『おじさまと猫』5話ネタバレと感想│神田と小林、2人の友情に乾杯!パパさんを笑顔にしてくれる人は、大嫌いでも大好きにゃ!

にこ

今回は、2021年2月3日放送『おじさまと猫』第5話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

5話では、神田(草刈正雄)が動物を触れなくなった理由と、小林(升毅)との出会いが明らかに!

 

動物を触れなかった神田が、どうしてふくまるを抱きしめたいと思ったのか?

 

今まで語られることのなかった思いと共に、ふくまるジャンプなど可愛いしぐさもてんこ盛り。

 

あなたのハートを温かく包みこみます(⋈◍>◡<◍)。✧♡

それではさっそく、5話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『おじさまと猫』5話のネタバレあらすじ

── 10か月前。

 

『ひとりの時間が、こんなに長いとは…』

最愛の妻を亡くして間もない神田(草刈正雄)はすっかり気落ちしていた。

 

そんな神田を労わるように、

『生き物はいいぞ。温かくてふさふさで。お前も飼ってみたらどうだ?』

と、親友の小林(升毅)は愛犬の茶子を撫でる。

 

でも神田は幼いころから一度も、生き物に触れたことがない。

恐る恐る茶子に触れようとする神田だが、どうしても触ることができない。

 

それが今では、顔にふくまる(声:神木隆之介)をのせた状態で朝を迎えているというのだから、驚きだ。

むにゃむにゃと、ふくまるが自分から離れてしまうと、神田は『行かないで』とふくまるを抱き寄せた。

 

まさか自分が、自ら動物に触れる日が来ようとは…。

『ふくまる、人って変われるんだね』

神田は愛しそうにふくまるの頭を撫でた。

 

大人気の神田

ふくまるのおかげもあって、神田は音楽教室の子供たちに大人気だ。

 

ノリノリで「猫ふんじゃった」を弾く神田に、

『先生、絶対いいことあったでしょ~!』『何があったの?』と子供たち。

 

『今日は、私が飼っている猫がね…』

神田はふくまるに新しい段ボール箱をあげたら、

箱のへりをまるで鍵盤を弾くように叩いていたことを教える。

 

神田がふくまるの写真を見せると、

みんなは『かわいい~!』『もっと見たい~!』とせがんだ。

 

幼少時代の神田

でも神田の母親は極度の動物嫌いで、

『だめよ、冬樹!病気になったらどうするの』

と、神田が動物に触れることを禁じていた。

 

『けど、あの子たちは…』

少年時代の神田(盛永晶月)が公園で野球をしている男の子たちに目をやると

『あの子たちは悪い子たちなの。

あんな子たちと遊んでたら悪い子になっちゃうのよ』

と母親は声を荒げる。

 

『あなたは他の子とは違う。”特別”なんだから。

”特別”な子は、”特別”な子と遊ばなきゃいけないの。

いい?お友達は選ばないといけないのよ』

 

でも神田は本当は、猫に触ってみたかった。

学校の子たちにも、

『あいつだろ?ピアノコンクールで優勝した天才って。

けど全然笑わないらしいぜ?』

『気持ち悪い』

と、いじめられていた。

 

そんな時、神田は公園で猫を見つけ、『おいで、おいで』と近づいた。

でも猫にすら逃げられ、神田はうずくまって膝を抱え、泣きじゃくった。

 

── 僕は特別じゃない…。僕も選ばれる側の人間なんだ。

 

そう、母に言いたかった。

でも言えなかった。

それ以来、神田は動物に触ることができなくなった。

 

けどあの日、ペットショップでふくまると目が合ったとき、

ふくまるの悲しそうな瞳を見て神田は、幼いころの自分と重なって見えた。

あの子を今すぐ抱きしめたい、そう思った。

 

きっとふくまると、神田はどこか似ているのだろう。

 

好きなもの

その帰り道、神田はとある雑貨屋さんの前で足を止める。

ここには猫グッズがたくさんあって、前に妻と来たこともあった。

 

神田がニヤニヤしていると、小林がやってきた。

一緒に中に入ると、所狭しと猫グッズが並んでいる。

テンションが上がった神田は、猫Tシャツを試着。

『…ダッサ!』

小林は思わずつぶやくが、ご機嫌な神田を見て、顔を引きつらせながらも親指と人差し指で〇をつくる。

『いいと思う』

『そっか。じゃあ、買っちゃおうかな』

 

それにしてもこの店はこんなに猫グッズが多かったのか。

神田が感心していると、

『それは猫を好きになったからだよ』と小林が言う。

 

そうか、私にも好きなものができたのか。

神田は目の前にあったコーヒーカップを見て、ふと妻・鈴音(高橋ひとみ)と話したことを思い出す。

『わ~、かわいい~!

好きなもののモチーフが入ってると、つい目に入って欲しくなっちゃうのよね』

 

でもマグカップは家にたくさんある。

涼音は棚にマグカップを戻すと、ハッとあるものに目を留め、神田に先にお店の外で待っていてと頼む。

 

『買いたいものを見つけたの。ほら、いいから早く』

 

── あのとき、涼音は何を買っていたのだろう?

 

ふくまるジャンプ

その夜、神田はピアノの部屋で捜し物をしていた。

 

ふくまるはグランドピアノの上にあがり、

「見たか、黒いの!ふくまる、お前の上に上がれるにゃ!ふくまる偉いにゃ!」

と尻尾を揺らす。

 

でもすぐに『練習するからね、ちょっとどいて』と、ふくまるは下におろされてしまった。

 

「うーん、いい気ににゃるにゃよ~」

ふくまるはなんとか黒いのにのぼって、自分のほうが上だということを思い知らせたかった。

 

そこでふくまるは、部屋の隅においてある棚に向かってふくまるジャ~ンプ!

すると積んであったCDが崩れ、ふくまるは落っこちてしまった。

 

『ふくまる!』

済んでのところで神田がキャッチしてくれたものの、床にばらまかれたCDを見て、絶対怒られる!とふくまるは思った。でも…

 

『ふくまる、どうしてこんなことするの。

怪我でもしたらどうするの。危ないよ』

『…無事でよかった』

神田に抱きしめられ、ふくまるは怒られているのに嬉しいと思った。

 

涼音が買ったもの

床に落ちて割れてしまったCDケースを片付けていると、ふくまるはどうも神田が写ったピアノのCDが気になるようで、ちょいちょい足でひっかいている。

 

── それは神田にとって大切な思い出。

神田ひとりでは行くことができなかった世界。

涼音がいたから、たどり着けた世界…。

 

そう言いながら涙ぐむ神田を見て、ふくまるは不思議に思う。

怒りながら愛したり、

笑いながら泣いたり、

パパさんは不思議な人にゃ。

 

その時、神田は棚の下に、見慣れぬ茶色い箱を見つける。

中を見ると、そこには「ピアノの絵が描かれたマグカップ」が入っていた。

 

「好きなモチーフのものを見ると、つい欲しくなっちゃうのよね~」

「あなたの弾くピアノ、だぁいすき」

いつも笑顔で神田を包んでくれた涼音のことを思い出し、

『…どうして?』

『どうして?君はそばにいないの?』

神田は涙を流しながら、ふくまるを抱きしめる。

 

神田があまりに強く抱きしめるので、苦しくなったふくまるは思わず抜け出し、

「しまったにゃーん!逃げ出していい場面ではにゃかったにゃーん」と落ち込む。

 

あのままパパさんの腕の中にいれば、パパさんの心を癒すことができたのかにゃ?

そんな力、ふくまるにあるのかにゃ?

 

でも淋しそうにうなだれる神田を見て、

役立たずでもいいにゃ!と、ふくまるは神田の膝に飛び乗る。

 

『…ふくまる、ありがと。いい子だね』

 

ふくまるは何があっても、神田のそばにいることを誓うのだった。

 

小林との出会い

そんなある日、コココン、コココン、コココンコンコン!

三三七拍子の音頭で、神田家のリビングの窓を叩く者が。

『はいはい、わかってますよ』

神田は満面の笑みの小林を部屋に招き入れると、コーヒーをごちそうした。

音楽教室も楽しいし、全部ふくまるのおかげです、幸せですという神田を見て、

『ふくまるはすごいな~。すっげぇ愛されてるじゃん。

そのうち、ふくまるは言葉を話すとか言い出すんだぜ』

と、小林はからかう。

 

『何言ってるんだよ。しゃべるよ、ふくまる。

私が悲しい時は来てくれるし』

神田がまじめな顔で力説すると、

がくーっ。

小林は笑顔でソファに倒れ、

『ま、うちの茶子ちゃんも心配して来てくれるけどな』と言い張る。

 

でも頭のいい茶子は、小林が何度も苦しむ真似をしているうちにどうせまた芝居だろと来てくれなくなってしまったのだ。

 

そう言ってワシワシと茶子の頭をなでる小林を見て、その明るさに何度救われたことかと神田は感謝する。

 

小学生のころ、はじめて会った時もそうだ。

うずくまって泣いている神田を心配して声をかけてくれたのは、小林少年(中村朗仁)だった。

 

『なに泣いてんだよ、どっか痛いのか?』

『ううん』

『なら、一緒に遊ぼうぜ』

小林は笑って、神田に手を差し伸べてくれた。

 

あの時からずっと小林は、神田のそばにいてくれる。

ふくまるは、小林を見つめる神田の目がなんだかとても温かいことに気づいた。

 

『なあ、神田。ふくまるを撫でていいか?』

『にゃ!?』

前に小林に撫でられてひどい目にあったふくまるは戦々恐々とするが、パパさんを笑顔にしてくれる奴は、嫌いでも…、大好きにゃ!

 

大の字にひっくり返ったふくまるを見て、小林は神田に茶子のリードを手渡し、

『ふくちゃん、ふくちゃ~ん』と、ポッコリと出たふわふわのお腹をなでまくる。

 

それを見て、神田は自分も茶子ちゃんに触ってもいいかと申し出る。

『…もちろん!』

小林が答えると

『かわいいね~、茶子ちゃんかわいいね~』

神田はそう声をかけながら、おとなしくお座りしている茶子の頭や体を撫でた。

 

『みんな、かわいいんだね~』

 

そんな神田の姿を、小林はこれ以上ないという笑顔で嬉しそうに見つめるのだった…。

 

~5話につづく~

 

https://twitter.com/tx_ozineko/status/1356965652674662400?s=20

『おじさまと猫』5話の感想

くぅ~!今回も神田と小林の友情に泣かされてしまったぜ~。

神田が動物に触れなくなったのは、動物嫌いなお母さんの影響だったんですね。

ピアノ弾いてる人は指を大切にしなきゃいけないから、スポーツをしなかったり手袋をはめてるなんて話は聞いたことがありますが…。

 

「友達は選ばなきゃだめ」と言っていたお母さん。

小林少年との付き合いには何も口出ししなかったのかな?

その辺は隠れてうまく遊んでいたのかな?

 

ピアノといえば、私は別に趣味というか、特になんの目的もなくやらされていただけだったんですが、

小学生のときに通っていたピアノ教室の大先生は上を目指す人で、いつも教室にはその先生の怒鳴り声が響いていました。

私は恐ろしくて恐ろしくて、発表会前にその先生に1回だけ見てもらう時間が嫌でしかたありませんでした。

なぜなら、練習は何時間した?と訊いてくるからです。

何時間って、私は当時、30分も練習すればいいほうで、いつも冷や汗をかきながら「1時間」と嘘をついていました。

 

神田少年が何時間練習していたかわかりませんが、小林と一緒に遊ぶ時間だけが唯一羽根を伸ばせる時間だったんじゃないかな。

今までの言葉から、神田にとってピアノは、苦痛なものでしかなかったんだろう。

それを変えてくれたのが、涼音の「あなたのピアノ、大好きよ」という言葉だったんだと思います。

 

涼音がいたころは、CDを出すほどの人気ピアニストだった神田。

光のあたる場所に戻るのは、はたして神田にとって幸せなことなのか?

今のとっても幸せそうな神田を見ていると、今のままでいいんじゃないかなって思ってしまう。

 

だから、ふくまると出会えてほんとよかったですね。

パパさんを笑顔にしてくれる人は、大嫌いだけど大好きにゃ!ってゴローンと仰向けに寝っ転がるふくまるがかっこよかったです。

 

小林におなかを撫でられて、なんだかんだ気持ちよさそうなところも。笑

 

次回も心にそっと寄り添うようなお話を楽しみにしています。

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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