『ただ離婚してないだけ』2話ネタバレと感想│萌の気持ちが切なすぎる!正隆がこんな風になった理由も判明…

にこ

今回は、2021年7月14日放送『ただ離婚してないだけ(ただリコ)』2話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

萌(萩原みのり)の妊娠が発覚!

 

大好きな正隆(北村宏光)のため、萌は手術を受け入れるが…。

 

なぜ正隆がこんなクズ男に成り果てたのか、その理由も判明します…!

それではさっそく、2話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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『ただ離婚してないだけ』2話のネタバレあらすじ

満月だった。

 

雪映(中村ゆり)がぼう然とそれを見上げる中、

正隆(北山宏光)は家の裏の庭の地面をスコップで堀り、赤いペディキュアをした女性を埋める。

 

汗をかきながら。必死に。

荒い息をしながら。

 

あの夜のことを、正隆は何度も思い出す。

何度も何度も。なぜあんなことになってしまったのか…。

 

正隆は孤独だった。もうあんな目にあいたくなかった。

ただ、それだけだった。

 

それだけだった。

 

ただ血が繋がっていないだけ

正隆は温泉旅行中、萌(萩原みのり)が妊娠していることを知る。

おろすように告げると、萌は『わかってるよ…あたりまえじゃん』と瞳を震わせ、答えた。

 

自宅に帰った正隆は、雪映の産婦人科の診察券を見つけ、

『子どもなんていらねぇって言ってんだろ!』

と吐き捨てるように言い、自室にこもる。

 

窓際に座り、ぼんやりと外を見つめながら正隆は思い出す。

 

5年前まで、正隆は義理の父・柿野利通(団時朗)が社長を務める柿野製薬で、弟・利治(武田航平)と共に働いていた。

 

柿野製薬を世界トップ10の製薬会社にする。

それが正隆の夢だった。

 

その頃、正隆と雪映の仲はうまくいっていた。

忙しくて満足に食事もとれない正隆に、夜食を差し入れる雪映。

 

ゆくゆくは長男の正隆が父の跡を継ぐ。

誰もがそう思っていたが、

利通が次期社長に指名したのは、正隆ではなく「弟の利治」だった。

 

それは、実の息子が生まれた時から既に決まっていたこと。

血のつながりのない正隆がいくら頑張ったところでまったく意味がなかったのだ。

 

それから正隆は雪映と一緒のベッドで寝なくなった。

淋しそうに隣のスペースに手を伸ばす雪映。

 

そしていつしか2人は、向かい合って食事をとるだけ。

ただ一緒にいるだけの夫婦になっていた。

 

好きで好きでしょうがない

一方、萌は弟の創甫(北川拓実)に、好きな人がいることを打ち明ける。

 

すごく不器用で、無理ばっかしてて、自分に似ている人…。

萌は新聞配達をしている際に、正隆の寂しそうな姿を見かけ、ひと目で恋に落ちた。

 

ある日。

萌は意を決して、正隆の家の呼び鈴を押した。

出てきた正隆を見て、萌はハッと息をのむ。

 

新聞の契約をしてほしいと頼むと、正隆はいつもこの前の道を通る子だと覚えてくれていた。

 

『好きで好きでどうしようもないんだよね…。

あの人のためなら、なんでもしたい』

 

ぽつりと正隆への切ない想いをつぶやくと、萌は正隆の家へ向かった。

 

産婦人科に行く萌

すると車で雪映が帰ってきた。

雪映は萌の横を通りすぎ、あたりまえのように自宅前の階段をのぼり、家の中へ入っていく。

 

萌はため息をついて、2階の正隆の部屋の窓を見つめた。

カーテンが閉まっているのを見て、正隆にメッセージを送る。

 

「手術の予約を取るよ。会って話したいな」

 

萌は重い足取りで産婦人科に向かった。

 

大きなおなかの妊婦さんを見て、自分のおなかに触れる萌。

 

『初めてなんですけど…』

 

萌は覚悟を決め、受付のひとに話しかけた。

 

夫の浮気

一方、雪映はクレジットカードの明細を見て、正隆が箱根の旅館に泊まっていたことを気づく。

 

急に正隆の下着が汚らわしく思えて、雪映は手を洗い、その場に泣き崩れる。

 

出張というのは嘘だったのか。

誰と行ったのか。

その日の夕食の時間。

雪映は何も言わず、とがめるような目でただじっと正隆の顔を見つめていた。

 

悪い噂

その夜。

萌の働くガールズバーの売り上げが悪く、オーナーの佐野(深水元喜)の機嫌はすこぶる悪かった。

 

『おまえが酒を飲まないからだ』と、萌に向かって物を投げつける佐野。

最近の萌の態度が、佐野は気に入らなかった。

 

そのとき、誰かから電話がかかってきて、佐野は態度を急変させて店の外に出ていく。

 

どうやら佐野は、ヤクザのような奴らと繋がっているようだ。

 

手術前

萌の手術は、明後日行われることになった。

正隆は手術費用として20万円を萌に渡した。

 

手術には付き添いが必要なので、萌は正隆に来てほしいと頼む。

 

萌の母親は彼氏と一緒にいて連絡がつかないし、弟は萌に関心がない。

 

それを知り安心する正隆だったが、

『ありがとう、気遣ってくれて』と萌に言われ、罪悪感が芽生える。

 

別れ際、萌は言いたかった言葉を『なんでもない。。』と飲み込んだ。

 

手術の日

手術が行われる日は、いい天気だった。

窓を開けると風が吹き込んできて、萌の髪を揺らした。

 

処置台の上に寝かされ、麻酔をかけられる萌。

 

手術はすぐに終わった。

 

麻酔でまだぼんやりする頭で、ロビーのイスに座り、壁にもたれかかる萌。

 

自動ドアが開き、萌は正隆が来てくれたのだと思い、嬉しくなって立ち上がる。

でもそれは、おなかの大きな妊婦さんの旦那だった。

 

幸せそうに笑い合う2人の声が耳に響く。

 

麻酔が切れたので1人で帰りますと、萌はまだフラフラする体で病院の外に出た。

 

「手術終わったよ。会いたい」

 

という萌からのメッセージを見て、正隆は出かけていく。

 

もうじき夕ご飯ができるよと呼び止める雪映の声は、まったく正隆の耳に届いていなかった。

 

もし本当の気持ちを伝えていたなら

『ねえ、ギュッとして。…ギュ』

 

正隆を見るなり、萌は腕を前に差し出した。

 

手術が無事に終わったことを知り、仕事が忙しくていけなかったと嘘をつく正隆。

 

『うん、大丈夫。私、頑張ったよ』

と萌は笑顔をつくり、正隆に抱きつく。

 

正隆はそれを引きはがすと、

『もう、いいか?無事に終わってよかった』

と萌に背を向け、帰っていく。

 

自分のところではない、あの人がいるあの家へ。

 

『ねえ、正隆さん。

もし…、もしね、私がどうしても産みたいって言ってたら…、正隆さんはどうしてた?』

 

 

萌は泣きながら遠ざかっていく正隆の背中に向かってつぶやくのだった…。

 

 

──3話につづく──

 

 

『ただ離婚してないだけ』2話の感想

くぅ~!ただただ、萌の気持ちが切ない。

1話の疑問がすべて消え去るような2話。

萌は、自分と同じように寂しさを抱えた正隆の姿にどうしようもなく惹かれてしまったんですね~。。

 

そして正隆もまた、最初からすべてを諦めていたわけじゃなかった。

5年前までは柿野製薬を世界でトップ10にするために頑張っていた。

でもその想いは無残にも、血のつながりがないというだけで義父の利通にバッサリ切って落とされた。

 

お母さんに、弟が生まれた時からきっと決まっていたと言われ、正隆はどんなにショックだったことだろう。

今まで頑張ってきたのはなんだったのか?

信じていたものがガラガラと音を立てて崩れ、後に残ったのは雪映だけだった。

 

しかしそれ以来、どんどん雪映との仲は冷え切り、会話も何もない、ただ「一緒にいるだけ」の存在になっていく。

 

それでも夫婦だから、どんなに好きでも萌にはどうすることもできない。

 

正隆を愛するがゆえに、正隆の言葉を一途に信じて手術を受け入れた萌。

セリフは少ないのに、萌の気持ちが痛いほど伝わってくる。

萩原みのりさんの表情が切ない。

 

最後に『ギュってして』と正隆に伸ばした手を、正隆が受け止めてくれることはなく。

正隆は抱きつく萌を引き離し、去っていく。

 

ここから萌の心の崩壊が始まる。

 

正隆の浮気に気づいた雪映のシーンも印象的だったけど、今回は萌に同情しちゃったな―。。

次回が気になります!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(≧∇≦)

またの~。

 

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