『ただ離婚してないだけ』1話ネタバレと感想│まったく笑わない主人公から目が離せない…!冒頭シーンが衝撃的!

にこ

今回は、2021年7月7日放送『ただ離婚してないだけ(ただリコ)』1話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

思った以上に暗い!そして思った以上にヘビー!

 

でもそういう見てはいけない陰の部分に人間は引き込まれるのかもしれない。

 

結婚7年目の「ただ離婚してないだけ」の夫婦。

 

正隆(北山宏光)と雪映(中村ゆり)の人生は、正隆の不倫をきっかけに思いがけない方向へ。

 

そんな中、正隆と雪映は「家族」というものともう1度、向き合っていく…。

それではさっそく、1話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 最終話

『ただ離婚してないだけ』1話のネタバレあらすじ

朝。

鳥のさえずる声で、雪映(中村ゆり)は目を覚ます。

足元に広がる血だまり。

微動だにせず、ぼう然と壁に寄りかかる正隆(北山宏光)

 

その顔を見て、これが幻ではないことを知り、雪映は何かがブチンと切れたように泣き始める。

 

正隆は何度もあの夜のことを思い出す。

何度も、何度も、なぜあんなことになったのか。

 

正隆は孤独だった、もう2度とあんな目にあいたくなかった。

ただそれだけだった。それだけだったのに。

 

正隆の目から涙があふれ、零れ落ちた。

 

冷めきった夫婦

─── 2か月前。

フリーライターの正隆と小学教師の雪映は、結婚7年目の夫婦。

向き合って食事をしていても、会話はない。

ただ離婚してないだけ。

 

正隆はいつもと漬物が違うというただそれだけで、機嫌を損ね、席を立った。

 

何もかもうまくいかない

フリーライターになって5年。

正隆の文章はまったく評価されず、実家の商売を継いだほうがよかったんじゃないのと言われる始末。

 

『ボツ。明日までに直して。

できるよね?実力ないんだから、せめてやる気くらい見せて』

 

正隆はかろうじてうなずくと、エレベーターに乗り込んだ。

スクランブル交差点を渡る人たちを見下ろし、

『クズども、クズども…』と繰り返す正隆。

 

家に帰って原稿を直そうとするも、まったくやる気が起こらない。

正隆は白泉新聞の配達員・萌(萩原みのり)が原付に乗ってやってきたのに気づき、玄関へ向かった。

 

萌はヘルメットを外すと、弾むような足取りで正隆の家の呼び鈴を鳴らす。

正隆が顔を出すと、萌は大きな声で『新聞の引継ぎ契約にきました~』とあいさつする。

 

正隆はだるそうにサインをすると、辺りをうかがい、萌を家の中に引き入れた。

 

『おい、毎回、こんな茶番いるのか?』

『一応、ご近所の目もあるし』

『そんなのどうだっていい』

 

正隆は乱暴に萌の服を脱がせ、ダイニングテーブルに押し倒す。

2人はこうして、雪映のいない間に逢瀬を重ねているのだ。

 

雪映がまだ帰ってこないことを知った萌は、安心して配達先でもらったりんごをむき始めた。

 

萌にはつき合っている彼氏がいる。でも最近、うまくいっていない。

 

『別れて正隆さんだけにしようかな?』

そう言って探るように、萌は背後に座っている正隆のほうをうかがう。

 

『はあ?』

正隆が冷たく返すと、

『なーんてね』

と萌は笑って、正隆を1泊温泉旅行に誘う。

 

『俺らってそんなんじゃないだろ?』

『うん…、そうだね…』

正隆の言葉に、萌は作り笑いを浮かべ、アーンと切ったばかりのりんごを差し出す。

 

正隆は目の前のりんごを奪いとると、甘酸っぱい果実を口に入れた。

 

不妊治療

その頃、雪映は仕事を早くあがらせてもらい、婦人科に来ていた。

子どもが産めるかどうか検査を受けにきたのだ。

 

その結果は問題なし。

たしかに35才以上になると妊娠率は下がるが、大丈夫だろうとのこと。

とにかく旦那さんと話し合って…という医師の言葉をさえぎり、雪映は言った。

 

『子どもが必要なんです、私たちには』

 

その言葉と表情には、有無を言わせぬ強さがあった。

 

子どもがほしい

その夜も、正隆と雪映は無言で向かい合い、夕食を食べていた。

 

『ねえ、お願いがあるんだけど…

今度の土曜日、陽菜の誕生日パーティーに行かない?』

 

雪映はためらいつつも、思いきって正隆に話しかける。

陽菜は雪映の姪っ子だ。

でも『お前の妹の家族なんて知ったこっちゃない』と正隆に突き放され、雪映は悲しそうに黙り込む。

 

結局、誕生日パーティーには雪映ひとりで行った。

仲良さそうに遊ぶ妹の旦那と陽菜を見て、雪映はうらやましそうに微笑む。

 

子どもがいれば、きっと正隆との仲ももとに戻るはず。

もしかしたら雪映はそう思っているのかもしれない…。

 

複雑な家庭

一方、萌は少年院を出たばかりの弟・創甫(北川拓実)と2人暮らし。

思春期真っ盛りの創甫は、萌にも反抗的な態度をとっていた。

 

その夜。

何をするでもなく正隆はソファに寝転んでいた。

 

しかしニュースで、富山に本社のある柿野製薬のニュースが流れ始めると、正隆は身を起こし、画面を食い入るように眺める。

 

今や正隆の弟、利治(武田航平)は会社の社長。

正隆はろくな仕事をもらえないフリーライターだ。

 

自分だってこんなに落ちぶれると思わなかった。

 

憎しみのこもった目で、会長を務める義理の父・利通(団時朗)をにらみつける正隆を見て、

雪映はニュースを消し、ごはんができたから食べようと言う。

 

すると正隆は『ハズレのほうと結婚したと思ってんだろ?』と吐き捨てるように言い、家を出ていく。

雪映はちっともそんなこと思っていないのに。

 

家族じゃない

『この人が今日から正隆のお父さんよ』

 

母から初めて父を紹介されたとき、まだ幼かった正隆は父に頭をなでられ、とても嬉しかった。

でもそれは長続きしなかった。

 

血の繋がった実の息子が生まれると、父は弟ばかりかわいがり、正隆は完全に家族から孤立していった。

 

公の場で家族として紹介してもらうこともできず、ひとりステージ上の家族の姿を見つめていた少年時代。

 

『クズども…クズども…』

正隆はブツブツ呟きながら、萌の働くガールズバーへ向かった。

 

萌の彼氏

その頃、萌はバイト仲間のほのか(大原優乃)と話をしていた。

 

正隆にベタ惚れの萌は『奥さんのいる人なんでしょ?絶対捨てられるじゃん』とほのかに言われ、落ち込む。

 

そこに『やることないなら、外で呼び込みでもしてろ』と店の経営者であり、萌の彼氏でもある佐野義文(深水元基)が入ってきた。

 

佐野は萌だけ店に残し、迫ろうとするが拒絶され、他に男でもできたのか?と勘ぐる。

 

『あんたに関係ない』

萌が反抗的な態度をとると、佐野は萌を殴る。

そこにほのかがちょうどお客さんを連れてきて、萌は厨房へ逃げ込んだ。

 

正隆からメッセージが来ているのに気づいた萌は、跳ねるように店を飛び出し、店の外で待っていた正隆に飛びつく。

 

『超~嬉しい!急に会いたいなんてどうしたの?』

『・・・・・・・』

 

『どうしたの?何かあった?』

 

『やっぱ行くか、旅行』

 

正隆の思いがけない言葉に、萌は大喜びで正隆の首筋に抱きついた。

 

温泉旅行

正隆は萌と一緒に、箱根へ行った。

ローブウェイに乗り、はしゃぐ萌。

うざそうな正隆と一緒に写真を撮り、お土産を見て回る。

その途中で、萌は何かを見て立ち止まった。

 

『ねえ、きっとあたしたちと一緒。不倫カップルだよ』

 

萌の視線の先には、肩を寄せ合い仲良くお土産を選ぶ年の差カップルの姿が。

 

『私たちも周りからああいうふうに見られてるのかな?それとも夫婦?』

 

『さあ。。』

 

その後、また2人は外に出て辺りを散策した。

タタタッと先に階段をのぼり、正隆のほうを振り返る萌。

 

『今、私しあわせ…!』

光の中で笑う萌はとても綺麗で、思わず正隆は見とれてしまう。

 

萌は階段を駆けおりてくると、『ね~、チューして』とキスをねだる。

正隆は嫌そうな顔でそれを避け、階段をのぼった。

 

離婚すればいいのに

宿に戻り温泉につかっていると、萌が隣りにきて正隆の腕をとり寄り添った。

 

『今日、1日本当に楽しかった。ありがと。

大丈夫?奥さんになんて言ってきた?』

『仕事で出張』

『バレてないかな?』

『いなくてホッとしてるだろ』

 

それを聞き、萌は思いつめたような表情で告げる。

 

『正隆さんさ、それ、しんどくない?

離婚すればいいのに、私がいるんだから。。』

 

辛い過去

その頃、雪映は母子手帳からエコー写真を取り出し、指でそっとなぞっていた。

 

実は雪映は、3年前に子どもを授かったものの死産していたのだ

 

嘆き悲しむ雪映を見ても正隆は、

『うるせーな。これでよかったんだよ』

とまったく寄り添おうとしなかった。

 

むしろ、どこか安堵していたのかもしれない。

家族というものに、向き合わずに済んだことを。。

 

そのとき、萌の呼ぶ声がして正隆は我に返った。

 

『正隆さん、聞いてほしいことがあるの。

あのね、私、、できちゃったかも…、赤ちゃん』

 

 

────2話につづく!────

 

 

『ただ離婚してないだけ』1話の感想

これ、本当にドラマ化するの?

とキャストさんたちが口をそろえて言うほどの原作ってどんなだろうと、1巻だけ試し読み。

たしかにものすごい作品でした。

 

ドラマでは、けなげな女性陣に対し、正隆のクズ男っぷりがすごい。

まったく笑わない主人公が異彩を放っている。

 

でも冒頭で正隆が後悔して涙を流すシーンを見ているせいか、

なんでそんなことになったのか、こうなったのには理由があるのかも、きっとそうに違いないと、そういう目線で見てしまうから不思議だ。

 

正隆の複雑な家庭環境は、原作には出てこないようで。

ひとりだけ家族として認められず、疎外されて育ったら、あんなふうにひねくれてしまってもしょうがないかも…と思いました。

 

雪映も萌も、正隆のそんなやさぐれたところが放っておけないのかなぁ〜?

なんで雪映が正隆と結婚したのか、いまいち疑問で…(;^ω^)

結婚前は正隆も笑ったりしてたのかな?

 

これから悲劇が起きるのかと思うと、幸せそうな萌が見ていられなくて。

ほんとに正隆のことが好きで好きでたまらないんですよね〜。

 

この先、どのような展開になるのか楽しみです!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(=^・^=)

またの〜。

その他のあらすじ
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 最終話