『おじさまと猫』6話ネタバレと感想│悪いことばかりじゃない。最っ高の1日!!!

にこ

今回は、2021年2月10日放送『おじさまと猫』第6話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

ふくまる(声:神木隆之介)のおかげで、少しずつ妻が生きていた頃のようにピアノを弾くことができるようになった神田(草刈正雄)。

 

そんなある日、ピアノ教室の同僚・森山(小関裕太)に誘われ、神田は今話題のピアニスト・日比野奏(平山浩行)のコンサートに行くが…!?

それではさっそく、6話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『おじさまと猫』6話のネタバレあらすじ

子どものころ、森山(小関裕太)は”神童”と呼ばれるほど、ピアノが上手かった。

弟はそんな森山のピアノに夢中だった。

でも…。

 

『僕も弾いていい?』

弟のまさとに言われて、

『まずはなんでもいいから音を出してみて』

森山は兄らしく、弟をピアノの前に座らせた。

 

すると初めてだというのに、まさとは森山が弾いていたバッハのメヌエット ト長調をスラスラ弾き始めた。

 

── 7歳で知った、初めての挫折。

それからだ。ピアノが大嫌いになったのは。

 

今、森山が音楽教室で教えているのはギターだし、いまだにピアノは好きじゃない。

それなのに、なんだろう、この音色は…。

森山はとある教室から聞こえてきたメロディに心を奪われる。

 

俺の世界が変わっていく──── …。

 

そこには光の中で楽しそうにピアノと戯れている神田(草刈正雄)の姿があった。

 

コンサートへのお誘い

ふくまる(声:神木隆之介)のおかげで、神田は少しずつ、妻が生きていた頃のようにピアノを楽しむことができるようになっていた。

 

そのピアノに感動した森山は『一緒にピアノコンサートに行きましょう!』と神田を誘う。

神田は戸惑いつつも『いいですね』とその申し出を受け入れた。

 

その帰り道、ペットショップの前を通りかかった神田は、怒って店から出ていく女性(朝加真由美)を見かける。

不思議に思って店員の佐藤もみじ(武田玲奈)に尋ねると、

引っ越し先がペット禁止で、飼っている猫を引き取ってほしいと言われたという。

でもここでは引き取れないため、お断りしたのだ。

 

『大丈夫、その子を引き取ってくれる方、現れますよ』

神田が声をかけると、もみじは心配しつつもコクンと頷いた。

 

もう悲しいお別れは嫌だにゃん

家に帰った神田は、リビングのソファでふくまるを膝にのせて撫でながら、その話をした。

 

『新しい飼い主さん、見つかるよね?』

そう言うと、神田はふくまるを起こし、瞳を見つめて話しかける。

 

『ふくまる。私は決しておまえの元からいなくなったりしないよ』

『にゃ~お』

ふくまるもパパさんから離れないにゃ。

みんなと別れたあの日みたいに、悲しい思いはもうしたくないにゃ…。

 

ふくまるは生まれて間もないころ、兄姉たちが次々と連れていかれた日のことを思い出し、悲しくなった。

『ママしゃん、お兄ちゃんたちはどこに行ったの?』

『…きっと、幸せになるのよ』

 

1番チビのふくまるが連れていかれたのは最後だったけど、こうして幸せになれた。

だからきっとお兄ちゃんもお姉ちゃんも、もっともーっと幸せになっているにゃ…!

 

幸せそうに目を細め、ゴロゴロと喉を鳴らすふくまるを見て、

『幸せかい?ふくまる。

私もね、どんなことでも乗り越えられそうな気がする』

『…にゃん?』

 

森山とピアノコンサートに行く約束をしたものの、神田はひさしぶりに”あの場所”に行くことに不安を抱いていた…。

 

初デートより緊張!

── コンサート当日。

森山は、初デートの時より緊張していた。

いったい、神田先生と何を話したらいいんだっ…!

 

その時、エレベーターが開き、

『すいません、お待たせしました。本日はよろしくお願いします』

神田がにこやかに現れた。

 

うわ~!イケメンだ~~!もはや次元が違う~!!!

 

『今日は、ありがとうございます!じゃあ、行きましょう!』

森山は神田と両手でがっちり握手をかわすと、今日のコンサートのチラシを見せた。

『この人、知ってます? 日比野奏ひびのかなで !今、1番話題のピアニストらしいですよ?』

 

そのチラシを見て、不安そうに神田は頷いた。

 

ひさしぶりのコンサート

そしてコンサートが始まった!

こんなかしこまったコンサートは子供のころ以来だ。

森山の心は期待で高鳴った。

 

日比野の演奏はとてもつもなくうまかった!

でもあの時、神田のピアノを聴いた時のような、包み込むような熱はない。

あんな演奏ができるなんて、やっぱ神田先生はすごいんだ…!

そう思って森山は隣に座っている神田になにげなく目をやった。

 

すると、神田が胸を押さえて苦しそうにガクガクと震えているではないか。

森山は慌てて神田を支えながら、客席を離れた。

 

ドアを開けて光の向こう側に出るとき、神田はちらりとステージのほうを振り返った。

 

神田の過去

それからのことを、森山はあまりよく覚えていない。

タクシーで神田を家まで送り、森山は気づくと音楽教室に来ていた。

 

森山は山上(石橋けい)に事情を話すと、真剣な顔で切り出した。

『…あの、僕、神田先生ってプロのピアニストだと思うんです!』

 

『…ん?』

『だって神田先生のピアノ、今日の演奏者の人より圧倒的に上手かったんですよ!』

森山が力説すると、

『あなた、それ、本気で言ってるの?』

山上は呆れて、神田は”世界的なピアニスト”であることを明かした。

 

”神田冬樹”といえば、音楽関係者で知らない人はいない「神様の最高傑作」とまで言われた男。

海外でも人気で、コンサートを毎日開くほどの人気ぶりだった。

 

それを聞き、え~~~!全然知らなかった!!と森山は驚く。

でもなんでそんなすごい人がうちの音楽教室にいるんだろう??

 

神田がピアノを弾けなくなった理由

ソファに腰かけたまま動かない神田を見て、「どうしたの?」とふくまるは近寄った。

 

『心配かけてごめんね』

神田はふくまるを抱き寄せると、

ステージに立つどころか、あの空間にいることすらできなかったことを打ち明けた。

 

── 忘れもしないあの日。

コンサート中に1本の電話が入った。

 

『落ち着いて聞いてください。奥さまが…』

 

でも鳴りやまない拍手を聞き、

『アンコールがあるので行かないと…』と神田はつぶやき、ステージに出ていった。

 

けれどもそんな状態で演奏などできるはずもない。

神田の指は震え、ピアノは狂ったような音を立て、崩れ落ちるように神田はステージの上に倒れた。

 

時が経ち、神田はコンサートを再開しようとした。

けれどもリハーサルでピアノを見ただけで、あの日の拍手を思い出し、神田は呼吸ができなくなる。

 

それ以来、神田はステージに立てなくなった。

あの場所は、神田にとって「日常」だったのに…。

 

ふくまると森山

すると、ピンポーン。

山上から神田の話を聞いた森山が謝りにやってきた。

 

神田は、森山は何も悪くないと言うと、コンサートに誘ってくれて嬉しかったこと、助けてくれて嬉しかったこと、初めて音楽教室に行ったとき、笑顔で迎えてくれて嬉しかったことを伝えた。

 

『また、誘ってください』

神田が言うと、

『いいんですか!?』

『ええ』

やっと森山は笑顔になった。

 

その後、神田は森山を家に招き入れた。

玄関で待っていたふくまるを見て、森山は『か、かわいい~~!』と目を見開き、感動!

 

『写真では見せてもらったけど、

まるい~~。モフモフしてる~~』

 

森山が満面の笑みで近づくと、ふくまるは不思議そうに首を傾げ、

 

さあ…!撫でるがよい 

 

と大の字に玄関マットの上に寝っ転がった。

 

森山が驚いて神田を見上げると、『撫でていいそうです』と許可がおりた。

『やった~。失礼しまぁす』

森山はふくまるを驚かさないように小声で言うと、ふくまるの喉元をなでた。

 

森山が猫好きでとってもいい奴だと、ふくまるはわかったのだ。

 

だって、パパさんを笑顔にしてくれる人だから ──!

 

どんな日も…

リビングに移動してからもふくまるを撫でまくる森山を見て、

『先生、私の演奏を聞くより嬉しそうですね』

神田は笑いながら本音をもらす。

それを聞いて、焦る森山!

 

『でもわかります。私もそんな感じなんで』

神田が言うと、

『本っ当にありがとうございました。

今日は俺にとって、最っっ高の1日になりました』

森山は顔をほころばせ、神田に感謝した。

 

それを聞き、神田は、庭にやってきた野良猫に逃げられても、

『今日は最高の1日ね。あの猫ちゃんに会えたんだもの』

と幸せそうに笑っていた妻・鈴音(高橋ひとみ)のことを思い出す。

 

 

── あの日、君は教えてくれたね。

どんな日も、ものの見方しだいで素晴らしい1日になると…。

 

今日だって辛いことばかりじゃなかった。

森山先生とふくまると私は今、楽しい時間を過ごせている。

 

私にとっても最高の1日だ。

 

ふくまるを膝にのせながら、神田の「きらきら星変奏曲」に身をゆだねて楽しそうに体を揺する森山を見て、神田は幸せな気持ちになるのだった。

 

~7話につづく~

 

 

https://twitter.com/tx_ozineko/status/1358977647104065540?s=20

『おじさまと猫』6話の感想

そうか~、神田はコンサート中に鈴音さんの死を知らされたんですね…(>_<)

それで無理してアンコールにこたえようとして倒れてしまったのか…。

 

私も同じ状況のライブを見たことがあって、ステージに倒れこみながらもその人は最後まで歌ってた。

お父さんが亡くなったというのは、その後しばらくしてから知ったのですが…。

なんかその時のことを思い出しました。

 

でもそんな事情を知らない森山くんは、なぜかおじさまをコンサートに誘う。

最初に世界的ピアニストだって、山上さんたちが話していたのを全然聞いてなかったんですね(;´∀`)

 

けどそんなまったく知らない森山くんだからこそ、できる行動、できる反応というやつがあって、

森山が初めて神田の演奏を聞いて心動かされるシーンは、自分も包み込まれるような、そんな感じがしました。

 

それに対して、日比野さんの演奏はショパンの「革命」で炎がほとばしってる感じ。

次回はそんな日比野さんにスポットがあたるようで楽しみです。

そこに、あのペットショップで出会ったおばさまも絡んでくるようで♪

猫を飼ったら日比野の演奏も変わってくるのでしょうか?

選曲も楽しみですね~☆

 

でもほんっと鈴音さんて素敵な奥さんですよね~。

どんな日も、ものの見方で素敵な1日になる。

頭でわかっていても、そう実行できることじゃないですもん。

 

そういう意味では、7歳で挫折を経験しながらも毎日を楽しんでいる森山は、鈴音に似てるのかな~?

今回も、ふくまるの大の字が見れて嬉しかったです。

あの、まん丸の目で首を傾げるしぐさ、かわいすぎる~!ジタバタ

 

私もこれを書いたら、うちのわんこに癒やされよう。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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