『ただ離婚してないだけ』8話ネタバレと感想│2階のおじさん…。どんどん狂っていく雪映を止めたいのに。

にこ

今回は、2021年9月1日放送『ただ離婚してないだけ』8話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

家に押しかけてきた佐野(深水元基)に、雪映(中村ゆり)が熱湯をかけるという衝撃のシーンで幕を閉じた前回。

 

はたして夫婦に囚われた佐野の運命は…!?

 

そんな中、家に遊びに来た雪映の妹・菜穂(西川可奈子)の娘が異変に気づき…。

それではさっそく、8話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『ただ離婚してないだけ』8話のネタバレあらすじ

自宅に押しかけてきた佐野(深水元基)に熱湯を浴びせ、雪映(中村ゆり)は冷酷な顔で言い放つ。

 

『静かにして。言うことを聞きなさい』

 

雪映が佐野の顔を踏みつけると、佐野はうめき声をあげ、静かになった。

そんな雪映を信じられないという目で見つめる正隆(北村宏光)…。

 

雪映はもう1度、湯を沸かしてお茶を淹れ、正隆の目をじっと見つめる。

 

『どうする…?やるしかないよね…?』

『・・・・・・』

 

押し黙る正隆を見て、雪映はキッチンから包丁を取り出し、無言で歩き出す。

 

『ちょっと待て!』

正隆が雪映の腕を引き止めると、

『だってもう後戻りできないじゃない!』

と振り向きざまに雪映は叫び、正隆の方へにじり寄る。

 

『…子どもが生まれるのよ?』

 

その迫力に負け、正隆は自分がやる…と雪映の手から包丁を抜き取り、佐野のもとへ向かう…。

 

佐野は正隆が包丁を持っているのに気づくと、横たえていた体を起こし、首を横にふって恐怖に震える。

 

正隆は涙を浮かべ、歯を食いしばりながら佐野の頭を抱え、後ろから首に刃をあてる。

 

キッチンで天に祈る雪映。

 

正隆はうなるように吠え、佐野の首に包丁を食い込ませた…!

 

2階のおじさん

一か月後…。

 

逃げ足の速いハエがぶんぶんとキッチンを飛び回っている。

正隆は紙を丸め、窓にとまったハエを仕留める。

その顔に微塵も情はない。冷酷なハンターのようだ。

 

そんな正隆が笑顔になるのは、雪映と子どもの話をするとき。

お腹の子が男の子だとわかり、2人はエコー写真を見ながら幸せそうに笑い合う。

 

そんなある夏の日のこと。

雪映の妹・菜穂(西川可奈子)が娘・陽菜を連れてやってきた。

 

最近はネット記事を中心にちゃんと正隆が仕事をしていることを知り、少し安心する菜穂。

そこに正隆が帰ってきて、微妙な空気が漂う。

 

そんな中、ひそかに2階にあがった陽菜は暗い廊下を進み、奥の部屋のドアに手をかける。

 

中に入ると、部屋の中は真っ暗。

なのに扇風機だけがゴォ~っと音を立てて回っている。

 

引き寄せられるように陽菜が奥へ進んでいくと、

部屋の隅に口にガムテープでさるぐつわをされ、手足を縛られ、タンクトップに紙おむつ姿の男の姿が!

 

──佐野だ。

 

佐野は陽菜に気づくと、やせこけて無精ひげを生やした顔をゆっくりと上げ、虚ろな目で陽菜をじっと見る。。

 

そこに陽菜がいないことに気づいて捜しにきた正隆が飛び込んできて、

『ここは入っちゃダメ!』

と陽菜を部屋の外に出し、佐野をスタンガンで気絶させる。

 

『ねえ、ママ~。2階に誰かいたよ~』

陽菜が1階に戻って菜穂に報告すると、

『やぁだ、怖いこと言わないでよ~』

と雪映。

正隆は仕事の道具で遊んでいたみたいでと、菜穂に嘘をつく。

 

最近、陽菜がよく妖精を見たと言っていたこともあり、

『もしかして妖精さん?

ま、私の場合は、小さいおじさんだったけど』

と笑って陽菜をひざに抱っこする菜穂。

 

すると、

『うん、おじさん』

と陽菜が答え、正隆と雪映の間に緊張が走る。

 

そのとき、ガタガタッと二階で激しい物音がして、

『なに?今の音…』

と固まる菜穂。

 

『さっき、遊んでいた何かが落ちたのかな?』と正隆は2階に戻り、

ふたたび佐野の首にスタンガンをあて気絶させる。

 

荒い息をして泣きそうな顔で壁に寄りかかる正隆…。

 

帰るときも、陽菜は2階にいたおじさんのことが気になってしかたないようだった。

 

佐野の行方を追う仁科

一方、ガールズバーは仁科(杉村哲太)の手に渡り、売り上げも回復していた。

 

でも佐野が契約書にハンコを捺さなければ、オーナーは佐野のまま。

仁科はいなくなった佐野の行方を追っていた。

 

狂った日常

そんな中、雪映と正隆、佐野の奇妙な共同生活は続いていた。。

 

佐野の食事をレンジで温め、佐野の前に正座する雪映。

口につけたガムテープをはがすと、蚊の鳴くような声で佐野はつぶやく。

 

『聞こえない』

厳しい口調で雪映が冷淡な目を佐野に向けると、

『ありがとうございます…』

と佐野は頭を下げる。

 

雪映が食事を目の前に置くと、佐野は犬のように口をつけてむさぼるように食べた。

 

その様子を見ながら、正隆は佐野にとどめをさせなかったあの夜のことを思い出す。

 

正隆たちは立ち向かうこともできず、佐野の持ち物をすべて燃やし、日々を過ごしていた。

ずっとフタをしたまま…。

 

俺たちの日常はおかしい。

このまま麻痺していって、

雪映はどうなってしまうのだろう?

 

そう思った正隆は「今度から佐野の世話は自分がやる」と申し出る。

 

元気な子を産んでほしいから…。

 

こうして、殺人共同生活74日目が過ぎていった。

 

池崎との再会

一方、創甫(北川拓実)は、捜索願を出しても全然動いてくれない警察に苛立ち、警察署に押しかける。

 

そこで以前、世話になった少年課の刑事・池崎(甲本雅裕)と再会する。

 

萌がいなくなって3か月も経つことを知った池崎は、何を思ったか一緒に萌を捜してくれるという。

 

幸せと絶望

一方、食欲のない正隆はほとんど朝食に手をつけず、キッチンに捨てる。

横に用意されていた佐野のごはんを見て、複雑な表情になる正隆。

 

すると突然、雪映が貧血を起こして倒れる。

正隆が助け起こしてソファに寝かすと、

雪映ははじめて胎動を感じ、

『動いた!』と目を輝かせ、正隆にもおなかに触らせる。

 

『わかる?』

でも正隆にはまだわからなかった。

 

そこに菜穂が訪ねてきて、

雪映が2階で横になっていることを知り、様子を見にいこうとする。

 

正隆が止めると、

『ほかに誰かいます?これを見たって聞かないんです』

と菜穂は陽菜が描いた男の絵を見せ、確認だけしたいと階段をのぼる。

 

『待てって!』

2階は散らかってるからと正隆が苦しい言い訳をすると、

『やっぱりあなたを信用できない。

なにか上に見られてもまずいものでもあるんですか?』

と菜穂は正隆を問いつめる。

 

それに気づいた雪映はすぐさま佐野のもとに向かい、中で大人しくしているように命じる。

 

しかし、下に誰かがいることに気づいた佐野は助けを呼ぼうと必死に叫びながら前へ進み出る。

 

その拍子に天井から吊り下げられていた物干し竿が落下し、カランカランと激しい音を立てた!

 

『今の音、なに…? お姉ちゃん!?』

 

菜穂は正隆が止めるのも聞かず2階へ上がり、寝室へ。

 

その間に正隆は急いで奥の部屋へ入り、ドアを閉める。

するとすぐそこまで佐野が出てきていて、正隆は立ちすくむ。

 

そのとき、雪映が扇風機を振り下ろし、佐野の頭を直撃!

寝室に雪映がいないことに気づいた菜穂は奥の部屋に駆け寄り、ドアを開ける。

 

 

──はたして、そこで菜穂が見たものとは……!?

 

 

~9話につづく!~

 

 

『ただ離婚してないだけ』8話の感想

お腹の子のエコー写真を見たり、胎動を感じて喜び合う2人の姿は幸せそのもの。

しかし常に2人は、2階に監禁している佐野の存在を感じながら極限状態の生活を続けている。

ドアを開けて1歩踏み込めば、そこに広がるのは狂気の世界。

どんどん道を踏み外していく雪映を止めたいのに、状況はどんどん悪くなるばかり。

幸せと絶望は表裏一体であることを感じさせる…。

 

陽菜ちゃんが暗い部屋の中を進み、監禁されズタボロになった佐野を見つけるシーンは思い返すと体に変な汗をかくほど衝撃的。

外は眩しいほど太陽が輝き、セミの声が騒がしいのに、ここにあるのは闇。聞こえるのは扇風機の回る音だけだ。

その蒸し返るような暑さが、さらに雪映たちの精神をおかしくさせているような気がする。

 

でもそんな中でも、小さなおじさんというくだりにはクスリと笑ってしまった。

いくら探しても見つからないものは本当に小人さんが持っていったのかもしれないと、今も思っている。

アリエッティ!

残念ながら私は”妖精さん”の姿は見ることはできなかったけど…(´・ω・`)

 

最後に雪映がとつぜん現れ、佐野の脳天に扇風機をフンっと振り下ろすシーンには驚がく!

貧血で倒れるシーンでもお腹を激しく打ってるし、よく赤ちゃん無事だなぁと思ってしまう。

 

はたして菜穂が部屋の中で見たものとは?

そして創甫の前に現れた少年課の刑事・池崎もクセがありすぎて気になる。

口は悪いけど、根はいい人なんだろうか…?

予告を見て、続きが気になってしかたないです!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました(꒪˙꒳˙꒪ )

またの~。

 

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