にこ

出典 : 公式ホームページ
安達(赤楚衛二)は、触れると人の心が読めることを黒沢(町田啓太)に言うべきか悩んでいた。
柘植(浅香航大)からアドバイスを受け、魔法を使わないことを決意するが…。
そんな中、安達の企画が1次通過!
安達はプレゼンに向け、黒沢と特訓を始めるが…!?
それではさっそく、11話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』11話のネタバレあらすじ
安達(赤楚衛二)は”触れた人の心が読めること”を黒沢(町田啓太)に伝えるべきか、悩んでいた。
柘植(浅香航大)に相談しようとカフェに呼び出すも、
幸せいっぱいだったはずの柘植はぐったり落ち込んでいた。
昨日、湊(ゆうたろう)に自転車をプレゼントしたところ、湊はクロスバイク的なものを想像していたらしく、笑われてしまったのだ。
『そんなにおかしいか?人の失敗が!』
思わず逆上してしまった柘植は、もうそのことで頭がいっぱい。
このままでは「柘植先生の連載は痴情のもつれでお休みします」になってしまう!
安達は『早く謝っちゃえば?』と言うが、
柘植はどうやって謝ったらいいかわからない。
今までは湊の気持ちがわからないときは、触れればよかった。
でも魔法の力を失った今、自分の力でなんとかするしかない。
『魔法の力に頼りすぎるな。でないと、俺みたいなことになるぞ』
柘植に言われ、安達はなるべく人の心を読まず、自分の力で生きていこうと決意した。
1次通過!
ところが翌朝、安達は会社でいきなり黒沢に抱きつかれ、びっくり!
それを見た六角(草川拓弥)は『黒沢さん、喜び方ワールドワイドっすね~』と仰天。
なんと安達の企画が1次を通過したというのだ!
大喜びする黒沢と安達だが、
企画開発部の寺島部長に『もう結構よ』と言われたら、それは戦力外通知ということらしい!
そこで黒沢は、2次のプレゼン審査に向け、特訓することにした。
このコンペが終われば、初デートに初めてのクリスマス!
お楽しみが待っていると思えば辛くないという黒沢。
その想いに応えるためにも、後悔のないようにしたい!
安達は気合いを入れ、プレゼンの準備を進めた。
プレゼン当日!
こうして魔法の力を使うことなく、安達はプレゼン当日を迎えた。
すると会社の前で黒沢が待っていた。
これから日帰り出張でプレゼン前に会えないので、お弁当を作ってきてくれたのだ。
『緊張してても、ちゃんと食べないとだめだぞ。
終わったら俺の家でお疲れさま会しよう』
『おう!』
黒沢のガッツポーズにガッツポーズで答えると、安達は社内に入っていった。
そこに偶然、寺島部長がやってきて、安達はチラリ。
《…こ、この人が寺島部長!?》
さらに安達は、混雑したエレベーターの中で寺島部長に触れてしまい、心を読んでしまう!
すると寺島部長は、どの企画も見栄えばかりを求めて、文具本来の機能性や使う側の人の気持ちを考えていないと憤慨していた。
《…離れなきゃ!》
安達はなんとか部長から離れようとするが、込み合っていてできない。
《企画部にカツを入れたかったのに、あれじゃ~ね~》
寺島部長が首を振っているのを見て、安達はため息をついた。
黒沢からのメッセージ
そして、お昼。
黒沢からもらったお弁当を開けてみると、安達の好物ばっかり。
2段重ねのお弁当の下段を見てみると、
「自分を信じて」とご飯の上に海苔でメッセージが添えられていた。
プレゼンの結果
その後、安達は緊張した面持ちでプレゼンに向かった。
《落ち着け、まずプレゼンの予告から…》
ところが安達が話し出した途端、『なんだか地味ね』と寺島部長。
『君、どうしてクリップで勝負しようと思ったの?』
『…そ、それはですね、3ページ目をご覧ください』
安達が説明しようとすると、
『もう結構よ。お疲れ様』
寺島部長は話も聞かずに退出をうながした。
安達は、せっかく黒沢に特訓してもらったのにと納得がいかない。
それで安達は、先ほど読んだ寺島部長の気持ちを代弁してしまう!
『最近の文具は、見栄えばかり重視しているので、文具本来の機能性や、使う側の気持ちを考えられるものを企画しました』と。
そのおかげで最後まで話を聞いてもらうことができたものの、気分は最悪だった。
あんなのズルだ。
魔法で知った情報で興味をひくなんて…。
安達が帰ろうとしていると、黒沢がやってきた。
そこに寺島部長がやってきて、安達の企画は最終審査には残らなかったという。
『でも、文具への考え方は悪くなかったわ。お疲れ様』
それを聞いた黒沢はびっくり!
寺島部長が人を褒めるなんて、かなりレアなことなのだ!
でもすごいのは魔法の力。安達の実力じゃない。
『黒沢、ごめん。あんなに応援してくれたのに…』
『何謝ってんの?ここは喜ぶところなんだって』
『そうかな?』
『うん、帰ろう』
その時、安達の肩に置かれた手から、黒沢の気持ちが伝わってきた。
《頑張れば、ちゃんと伝わるんだなぁ。
ちょっとは自信ついたかな?
安達が”俺なんか”って思わず、笑ってくれていたらそれで…》
それを聞き、たまらず安達は黒沢の手を振りほどく。
こんなことなら、潔く引き下がったほうがマシだった。
頑張ろうと思ったのにズルして、
自分の中身は空っぽだってことを思い知らされただけなんて…。
複雑な心
黒沢の家に行くと、黒沢はキャンドルを灯し、ごちそうを用意してくれていた。
ワインを注ぎ、乾杯する2人。
その時、また黒沢の心の声が聞こえてきた。
テーブルの下で、スリッパ越しに足が触れていたのだ。
黒沢は元気がない安達を見て、クリスマスデートの話をしようか考えていた。
誰にも邪魔されずに花火が見えるビルの屋上を、知り合いに頼んで貸してもらえることになったのだ。
《…でも、サプライズ感がなくなるか~》
《ごめん、もうサプライズ感なくなった…》
《それとも、冗談でも言ってみようかな?ちょっとはご褒美もらえるかな?とか》
それを聞き、
『ご褒美って何すればいい?』と安達はまた答えてしまう。
『え!?また俺、声に出して言ってた?』と黒沢は気まずそうだ。
《…こんな魔法、なくなれば悩むこともなくなるのかな》
そう思った安達は、やけになって黒沢に頼む。
『…俺、よくわかんないからさ、教えてくれよ』
すると黒沢は立ち上がり、安達の頬に手を触れた。
《…なんだよ、急にかわいいじゃん。
でも、ちょっと安達らしくないな。きっと勇気を振り絞ってくれたんだよな》
…勇気なんかじゃない。
《その優しい気持ち、すごく嬉しい》
…優しさなんかじゃない。
黒沢の気持ちを全部知ってて、利用しようとしてるんだ!
安達は黒沢を突き飛ばすと、『ごめん』と慌てて駆け寄った。
黒沢は《やっぱり無理させちゃった?》と落ち込んでいた。
『違う!違うんだ!』
安達は立ち上がると、触った人の心が読めることを打ち明けた。
『サプライズの話も、アントンビルの屋上だよな?
さっき、俺らしくないって心配してくれていたことも、全部聞こえてた!
…今まで黙っててごめん。
最低だよな。でも嘘じゃなくて…』
『安達!』
黒沢は安達を椅子に座らせると『嘘だなんて思ってないよ』と安達の目を覗き込んだ。
『安達がこんなに真剣に話してるんだ。嘘なわけない』
でも安達が気にしてるのはそれだけではなかった。
安達は魔法がなくなるのが怖かった。
魔法がなくなったら、黒沢とうまくいかないかもしれない。
そう思って…。
『こんなのおかしいだろ?一緒にいる資格ないだろ?
…もう、どうしたらいいかわからないんだ』
安達が泣きながら言うと、
黒沢は、安達には笑っていてほしい。苦しくない選択をしてほしいという。
『…俺たち、もうここでやめておこうか』
安達はぽろぽろ涙を流すと、コクリと頷いた。
『…ごめん』
そう言うと、安達は部屋を出て行った。
~最終回につづく~
https://twitter.com/mugenrengoku/status/1339619573239218177?s=19
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https://twitter.com/17O922/status/1339792135244038146?s=20
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』11話の感想
うわぁぁ、最終回前にこんな結末。辛すぎる~(>_<)
安達のためなら引き下がっちゃう黒沢。
優しいけど、そこは大丈夫だよって言ってほしかったなんて…。
心が読めなくても、そのぶんいっぱい話をしようって。
不安になったら抱きしめるからって。
わかんないけど、そんなことを思ってしまった。
コンプレックスを抱えた黒沢の心に触れるために、俺は魔法を手に入れたのかもしれないって。
安達、そう言っていたのに。
2人を繋ぎ、幸せにしてくれるはずの魔法が、今、2人を苦しめてる。
でも幸せばかりじゃ、ぶつかり合わないと本当の気持ちはわからないから、雨のち晴れで最終回はきっと虹がかかるんだろう。
オープニングのタイトルに、虹がかかっているように。
そしてもしかしたら、安達はあの長い坂を黒沢に会いに行くために、自転車で登るんだろうか?
勝手な想像。
柘植さんと湊もケンカしてしまったけど、仲直りできるといいな。
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/
またの~。
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