『六番目の小夜子』2話ネタバレと感想│もしサヨコの正体がバレたら…!?戻ってきた「津村沙世子」

にこ

今回は『六番目の小夜子』第2話「亡霊」のネタバレあらすじと感想をまとめました。

出典:NHK

6番目のサヨコは、玲(鈴木杏)のはずだった。

 

でもなぜか転校生の津村沙世子(栗山千明)もサヨコの鍵を持っていて…!?

 

今回は、サヨコの正体がバレるとどうなるか?が明らかに…!

それではさっそく、2話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『六番目の小夜子』2話のネタバレあらすじ

潮田玲(鈴木杏)の通う中学校には、”サヨコ”と呼ばれる不思議な伝説があった。

 

3年に1度、サヨコという生徒が現れ、さまざまな言い伝えを守らなければならない。

誰にもサヨコであることを知られないように…。

 

玲は今年のサヨコになった。6番目のサヨコだ。

ところがもう1人、サヨコを名乗る人物が現れた。

転校生の津村沙世子(栗山千明)だ。

 

転校生に邪魔なんてさせない。私は私のサヨコを成功させるんだ。

 

そして迎えた総合テスト。

沙世子は始まって20分も経っていないのにもうできたといい、教室を出ていく。

 

結果は、オール満点。

心臓の手術で1年留年した秋(山田孝之)と、転校生の沙世子に抜かれ、がり勉の加藤(山崎育三郎)は面白くない。。

 

それに超進学校からわざわざ公立に転校してくるなんて不自然だ。

そんなことを秋たちが話していると、沙世子が掲示板の前に立って言った。

 

『転校生ってそんなにおかしい?不自然?』

『いや…』

『でも陽光学院ってすごい進学校なんでしょ?どうしてそんなところから転校してきたのかなって』

 

すると『呼ばれちゃったから…。』と沙世子はにっこり笑い、去っていく。

 

呼ばれた?誰に…!?

そのとき、ふと秋は、弟の由紀夫(勝地涼)が言っていた話を思い出す。

 

沙世子が、校庭の隅にある石碑の前で不気味な笑みを浮かべていた…という話を。

その碑は、昔、国道で亡くなったこの中学の生徒をまつったものだった。

 

沙世子からの手紙

その夜。

玲は、花瓶を元の戸棚に戻すために学校に忍び込んだ。

 

懐中電灯の灯りを頼りに戸棚の鍵を開けようとすると、

後ろに気配を感じ、玲は絶叫する。

『きゃぁ~~~~~!!!』

でもそれは、玲のことが心配でついてきた秋だった。

 

その声が警備員さんに見つかり、玲たちは急いで戸棚に花瓶を戻し、中に置いてあった手紙を持って帰った

 

手紙には

もうひとりのサヨコさんへ。

 

鍵を返してください。

と書かれていた。

 

名前は書かれていないが、送ってきたのは沙世子に決まっている。

玲は怒って沙世子の家に行こうとするが、住所がわからない。

 

それに「サヨコであることは、誰にも知られてはいけない」という決まりがある。

 

下手に動いたら、今年のサヨコが「玲」だとバレてしまう。

じゃあ、どうしたら誰にもバレずに鍵を返してもらえるのか?

 

悩んだ末、玲は沙世子の靴箱に手紙を入れることにした。

 

今年は不吉な年…!?

翌朝、玲が学校に行くと、生徒たちは昨日、北校舎にサヨコが出たという噂でもちきりだった!

もちろんそれは玲たちのこと。

しかもシクシク泣いていて、声をかけたらのっぺらぼうだったなんて尾ひれまでついて!

心配になった加藤たちは担任の黒川(村田雄浩)に相談する。

 

今年は2回赤い花が飾られていたから、サヨコは2人いるんじゃないか?

そういう年はよくないことが起きるんじゃないか?

始業式に照明が落ちたのはそのせいじゃないか?

 

黒川は『そんなの、ジンクスだよジンクス』と流そうとするが、

加藤や雅子(松本まりか)たちの不安はおさまらない。

 

黒川はしかたなく他の先生にも伝えて、ゆうべの不審人物について調べることにした。

 

秋の憂鬱

今日の欠席は、沙世子1人だった。

まだ引っ越しの荷物が片付いていないというのだが…。

 

咳をしている加藤を見かけ、秋は『体調が悪いなら無理するなよ』と声をかける。

 

すると『その手がありましたね』と加藤は嫌味を言う。

『先輩みたいに病気のフリして、1つ下の学年に逃げれば…』

 

『やってみる? それがどんな気持ちになるか、やってみる?』

 

秋の顔から笑顔が消え、加藤は気まずそうに口をつぐむ。

 

秋は廊下に出ると、壁をげんこつでコン、コン…と叩きながら歩いた。

どこにも吐き出しようのない気持ちを、ぶつけるかのように…。

 

返してください。

一方、朝からずっと玲は、沙世子の靴箱に手紙を置く機会を狙っていた。

みんなが体育でグラウンドに出払ったのを確認し、玲はそっと沙世子の上履きの下に手紙を置いた。

 

そっちこそ、大事な「鍵」と、サヨコの「台本」を返してください。

 

転校生のサヨコさんへ。

 

赤いワンピースを着た女の子

体育の時間。

玲が転がったテニスボールを拾いにいくと、石碑に花をたむける赤い服を着た幼い女の子がいた。

 

玲が笑いかけるのを見て不審に思う秋。

そこには誰もいなかった。

 

サヨコの正体がバレたら

そもそもサヨコの正体がバレたらどうなるのか?

部活の前にそんな話になった。

『本物のサヨコが怒って、扉を閉ざす…。』

 

昔、文化祭の日に”サヨコ”の芝居をやっていた生徒に、体育館の緞帳(どんちょう)が落ちてきて、大けがをしたとか。。

 

緞帳が落ちたということは、幕がおりたということ。

扉を閉ざすというのは、そういう危険をさしているらしい。

 

4番目のサヨコの正体がバレて、その年の学校はさんざんだった。

修学旅行で食中毒にあったり、

台風で図書館のガラスが全部割れたり、

公立受験に向かう路線バスで事故があったり。。

それほどサヨコの呪いは恐ろしい。

 

逆にもしその年のサヨコがその言い伝えを誰にも知られず、すべてクリアすることができれば、

すべての人の前に、扉は必ず開かれる。

 

赤い花

その頃、沙世子は秋と由紀夫の母・千夏(多岐川裕美)が経営する花屋に来ていた。

 

『あら?あなた、この前も来てくれた西浜中学の子ね?』

千夏は息子たちと同じ中学だと言って、花を1本サービスする。

 

『できれば、赤い花を』

『そういえば、この前もそう言ったわね。赤い花が好きなのね』

 

千夏の言葉に、沙世子は黙って微笑んだ。

 

なくなった手紙

その夜。

正体がバレると大変なことになることを知った玲は、怖くなって下駄箱に入れた手紙を回収に行く。

今日は最初から、秋も一緒だ。

 

でも、ない!

今日は沙世子は休みだったはずなのに…。

 

玲たちはまたしても警備員に見つかり、走って帰る。

 

家に帰ると、玲の弟の耕(伊藤隆大)が、津村さんから電話があったと教えてくれた。

「日曜日の夕方、学校で待っている」という。

いったいなんの用だろう?

玲と秋は顔を見合わせた。

 

津村は、男性!?

日曜日。

秋が花屋に行くと、由紀夫が店を手伝っていた。

こう見えて花屋は力仕事だし、由紀夫はよく手伝いに来ているらしい。

 

一方、秋は千葉の予備校まで行き、レベルの高い高校を目指していた。

 

その時、玲の母・真弓(美保純)から玲がどこにいるか知らないかと電話があった。

 

玲と秋は「津村」はてっきり沙世子のことだと思っていたのだが、

電話してきたのは「男」だというのだ!

 

呼び出したのは誰…?

その頃、玲は北校舎にいた。

するとドアの向こうから物音がし、鈴の音がした。

 

秋が学校に着くと、校舎から懐中電灯をもった加藤が出てきた。

加藤の家はそば屋で、出前で持ってきた丼を下げにきたのだ。

 

だから加藤は、職員室のロッカーが荒らされたことや最近、不審人物が多いことも知っている。

『先輩だったりして、挙動不審な人物って』

 

秋はムッとして加藤から懐中電灯を奪い、北校舎へ行くが、玲の姿はなかった。

 

リュックからクラスの住所録を取り出し、津村沙世子の家に電話すると、男性が出た。

 

『沙世子はおりません』

『ここにはおりません』

 

電話が切れ、どういうことだ?と秋は首を傾げた。

 

私が6番目のサヨコ

その頃、玲は沙世子と一緒に校門の外を歩いていた。

 

『返して、鍵を。そのつもりで呼び出したんでしょ?』

玲が言うと、

『呼び出す?呼び出されたのはこっちよ』

と沙世子は、玲が下駄箱に入れておいた手紙を取り出した。

 

驚く玲に、沙世子は『私も同じことを言おうと思ってた。鍵を返して』と言う。

 

『あなた、誰?この町に来るの、初めてって言ってたよね?

なのになんでサヨコの言い伝えを知ってるの?

なんであなたが鍵を持ってるの?』

 

すると沙世子はすぐそこを走る国道のほうを見て言った。

 

『前にそこで事故があったの知ってる?

大きな事故でね、1度に3人もの人が亡くなったの…』

 

事故があった場所には、枯れた花が置かれていた。

 

『それって津村さんの知り合い?』

『違うわ。でも、戻ってきたの。

私が6番目のサヨコよ』

 

そのとき、人の気配を感じて玲は振り向く。

そこにはオカモチをもって聞き耳をたてている加藤の姿が…!

 

今の話を聞かれたと思った玲と沙世子は、二手に分かれて加藤の後を追う!

 

『あいつを捕まえたら、口止めしておいて!今年のサヨコのこと』

『わかった!』

沙世子はそう答えるが、玲がいなくなるとニヤリと笑い…。

 

『あいつらが、サヨコ…?』

と学校のグラウンドで震えていた加藤のもとに現れる。

 

『本当よ。せっかくここまで戻ってきたんだから、確かめてみたら…?』

『な、何を…?』

沙世子は加藤に鋭いまなざしを向けながらゆっくりと近づいていき…。。

 

加藤からの伝言

翌日、加藤は学校を休んだ。

あれから沙世子とも曖昧になってしまい、結局、玲を呼び出した人物もわからずじまい。

沙世子も誰かに呼び出されたと言っていたし、同じ人に呼び出されたのだろうか?

 

黒川先生に呼ばれて、秋が廊下に出ると、加藤のお母さんが来ていた。

加藤は最近おさまっていた喘息の発作が起きて休んだという。

 

加藤は秋に『戻ってきた』と伝えてほしいと母親に頼んでいた。

それに訳のわからない言葉で、うわごとのように何度も『ヒオミテ…』と繰り返していたそうだ。

 

沙世子の家

放課後、玲は住所録を頼りに沙世子の家へ行った。

 

すると『何してるの?』と怪しいおばさん(冨士眞奈美)に話しかけられる。

 

津村ゆりえによると、夜中、この家からいろんな人の声がするという。

若い人やお年寄りや。。住んでいるのは普通の家族のはずなのに。

 

ゆりえは玲の制服を見て、沙世子と同じ中学だと気づき、

『あの子、学校ではどう?ここのお嬢さん、なんかおかしくない?』

と尋ねてくる。

 

『普通です』と答えても、

『ほんとかなぁ?』と怪しむゆりえを見て、

『そういうふうに人のことを言うのは、よくないんじゃないですか?』

と玲は腹を立て、出ていこうとする。

 

『ちょっと、あなた。この家に訪ねてきたんじゃないの?』

『違います、通りがかっただけです』

 

玲が出ていく姿を、ゆりえはうふふと満面の笑顔で見送った。

 

通りに出ると、道端に赤い服を着た女の子が座り込み、何やら一心不乱に書いている。

 

玲が近づいてのぞき込むと、

沙世子

とピンクのチョークで書かれていた。

 

『どうしてこの名前を知っているの?』

玲が驚いて尋ねると、

『お姉ちゃんに教わったの。学校のお墓の名前…』

と女の子は答える。

 

ヒオミテ

その夜。

玲は秋と一緒に、校庭の隅にある石碑を見に行く。

それは、国道で事故にあった女子生徒のためにつくられた碑。

『ヒオミテ』という加藤のメッセージは、

『碑を見て』という意味だったのだ…!

 

石碑についた泥を落としていくと、表には「友情」と書かれていた。

裏面に書かれた文字を見て、玲は凍りつく。。

 

昭和六十三年 津村沙世子 享年十五

 

 

『戻ってきたんだ…』

 

それを見て秋はつぶやいた。

 

 

~3話につづく!~

 

 

『六番目の小夜子』2話の感想

うわ~、今回も謎がいっぱい。

とりあえず、わかったことは北校舎の戸棚の鍵は2つあること。

沙世子は、鍵とサヨコの台本を持ってるんですね。

 

でも玲と沙世子はいったい誰に呼び出されたんだろう?

耕が受け取った「ツムラ」という男性からの電話。

彼はいったい誰なんだろう?

 

秋が津村沙世子の家に電話をかけたときに出た男性も、ヘンな感じでしたね。

沙世子はここにはいないというのは、どういう意味なのか?

もしかしてそこに書かれていた住所と電話は、交通事故で亡くなった「津村沙世子」さんのものなのかな?

ということは、玲が訪ねたのもその家?

とつぜん現れた冨士眞奈美さん演じるおばさまが、いいキャラでしたね~。

名前を名乗ることはなかったけど、実は彼女の名前は「津村ゆりえ」。

津村家となにか関係があるのでしょうか?

 

そんな中、加藤がサヨコの正体を知ってしまい、沙世子に追いつめられる。

そのときの沙世子の怖いこと!!

加藤は喘息を起こして、入院してしまった。。

 

「戻ってきた」「ヒオミテ」という言葉は、沙世子に石碑を見せられたということなのかな?

 

しかし誰にも気づかれずに3つの約束を果たせたら、その年のサヨコは成功ということは、

もう既にバレてるから失敗なような…(;^ω^)

そもそも秋が6番目のサヨコだということが玲にバレた時点で、失敗なのでは?

その辺はどうなってるんだろう?

 

今回も、手芸部の溝口くんに癒されました♪

このドラマは、名もなき生徒たちもいい演技をしていて、テンポがよくてどんどん見ちゃう!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(≧▽≦)

またの~。

 

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