にこ

出典 : 『ハルとアオのお弁当箱』公式ホームページ
いつもしっかり者の蒼(井之脇海)に異変が!?
お弁当の野菜がちゃんと切れていなかったり、イヤリングがバラバラだったり、様子のおかしい蒼を見て、心配するハル(吉谷彩子)。
いったいその原因はなんなのか?
ひさしぶりにお弁当仲間の葉村さん(七瀬公)も登場しますよ~☆
それではさっそく、11話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『ハルとアオのお弁当箱』11話のネタバレあらすじ
ある夜、ハル(吉谷彩子)は家の縁側で『んむむむ…』と唸っていた。
蒼(井之脇海)が心配してランタンを持っていくと、
今日はミーティングで他校の人が大勢いるところにいて、じわじわ疲弊。
それで今の『むむ』状態に至るらしい。
『む』とは『無』。エンプティのこと。
『ゲームもできないなんて情けない…』と、ハルは自分の頬をぺちぺち叩いた。
その時、夜空にす~っと流れ星が流れ、2人は感動!
『いいなぁ~、お星さまに癒されたい』
『…かんわいい。蒼さん、かんわいいこと言いますね。ザ・かんわいいですよ~ホホ』
『そりゃ僕はかわいいですよ』
それがしかし、それだけでは済まなかったのだ。。
様子がおかしい蒼
お弁当のピーマンがつながっていたり、
片方ずつイヤリングを違うのをつけていたり、
いつもの通り道に咲いているコスモスに気づかなかったり。
かわいくて綺麗なものが大大大好きな蒼がコスモスに気づかないなんて、あり得ない!
これは一大事だ!
ハルは蒼のことが気になって元気をなくしてしまう…。
お久しぶりの葉村さん
すると隣でお弁当を食べていた葉村さん(七瀬公)が、
『はーい、はいはーい!』と元気に手を挙げた。
今日のお弁当はハルと蒼、どちらが作ったのか当てるというのだ。
そんなの見たらわかるに決まってるとハルは思うが、葉村は探偵気取りで腕組みしながら、ハルの周りを歩き始める。
『う~ん、この素朴でいい人そうな詰めスタイルは…』
『私ですよ、私』
『う~ん、木野さん…。いやあ、蒼さん?』
『いや、私だって言ってるでしょ、私。聞こえます?』
『う~ん…、木野さん作ですね!』
『私だって言ってるでしょ、最初から』
『よっしゃ、ご褒美!』
そう言って食べる葉村のお弁当は、今日もおばあちゃんの手作りだろうか?相変わらずとても美味しそうだ。
『…で?何か悩んでますか?』
『…いや?』
『でも木野さんって、お悩み顔が絶望的に似合わないですよね』
けど悩んでるのはハルじゃなく、蒼のほうだ。
悩んでるというか、ここ最近お疲れ気味というか、本調子じゃないというか…。
ハルの思い過ごしならいいのだが。
『でも元気でもそうじゃなくても、美味しいものって嬉しいからいいですよね』
『そうかなぁ…。蒼さんもそう思ってくれてたらいいなぁ』
心から蒼のことを気にかけているハルを見て、ほんとうにお弁当どおりの人だなぁと葉村は思う。
『木野さんっていい人ですね』
『…いい人だなんて』
そんなこと言い慣れていないハルは、すっかり照れてしまう。
ハッピーなはずなのに…
その頃、蒼もお弁当タイム。
蓋を開くと、白と黄色のすっごくかわいいお弁当。
さつまいもご飯に、牛肉の野菜巻き、ほうれん草の胡麻和えも入った愛情たっぷりのお弁当だ。
蒼はそれを見て、とってもハルちゃんって感じだと思った。
スーパーで安い食材を使い、節約上手で料理上手。
ああ、こんなお弁当が食べられるなんて幸せ!最高にハッピー!
そう思うのに、…なんでだろ?
なぜか蒼はいつものように幸せな気持ちになれない。
『おいしいよ、ハルちゃん』
蒼はなんだか情けない気持ちになるのだった。
蒼のためにできること…
翌朝、蒼は寝坊し、お弁当を作ることもできず、バタバタと家を飛び出す。
『も~情けないな、僕…。行ってきます!』
『あ、蒼さん、行ってらっしゃい!』
『ほんとにごめんね』
ハルは蒼がどんどん壊れていっているような気がして、心配でたまらなくなってしまう。
その夜、ハルはバー・アロウズに行き、ぐったり…。
大好きなケーキをハルが食べないというので、好美(梶原ひかり)はびっくり!
『何かあったの?』と訊かれるが、悩んでるのはハルではなく、蒼で。
ハルは虫歯だと言ってごまかす。
でも本当は、ぶちまけたい!
全部好美さんに洗いざらい話して、すっきりした気分でケーキを食べたい!
『…あのう、実はですね』
けど好美はハルよりずっと前から蒼と仲がいい。
蒼の様子が変だと知ったら、とても心配するに違いない。
それに好美は、娘の莉央のことで忙しいし、蒼のプライバシーというものもある。
やっぱり自分1人でなんとかするしかない。
ちょっと元気のない蒼のためにできることって…。
ハルはない知恵を絞って考えるが、思いつかない。
思い返せばハルが元気がないとき、蒼は消化のいいおかずにしてくれたり、ユズの皮を乾燥させて入浴剤を作ってくれたり、カモミールティーを煮出してくれた。
『これでうがいすると、すごくいいんだよ』
『へぇ~』
…って、ヒューマンスキルが高すぎる…!!!
ハルは自分にできることはなんにもない…とガッカリすると同時に、蒼はいつも自分のことをちゃ~んと見ていてくれているんだなぁと痛感。
その時、ふとハルの脳裏に蒼の言葉が甦った。
「お星さまに癒されたい…」
あ!これだ!
そう思ったハルは翌日、ポテトチップスにドーナツ、フライドチキンにコロッケなどジャンクなものをたっくさん買って帰った。
食卓の上に盛大に広げられたそれらを見て、後から帰ってきた蒼はびっくり。
『いいでしょいいでしょ?
ほんとはアメリカンドッグも欲しかったんですけど、売り切れだったんですよ』
これに蒼が用意してくれていた野菜ディップと、ハル特製の謎のおかずを添えたら、
『かんぱ~い!』
2人はビールで乾杯し、仕事の疲れをまず癒した。
そして謎のおかずを食べてみると、それは、さつまいもと海苔のつくだ煮を混ぜたもの!
それを食べた蒼の口元には海苔がついていて、ハルは爆笑!
その後、2人はハルの大好きなプリデコを鑑賞。
部屋を暗くして、怖い映画も見た。
そんなこんなでいつの間にかハルは沈没…。
蒼に起こされると、片づけはもう終わった後だった。
『いや~、ひさびさダラダラ飲んだら緩んだわ~』
笑顔で寝に行こうとする蒼を見て、ハルは『ちょちょっと待って!』と慌てて走っていく。
ハルが電気を消すと、天井に無数の星々が映った。
『なにこれ、きれ~い!』
ハルは好美から室内プラネタリウムを借りてきたのだ。
『ゴロンしましょうよ、ゴロン!』
『いいね~』
2人は床に敷物を敷いて、寝っ転がった。
『ねえ、僕もしかして落ち込んでるように見えた?』
『いや、落ち込んでるふうには見えないけど、いつもの蒼さんじゃないっていうか…』
ハルは蒼がコスモスに気づかないなんて、そうとう重症だと思ったのだ。
それを聞き、やっぱりこの前、苦手な母と会ったのが地味に応えているのかなぁと蒼は思う。
ちょっと人と違うことをすると、変だと拒絶する母。
それで最近、蒼は胸のあたりまでしか元気が出ないような気がして。
ほんとはもっともーっと元気になりたいのに。
でも生きていれば、いろんなことがある。
いつもいつも元気になんてできない。
『どよーんなときは、どよーんでいいんです。
とことん自分を甘やかしてやり過ごしましょ』
『ふふふ、それいいね』
『でしょ?』
それに晩酌からの流れで、蒼の元気はおでこぐらいまで上がってきていた。
でも自分を甘やかすのが苦手な蒼は、なかなかこんなふうにハメを外すことはできない。
『大丈夫。今は2人でいるし。
私が蒼さんを甘やかせるようにお手伝いします』
笑顔で言い切るハルを見て、
蒼は”なんで元気が出なかったのかわかったよ…”と心の中でハルに語りかける。
この間、母に会ったとき、いろいろ嫌なことを言われて…、
でもハルちゃんのこと悪く言われるのが1番嫌だったんだよ。
何よりも1番、嫌だったんだよ。
僕、ハルちゃんがいてくれて本当によかったな。
『おやすみなさい、蒼さん』
いつのまにか眠ってしまった蒼は、夢の中でフフフと笑顔になるのだった。
元気を取り戻した蒼
そして翌日、蒼が作ってくれたお弁当には、ミニミニアメリカンドッグが入っていた。
昨日、ハルが食べたがっていたのを、蒼は覚えてくれていたのだ。
『では、いただきます』
ハルが感激しながらアメリカンドッグを頬張ると、シナモンの味がして最高~!
こんなのを蒼は朝から作ってくれたのか。
「アメリカンドッグ美味しい~!なんか元気な味がする」
ハルが蒼にメールを送ると、
「僕、今日はとっても元気!この辺まで\(^o^)/」
と速攻で返事がかえってきた。
「私の元気はもっともっと上!お空まで!」
「僕の元気は、もっともっと宇宙の果てまでだも~ん」
『むむむ…』
『ふふん、僕の勝ち~♪』
こうして、蒼は元気いっぱいを取り戻したのだった。
でも話はそこで終わりではなかった。
お弁当を食べるハルの隣には、今日も葉村が。
『あ、当てていいですか?今日のお弁当、木野さんと蒼さん、どっちが詰めたか当てるゲーム』
『…当てなくていいですよ』
『この可憐でそこはかとなく色っぽさ漂う詰めスタイルは、…う~ん』
『はい!蒼さん作ですね』
『もう!勝手にアンサーしないでください』
そんな2人の様子を、もっとも見られてはいけない人たちに見られてしまったのだ。
それは恋バナ大好き、聡子(矢島舞美)と茜(森日菜美)!
『そっか…、そういうわけか』
でも蒼が元気になって幸せいっぱいのハルは、知る由もなかった。
なにやら不穏な気配が漂っていることに……。
最後は、仲良く並んでコスモスを見るハルとアオでした♪
~最終回につづく~
https://twitter.com/marchita/status/1340179514400260096?s=20
『ハルとアオのお弁当箱』11話の感想
いや~今回もじんわり心に染み入るいいお話でしたね(*´ω`*)
蒼さんは自分の嫌なところをあんまり見せないから、だから自分の中にため込んで元気がなくなってしまったんだろうな。
前回、最後に笑ってたから大丈夫かなって思ったけど、やっぱりお母さんに言われたこと、そうとうこたえてたんですね。
家族とか身内とか自分の大切な人を、自分が悪く言うのはいいんだけど(蒼もハルのこと、けっこう酷いコト言ってるし)、よく知りもしない人に言われるとほんと嫌ですよね。
だから今回も、どよーんのときはどよーんのままでいいよってハルが言ってくれて、ホッとしたというかなんというか。
でもやっぱり元気でいてほしくて、ハルは大好きなアニメほったらかしで蒼さんのことばかり考えちゃうんですけどね。笑
こんなふうにお互いのことを想いあって生きれたら、どんなにいいか~。
ほんといい関係ですね。
葉村さんのひさしぶりの登場も嬉しかったです。
ハルの話をまったく聞かず、推理し続ける感が面白かった。笑
この2人の関係も特殊ですよね。
しかもなんだか前よりすごく仲良くなってましたね。
ハルが終始タメ口で話してるの、初めて聞きました。
だからまぁ、聡子と茜が遠めに見て勘違いするのも無理はないなぁと。
でもお願いだからこの尊い空間を壊さないでーと願うばかりです。
原作は未読だけど、この先の2人が知りたくなってムズムズ。
絵もめっちゃ可愛いし、癒されますね~☆
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの~。
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