『レンタルなんもしない人』2話のネタバレあらすじと感想|将太が会社を辞めた理由

今回は、2020年4月15日放送『レンタルなんもしない人第2話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

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今回は、出社するのが怖いので、将太(増田貴久)についてきてほしいという依頼です。

 

依頼人の城戸(岡山天音)の話を聞いているうちに、将太はサラリーマン時代のことを思い出し、なぜ会社を辞めたのか語ることに…。

 

それを聞いた城戸が出した答えは?

 

また、ショートストーリーでは、駆け抜けて軽トラの餅田コシヒカリさんが焼き肉食べ放題に。

 

将太の過去と現在に迫る大事なエピソード満載になっています

それではさっそく、2話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

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『レンタルなんもしない人』2話のネタバレあらすじ

将太(増田貴久)は、『焼き肉食べ放題に同行してほしい』という三村結子(餅田コシヒカリ/駆け抜けて軽トラ)の依頼をうけ、一緒に焼き肉を食べていた。

『1人で行くのは恥ずかしいけど、友達と行くと喋っているのが無駄』とのこと。

その言葉どおり、三村は七輪に肉を次々のせると、それは美味しそうにパクパク食べ続けた。

一方、将太はもう限界に達していた。将太は満腹になった腹を苦しそうにおさえると、いまだ衰えを知らない三村の食べっぷりをげんなりとした顔で見つめた。

それからどのくらいの時間が経ったろうか。三村は食べ終わると、満足げに壁にもたれた。テーブルには18枚以上の大皿小皿が重ねられていた。

三村は『おかげで満腹の向こう側にたどり着きました』と至福の表情で言うと、パンパンに膨れたお腹をさすった。

将太にとってはこの日が、人生で1番肉を食べた日になった。

 

その頃、WEBディレクターの城戸(岡山天音)は携帯を手に、頭を抱えていた。仕事でトラブルを起こしてしまったのだ。

そんな時、将太の焼き肉食べ放題のツイートを見かけた城戸は、将太に『週明け、出社についてきてもらうのは可能ですか?』とDMを送る。すると即座に『可能です』と返事が。

こうして将太は、『出社するのが怖い』という城戸につき合うことになった

 

そして月曜日、将太が朝早く起きると、沙紀(比嘉愛未)がご機嫌で『半熟目玉焼きの歌(自作)』を歌いながら、目玉焼きを作っていた。

沙紀は将太の寝癖を見ると『アバンギャルドな髪型になってる』と言い、手でなおそうとした。しかし豪快にはねた髪は、手を離すとすぐにビヨーンと元に戻る。

そのうち目玉焼きは半熟を越えそうになり、沙紀は慌てて目玉焼きをフライパンから救出した。

 

沙紀が朝ごはんの準備をしている間、将太はツイッターにきた簡単な質問に答えた。

Q1:年齢は?

A1:35歳。でもそれより幼く見えると思います。

 

Q2:大人気の豆大福を買ってきてもらえますか?

A2:おつかいは僕の中で十分なんかしていることになるのでお断りしています。

 

Q3:付き合っているのに家に入れなかったり、休みのスケジュールを教えなかったりする男性って、何を考えているんでしょうか?

A3:知りません。

 

一方その頃、神林(葉山奨之)は、彼女のまりあ(松川星)とジムに行き、汗を流していた。

隣に超スピードで走る男がいて、ついムキになる神林。

まりあは『朝から全力出しすぎじゃない?よく仕事前にあんな運動できるね』と言った。

すると神林は、多くの経営者がしているように、運動を習慣にしたいという。運動することで精神状態を整え、どんな問題が起こっても前向きに対応できるようにしたいというのだ。

 

その頃、将太は依頼人の城戸と会っていた。

『朝早くにすいません』と謝る城戸に、将太は『早起きは“ギリ“大丈夫です』と答えた。

城戸は『じゃあ行きましょうか』と歩き出すと、『レンタルさんってずっとこの仕事をしてるんですか?』と尋ねた。

将太は『ずっとではないです。会社員でした』と答えた。

でも『レンタルさんはなぜ会社を辞めたのか』という質問は、ごく簡単な受け答えではなくなるので答えられないという。

するとずっと辛そうに脇腹を押さえていた城戸は、公園の中の公衆トイレを指さすと、将太にあるお願いをした。

それは城戸が用を足している間、トイレに並んでいるふりをしていてほしいというものだった。

おかげで城戸はトイレに集中できたが、今度は将太が脇腹を押さえトイレに行くことに。城戸が並んでいるふりをするのだった。

 

その後、2人はまた街を歩き始めた。

足早に歩いていくサラリーマンを横目で見ながら、城戸は『最近、会社に行こうとするといつもお腹が痛くなるんです』と言った。

城戸は、出社する気持ちはあるのだが、体が拒否反応を示すのだというと、今抱えているトラブルについて話し始めた。

 

ある日、城戸はクライアントから、有名デザイナーの桐山(平子祐希/アルコ&ピース)にサイトのリニューアルをお願いしたいと頼まれた。

同僚の村上(山口翔悟)は断ろうとしたが、城戸はダメ元で聞いてみることにした。

さっそく城戸は桐山に会い交渉した。しかし思ったとおり、桐山は多忙で難色を示した。

『なぜ俺じゃなきゃダメなの?』という桐山に、城戸は5年前に桐山が作ったPRサイトを見てシビレたと熱弁をふるった。それを聞き、桐山は仕事を引き受けてくれるのだった。

だがその後、クライアントが納期を2週間早めてほしいと言ってきた。それは無理と言おうとする城戸だが、村上が引き受けてしまう。

困り果てた城戸は、せっかく桐山がデザインを提示してくれたのにも関わらず、ろくに見ずに納期のことを伝えてしまった。

するとそれに失望した桐山は『仕事をおりる』と言うと帰ってしまった。

 

そして今日、城戸はそのことをクライアントに説明しないといけない。そう考えると足がすくんでしまうのだった。

2人は公園の周りを一周すると、また元の場所に戻ってきてしまった。しかたなく2人は、公園のベンチに座り、話し始めた。

それは城戸が小学生の頃のこと。

 

不登校の同級生がいて、彼と家が近かった城戸は、毎朝一緒に学校に行くことになった。

 

彼はいつも校門前で立ち止まると言うのだ。

 

学校が怖い』と…。

でも城戸はもう大人だ。だから『会社に行かないと』という。

それを聞き、将太は自分がサラリーマンだった頃のことを思い出した

会社に行かなければと思いながら、足が動かない自分。

みんなが上司のジョークに笑う中、1人だけ笑えずにいた自分。

同僚たちから『おまえさ、給料ぶんはちゃんと働こうな』と言われたこと。遅くまで頑張って仕事していたのに『生きてるか死んでるかわからないやつだな』と言われたこと。

そのうち、将太は毎日会社帰りにゲームセンターに寄り、虚ろな目でメダルゲームをするようになった

 

将太は、会社に行こうと立ち上がる城戸に、『さっきの答え』と言った。

将太が会社を辞めた理由、それは『会社なんて無理に行かなくていい』と言ってくれた人がいたからだった

将太は、自分が城戸の立場なら『会社に行かない』と言った。そんなに大事な会議なら、他の人が頑張ってくれるだろうというのだ。

それを聞き、城戸は自分が会社に行かない想像をしてみた。しかしそれは、これからクライアントに事情を伝えることより勇気のいることだった。

城戸は『レンタルさんて勇者ですね。僕はそうなれないので行ってきます』と笑顔で言うと、深々と頭を下げた。

 

城戸は会社の前につくと、高くそびえるビルディングを見上げた。

すると隣で『学校が怖い』と呟く友だちの声が聴こえた。

彼はフーッと深く息を吐き出すと、前へ踏み出した。

その靴音と後ろ姿を思い出し、城戸もフーッと息を吐き出すと前へ歩き出した。

 

その後、城戸がクライアントに素直に事情を説明し謝罪すると、担当者は『社長には僕から話しておく』という。

それを聞き、城戸は『桐山さんは必ず口説き落とします』と約束するのだった。

 

一方、依頼を終えた将太はスマホを取り出すと

会社勤めを3年でドロップアウトした自分には共感が大きすぎ、思わず早起きしてしまった。

会社は本当に怖ろしいところだと思う。

こんな場所、「出社するだけで120点」って誰かが言ってたけど、確かにそうだと思う。

とツイートした。

 

その帰り道、将太はまたホームレスの金田(古舘寛治)に呼び止められた。しかし将太は、その手はくわないと言う。

そんな将太に、金田は『なぜ駅から離れた場所で売ってるのか、そんな疑問を持ってるな?』と話しかけてきた。金田は逆境に燃えるタイプなので、あえて自分を追い込んでいるのだという。

金田は『最新号はそんな兄さんにオススメ。これ見本だから読んでみて』と将太に雑誌を渡した。

将太が『これは最新号じゃない』とツッコミつつも中を読むと、金田は『あ、これ見本じゃなかったわ』と言い、手を差し出した。

こうして将太はまんまとまた雑誌を買わされたのだった。

 

その後、家に帰った将太は、天ぷらを揚げる沙紀の隣でキャベツを切りはじめた。

しかし沙紀に『それはキャベツの千切りというより、ザク切りだね』と言われ、ムッとする将太。頑張って細く切ると『500切りくらいになった』と言われる。

 

将太は沙紀に『今日の依頼、どうだった?』と聞かれ、『ちょっと自分のこと話しすぎたかも』と答えた。

会社なんて無理に行かなくていい』と将太に言ったのは、沙紀だった

将太が『僕が会社を辞めるとき、不安じゃなかった?』と尋ねると、『うーん、不安だったかな?でもあのまま働いていたほうが不安だったから』と沙紀は答えた。

沙紀は、将太が笑わなくなり、毎日ゲームセンターに行って、そこで将太が言った言葉が忘れられなかった。

朝がこないといい

 

だから、将太が会社を辞めて、今のなんもしない環境はすごくいいと思うと沙紀は言った。

すると、ちょうど天ぷらが最高の揚げ具合にカラリと揚がった。

将太はそれを口に入れると『熱っ熱っ』と口を押さえてもがき苦しんだ。それを見て、キャッキャと赤ちゃんが笑った。

 

その後、沙紀と赤ちゃんはソファで眠ってしまった。将太は沙紀にそっとタオルケットをかけると、スマホを取り出した。

すると『私は自分が臭いんじゃないかと日々怯えて暮らしています。私の臭いをかいで、どれぐらい臭いか教えてもらえませんでしょうか?』という依頼がきていた。

将太は自分の臭いをくんくん嗅ぐと『了解です』と答えた。

将太は、寄り添うように眠っている沙紀と息子の姿を見て、微笑むのだった。

〜終〜

 

『レンタルなんもしない人』2話の感想

エンディングで、絶妙なタイミングで流れるNEWSの『ビューティフル』。いい曲ですね。心が優しくなります。

すると将太の後ろで、高い鉄棒で懸垂を始めるおじさん。おじさんがいなくなると、鉄棒を写メに撮る将太。

これってもしかして毎回違うのかな?前回そこまで見てなかったです。次回はちゃんと見よう!

https://twitter.com/masunobouyomi/status/1250457152566648833?s=20

 

2話は、1話よりも説明が少なく、将太の過去も明かされて、グッとくる部分が多かったです。

将太が仕事を辞めた後の不安よりも、このまま仕事を辞めずにいたら将太が壊れちゃう不安のほうが大きかったという沙紀。

将太は沙紀のことを『沙紀さん』と呼んで、沙紀は将太のことを『君(きみ)』って呼ぶんですね。沙紀のほうが年上なのかな?

とにかくやることなすこと、あっけらかんとして気持ちのいい沙紀さん

上機嫌で「目玉焼きは半熟がいい」という自作の歌を歌いながら目玉焼きを作るところも、

沙紀が天ぷらを揚げている横で、将太がキャベツをおぼつかない手で切るところも、とっても微笑ましくてよかったです♪

将太は、家では頑張って何かしようとする人なんだなぁと思いました。

それに、依頼人のために早起きだってするし、ぶっきらぼうに見えて実は、ハートは温かい人なのかなと思いました。じゃないと、こんなふうに1人1人の質問や依頼に答えられませんよね〜。

わからないことは『知りません』と答えるのも、勇気がいることだと思います。

 

将太が『僕が城戸さんの立場なら、たぶん会社に行かない』と言ったとき、城戸は『レンタルさんって勇者ですね』って言ってたけど、将太だって沙紀に『行かなくていいと思う』って言われなかったら、今でも無理して行ってたんじゃないかな。

だからこれはほんとに転機というか、沙紀に出逢えたからというか、将太は将太にしかできない仕事を見つけれてよかったなと思いました。

 

そして2話で何より感動したのは!

城戸さんが会社の前に立ち、一歩を踏み出すところです。

小学校の頃、不登校だった友だちが『学校が怖い』と言いながらも、踏み出した一歩。

その姿を思い出して、自分も一歩を踏み出すところでめちゃくちゃ泣いてしまいました。

なんかこの頃毎日泣いているような…。涙腺弱くてすいません(*_*)

 

みんな、何かと闘ってる。

楽しいことばっかりじゃない。

普通に楽しそうに歩いているように見える人たちにだって、いろいろ いろいろあるんだよなぁと、心救われた回でした。

 

PS. どうにかして雑誌を売ろうとする金田さんは、これからどう話に絡んでくるのか気になります

将太は金田自身には興味なさそうだけど、金田さんが勝手に話すから。笑

これからどんなふうな過去・現在・未来が展開するのか楽しみです!

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またの〜。

 

次回の『レンタルなんもしない人』3話のゲストは、この方たちです!

https://twitter.com/tx_rentalsan/status/1250348302962319361?s=20

 

この空気がいいんだな〜

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