『六番目の小夜子』5話ネタバレと感想│四番目のサヨコ登場…!秋の心の深い闇…。。

にこ

今回は『六番目の小夜子』第5話「不思議なうたごえ」のネタバレあらすじと感想をまとめました。

出典:NHK

4番目のサヨコだった佐野美香子(一色紗英)が教育実習生として母校に帰ってきた!

 

それに気づいた秋(山田孝之)と玲(鈴木杏)は…?

 

一方、あの事件以来、沙世子(栗山千明)の行方がわからなくなり…!?

それではさっそく、5話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『六番目の小夜子』5話のネタバレあらすじ

教育実習生として、佐野美香子(一色紗英)がやってきた。

「佐野」と聞いて、なにか聞き覚えがあるような…と思う玲(鈴木杏)

 

一方、一昨日の夜から沙世子(栗山千明)の行方がわからなくなり、玲たちは必死に捜していた。

 

耕(伊藤隆大)によると、急に犬のうなり声がして、たくさんの犬たちが不良たちに襲いかかった。

気づくと沙世子も倒れていたという。

しかし病院で手当てを受けると、沙世子はすぐに帰ってしまった。

 

家族の迎えもなかったようだし、家に行っても誰もいない。

怪我はたいしたことないようだが、沙世子はおばあさんと2人暮らしだという。

 

そこで玲と秋(山田孝之)は、沙世子のおばあさんがいるという「うたごえ喫茶 エーデルワイス」へ。

 

地下にある店に降りていくと、店の中からエーデルワイスを歌う声が聞こえてきた。

玲と秋が恐る恐る中に入ると、みんなの中心で指揮をしながら歌っていた女性が振り返る。

 

それは沙世子の家の庭で会ったおばさんだった…!

 

沙世子の祖母・ゆりえさん

沙世子の祖母は、おばあさんと呼ばれるのが嫌なようで「ゆりえさん」と呼んでと微笑む。

 

ゆりえ(冨士眞奈美)が自分の家なのにまるで他人の家のように言っていたのは、玲が家を偵察していたから。

 

それに沙世子を訪ねてくるクラスメートなんて今までいなかったので、どういう子なのか気になったのだ。

 

秋が電話した時、おじいさんが電話に出たことを話すと、

『沙世子はおりません。ここにはいないんです』

と、ゆりえが低いしわがれ声で言った。

 

『女の2人暮らしですもの。こういう職業は生かさないとね』

『職業って?』

玲が聞き返すと、ゆりえは子どもの声で「冒険不思議少女リリカ」のセリフを言い始めた。

 

小さい頃、毎週アニメを見ていた玲は大興奮!

『夜になるとこの家、おじいさんや子どもや、いろんな人の声がするのよ』とゆりえが言っていたのは、ゆりえが声優だったからなのだ!

 

ひとりじゃなきゃダメなの

ゆりえの正体がわかったところで、玲は沙世子の居場所を教えてほしいと頼んだ。

でもゆりえは『そのことならもういいの』と意味深な言葉を言う。

 

『沙世子は昔からなにかあると、独りで治そうとする。

独りじゃなきゃダメなの』

 

そう言ってゆりえは去っていく。

意味がわからず玲が戸惑っていると、

『いいって言ってるんだから、いいんじゃないかな?』

と男性が話しかけてきた。

 

それは、沙世子の家の庭で猫を探していたおじさん=多佳雄(古尾谷雅人)だった!

 

秋は、玲が多佳雄と知り合いだと知って驚く。

多佳雄は、秋と由紀夫(勝地涼)の父親なのだ。

 

こんなところでまさか父親に会うなんて…。

しかも玲に知られるなんて。

秋は嫌になって、ひとりで店の外に出た。

そこに佐野美香子が通りがかり、2人は話をすることに。

 

美香子がここへ来た理由

『いいの?潮田さん、放っておいて』

『保護者ならいるから』

 

『保護者って君じゃないの?いつも一緒じゃない』

『そうでもない…、最近は』

 

『先生、津村のこと訪ねてきたんですか?』

秋が言うと、美香子は図星だったようで目を泳がす。

 

『津村が6番目のサヨコかどうか、確かめにきたんでしょ?』

『なんで私が…。。』

 

『4番目のサヨコ。1人だけ自分から名前を明かした伝説のサヨコ。

それって先生のことですよね?』

 

すると

『サヨコか。。いいかげんやめなきゃ、ああいうことは』

と美香子は認める。

 

美香子は「サヨコ」を終わらせるためにやってきたのだ…!

 

沙世子の家

その帰り道。

玲はひとりで沙世子の家へ寄った。

 

呼び鈴を押しても誰も出ず、家の中は真っ暗だ。

玲があきらめて帰ろうとすると、風が吹いた。

玲はハッとして振り返るが誰もいない。

 

玲が歩き出すと、2階の明かりがポ~ッとついた。

 

不思議

翌日、美香子の授業中に「津村沙世子は六番目のサヨコに負けた」と書かれた紙が生徒たちの間に出回る。

 

それを見つけた美香子は、ナスカの地上絵は宇宙船がなくても当時の技術で十分描けるし、ミステリーサークルもプラズマが原因だという研究が進んでいると話す。

 

このように「不思議」と呼ばれるもののほとんどには、ちゃんと理由がある。

理科は、その理由を見つけるためのもの。

『根拠のない迷信を信じることじゃありません』

 

美香子がさっき生徒から取り上げた紙を見せると、玲はあることを思い出して叫ぶ。

 

『佐野…、美香子!』

それは前に秋が言っていた、4番目のサヨコの名前だった!

 

昔からロマンチスト

美香子の実習生とは思えない裁きっぷりに黒川先生(村田雄浩)は感心し、褒める。

 

すると美香子は昔、学校の屋上で星を観測していた時、私だけ天文図鑑を見ていて呆れてたじゃないですかと話す。

 

『あいかわらず、夢もロマンもないやつです』

『佐野はロマンチストだよ、昔から。ぜ~んぜん変わっていない』

 

その言葉に、美香子は複雑な表情を浮かべる。

 

相談

それから美香子は北校舎の戸棚を見に行った。

無残にも扉が壊れているのを見て、あちゃーと美香子は顔をしかめ、扉に手をかける。

 

すると『やっぱり。ここに来ると思って待ってたんです』と玲が現れた。

 

『4番目のサヨコだった人ですよね?』

玲が尋ねると、

『ビンゴ!』

と明るく美香子は答える。

 

その様子を秋が陰からうかがっていた…。

 

玲は校庭を歩きながら、美香子に相談した。

文化祭で芝居を上演しなければならないのに、玲たちは台本も何も持っていない。

 

封印された物語に従って、花瓶と赤いスカーフを用意するのだが、

花瓶はなくなってしまったし、赤いスカーフのこともなんだかわからない。

 

すると、

『いいの?そんなに簡単に私のことを信用して。誰かに今年のサヨコだってバレたらまずいんじゃない?』

と美香子は言う。

 

うーん、それは困る。

でも先生に相談しなきゃ、どうしたらいいのかわからないし…。

 

玲が困っていると、『嫌よ』と美香子は断る。

 

たしかに美香子は、中3の時「4番目のサヨコ」だった。

でも「サヨコ」なんておとぎ話に興味もなかったし、信じてもいなかった。

だから生徒総会に持ち込んで、鍵を返した。

こんなくだらない因習につきあうつもりはありませんと。

 

しかし玲はひるまない。

それならなんで北校舎に来たのか?なにか理由があったからじゃないのか?

 

美香子は一瞬たじろいだ。

でもすぐにやり返す。

 

『私たちっていうけど、今年のサヨコは2人いるの?

もう1人のサヨコさんはどこへ行ったのかしら?

人がみんな自分の仲間だと思ったら大間違いよ』

 

美香子は転がってきたサッカーボールをドリブルしてサッカー部の輪の中に入った。

玲も負けじとボールを取りに向かうが、美香子にシュートを決められ、凹んでしまう。

 

ゲームオーバー?

やっぱり自分は甘いのだろうか?

お人好しだし、すぐに人を信じてしまう。

 

玲が秋と勉強しながら弱音を吐くと、

『そろそろ諦めたら?芝居なんて無理だよ。津村とも連絡とれないままなんだろ?』

と、秋。

 

『それにサヨコの掟を破って自らの正体を明かした先生がピンピンしてるんだから、サヨコ伝説はやっぱり、ただの迷信なんだよ。

ゲームオーバー。いいんじゃないですか?』

 

そういう秋の顔はちょっぴり意地悪で、嬉しそうだった。

 

遠吠え

一方、部屋でろうそくを灯し、本を読んでいた沙世子は悲しそうな犬の遠吠えを聞き、窓の外を見に行く。

 

沙世子の目が夕日をうけてキラリと光ると、犬の遠吠えはおさまった。

 

玲がいるから

一方、秋の母親・千夏(多岐川裕美)が経営する花屋へ行った美香子は、

玲が最近、沙世子と一緒にいることが多くなったことを知る。

沙世子が来るまでは、いつも秋と一緒だったのに。。

 

『秋はね、玲ちゃんが頼りなの』

千夏が言うと、

『逆だろ?兄ちゃんのほうが面倒をみてんじゃん』

と由紀夫。

 

でもそれは表向き。

玲がいてくれるから、秋は大人ぶっていられるし、ちゃんと立っていられる。

玲が独り立ちしたら、きっと気が抜けてしまうだろう。

そのことを千夏はわかっていた。

 

『じゃあ、俺は俺は?

俺が頼ってるから、母さんは大人ぶっていられるの?』

 

由紀夫が甘えると、

『何言ってんの!ほら、そろそろ塾でしょ?支度、支度!』

と2人は店の奥へ行く。

 

その話を聞いて、美香子は何かに気づいたようだった。

 

妨害者の正体

翌朝、玲が学校に行くと、

正面玄関に真っ赤なバラの花束が活けられていた。

わたしはだれにも負けません。

 

六番目のサヨコ。

 

『誰?いったい誰が…』

それを見た秋は急いで写真部の部室に走っていく。

 

棚の上のバッグを確認すると、入れておいたはずの花瓶がない!

 

そこに美香子がやってきた。

まさか花瓶を出して花を活けたのは、美香子なのだろうか?

そんな疑惑が渦巻く中、美香子は言った。

 

『あなたに頼まれたとおり、台本のことは知らないって潮田さんに言っておいたわ』

 

『味方だと思ってました。

ゲームを終わらせるために来た、先生だってそう言ってたじゃないですか…!』

 

秋が声を荒げると、

美香子は「津村佐世子は六番目のサヨコに負けた」と書かれた紙と、「ふたりのサヨコは災いを起こす」と書かれたスライドを取り出す。

 

『この前、黒川先生に教えてもらったの。

チラシはあちこちにあったけど、スライドが映し出されたのは2年A組だけ。

サヨコの妨害者は、あなたね』

 

『なんで俺が…』

『あなたはサヨコの邪魔じゃなく、潮田玲の邪魔がしたかった』

 

昔からずっと一緒だった玲がひとりだけ遠くへ行ってしまう。

沙世子と一緒に離れてしまう。

それが寂しくて秋はこんなことをしたのだ。

 

ずばり美香子に言い当てられ、秋は『知ったふうなこと言ってんじゃねぇよ』と逆上する。

 

でも中学の時、1年留年して3年生を2回やった美香子には、秋の気持ちがわかった。

みんなに置いていかれてしまう、もう寄り道できないと焦る気持ちが…。

 

すると急に秋は無表情になり、

『僕は邪魔なんかしてません。

先生と一緒で、ゲームを終わらせようとしているだけです』

と去っていく。

その声は冷淡で、まるで仮面をかぶっているようだった。

 

うたごえ喫茶をやろう!

その後の学活の時間、秋は姿を見せなかった。

玲の提案で、文化祭のクラスの出し物は「うたごえ喫茶」に決定した。

 

みんなが盛り上がる中、正面玄関にあったガラスの花瓶がなくなる。

 

花瓶は北校舎の戸棚の中で、真っ二つに割れていた……。

 

 

~6話につづく!~

 

 

『六番目の小夜子』5話の感想

やっぱりサヨコを妨害していたのは、秋だったのか〜。

何度も匂わせてたからわかってはいたけど、ズバリ美香子に言い当てられ、スッと表情がなくなる秋が怖かった。

 

真っ二つに割れた花瓶は、秋がやったのかな?

 

それに、秋のバッグから花瓶を出して花を活けたのは美香子なんだろうか?

彼女が花屋で買っていたのはいろんな色の花だったから、もしそうならまた別の花屋で赤い花を買ったのかな?(@_@;)

 

とりあえず、美香子の表情からすると、ゲームを終わらせにきたのが目的だとは思えないんだよなぁ。

戸棚の扉が壊れているのに気づいたとき、すごいショックをうけていたし。

どうでもいいと思っていたらそんな反応しないですよね〜。

 

生徒の前で大人ぶってるのは、美香子も同じなんだよな。

みんな誰かの前で大人ぶってる。

自分の感情を見せず、大人のふりをして。

 

秋の心の闇がだんだんわかってきて、これからどうなるのか気になりますね…。

 

それとひとり部屋にこもって治療中?の沙世子がすごい。

沙世子は犬を呼んだり、通じ合ったりできるのかなぁ。

まさか狼に育てられたりしてないよね?

なにかあったらひとりで治すというところが、野生の動物っぽいと思いました。

 

ゆりえさんが声優だとわかるシーンも面白かったな♪

津村家はみんな不思議な能力があるのかな?気になるな〜。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

 

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