8話の感想

うわー!何度観ても鳥肌が立つ!

なんだろう、これは。

生徒たちが次々と短い台詞を話していくからだろうか。

沙世子たちの番が迫り、次第に高まる緊張感。

そして扉が開く前の、テンポ感。

玲が「来た」と言った瞬間に、何かがやってくる。

あれはもう本当に「来ていた」としかいいようがない。

これは本当に映像で見ていただきたい。

思い出すだけでぞわぞわと鳥肌が止まらない。

 

今まで風を起こしていたのは沙世子だと思っていたんですが、違うのかな?

サヨコの碑のところにいつもいる赤い服を着た少女。

彼女が風になって、校内を飛び回っているのでしょうか?

芝居中もずっと風のような存在が、校内をあちこち回る様子が描かれていました。

 

そして芝居中に、不敵な表情で微笑む雅子。

台本をすり替えたのは彼女なのでしょうか?

でもいつの間に?

雅子たちが、芝居を中止させようとする玲を席に押し戻すシーンがマジで怖いです。

みんな何かに取りつかれてる~~\(°Д° )/ギャ

 

加藤が言うように、大勢の人が1つの部屋に集まって怖い話を始めたから「百物語」状態になってしまったのでしょうか?

『まさかこんなことになるなんて…』

と意味深な言葉を雅子がつぶやくように、とんでもない事態になってしまいました。。。

ほんと怖い…。

 

次回の文化祭後編がめちゃくちゃ気になりますね!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(*´꒳`*)

またの~。

 

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