『ただ離婚してないだけ』10話ネタバレと感想│すごいとしか言えない脱走劇。あんな悲鳴あげてたらその時点で見つかるよね…

にこ

今回は、2021年9月15日放送『ただ離婚してないだけ』10話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

正隆と雪映のもとに、萌の弟・創甫と刑事の池崎がやってくる!

池崎は、萌と佐野が失踪している件について話を聞きたいというのだが…!?

そんな中、2階に監禁されている佐野は、結束バンドを切り、家から逃げ出す機会をうかがっていた…!

 

それではさっそく、10話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

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『ただ離婚してないだけ』10話のネタバレあらすじ

Ⓒ「ただ離婚してないだけ」製作委員会

正隆(北山宏光)雪映(中村ゆり)のもとに、萌の弟・創甫(北川拓実)と刑事の池崎(甲本雅裕)がやってくる。

3か月前から行方不明の萌について話を聞きたいという。

近所の目もあるので中に入れてほしいと言われ、正隆はしかたなく2人を家の中へ。

 

ソファに座って会釈する雪映を見た創甫は、

『なんであんた、ここにいるんだ!こいつ、姉ちゃんがいなくなってしばらくして俺ん家に来やがったんだ!』

と池崎に訴える。

 

すると雪映は、萌と産婦人科で知り合った後に、正隆が萌と不倫して子供をおろさせていたことを知り、ずっと苦しくてどうしても謝りたくて訪ねていったと、辛い気持ちを吐露する。

でも創甫が歓迎してくれて、本当のことを言えなかった…と。

それは萌がもう亡くなっているということ以外は、本当のことだった。

 

池崎の追及

その後、萌について聞かれた正隆は、もう萌とは会っていない、堕胎手術をした後に駅前で会ったのが最後だと嘘をつく。

 

佐野(深水元基)については、俺の女に手を出したから慰謝料を払えと要求され、雪映の職場まで押しかけてきたので、しょうがなく金を渡したと話す。

その様子は、どう見ても佐野に脅され、追いつめられた被害者にしか見えなかった。

 

さらに雪映は、被害者の顔で続ける。

今頃、佐野と萌は、自分たちから取り上げたお金で新しい生活を始めているんじゃないか。

今となっては、お腹の子も、正隆の子かどうかわからないと。

 

それを聞き、姉ちゃんがそんなことするわけない!と創甫は怒りまくる。

そんな創甫をドンっとソファに引き戻し、

池崎は渋い顔でコーヒーを飲み、すいませんねと愛想笑いを浮かべる。

 

『つまり、(萌と佐野は)2人で失踪した…ってことですよね』

『はい』

 

『でも、もう1つ可能性があります』

 

池崎は正隆と雪映の顔を見比べ、淡々と告げる。

 

『2人とも殺されている可能性です』

 

正隆の目が泳ぎ、池崎はじっとその顔を見つめる。

 

張りつめた沈黙が流れ、

池崎は他の部屋も見せてほしいと立ち上がるが、雪映は拒否。

 

『私たちはじゅうぶん苦しみました。これ以上、苦しめないでください。

私たちはこの償いを乗り越えて、それでも夫婦を続けていくと決めたんです』

 

そんな雪映を見て、正隆も立ち上がって池崎をにらみつける。

雪映は言った。

 

『子どもが生まれるんです。これ以上は迷惑です。帰ってください』

 

すると池崎は、何かあったらいつでも連絡をくださいと名刺を置いて帰っていった。

 

『納得いかねえよ!なんで逃げんだよ!』

と苛立ちを隠せない創甫に、これはあくまで任意の聞き込みだと、池崎はたしなめる。

 

池崎だって、正隆のあの顔を見れば、何か隠していることはわかっている。

だが家宅捜索するにも逮捕するにも「令状」がいる。

まずは萌の失踪が「事件」だということを立件する必要がある。

 

池崎は、正隆たちが尻尾を出すのをじっくりと待つことにした…。

 

一方、萌がもう死んでいるかもしれないという池崎の言葉にショックをうけた創甫は家に帰り、萌がいなくなってから印をつけてきたカレンダーをじっと見つめる。

 

萌からもらったスーツではなく、以前、荒れていた頃のジャンパーを着て、怖い顔でどこかへ出かけていく創甫。

 

いったい創甫は何をしようというのか…?

 

脱出をうかがう佐野

そんな中、2階に監禁されている佐野は、入手したピンセットで手首の結束バンドを切ることに成功!

自由になった手を握りしめ、喜びにうち震えていた。

 

そこに正隆が佐野の食事を持ってやってくる。

佐野はうなだれ、いつものように『ありがとうございます』とつぶやき、犬のように飯を食べる。

 

佐野は正隆に気付かれないように切れた結束バンドを手首に巻き、ギラギラした目で逃亡のチャンスをうかがっていた。

 

つかの間の極楽

その日は、雪映の妊婦検診。

正隆は雪映の大きくなったお腹を見て、俺も子どもが見たいと一緒に車で病院へ向かう。

 

その頃、佐野は足の結束バンドを手でゆるめ、なんとか動ける状態に。

 

この前、正隆と雪映が萌の遺体を移動しているところを撮ったデジカメのSDカードを取り出すと、

『これでいつでも出ていってやるぜ。このクソ犬小屋』

と佐野は痩せこけた顔でつぶやく。

 

正隆たちが車で出かけていくのを窓から見た佐野は大笑い。

 

ついに足の結束バンドを引きちぎった佐野は、段ボール箱から自分の服とタバコを見つけ、ひさしぶりの一服を楽しむ。

 

そこに、診察券を忘れたことに気づいた雪映が引き返してきて…

 

物音に気付いた雪映は急いで佐野のいる部屋に行き、服に着替えようとしている佐野を見つける。

 

雪映は無我夢中で近くにあった電子レンジを佐野に向かって振り下ろす…!

 

雪映の恐ろしい決断

その後、雪映は、佐野がピンセットを使って逃げようとしていたことを正隆に伝える。

それを見て、たぶん俺が手当てしたときだと思う…と正隆は謝る。。

 

『もうこれ以上は無理だと思う。

あの刑事もいつまた来るかわからないし、見つかったら終わりよ』

 

雪映はそう言い放つと、

『水も食べ物も与えず、衰弱死させる。

あの人が勝手に死ぬの…。あの人が勝手に…』

と虚ろな目で告げる。

 

恐ろしくなった正隆は2階に佐野の様子を見に行く。

佐野はまた元のように拘束され、ピクリとも動かなかった。

 

正隆は電子レンジを持って部屋を出ると、寝室へ。

隣で寝ている雪映を見つめ、正隆は思う。

 

──雪映は変わった。

今の雪映は、

昔の、

俺の”毒”が移ったみたいだと…。

 

佐野の脱走!

次の日の朝5時。

物音で目を覚ました正隆は、2階の奥の部屋のドアが開いているのに気づく。

 

見ると佐野がいない!

 

「たいへんお世話になりました」と走り書きされたメモと、ライターを見て、正隆は何が起こったか悟り、雪映を起こす。

 

『雪映!佐野が逃げた!まだ近くにいるかもしれない』

 

正隆は家を飛び出し、佐野を探す。

 

その頃、佐野はランニングシャツ1枚に紙オムツ姿で、ゼイゼイ息を切らしながら早朝の誰もいない住宅街をよろめきながら走っていた。

 

『やった~。やったぞ~。

ようやくあの悪夢から逃げ出せた』

 

ウォーキングに出かける夫婦を見つけた佐野は『助けて~』と呼びかけるが、不審者だと思われてしまう。

 

そこに正隆がやってきて後ろから馬乗りになり、佐野を押さえる。

 

『やめてくれ~!戻りたくない~!神様~!』

佐野が必死に叫び、救いを求めるように顔をあげると、

そこには朝日を浴びた雪映が包丁を持って立っていた…。

 

佐野の後ろに回り込んだ雪映は、佐野のふくらはぎに包丁を突き立て、

嫌だと暴れる佐野を車のトランクに押し込み、2人は家に佐野を連れて帰り、結束バンドで拘束しようとする。

 

しかし佐野はそのやせ細った体のどこにそんな力が残っていたのかという勢いで正隆をはねのけ、

『こんなところで死んでたまるか~!』

と2階の窓から飛び降りる。

 

正隆は2階から飛び降り、佐野を追おうとするが負傷。

それを見た雪映は血のついた包丁を持って佐野を追いかける!

 

するとそこにいたのは佐野ではなく、近所のおばさん。

 

『キャ~~~~~~!!!!!!!!』

 

その頃、まんまと逃げだした佐野は、今までのことを振り返る。

 

雪映に電子レンジで殴られたとき、佐野はライターだけは手に隠し、死守していた。

そして正隆が来たときも、寝たふりをしてやり過ごした。

そしてライターで結束バンドを外し、逃げたのだ。

 

おむつの中にはSDカードも入っていて、それを取り出し、してやったりと佐野は笑う。

 

『おまえら、絶対許さね~!覚えてろ~!!!』

 

一方、家に戻った雪映は玄関に座り込み、子供のように泣きじゃくる。

そんな雪映を、正隆は抱きしめる。

 

しかし佐野はこの時、自由になったことに喜ぶあまり忘れていた。

もう1人、佐野を追っている人物がいることを。。

 

1台の黒塗りの車が、喜んで走っていく佐野とすれ違う。

 

正隆が柿野製薬の息子だと知った仁科(杉村哲太)の魔の手が、

そこまで迫っていた……。

 

 

~11話につづく!~

 

 

『ただ離婚してないだけ』10話の感想

グワーッ。

いろいろ、いろいろすごかった。

でも朝5時でなんで誰もいないの。

あんなことしてたらみんな絶対何かと思って出てくるよね?

そしてついに近所のおばさんに、血のついた包丁を持って飛び出してきたところを見られてしまい、もうダメだと泣きじゃくる雪映。

もう、胎教に悪すぎです…。

 

そういうことを含めても、いつ見つかるのか、いつ誰が2人を止めてくれるのか、佐野が死んでしまうんじゃないかとハラハラしてしょうがなかった。

そのくらい逃亡する佐野さんが迫真の演技だった。

 

けど最後に黒塗りの車と佐野がすれ違うシーンが1番怖かった。

あの時点でひかれて死んでしまうかと思った(;´Д`)

 

そして萌からもらったスーツではなく、非行に走っていた頃のジャンバーを着て出ていった創甫のこの先の行動も気になる!

また悪いことをしないといいけど…。

それに対し、もっと強引な捜査をするかと思った池崎さんが意外に紳士でびっくりした。

 

わ~この先、どうなってしまうのか?

原作とは違うのかな?

最後まで目が離せません!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(*´꒳`*)

またの~。

 

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