『アンサング・シンデレラ』5話ネタバレあらすじと感想│自分の最期は自分で決めたい

にこ

今回は、2020年8月13日放送『アンサング・シンデレラ』第5話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

第5話には、みどり(石原さとみ)に多大な影響を与えたキーパーソン、佐緖里(田中美里)が登場。

 

みどりはなぜ病院薬剤師になったのか?

 

なぜ患者一人ひとりとこんなにも向き合うようになったのか?

 

今まで語られることのなかった、その理由が明らかに…!!

それではさっそく、5話のネタバレあらすじを紹介したいと思います。

 

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アンサング・シンデレラ』第5話のネタバレあらすじ

中華料理『娘娘亭』の店主・辰川秀三(迫田孝也)の父・太一(伊武雅刀)は末期の胃がんで入院中。

しかし辰川は、太一に本当のことが言えずにいた。

しかし娘の樹里(久保田紗友)は、太一に嘘をついているのが心苦しく、そのストレスから摂食障害になってしまった

 

入院中の樹里から『家族がバラバラになりそうで怖い…』と泣きながら助けを求められた葵みどり(石原さとみ)は、なんとか力になりたいと思う。

 

そんな中、太一の容態が急変!

幸い容態は安定したものの、樹里と辰川はまた告知のことで言い争いになる。

 

みどりは辰川と話をしようと、バッティングセンターに行った。

高校までずっと野球部だった辰川は、子供の頃、太一ともよくここに来ていた。

 

そこでみどりは意を決して話し始めた。

大病を患った患者の家族や近しい人たちも、患者と同じか、それ以上に苦しむことがあると。

それは樹里のことでもあるが、辰川のことでもあった。

 

家族が苦しんでいる姿を見るのはとても辛いもの。

どこかに吐き出す場所が必要だ。

 

みどりは悩む辰川に『相談してみてはいかがでしょうか?たとえば、娘娘亭の常連の薬剤師とかに…』と、少しバツが悪そうな顔で言った。

 

太一に告知することにした辰川

翌日、みどりが樹里の病室に行くと、樹里はみどりが用意した経腸栄養ドリンク(いろんな味がある)を2本も飲んでくれていた。

 

すると、いつもお洒落な入院患者・箕島心春に服を借りた笑顔の樹里がやってきた。

これから太一のお見舞いに行くというのだ。

でもそこに辰川がやってきて、樹里の表情は暗くなる。

 

みどりは優しく『お父さんが話があるんだって』と囁いた。

なんの話だろうと身構える樹里に、辰川は『じいちゃんに本当のことを言うことにした』と言う。

ちゃんと伝えて、抗がん剤治療を受けてもらうつもりだと…。

 

でもそうなったら、樹里も辛い想いをすることになる。

『それでもいいか?』と念を押され、樹里はコクリと頷いた。

 

やりたいことリスト

その後、太一は、担当医の畑中(長谷川朝晴)から告知を受けた

治療しなければ余命3ヶ月だと知った太一は、治療はせず家で過ごすことを希望した。

でも樹里はそんな太一の気持ちを痛いほどわかりつつも、『3ヶ月なんて嫌だよ…』と泣き出してしまう。

 

そこでみどりは『抗がん剤治療には休薬期間があるので、自宅で過ごすこともできる』と太一にアドバイス。

家族でよく話し合ってほしいと頼んだ。

 

翌日、太一は抗がん剤治療を受けることを決意した。

その後、樹里は退院して食欲も戻り、学校にも行けるようになった。

 

元気になった樹里は、太一と一緒に『やりたいことリスト』を作った。

とりあえずの目標は、退院して太一が大好きな野球を見に行くこと。

太一の顔にも、辰川と樹里の顔にも希望がみなぎっていた。

 

抗がん剤治療に興味をもつ くるみ

そんな中、みどりは相原くるみ(西野七瀬)と“ケモ室(抗がん剤調剤室)”へ。

くるみは、萬津総合病院で唯一 がん薬物療法認定薬剤師の資格を持つ刈谷奈緒子(桜井ユキ)の仕事に興味を示す。

それを知った販田部長(真矢ミキ)は『すっごくいいと思う!』と大喜びだ。

 

俄然やる気になったくるみは、みどりと一緒に太一を見たいと、販田部長に申し出た。

実際に抗がん剤治療している患者に付き添って、勉強したいと思ったのだ。

 

すると販田は困った顔になり、『相原さんにはちょっとまだ早いかな?』と渋る。

でもみどりは『私はいいと思います』と了承すると、くるみに『大丈夫だよね?』と確認した。

くるみは嬉しそうに『大丈夫です』と答えた。

 

こうしてくるみは、みどりと一緒に太一を担当することになった。

 

治験という選択

太一の体調はとてもよく、抗がん剤も効いているようだ。

冗談も言えるくらい元気な太一を見て、くるみは『もしかして治るかもしれないですね♪』と笑顔で言う。

 

そこに薬剤部で治験管理を担当する七尾拓(池田鉄洋)が現れた。

太一に治験薬を試したいというのだ。

 

この薬で余命が6ヶ月延びたという症例があると聞いたくるみは、単純に喜ぶ。

しかし、みどりは反対。

“治験”という言葉が、今の辰川たちには重すぎると考えたのだ。

 

それを聞いた担当医の畑中は、今はS-1とシスプラチンで結果が出ているので、このままで行くことを決める。

七尾は『後悔しなければいいけどね…』と嫌味を言うと、去っていった。

 

先輩と後輩

一方、急にやる気になったくるみは、太一に合いそうな抗がん剤の過去の症例を調べ始めた。

 

今、太一さんの大切な命を私たちが預かっているわけじゃないですか。それなら助けるために全力を尽くしたいなって

迷いのない眼でそう言い切るくるみを見て、瀬野章吾(田中圭)は大笑い。

昔、同じようなことを言っていた奴がいたことを思い出したのだ。

 

そこにみどりがやってきて、これから薬の説明をしに、くるみと娘娘亭に行くという。

瀬野はそれについて行くと、美味そうにガツガツ飯を食べ始めた。

 

そこにはドラッグストアの薬剤師・小野塚綾(成田凌)もいた。

葵さんは、一人ひとりの患者すべてを背負いこまないと気が済まないんですかね

小野塚は枝豆を食べながら、熱心に薬の説明をするみどりを見た。

羨ましいんだろ

瀬野に突っ込まれ、小野塚は慌てる。

 

するとくるみが立ち上がり、『50代でステージ4の患者さんで5年生存した人がいる』と言って論文を見せた。

それを聞き、辰川は『ほんとに!?』と目を輝かせる。

 

みどりはくるみを外に連れ出すと『この論文は胃がんの患者は含まれていないから、太一さんには当てはまらないでしょ』と指摘した。

でもそう言ったら希望がもてるし、救われるかもしれないじゃないですか』

『希望を与えるなら、責任を取らなきゃいけない』

責任とか言われると困るけど、私は諦めたくないだけです

 

2人が話していると、くるみのチャーハンが来たと瀬野が呼びにきた。

みどりがくるみにブチ切れてないかどうか心配して見にきたのだ。

 

今のくるみは、初めてがん患者を担当したみどりと同じ。

『一生懸命やってるんだと思って大目に見てやれよ』という瀬野に、みどりはイラッ。

昔、瀬野が自分を指導したときはめちゃめちゃブチ切れてたくせにと反撃した。

 

あたりまえの幸せ

そんな中、太一たちは次々にやりたいことリストを叶えていった。

樹里と散歩したり、病室のカーテンに星空を映して一緒に見たり。

そしてついに太一は退院!

楽しみにしていた野球の試合が観れることになった。

 

その夜、辰川と樹里は太一を挟んで川の字になって寝た。

死んだように眠る太一を見て、辰川と樹里は不安になる。

すると『死んでないよ〜ん』と、太一。

 

俺が死んだらどんなひでぇ顔をしてるか見てやろうと思ったんだ』

そんなことを言いながら、太一は家族揃って、家で過ごせる幸せを噛みしめた…。

 

太一の願い

しかし翌朝、高熱を出した太一が緊急搬送されてきた。

 

『腹水は溜まっているが腎機能の低下はなく、このまま抗がん剤治療を続けましょう』という畑中。

だが太一の顔はどす黒く、退院していった時とは別人のようになっていた。

それを見て、くるみは動揺する。

 

そんな中、樹里は『おじいちゃん、きっとよくなるから頑張ろう』と、太一を励ます。

『ああ…そうだね』

太一はか細い声で頷いた。

 

廊下に出たみどりは、動揺した姿を患者さんたちに見せないよう、くるみに注意した。

そこに辰川と樹里が走ってきた。

太一が話したいことがあるというのだ。

 

みどりは笑顔で辰川に頷くと、太一にも穏やかな笑顔で話しかけた。

すると太一は酸素マスクを外し、『そろそろいいかな、これにしても…』とやりたいことリストを指差した。

 

“とにかく家族と楽しく過ごす!”

それが死期を悟った太一の、最後の希望だった。

 

これから何があっても延命はしないでほしい

天井を見つめたままの太一に、みどりは『樹里ちゃんたちが応援してくれていますよ』と優しく声をかけた。

 

でも本当は、太一は辛かったのだ。

辛くても家族には弱音は吐かない。そう思って頑張ってきたけど、太一はもう限界だった。

 

自分の死に方は自分で決めたい。お願いできるかな?葵さん…。畑中先生には自分から話すから…

太一に笑顔で見つめられ、みどりはもう何も言えなかった。

 

諦めるわけじゃない

その結果、今後は抗がん剤治療をやめて、医療用麻薬を使った緩和ケアに重点をおくことになった。

それを聞き、くるみは『せっかくここまで頑張ってきたのに?』とショックを受ける。

 

しかし抗がん剤をやめて緩和ケアに移行すると、見離されたと思ってしまう家族も多い。

みどりはくるみに注意を促した。

 

でも、くるみはそんな簡単には割り切れない。

『薬は病気を治すためにあるんじゃないんですか?ただ命を延ばすための薬を出すために、私たちはいるんですか?』

 

『…医者は患者を治そうと努力する。でも薬剤師はそれだけじゃないんだよ』

みどりは今までの経験でもって くるみを説得しようとするが、くるみは『諦めたくありません!』と聴く耳をもたない。

 

『諦めてないよ』

みどりはくるみを見つめると、『諦めてなんかいない』と足早に立ち去った。

 

くるみがそれを主任の刈谷に話すと、刈谷は『医療用麻薬ってどうしても終末期のイメージが先行しがちだけど、痛みを抑えて穏やかに過ごせるのも立派な治療のひとつ』と、みどりと同じようなことを言う。

 

でもそれを、くるみは冷たいと感じていた。

 

刈谷は『そう見えてるんだ』とビックリした顔でくるみを見つめると『それなら葵も少しは成長してるんだ』と感心して言った。

 

そんな中、みどりは辰川と樹里から、太一に娘娘亭のチャーハンとギョーザを食べさせたいと頼まれる。

それは太一がやりたいことリストにあげていたことだった。

 

野球大会開催!

そこで休診日に、樹里は太一を近くの公園に連れ出した。

そこに辰川ができたてのチャーハンとギョーザを持って現れ、太一はびっくりする。

みどりが病院の食堂に掛け合って、厨房で作らせてもらったのだ。

 

『中華はできたてじゃなきゃダメだ』

それが太一の口癖だった。

 

チャーハンをひと口食べた太一は『うまいよ、やっぱり』と大喜び。

するとそこに、薬剤部メンバーと、小野塚率いる地域薬局の皆さんがやってきて、草野球大会が開催された。

 

目の前で繰り広げられる好プレー珍プレーに、太一の笑顔が弾ける。

 

『ほんとお節介だよね〜』

『ですね』

仲間と笑い転げるみどりを見ながら、小野塚とくるみは微笑んだ。

 

ラストは販田が奇跡の満塁ホームラン!

試合は萬津総合病院薬剤部が1点差で勝利した。

 

親子のキャッチボール

これで『野球観戦をする』という太一の願いも叶い、太一と辰川は病室に戻った。

 

『実はこれもあるんだ…』

辰川は太一に紹興酒を見せる。

太一は野球ボールを握りしめながら、美味そうに酒を飲んだ。

 

そこで辰川は、これから樹里や店を守っていけるのかと不安を口にした。

すると太一は『俺もおんなじだったよ』と言う。

 

『1番大事なものだからこそ、不安になる。

樹里だって、おまえのことを心配してるぞ〜。

俺も言えたもんじゃないが、結局似たもの親子だな〜』

 

太一は笑うと、持っていたボールをポーンと辰川に向かって投げた。

辰川がそれをキャッチして投げ、2人は昔のようにキャッチボールをした。

 

『今日は楽しかった。

昔から俺の人生何もかも楽しかった。

ありがとうな、秀三』

 

飛んできたボールをキャッチして、辰川はたまらず泣き出す。

辰川は涙をぐっと堪えると、ボールを投げた。しかし…

 

そのまま太一は危篤になり、みどりにも連絡が入った。

みどりはそのまま仕事をしようとして、販田部長に止められる。

それを見て、次々に『あとは私たちに任せてください』という仲間たち。

 

みどりはみんなに感謝すると、くるみにも『行こう』と言った。

 

太一の最期

その後、みんなが見守る中、太一は亡くなった。

ひっでぇ顔なんてしてないからね、おじいちゃん』

樹里は涙ぐみながらも微笑んで見せた。

 

病室を出たみどりとくるみを、辰川が追いかけてきた。

くるみは『私、諦めずに頑張りましょうとか言っておいて、なんにも役に立てなくて…』と謝る。

『相原さんがああ言ってくれて嬉しかったですよ。また店に食べにきてください』

辰川は笑顔で去っていった。

 

それを見て、くるみは耐えきれず泣き出し、みどりに謝る。

 

でもそれはくるみが太一のために諦めずに頑張ったからだ。謝ることじゃない。

もっと何かできたんじゃないかと、悲しいし悔しいのはみんな一緒。

これからも患者さんのために何ができるのか、考え続けるしかないのだ。

 

みどりは静かにくるみに語りかけると『その覚悟を忘れないでね』と微笑んだ。

 

その後、くるみは、刈谷からみどりの本当の気持ちを聞かされる。

本当はみどりが1番太一を助けたかったはずだと。

 

でもみどりは患者だけじゃなく、その家族も救うのが薬剤師だと思っている。

『悔しいよね、ほんとに…』

刈谷は仕事する手を止めることなく、呟いた。

 

 

一方、みどりは瀬野から、太一から預かったボールを渡される。

 

“ありがとう”

そこには震える手で書かれた太一の感謝の気持ちが込められていた。

 

それを見たみどりは、別室に行くとしゃがみ込んで泣き始めた。

 

そこにみどりを心配してみんなが入ってきた。

瀬野はみどりを隠すようにドアを閉めると、みどりはいないと嘘をついた。

 

赤く夕日に染まる部屋で、みどりは太一のボールを握りしめ、声を上げて泣き続けた。

 

七尾と瀬野の因縁

その後、瀬野は廊下で七尾とすれ違う。

治験薬を使っていれば、状況は変わっていた。と、愛弟子に伝えておいてください

七尾は瀬野に伝言を頼む。

 

七尾副部長。あなたは個人的な利益や成果のために治験薬を使いたかっただけですよね

瀬野が言うと、七尾は治験に対するゆがんだ捉え方はやめてくれと言う。

 

七尾はオーバーアクションで『あ〜』と手を打つと、『あの時、きみのお母さんを救えなかったのは誰のせいでもない。薬にその力がなかっただけだよ』と、瀬野の肩を叩いた。

 

それを聞いた瀬野は、七尾の胸ぐらを掴んだ。

でも七尾は『殴るとまた問題になりますよ』と瀬野の手を外す。

 

病を治すのは薬であって、薬剤師がいくら患者に寄り添ったところで何も解決しない

顎を突き出して去っていく七尾の後ろ姿に、瀬野は言う。

あいつのやってることは無駄じゃないと思います!

 

みどりが病院薬剤師になった理由

一方、樹里は太一のいなくなったベッドに座り、やりたいことリストを眺めていた。

そこにみどりがやってきて、背中合わせに座る。

みどりは静かな声で、妹の話を始めた。

 

昔、妹が病気になって、家族みんなで看病したことがあった。

 

妹は治療が辛くて、病気の痛みもあり、みどりに当たり散らした。

 

“なんで病気はお姉ちゃんを選ばなかったの?”と。

 

 

妹が危篤になったとき、医師も看護師さんたちも、妹を救うために必死だった。

 

でもみどりはなんにもできなかった。

 

泣くこともできなかった。

 

 

妹はそのまま息を引取った。

 

妹が亡くなったベッドに座っていたら、病院薬剤師(田中美里)が来て、背中合わせで座ってくれた。

 

そしたら急に涙が溢れてきた。

 

みどりが泣いている間、その人はずっとみどりの手を握っていてくれた。

 

 

それでみどりは病院薬剤師の道を選んだのだ。

 

『その人みたいには全然なれてないんだどね』

『なれてるよ。葵さんは、その人みたいになれてるよ』

『ありがとう』

 

夕焼けが2人を温かく包み込んだ。

 

日常は続いていく

その後、みどりが娘娘亭に行くと、樹里が店を手伝っていた。

樹里は『おじいちゃんが葵さんにはサービスしろって言ってたの』と、春巻をつけてくれた。

 

樹里の時給は800円の賄い付き。

『俺の時代なんか、給料なしだぞ!なし!』

いつの間にか、樹里と辰川はなんでも言い合える仲になっていた。

 

カウンターには、太一のやりたいことリストと野球大会の時の写真が飾られている。

 

その中心で笑う太一。

きっと笑顔で天国から見守ってくれていることだろう。

 

~ 6話につづく ~

 

アンサング・シンデレラ』第5話の感想

あぁ、やばいです…。

考えれば考えるほどいろんな想いが去来して、なんて書いたらいいかわからない…。

 

ただただ、太一さんがみんなに愛されながら、自分らしく死ねてよかったなと思いました。

 

一時帰宅してすぐに高熱を出して帰ってきた太一さんと、ガンで亡くなった母の姿が重なってしまいました。

 

入院中にはわからないことが、家に帰るとわかるんですよね。

本人もはしゃいで無理をしてしまうし、でも体は正直でついていけない。

したいことができないというのは、ほんとに辛いと思うし、

太一と同じでお母さんも私には辛いところを見せずに笑っていたから、ほんと無理をしていたと思います。

 

太一も冗談とか言いながら、ほんとは抗がん剤治療辛かったんだと思うと、胸が痛くなりました。

 

太一のためにできることをみんなが考えて、それでチーム一丸になる姿は胸が熱くなりました。

 

予告ではわからなかったけど、いきなりみんなで野球するって、そういうことだったのかと思いました。

誰かのために、ここまでできるって素晴らしい…。

 

くるみが太一のために頑張ろうとして、みどりにたしなめられる姿も、あぁすごくわかる、歯がゆいだろうなと思いました。

みんな経験しなければわからない。

自分がなってみないとわからないことがある。

想像じゃどうにもならない部分。

 

現実と向き合えたくるみは、ひと回りもふた回りも大きくなれたかなと思います。

 

そして何度経験しても、先輩だってやっぱり辛い。

向き合えば向き合うほど、家族の幸せを願えば願うほど…

 

だからこそ、樹里と辰川が穏やかに太一の死を受け止められてよかった。

またなんでも言える仲になってよかった。

 

ばらばらになった家族をひとつにする。

仲良く家族と過ごす!

 

太一の願いも、樹里の願いも、みんなみどりは叶えたんだ。

 

みどりがこんなにまで患者さんとその家族と向き合う理由、患者さんと背中合わせに座る理由がわかって、

みどりという人があり得ない存在じゃなくて、応援したい人に変わりました。

瀬野のお母さんと七尾の繋がりも明らかになってきて、それも気になるところです…。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

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