『イチケイのカラス』3話ネタバレと感想│信じているからこそ、疑え!?事件の裏に隠された悲しい真実

にこ

今回は、2021年4月19日放送『イチケイのカラス』3話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

出典:『イチケイのカラス』公式ツイッター

今回、みちお(竹野内豊)と坂間(黒木華)たちが合議制で扱うことになった案件は、殺人事件。

 

実は被告人の藤代(岡田義徳)には前科があり、駒沢部長(小日向文世)が裁判長として ”減刑判決”を下した人物でした!

 

坂間は、駒沢が被告人に対して個人的に肩入れしていると思い、駒沢の暴走を止めようとしますが・・・!?

それではさっそく、3話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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『イチケイのカラス』3話のネタバレあらすじ

『売れない・・・』

部長の駒沢(小日向文世)は自分の書いた本が1冊も売れず、困っていた。

 

『刑事裁判官ひと筋30年、私の経験はきっと役に立つはずです』

駒沢は坂間(黒木華)に本を勧めるが、

坂間が目指しているのは刑事裁判官ではなく、民事裁判官

坂間は民事に誘われていて、イチケイを辞め、民事裁判官になろうと考えていた。

 

すると出勤するなり、みちお(竹野内豊)がみんなにクイズを出した。

どうしたらなれるか? アインシュタインにいや、甥っ子に聞かれてさ』

 

アインシュタインは、特殊相対性理論、宇宙論、零点エネルギーなどを発明した物理学者。

ヒントは「裁判官にとって大事なこと」だと、みちおは言うが・・・。

 

『答えがわかったら、これあげるよ~』

みちおはリュックから、ふるさと納税でもらった“とっても甘い”サーターアンダギーを取り出した。

 

『部長ならわかるんじゃ』

みちおが笑って振り返ると、駒沢はなにやら険しい顔で起訴状を見つめていた。

 

被告人はガラス工房で働く、藤代省吾(岡田義徳)、44歳。

被害者は、市役所職員の野上哲司(成松修)

被告人は口論から被害者を死なせ、その遺体を燃やした罪に問われていた。

 

裁判長はみちおで、

『自分も合議制で裁判長を務め、経験を積みたい!』と、坂間は申し出る。

でも駒沢の反応はなし。

 

『なんか、部長のニコニコ感が足りない。いつものたぬき親父感がない!

なにかあるんですね?この案件』

 

みちおが尋ねると、

『公判前に先入観を持ってはいけない』

と駒沢は返答を控えた。

 

第1回公判

そして迎えた第1回公判。

入廷してきた駒沢を見て、被告人の藤代は驚く。

もしかして2人は面識があるのだろうか?

 

ガラス工房で働く藤代は、通常の製品づくりに加え、ガラス工芸を教えていた。

教室には被害者の娘、野上碧(渡邉心結)も来ていて、熱心に取り組んでいた。

 

碧の母で、警察官の奈緒(佐津川愛美)に一方的に好意を抱いた藤代は、「夫の野上哲司は浮気している」「早く別れろ」などと書いた手紙を差出人不明で何通も奈緒に送りつけた。

 

それが藤代のしわざだと気づいた野上哲司は、工房で藤代と会い、口論となりつかみ合いになった。

藤代は工房にあった自転車で逃げようとした。

それを野上が止めようとして衝突。

野上は倒れて、後ろにあった機械の角で頭部を強く打ち、死亡。

その後、犯行が露見するのを恐れた藤代は、遺体を焼却炉で燃やした。

 

ここで『私からもよろしいでしょうか』と駒沢が、藤代の前科について話し始めた。

実は藤代は18年前、駒沢が裁判長として裁いた人物。

自分が裁いた人物が、また罪を犯して戻ってくる。

それは刑事裁判官として、1番辛いことだった。

 

18年前、藤代が起こした事件

── 18年前。

当時、バーテンダーをしていた藤代は、常連客が振り込め詐欺のリーダーだと知った。

そこで藤代は、彼らから金を強奪することに。

相手が犯罪者なら、金を盗まれても警察に言うことはできない。

重い心臓病で自暴自棄になっていた藤代は、大金を使い果たしたら命を断つつもりだった。

 

しかし犯行の途中で見つかり、ナイフを持った相手ともみ合いになり、気づいた時には相手の胸にナイフが刺さって死んでいた。

藤代は逃亡を図ったものの、自首。

 

検察の求刑は「無期懲役」だったが、

駒沢は相手の過剰防衛を認め、自首したことから情状酌量し、懲役4年の減刑判決を下した。

 

なのに、なぜ藤代は今回は自首しなかったのか?

罪が重くなるのをわかっていて、遺体を燃やしたのも不思議だ。

 

駒沢は検察が止めるのも聞かず、強い口調で藤代を問いつめた。

 

── 部長が暴走している!止めないのか?入間みちお!

坂間はくわっと目を見開き、アピールするが、みちおは止めない。

 

すると藤代が重い口を開いた。

『私は、野上奈緒さんを愛していた。

旦那が邪魔だった。

罪を犯した人間がどんなに生きづらいか知っていますか?

1度でも罪を犯せば、人生はやり直せない。

それが現実だ 』 

 

藤代は虚ろな目で駒沢を見返した。

 

駒沢の暴走

部屋に戻ると、駒沢は藤代にもらった手紙を引き出しから取り出した。

 

18年前、藤代は法廷で言った。

死のうとしていたんです。でも今は生きて、人生をやり直したいんです

それなのに・・・。

 

そこに坂間が報告にやってきた。

 

『野上奈緒は、未婚で娘を産んだ。

でも3年前に被害者と出会い、娘の碧も賛成してくれて結婚。

奈緒は、藤代に前科があることも知っていた』

 

すると『もう1度 証拠資料を精査してください』と駒沢は頼む。

『裁判官が被告人に肩入れするのはどうかと思います』

と坂間は訴えるが、駒沢は却下!

 

そこに、みちおがやってきて、気になる点を見つけたという。

『水たまり』

『水たまり!?』

 

第2回公判

みちおが気づいたのは、実況見分の写真だった。

1枚は水たまりがあるのに、1枚はない。

これは、実況見分が2回行われたため。

 

第2回公判で、みちおは藤代にその理由を尋ねた。

すると藤代は最初、犯行時刻は22時ごろだと思っていたが、捜査員にそれはおかしいと言われ、24時ごろだと思い出したという。

 

犯人が犯行時刻をよく覚えていないのはよくあること。

他の証拠からしても、問題はないと坂間は思った。

だが『これは問題ですね』と、駒沢はいう。

警察が誘導した可能性があるというのだ。

 

そこでみちおは、職権を発動!

3度目の実況見分を行い、検証の検証を行うことにした。

 

疑うのは信じているから

公判終了後。

『部長の行動は、中立の立場から逸脱しています!』

と坂間は非難した。

しかし『過去があるから今がある』

『過去の被告人の犯罪を誰よりも知っているからこそ、気になることをクリアにしたい』

と駒沢は主張した。

 

それに対し、検察の城島(升毅)井出(山崎育三郎)は異議を唱えた。

『自分が罪を軽くした人間が重罪を犯したから、認めたくないだけだろ?』

 

『僕も個人的感情で動くのはどうかと思います。

警察、検察、裁判所は信頼関係が必要です。

それを疑ってかかっている』

 

でもみちおには、駒沢の気持ちがわかった。

 

『疑うことは信じることだと思うけどなぁ。

部長はみんなが言ってることをわかった上で、”気になる”って言ってるんだよ。

それでも気にしなくていいの?』

 

みちおに見つめられ、坂間は黙り込んだ。

 

『あっ、その顔、気になってきたね~。何も言い返せないもん』

『今回だけ、私のわがままにつき合ってもらえませんか?』

駒沢が頼むと、

『何が今回だけだよ~』

と城島は悪態をついた。

『あ。部長の顔にニコニコが戻ってきた!いい感じ〜!』

 

こうしてみんなは手分けして、再捜査を行うことになった。

 

実況見分の検証

みちおと坂間たちは、実況見分に立ち合った笹原署の岡崎に話を聞いた。

 

藤代の証言では、

20時ごろ、被害者の野上哲司から藤代に電話があり、工房で会うことになった。

22時ごろ、被害者と口論になり、つかみ合いになったという。

 

しかし事件当日の夜、工房へ行く道は工事中で、通過できるようになったのは24時ごろだった。

それを岡崎が伝えたところ、藤代は記憶違いを認めたのだ。

 

だが警察は 被害者の足取りをきちんと確認しておらず、藤代が殺害したという証拠はない。

駒沢は次回公判までに、証拠を提出するよう岡崎に頼んだ。

 

母と娘

そのとき、工房のほうでガラスの割れる音がした。

みちおたちが駆けつけると、

被害者の娘・野上碧がテーブルに並べられたグラスを手あたり次第、割っていた。

 

『碧ちゃん!』

岡崎は急いで碧を止めると、母親の奈緒を呼んだ。

 

奈緒によると、碧が教室に通い始めたのは、地元のお祭りで藤代が作ったガラス細工を見て感動したから。

 

みちおが碧に話を聞こうとすると、信頼していた藤代に父親を殺され、かなりショックを受けているようだと、奈緒は尋問を断った。

 

第3回公判

第3回公判で、みちおは藤代に、碧について尋ねた。

すると、

『碧ちゃんにガラス細工職人になりたいと言われたときは嬉しかった。

夢を見たんです。家族になれるんじゃないかって』

と藤代は微笑んだ。

 

しかしすぐに『警告したとおり、旦那と別れればよかったのに』と藤代は冷たい声になる。

 

藤代は目撃証言のとおり、事件当日22時ごろ、ガラス工芸の作業で焼却炉を使ったことを認めた。

辻褄は合っているが、それを裏付ける証拠はない。

 

そこで駒沢は検察に、被害者の足取りの証拠はどうなっているか尋ねた。

すると『不見当』だと回答があったという。

 

不検討か、不見当か

すぐさま駒沢は警察に行き、証拠を開示してほしいと頼んだ。

署長は『警察、検察はすべての証拠を開示する必要はない』と拒否した。

 

だが裁判所は、警察がどんな証拠を持っているのかわからない。

だから具体的に指定して、こっちから出しなさいと言うしかない。

それでも『不検討』だと署長と刑事部長は言う。

 

怒った駒沢は、ホワイトボードに『不検討』じゃない、見当たらないと書いて『不見当』だと書いた。

これは刑事裁判官を30年以上続けていて、1番腹が立つことだ。

 

『不見当』とはずいぶん便利な言葉だ。

ないと言って、後から出てきたら嘘をついていたことになる。

あるのに見せたくないからそう言っているのか、

本当に見当たらないのか。

 

『あんた、我々を疑っているのか!』

署長が声を荒げると、駒沢はその目を見据えて言った。

 

『刑事裁判において、我々は二重の不正義をしてはいけない。

決してえん罪を生み出してはいけない。

そして真犯人を逃してはいけない。

これは警察、検察、裁判所も 同じ使命のはず。

それぞれの戦略、駆け引きなんてくそ食らえですよ!』

 

『わかった!それなら徹底的に見当たらないか、調べてみます』

署長は怒鳴って出て行ってしまった。

 

みちおは実況見分に立ち合ってくれた岡崎に「刑事訴訟法」の本をプレゼントした。

『これ、大切なところを折ってありますから』

 

岡崎の証言

その結果、警察からはまた『不見当』だと言われたが、岡崎が匿名で話してくれることに!

 

岡崎によると、藤代の自供と状況証拠以外に犯行時刻を裏付ける証拠はないという。

警察は「裏どり」をしていないのだ。

 

実は、野上奈緒の体にアザがあったと、同僚の女性警察官から証言があった。

近所の人の話では、旦那さんの怒鳴り声や物が壊れる音がよく聞こえてきたという。

もしかして、奈緒はDVを受けていたのか?

ではなぜ奈緒は言わなかったのか?

 

それは警察に話してさらにひどくなるケースがあることを知っていたから。

ヤケになった夫が復讐を考え、娘の碧にまで手を出したら・・・。

そう思うと怖くて奈緒は話すことができなかったのだ。

 

つまり、奈緒には被害者を殺す動機があったということだ。

 

それなのに刑事部長は、「不祥事が出ると出世に関わる」と補充捜査を行わなかったのだ。

 

『法を舐めるな』

駒沢の言葉に、みんなはハッとした。

 

このままでは判決は出せない。

罪に正しい罰を下すのが、裁判官の使命だ。

 

そこで駒沢は、同期のよしみで捜査のプロの城島たちに再捜査を頼んだ。

もし公訴事実に誤りがあるのなら、検察も起訴のやり直しが必要なはずだ。

 

『このたぬき親父が。事件そのものを調べ直してみる』

 

こうして、イチケイ+検察の再捜査が始まった!

 

人生を変える出会い

翌日、みちおと坂間、石倉(新田真剣佑)の3人は、藤代の保護司をしていた津田に会うため、佐賀へ向かった。

駒沢は残って、みちおの代わりに支部長にこってり絞られた。

 

津田によると、

藤代は18年前、金を盗もうとして失敗し、ビルの屋上から飛び降りて死のうとした。

そのとき、必死に説得してくれた女性がいたという。

その人のおかげで、藤代は罪を償って人生をやり直したいと思うようになった。

 

その人が誰なのか、藤代は教えてくれなかったが、こう言っていた。

 

『誰と出会うかで、人生は変わる。

 

生きてみないとそれは、誰にもわからない』

 

藤代にとって、彼女との出会いはそれだけ特別だったのだ。

 

その後の調べで、藤代が服役している間に何度も面会に来ていた女性がいたことがわかった。

それは野上奈緒

 

おそらく藤代の自殺を止めたのも、新人警官だった野上奈緒だろう。

2人には隠された強い絆があったのだ。

 

第4回公判

第4回公判で、奈緒は藤代と交流があったことを認めた。

それを隠していたのは、娘のため。

かつて奈緒が命を助け、更生を見守ってきた相手が自分の父親を殺した。

それを知ったら、碧がショックを受けると思ったのだ。

 

そして検察の再捜査により、事件当日の18時ごろ、交通カメラに被害者の車が写っていたことが判明した。

その車を運転していたのは、被害者ではなく、藤代だった!

 

『あなたは被害者の車で、工房に向かいましたね。それはなぜですか?』

検察に訊かれ、藤代は言葉に詰まった。。

 

傍聴席にいた奈緒は耐え切れなくなり、

『裁判長!真実を!』と立ち上がった。

 

『私が殺したんです。夫の暴力に苦しんで。

藤代さんは、自分は病気でもう長くないからと身代わりになってくれたんです』

『違う!嘘です!』

藤代は慌てて否定した。

 

『裁判所から、よろしいですか?』

みちおは法壇を降りると、藤代に近づき、問いかけた。

 

『被告人はかつて罪を犯した。罪を償う時間があったことをどう考えますか?

それがなかったら、今のあなたはありますか?

更生を見守っていた野上奈緒さんも、わかっているはずです。

起きてしまったことは変えられない。

でも、これからのことは変えられる。

その分岐点が、この法廷です。

18年前、駒沢裁判官はそういう思いで、犯した罪に正しい罰を下したはずです』

 

みちおの言葉を受け、駒沢は藤代に向かって言った。

『いかなる理由であれ、罪を償うチャンスを奪ってはいけない。

真実を話してください』

 

すると『守ろうとしたんです、碧ちゃんは』と、藤代はあの日の真実を語り始めた。

 

隠された真実

あの日、碧は哲司から、父親である自分ではなく、なぜ藤代を慕っているのかと怒鳴られた。

 

『あなたを父親だと思ったことはない!お母さんに暴力を振るって』

と、碧は反発した。

 

怒った哲司は碧を殴り、その拍子に机の上に飾ってあったガラス細工が床に落ちて粉々に砕け散った。

 

それはお祭りの夜、碧が買った思い出のガラス細工。

碧は母を守るため、哲司の頭を花瓶で殴り、殺してしまった。

 

その後、藤代から電話があった。

『助けて。助けて、藤代さん』

 

藤代は犯行現場をすり替えるため、被害者の車で遺体を工房に運んだ。

 

そして20時に、被害者の電話から自分の電話に着信履歴を残した。

そこに奈緒が飛んできた。

 

『あなた、何をやっているの!?』

『君に出会わなければ、俺は死んでいた』

『あなたが罪をかぶるなんてだめよ!』

『俺があの子にできる、最後のことなんだ』

 

それで奈緒は、せめて藤代の罪が少しでも軽くなるようにと、被害者が自転車で転んで頭を打ったように見せかけたのだ。

 

奈緒と藤代、碧の関係

裁判の後、駒沢は藤代に面会に行った。

 

藤代は法廷で駒沢を見て、嘘を見破られるんじゃないかと怖かったという。

すると『私も怖かったです』と駒沢は言った。

自分の出した判決が本当に正しかったのか、駒沢は不安だった。

 

だが駒沢も最初から疑っていたわけではない。

ただ、藤代の言葉には、嘘の中にも本音がこぼれ落ちているように見えた。

 

「奈緒さんのことを愛していた」

「家族になる夢を見た」

 

そして奈緒と藤代の隠されたつながりを知った。

碧を守ろうとしたのは、藤代にとって特別な存在だから。

 

奈緒は藤代とつき合っていて、その時、お腹の中には碧がいた。

 

でも藤代は警察官になるのが奈緒の夢だと知っていた。

それにこれから生まれてくる我が子を、自分の前科で苦しめたくない。

 

『俺をパパにしてくれてありがとう』

藤代は優しく奈緒のお腹に向かって語りかけると言った。

『別れよう』

 

それから18年が経ち ──、3人はお祭りで再会した。

でもそれは偶然ではなく、せめてそばで娘の存在を感じていたかったから。

 

『私はあなたを疑った。でも疑ってよかった 』

駒沢は言った。

 

『信じることは、相手を知って 初めてできること。

あなたを疑い、改めてどういう人なのか知った。

 

あなたなら人生をやり直せると、信じています 』

 

駒沢の言葉に、藤代は深々と頭を下げた。

 

クイズの答え

『碧!藤代さんはあなたの・・・』

警察に連れていかれる碧に、奈緒は藤代が父親だということを伝えようとした。

でも言わなくても、碧はそうじゃないかと、気づいていた。

 

碧はこれから家裁で審判を受けることになる。

奈緒は、懲戒免職。

2人とも共謀のうえ、犯人隠ぺい罪と 証拠隠滅罪に問われるだろう。

 

人が罪を犯すのには、想像もつかない理由があったりする。

『部長はすごいよなぁ』

みちおは、坂間と一緒にみちこの散歩をしながら呟いた。

 

駒沢は今まで『やっていない』という被告人と向き合い、30件もの無罪判決を出してきた。

でもそれだけじゃない。

『やった』という被告人の嘘も見逃さない。

駒沢は常に、刑事裁判官としてあたりまえのことを、あたりまえのようにやり続けてきたのだ。

 

裁判官として大事なこと、アインシュタインに近づく答え、わかったんじゃない?

 

それは、疑うこと。

アインシュタインは常識を疑うことで、数々の真理を導き出した。

 

ただ単に信じることは、知ることの放棄だから。。

 

坂間が出した答え

坂間がイチケイに行くと、

『僕、民事か刑事、どちらにするか決めました』と、石倉が神妙な顔で言ってきた。

 

『やっぱり僕、刑事にします。

イチケイのみんなと仕事がしたいんです、ごめんなさい』

 

『なぜ謝るんですか?私も刑事裁判官をしばらく続けることにしました』

 

すると、駒沢が自分の本を買ってくれたのは坂間さんですか?と嬉しそうにやってきた。

犯人はもちろん、みちお。

『ね、さっそく読んでみて?』

みちおは、クイズの答えがわかったご褒美にサーターアンダギーを置いていった。

 

でもその本は、部長が司法研修時代に感じたことで終わっていた。

それなのに2千円もするなんて!

『5部作の大作なんですよ。残りも買いますか?』

『買いません!!!』

 

『まあまあ、とっても甘いサーターアンダギーでも食べて落ち着いて』

みちおに言われて、サーターアンダギーを頬張った坂間はゲホゲホと咳き込む。

『どこが甘いんですか?激辛・・・っ』

 

すると嬉しそうにみちおは、ふるさと納税でもらった熊本のとっても甘いジュースを持ってきた。

それを飲むと、またしても辛い!

 

『坂間さん、ちょっとは疑わないと。

とっても甘~い、って何度もヒントを出してあげてるんだから』

 

怒った坂間は、出会った日にさかのぼってみちおの改善点を言い始める。

『まずは、その口ひげ!』

みちおは慌てて逃げ出した。

 

~4話につづく!~

 

 

『イチケイのカラス』3話の感想

今回のみちおの謎かけは、「どうしたらアインシュタインみたいになれるか?」

その答えは「疑うこと」でした。

 

「人を疑ってはいけない」と言われて育った私は、疑うことは悪いことという刷り込みがあるけれど、

信じているからこそ嘘をついているのがわかる ⇒ だから疑うというのはわかるなと思いました。

 

でもその結果、明るみになった真実は、被害者を殺したのは碧で、藤代と奈緒はそれをかばっていたという悲しいものでした。

けど事件が発生しなければ、藤代は一生、自分が父親だということを碧に明かさずにいただろうし。。

碧と藤代が罪を償って出所したら、今度こそ家族3人で暮らせるのかなと、ふとそんなことを思いました。

 

藤代にとって、奈緒が人生を変えてくれた運命の人だったように、

碧にとってはそれが藤代で、

みちおにとっては、裁判官になるよう勧めてくれた駒沢部長、

坂間にとっては、みちおなんだろう。

 

出会うタイミングまで選べたら、最高なんでしょうけどね。

被害者のDV夫さんも間が悪かったなと、少し不憫になりました(><)

 

次回はとうとう、坂間さんが裁判長に!?

予告で坂間さんが職権を発動していて、めちゃめちゃ楽しみ!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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