『六番目の小夜子』1話ネタバレと感想│謎の転校生!15歳とは思えない栗山千明さんのミステリアスさに脱帽!

にこ

今回は『六番目の小夜子』第1話「謎の転校生」のネタバレあらすじと感想をまとめました。

出典:NHK

潮田玲(鈴木杏)の通う中学には、「サヨコ」という伝説があった。

3年に1度、サヨコに選ばれた者は3つの約束をはたす。

 

成功すれば、大いなる扉が開かれる。

 

始業式の朝、玲は1つ目の約束を実行しようとするが、誰かに先を越されてしまい…!?

 

この作品には当時12歳だった鈴木杏さんをはじめ、栗山千明さん、山田孝之さん、松本まりかさんなど豪華メンバーが出ていることでも話題ですね!

それではさっそく、1話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『六番目の小夜子』1話のネタバレあらすじ

潮田玲(鈴木杏)の通う学校には、”サヨコ”と呼ばれる不思議な言い伝えがあった。

 

3年に1度、サヨコと名乗る生徒が選ばれ、3つの約束を果たす。

成功すれば大いなる扉が開かれ、3年後にまた新しいサヨコが現れる。

 

ある日、ポストに小さな鍵が届けられたら、それがサヨコに選ばれた印だ。

選ばれた人間は始業式の朝、「赤い花」を活けなければならない。

サヨコが無事、引き継がれた証に。。

 

場所は正面玄関の掲示板の下。

そのための花瓶は北校舎の戸棚の中にある。

 

2000年4月。

始業式の朝早く、2年生になった玲は赤いチューリップの花束を持って人気のない校舎に入り、戸棚の鍵を回した。

 

『開いた…。』

 

緊張の面持ちで扉を開けると、中はカラ!

正面玄関には、すでに真っ赤なバラの花束が活けられていた!

 

『嘘~!』

鍵はたしかにこの手の中にあるのに…。

玲が鍵を見つめた時、どこからかチリリーン…と鈴の音がした。

 

走り去る長い髪の少女の姿を必死に追う玲。

しかし少女はグラウンドのバスケットゴールにシュートを決め、走っていく。

 

玲は黒川先生(村田雄浩)から自転車を借りて後を追うが見失ってしまう…。

 

今年は、6番目のサヨコの年。

もしかしてサヨコは、2人いるの…!?

 

もう1人のサヨコ

実は、6番目のサヨコに指名されたのは、玲の幼なじみの関根秋(しゅう/山田孝之)だった。

 

でも秋はそんな伝説に興味がなく、玲は勝手に秋の部屋から鍵を持ち出した。

それなのにもう1人のサヨコに先を越されるなんて…。

このまま引き下がれない!

 

玲は秋に、もう1人のサヨコの正体がわかるまで、サヨコでいさせてほしいと頼んだ。

 

その時、始業式をしていた体育館のほうでキーンという音がした。

2人が慌てて体育館へ行くと、ステージの上の照明が落ちて大変な騒ぎになっていた。

 

『これはただの事故だ!落ち着け!』

黒川先生は必死に生徒たちを落ち着けようとするが、生徒たちは

『サヨコだ!サヨコがいるんだ!』

『サヨコのせいなの?』

と大混乱!

 

玲がステージの上に駆け上ると、割れた照明の破片とともに、床に赤いチューリップの花が…。

 

『嘘…。私、こんなことやってない…』

玲は青ざめ、つぶやいた。

 

転校生

10か月前に心臓の手術をうけて留年した秋は、1個下の玲たちと同じクラスになった。

 

がり勉で同じ写真部の加藤(山崎育三郎)は、秋を「先輩」呼びし、同じクラスの雅子(松本まりか)にたしなめられる。

 

担任の黒川によると、先ほどの事故は古くなった照明の留め金が緩んでいたのが原因だという。

玲がほっと胸をなでおろすと、黒川は教室に転校生を招き入れた。

 

津村沙世子(栗山千明)です。父の転勤で神戸から来ました』

同じサヨコという名前にみんなはざわめく。

 

疑問に思った沙世子は、

『私のほかに、別にサヨコっていう人がいるんですか?』

と質問。

みんなはまるで触れてはいけないことのように黙り込み、教室に緊張が走る。

 

『いないよ。そんな奴いない。サヨコなんて名前の奴もいない』

秋が答えると、

『そういうことだ』

と黒川は安心した顔をして、1番後ろの席に座るよう沙世子を促す。

 

沙世子が横を通りすぎた時、鈴の音がして、玲はハッとして沙世子のほうを振り返った。

 

謎だらけの沙世子

超進学校から転向してきた沙世子は、成績優秀でバスケもうまかった。

 

沙世子がロングシュートを決める姿を見た玲は、

『津村さん、ひょっとして今朝、学校にいなかった?』

と沙世子を呼び止め、質問する。

 

でも沙世子は、見間違いだと否定する。

『そうかな~?

ゴールにシュートしてなかった?北校舎にいなかった?

赤い花とか活けなかった?

照明が落ちたとき、どこにいた?』

 

赤い花と聞き、沙世子は顔色を変え、玲のほうを振り返る。

 

『私を疑っているの?』

『そういうわけじゃないけど…』

 

雅子に呼ばれて玲がバスケ部の練習に戻っていくと、

沙世子はポケットから鈴のついた鍵を取り出し、シャラシャラと振ってみせた。

 

サヨコになりたい

玲が家に帰ると、秋が焼きそばをつくっていた。

マンションの隣の部屋に住んでいる秋と玲は、家族ぐるみのつき合いで、こうしてよく行ったり来たりしている。

 

その日も玲は、秋と一緒に焼きそばを食べるといって秋の家に行った。

 

『もしかして、玲が言ってたもう1人のサヨコって津村のこと?』

『うん』

『でも今日来たばかりの転校生が、なんで”サヨコ”のことを知ってるんだよ』

『それは…』

 

言葉につまる玲に、

『だいたい、なんでそんなに”サヨコ”にこだわるんだよ』

と秋は尋ねる。

 

すると玲は夢見るような表情になって言った。

『ずっと思ってたの。

もし言い伝えが本当なら、私がサヨコになって3つの約束を果たしてみたい。

何が起きるのか、確かめてみたい』

 

6番目のサヨコが秋だとわかったのは、去年、秋が入院した時。

秋にカメラを持ってきてと頼まれて、部屋で鍵を見つけたその日から、ずっと玲はこの時を待っていたのだ。

 

『誰も私を選んでくれないなら、自分でつかむしかないと思った。

お願い、サヨコをやりたいの』

 

玲の熱意に負け、秋は玲の願いを聞き入れることにした。

 

バスケ勝負

そんなある日。

玲と雅子は、バスケ部の部長・塔子から、沙世子をバスケ部に誘ってほしいと頼まれる。

 

すると沙世子は、玲にドリブルシュート対決を提案。負けたら入部してあげるという。

 

でも入部なんて、勝ち負けで決めることじゃない。

玲は自分が勝ったら、北校舎の戸棚の鍵を返してという。

 

『じゃあ、もし私が勝ったら、教えてくれる?サヨコのこと』

『いいよ…』

 

体育館でシュート対決をする玲と沙世子。

しかし玲の足に引っかかって転倒した沙世子は、足をひねって勝負は中断。

沙世子は保健室に連れていかれる。

 

その様子を見ていた秋は、花屋を経営する母・千夏(多岐川裕美)のもとへ。

 

すると玲のほかにも赤い花を買いにきた生徒がいたことがわかる。

でも先に玲が赤いチューリップを買い占めていったため、千夏は別の花屋を紹介していた。

 

サヨコからの挑戦状?

翌朝。

沙世子が登校すると、正面玄関の花が赤いチューリップに変わっていた。

 

そしてバラの花は別の場所へ。

教室や階段、壁にぶら下げられたバラの花を見て、

『やっぱサヨコじゃん?』

『君が悪い』

と生徒たちは騒然!

沙世子はそれをじっと見つめていた…。

 

指令書

そんな中、秋は、春休みに送られてきたサヨコの指令書を玲に渡す。

代々、そうやって受け継がれてきたのだろう。

 

中には、

その1 サヨコは赤い花を活ける。

 

その2 サヨコはサヨコを演じる。

 

その3 サヨコはサヨコを指名する。

と書かれていた。

 

赤い花は、始業式のこと。

サヨコを演じるというのは、文化祭の初日に、全校生徒の前で芝居を見せるというもの。

「サヨコ」という名の一人芝居。

 

そして卒業するときに、誰かにこっそり鍵を送るのだ。

その送られた相手が、7番目のサヨコになる…。

 

玲が鍵を秋に返そうとすると、秋はその手をそっと握らせる。

秋はまったく伝説に興味のない自分より、やりたいと思っている玲がやったほうがいいと思ったのだ。

 

『ありがとね、秋』

玲が鍵を掲げると、秋は振り向いて、にこっと笑った。

 

校舎の隅の石碑

玲が遅れてバスケ部に行くと、沙世子が入部していた!

 

秋が体育館に様子を見に行くと、離婚して今は父親と暮らしている弟の唐沢由紀夫(勝地涼)が寄ってきた。

 

『兄ちゃん!』

『だから学校でそう呼ぶなって…』

『あいつ、ヘンだよ』

 

由紀夫の視線の先にいたのは、沙世子だった。

 

昔、国道で、この中学の女の子が事故にあって亡くなった。

その子をまつった石碑の前で、沙世子がなんともいえないような顔で不気味に笑っているのを由紀夫は見つけたのだ…。

 

由紀夫には見えないが、石碑の近くには赤いワンピースを着た幼い女の子の姿があった。。

 

 

~2話につづく!~

 

 

『六番目の小夜子』1話の感想

今から21年も前の作品!?

出ているメンバーが豪華すぎて、みんな幼くてかわいい!

栗山千明さんはこの頃から既にミステリアスで完成されている…!すごい!

 

『六番目の小夜子』は未読なのですが、主人公の玲が原作にはいないオリジナルキャラだというのがすごい!

でも隣に住む幼なじみの秋との関係がいい感じで、大人の私が見てもキュンキュンするんですよね〜!

山田孝之さんは、昔こんなにかわいかったのかとびっくりしました(@_@;)

 

そして石碑の前で笑う沙世子が不気味すぎる〜!

赤いワンピースの女の子は沙世子にしか見えないようですが、事故で亡くなった女の子と関係あるのかな?

 

小夜子の伝説についても、まだまだわからないことだらけで先が気になりますね〜!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

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