『六番目の小夜子』7話ネタバレと感想│玲に問いつめられる秋の表情が切ない。そして雪だるまの正体は…!?

にこ

今回は『六番目の小夜子』第7話「罠(わな)」のネタバレあらすじと感想をまとめました。

出典:NHK

玲(鈴木杏)と沙世子(栗山千明)はサヨコの台本を復元するため、卒業生を訪ねる。

 

そんな中、実行委員長のもとに元の台本が送られてきて…。

 

このままじゃ悔しいと思った沙世子は、台本をすり替えようと玲に持ちかけるが…!?

それではさっそく、7話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『六番目の小夜子』7話のネタバレあらすじ

サヨコの台本が届かないと文化祭に間に合わないと、演劇部の部長が文句を言ってきた。

お芝居をやるといっても、照明や小道具などを準備するのは演劇部なのだ。

それなのに夏休みに入っても台本が届かないんじゃ困る。

 

でも申し込みの後、連絡がないんだよと実行委員長の設楽(内野謙太)は困り顔。

 

台本は文化祭が終わったらすべて後夜祭で処分するのが、その年のしきたり。

それにその年により少しずつ書き足されているため、まったく同じというわけじゃない。

 

それを聞いた設楽は、9月の始業式までにサヨコから連絡がなければ、今年の芝居は中止にしようと決定する。

 

台本を復元するために

その頃。

玲(鈴木杏)沙世子(栗山千明)は盗まれた台本を復元するため、サヨコの芝居を知る卒業生を訪ねていた。

 

そんな中、玲と沙世子以外にも同じことを聞いてきた者がいると知り、2人は驚く。

それは雪だるまの着ぐるみをきた溝口(鳥居紀彦)だった。

 

文化祭で手芸部はいつもこの着ぐるみを着て、部員を勧誘する。

今年はサヨコ人形もつくるため、卒業生に取材をしていたのだ。

 

見つかった台本

一方、台本が必要だと知った秋(山田孝之)はポストに封筒を投函する。

 

実行委員長のところに台本が届いたことを知り、玲と沙世子は見せてほしいと頼みに行くが、部外者は閲覧禁止だと断られる。

 

『いいじゃないですか。3年にいっぺんしか見れない幻の台本でしょ?表紙だけでも』

『お願いしまーす』

2人が声を合わせて笑顔で頼むと、

『表紙だけならいいかな?』

と溝口は鼻の下を伸ばし、デレデレ。

 

表紙だけではよくわからないが、それは沙世子のもとに届いた台本と同じもののようだった。

 

沙世子の作戦

その後、玲と沙世子はプール掃除を2人ですることに。

 

取材までして台本を復元したのに無駄になっちゃたな~と諦めモードの玲に、

『潮田さん、このままやられっぱなしで悔しくないの?

仕掛けよう。今度はこっちが攻撃するの』

と沙世子はとんでもない作戦をもちかける。

 

それは台本をすり替えて、偽のサヨコをおびき出すというもの。

 

すると『このままの台本じゃダメ』と玲。

すり替えたことがみんなにわかるような、すごく噂になるものじゃなきゃ。

 

そこで2人は新しい台本をつくることに!

ジンクスを守るんじゃなく、自分たちにしかできない、6番目のサヨコのジンクスをつくるのだ!

 

新しい台本のアイディア

来週の土曜日は、玲の誕生日。

『潮田さんからバーベキューに誘われた!秋も行こう!何着ていこう~』

と秋の母・千夏(多岐川裕美)は大はしゃぎ。

 

秋が洗濯物を取り込もうとベランダに出ると、隣の玲の部屋から、玲と沙世子が盛り上がっている声が聞こえた。

 

最近、巷で流行っている数字ゲーム。

1、2、3、4…と誰かとタイミングが被らないように数を言い合うゲーム。

それをしていた玲たちは『これだー!』と新しい台本のアイディアをひらめく。

 

玲の誕生日

そして玲の誕生日がやってきた。

でも今日はあいにくの雨。

 

キャンプとかアウトドアが得意な由紀夫(勝地涼)が余ったきゅうりの板ずりを始めると、

『父親もそういうのに詳しくて』と千夏はポロリ。

 

すると

『ジャングルでは生きていけるかもしれないけど、普通の生活はできない人かな』

と秋が嫌味を言い、微妙な空気が漂う。。

 

そのとき、雅子(松本まりか)と溝口が大きな箱を手にやってきた。

誰か知らないおじさんから預かったと聞き、爆弾かも…と一同は騒然!

 

でもその人は玲のことも知っているし、秋のこともよく知っているみたい。

玲が勇気を出してバーンと箱のフタを開けてみると、

それは秋と由紀夫の父・多佳雄(古尾谷雅人)からのバースデーケーキだった!

 

本当は直接渡すつもりだったけど、苦手な人がいるから…と去っていったという多佳雄。

秋は外まで追いかけていくが、多佳雄の姿はもうどこにもなく、叩きつけるように激しい雨が降っているばかりだった。

 

かけがえのない友達

夜になって雅子と溝口が帰ったところで、

玲と沙世子は学校に忍び込み、台本をすり替える。

 

でもせっかくここまでやったんだから、もっと自分たちのこと試してみない?と玲はあることを提案する。

外に出るといつしか雨は止んでいた。

 

『なんか潮田さんすごいね。

両方の台本を残して、どっちの台本を使うか実行委員会を試すなんてすごい!度胸ある!』

 

沙世子にほめられ、照れる玲。

でもどっちにせよ、結果がわかるのは9月になってから。

 

『私ね、今日の誕生日のこと、ずっと忘れないと思う。

津村さんと一緒に夜の学校に忍び込んだなぁ、冒険したなぁって。

ずっと覚えてる』

 

大げさだけど、本当にそう思うから。

玲は雨粒がついた傘をバーンと開き、沙世子に飛ばす。

沙世子も負けじと開き、応戦する。

 

2人は傘をバタバタさせながら、はしゃいで帰っていった。

 

ゆりえ先生

そして始業式の日がやってきた。

玲と雅子が遅刻ギリギリで廊下を走っていくと、雪だるまの着ぐるみが歩いていた。

 

てっきり溝口が着ているものだと思った玲たちは挨拶をするが、教室につくとあれ?

溝口は教室にいるではないか…!

 

不思議に思っていると、黒川先生が入ってきた。

先生は今日はちょっと変わった学活から始めたいと言って、教室の外にいる誰かを呼び寄せる。

 

それはさっきの雪だるま!

『こんにちは』

ぱかっと頭の部分を外すと、中から現れたのはゆきえ(冨士眞奈美)だった!

文化祭でするうたごえ喫茶の指導にきてくれたのだ。

 

本当の声というのは、そんなに張り上げなくても低く響かせるだけで遠くの誰かにちゃんと伝わるもの。

 

『歌は、想い。

伝えたい誰かを思い浮かべて、まる~くやさしく響かせる。

楽~に。気持ちよく』

と、ゆりえはみんなに教える。

 

実はゆりえは昔、この中学で音楽の講師をしていたのだ。

 

楽しそうにみんなが合唱している中、秋はひとり教室を抜け出し、屋上で空の写真を撮っていた。

 

なくなった台本!

昼休みになり、秋が写真部と手芸部の合同部室(今は文化祭の実行委員会の控室にもなっている)に入ろうとすると、ドアが開かない。

設楽と一緒にドアを開けようとしていると、中から雪だるまの着ぐるみが出てきた。

 

2人は溝口だと思って挨拶するが、中に入るとサヨコの台本がない!

 

秋は『あるじゃないですか』と棚から台本を取り出すが、

設楽は『今年の台本はそれじゃない』と苛立ち、校内放送に向かう。

 

まさかあの雪だるまが持ち去ったのか?

 

秋が雪だるまを探していると、

設楽が今年のサヨコの芝居は「全員参加」になったと校内放送で発表する!

設楽は玲たちが書いた台本を選んだのだ!

 

全員参加の台本

沙世子が北校舎に行くと、秋が戸棚の前に立っていた。

『どうしたの?こんなところで』

沙世子が尋ねると、秋は動揺した声で、花瓶がどうなったか見にきたという。

 

花瓶は壊れたまま。沙世子は今日、持って帰って修復するつもりだった。

 

『あ、新しい台本作ったんだな。全員参加の』

秋に訊かれて、沙世子は嬉しそうに微笑む。

 

『潮田さんと作ったの。2人で新しい伝説を作ろうって。

潮田さんって不思議。ときどき、すごく強いところがある』

 

だが、どうやって全員参加の芝居をするかについては、沙世子は教えてくれなかった。

 

秋が妨害者!?

玲と沙世子は、接着剤で割れた花瓶をくっつけようとするがダメだった。

 

『ねえ、もしかしてサヨコの妨害者って関根くんじゃないかな?』

 

沙世子の言葉に、玲は驚く。

 

今年のサヨコが玲と沙世子だということは、秋しか知らない。

自分たちの動きがわかっていれば、欺くのは簡単だ。

 

おそらく秋は、自分たちがサヨコをするのが気に食わないのだろう。

もともと秋が今年のサヨコだったわけだし。

 

でも鍵を譲ってくれたのは秋だ。

『秋が妨害するようなことするわけない』

と玲は反論する。

 

『潮田さん、関根くんのこと、どれくらい知ってる?』

沙世子に訊かれて、玲は言葉に詰まる。

 

『でもそんなの関係ない。秋がそんなことするわけない』

 

玲がかけた罠

そしてついに文化祭の前日になった。

午前中はゆりえさんと歌の練習、午後からは部屋の飾りつけをする。

 

玲たちは今しかない青春を謳歌しながら、準備をした。

 

そして迎えた文化祭当日。

秋が北校舎の戸棚の扉を開けると、誰かがやってくる足音がした。

 

『ごめん、だまして…』

それは玲だった。

 

玲は昨日、花瓶が直ったから、明日の朝早くに北校舎の戸棚の中に入れておくねと沙世子に話した。

ささやくように、その声が秋に届くように…。

 

『でも半分信じてた。妨害者は秋じゃないって』

 

『津村が言ったのか?信じたんだ、あいつの言うこと』

『違うって思いたかったから…!だからここで待ってたの。

修理した花瓶があるって聞いても、

絶対秋は興味を示さない。ここにも来ないって。。

なんで?なんで邪魔したの?』

 

秋はサヨコのジンクスをつぶしたかっただけだというが、それは前からずっと言っていたこと。

なにか別の理由があるんでしょ?と玲は迫る。

 

同じころ、教室には喘息で学校を休んでいた加藤(山崎育三郎)の姿が…。

加藤のそばには雪だるまの着ぐるみが置かれ、

やってきた雅子を見てニヤリと不気味な笑みを浮かべる。

 

正面玄関の掲示板に飾られていたサヨコ人形は床に散らばり、

「サヨコは今日、姿を現す」という貼り紙がされていた…。

 

~8話につづく!~

 

 

『六番目の小夜子』7話の感想

うわー、今回もいろいろあったなー。

なんか無駄(じゃないんだけど)にきれいなシーンがいっぱい!

後夜祭で台本を処分する儀式も、海で夕焼けで風が吹いていてめっちゃ綺麗!

西浜中学だから、ここは海が近いのね。

 

それにプール掃除のときも、屋上で秋が空の写真を撮っているときも。

そしてセリフはまったくないんだけど、文化祭の準備をしているときに、秋が写真を撮ってて。玲も撮ってて。

お互いにカメラを向けて、ハッとして秋がカメラを下げて玲の笑顔に落ちる瞬間が風と共に去りぬだった。

いつもいい感じに風が吹くな~。

青春だ~。

 

そんな幸せを感じるシーンの中で、実は玲は、秋が妨害者かどうか罠をしかけていたなんて…。

まさかこんなところで、ゆりえさんの教えが生かされるとは。

伝えたい言葉は声を張り上げず、空気を震わせて心に届ける。

秋はまんまと罠にかかって、北校舎に行ってしまった。

 

それに、別の理由があるんでしょ?と玲から問いつめられたときの秋の表情がめっちゃ切ないんだよな~。

 

そんな中、教室にはひさしぶりに加藤の姿が!

しかもその傍らには雪だるまの着ぐるみが!

ということは、着ぐるみを着て台本を盗んだのは、カト…!?

掲示板の貼り紙もカトの仕業なのかな?

 

それにあの、人が変わったような不敵な微笑み…。

玲と沙世子が今年のサヨコだということを知っているのはもう1人いたんだわ!と思い出しました。

カトのこと、すっかり忘れていたよ~。

 

玲たちが考えた、全員参加のサヨコの芝居も気になりますね〜!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(≧▽≦)

またの~。

 

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