『生きるとか死ぬとか父親とか』5話ネタバレと感想│あ、動物園で1番高い動物がなにか知ってますか?

にこ

今回は、2021年5月7日放送『生きるとか死ぬとか父親とか』5話「嫉妬とか愛情とか」のネタバレあらすじと感想をまとめました。

Ⓒ『生きるとか死ぬとか父親とか』製作委員会

“ 子供の頃できなかった、親子らしいことをしてみよう ”

 

エッセイのネタづくりのため、トキコ(吉田羊)は父(國村隼)と動物園に行くことに。

 

ところが自由気ままな父に振り回されるばかりで、いいエピソードなど生まれそうもない。。

 

そんな中、トキコは意外なところから自分と父のつながりを知ることに…!?

それではさっそく、5話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『生きるとか死ぬとか父親とか』5話のネタバレあらすじ

これまで順調に執筆を続けてきたエッセイだったが、だんだんネタ切れに。

最近のトキコ(吉田羊)はバカみたいに忙しく、じっくり取り組む暇もなかった。

 

そんな中、ラジオでこんな相談があった。

それは結婚した友人や知人のSNSに子供の写真がアップされていると、心がかき乱されるというもの。

 

トキコも一時、そんな感情に悩まされたことがあった。

そこでこの心のざわめきはなんなのか分析してみたところ、

トキコが不快に感じるのは、「父親と娘の写真」を見た時だとわかった。

つまりトキコは、父親に愛情を注がれている女の子に対して嫉妬していたのだ!

 

自分もこうしてほしかったという、もはや埋めようのない欠損。

それが原因か。

そうわかってから、トキコの気持ちはあまり揺らがなくなった。

 

あとはその埋めようのない欠損をどうするか、なのだが。

今さら老いた父を責めてもしょうがないし、

30年前に戻って育児をし直してもらうわけにもいかない。

 

すると

『お父様と、今から親子らしいことをしてもいいじゃないですか』

とアナウンサーの東七海(田中みな実)が言う。

 

『え~?』

トキコは笑いながら、そうか、その手があったか・・・と心の中で思った。

 

東さんが言うように、父と子供のころにできなかった親子らしいことをしてみるのも悪くない。

大人になってからそれをやれば、きっと涙がほろりと流れるようなエピソードが生まれるに決まってる。

 

そういえば、子供のころ、父と動物園に行った覚えはない。

そうだ、動物園に行ってみよう!

 

『東さん、ありがとね』

トキコは東にお礼を言うと、

わくわくしてスキップしながら家に帰った。

 

父と動物園

土曜日の昼、トキコは動物園の近くで父(國村隼)と待ち合わせをした。

タクシーでやってきた父は、トキコの顔を見るなり『支払いをお願いします』とひと言。

 

トキコがしかたなく支払おうとすると、6500円もするという!

いったい自分がいなかったらどうする気だったのか?

トキコが文句を言うと、

『おまえが誘ったんだから、いないわけないだろ』と、父は笑って言う。

トキコは呆れて動物園に向かった。

 

ところがチケットを受け取ると、父はさっさと行ってしまい、いきなりはぐれてしまう。

 

電話しても繋がらず、父を捜しているうち、トキコは展示場にいたアオバネワライカワセミに釘付けになり、そぉっと写真を撮った。

フフッ。

 

トキコが満足そうに写真を眺めていると、近くにいた親子連れが鳥を見てキャーッと騒いでいるのが目に入った。

 

するとトキコに気づいた母親が、ぱっと顔を輝かせ近づいてきた。

 

『あの、トッキーさんですよね?いつもラジオ聴いてます!エッセイも全部持ってます!』

 

握手をした後、記念写真も撮ることになり、照れるトキコ。

『トッキーさんのお仕事に救われている世の女性はたくさんいると思うので、これからも頑張ってください!』

と彼女は嬉しそうに去っていった。

 

そこにたまたま父がやってきて、『今の、おまえのファンなの?』という。

『そうみたい・・・。ていうか、どこに行ってたの?』

トキコはなんで自分を置いていくのよと、父を責めた。

 

でも父はそんなことより、トキコが家族連れから写真を求められるほど人気があることに驚いたらしい。

『たまたまだよ』

トキコは照れて、2回同じことを言った。

 

家族旅行の思い出・・・

どこまでもマイペースな父に、徐々にトキコは焦り始めた。

そこでトキコは『子供のころ、何度か家族旅行に行ったよね』と、父からじーんとくるようなエピソードを聞き出そうとした。

 

ところが父が思い出したのは、

買ったばかりのBMWにトキコが吐いてしまったという、過去の古傷をえぐられるような事実。。

 

父は沖縄旅行に行った時のことも、

帰りに空港で蝶のたまごを買ったことしか覚えていなかった。

 

埋まらない溝

その後、父があまりにペリカンをじっと見つめているので、

『ペリカンになにか思い入れでもあるの?』

と、トキコは訊いてみた。

 

すると父は『ペリカンって1羽、いくらするか知ってる?』と、持ってきた雑誌の切り抜きを広げ、尋ねた。

 

ちなみに、ペリカンは28万。

1位はホッキョクグマ、3700万!

2位はクロサイとオカピで、3000万!

 

トキコが父から切り抜きを借りて夢中で読み上げていると、

『オカピ、3000万だって~』

と子供が通り過ぎていき、ハッとトキコは我に返った。

 

それからも父は経済誌に発表された動物の値段を得意げに披露するばかりで、ほろりとするようなエピソードなど生まれるはずもなかった。

 

それでもなんとか粘るトキコだが、

『もう、いいでしょ。出ようよ』

と、父は座り込んでしまった。

 

トキコがこれは原稿のため、お父さんの家賃を払うためなんだからと言うと、

お腹も減ったし、昔なじみの沼田さんの店でトンカツを食べようと、父は言い出す

 

『あいつなら、昔のこともよく覚えているかもしれないよ』

と父に言われ、渋々トキコはその提案にのることにした。

 

こうしてトキコと父の子ども時代のやり直し作戦は失敗に終わった。

トキコは、楽しそうに父親の手をひいて駆けてくる女の子を見て、

自分たちの間にある欠損は今さら埋まるものではない、という事実に改めて気づかされたのだった。

 

沼田さん

父はかつて、貴金属の卸しと小売りの商売をしていた。

遊び好きで野心家だった父の周りには、似たような人たちが集まっていたが、年月が経つにつれ、だんだん姿を消していった。

 

そんな中、沼田さん(菅原大吉)は父の友人にしては珍しく、地道に生きることを選んだタイプだ。

バブルが弾けて商売がうまくいかなくなると、とんかつ屋で修業し、自分の店を持った。

 

沼田さんは前に父に話を聞いて以来、トキコの活動を気にかけてくれていた。

ラジオの人生相談やエッセイの感想など、

沼田さんの軽快なトークを聞いているうちに、ささくれだったトキコの気持ちもいつしかほぐれていた。

そして父からも、こういう反応がほしかったのだと、自らの隠れた願望にも気づかされた。

 

その間、父は黙ってにこにこ話を聞いていたかと思うと、こんなことを言った。

『しかし沼さんもよく読んでるね。

あ、そうか。やっぱ沼さん家、隣が本屋だから』

 

父らしい反応にトキコは呆れて、沼田に肩をすくめてみせた。

 

トキコの知らない父の顔

沼田によると、父は商売で成功するという意気込みが、それはもうすごかったという。

難攻不落と言われた百貨店との契約も取りつけたと聞き、トキコは今まで知らなかった父の1面を知り、感心した。

 

『信じてくれた人、好きになってくれた人にはとことん応える。

それが俺の流儀だから』

父がまんざらでもなさそうに言うと、

『だから、お父さんを気に入る人はとことん気に入るんですよ』

と、沼田は言った。

 

『ね、来てよかったでしょ』

父はトキコのほうを見ると、

『ほんと沼さん、記憶力がいいから』

と褒めた。

 

するとそれで気をよくしたのか、

『そのぶん敵も多かったですよね』と沼田は、父に怪文書騒ぎがあったことを愉快そうに語りだした。

父は急に顔色を変え、気まずそうに咳払いをした。

 

トキコが問いつめると、

父が愛人にマンションを買ってやったとかなんとか、あることないことが書いてあったという。

 

── ああ、そういうことか。

それはトキコもよく知っている事実で、

あることないことではなく、「あることあること」だった。

 

結局、その怪文書を百貨店の上役に送りつけたのは同業者の仕業で、嫉妬っていうのは怖いもんですねと沼田は話をまとめた。

 

トキコと父を結ぶもの

父がお手洗いに行っている間に、トキコはもっと父のことで覚えていることはないか、沼田に尋ねた。

 

『う~ん、そうだな~。あ~、それ!』

沼田はしきりに口の周りを指でぬぐっているトキコの仕草に目をやった。

 

トキコは食事の後、汚れが気になってすぐに拭わないと気持ちが悪いのだ。

すると沼田は、トキコがまだ赤ん坊のころ、口の周りを汚すたびに父がハンカチやらティッシュできれいにしていたことを思い出した。

 

『父が? 私の口の周りを!?』

『ああ、そりゃもう一生懸命。

ケチャップやら食べかすをこうやってね、きれいに拭き取ってあげてましたよ』

 

その時のことを思い出しながら父の真似をする沼田を見て、トキコは驚いた。

トキコが口の周りをしつこく拭くクセは、

父がトキコに残したものだったのだ。

 

それは父が、幼いトキコのそばにいたという証であり、

もはや埋めようがないと思っていた父とトキコの間の欠損を埋めてくれた。

 

戻ってきた父を見て、うふふとトキコは微笑む。

何も知らない父はまた口元に手をやった。

トキコはそれを見て、握りしめていたハンカチを元に戻した。

 

感謝

次のラジオ放送で、トキコは父と2人で動物園に行ったことを明かした。

それがもう散々で、感動エピソードが生まれるわけもなく、ただ疲れて帰ってきたわけだが。。

 

帰りに寄った店で、トキコは父が家に寄りつかなかった時代の、今まで知らなかった父の1面を知ることができた。

 

そしてトキコ自身も、

リスナーに声をかけてもらったり、

沼田さんがラジオやエッセイの感想を教えてくれたことで、

父に自分の仕事を知ってもらう、いい機会になったような気がしていた。

 

トキコは東にお礼を言うと、口元に手をやり、ふと思い出した。

 

『あ、東さん。動物園で1番高い動物が何か知ってますか?』

 

 

~第5話「嫉妬とか 愛情とか 絆とか」終~

 

6話につづく!

 

 

『生きるとか死ぬとか父親とか』5話の感想

こうやって写真で見るとそうでもないけど、動物との距離がすごい近い動物園でびっくり!

動物がたくさん出てきて癒されるかと思いきや、お父さんが言う動物の値段が気になってそれどころではありませんでした。笑

なによりそれに食いついてしまう、トキコが面白い&かわいかった!

でもお父さんなりに、トキコと動物園に行くのなら…とわざわざ調べてきてくれたのかなぁ?

 

自分がもしお父さんと2人で動物園に行ったら…と思うと、

考えるだけでうわぁ~っとなるなぁ。

会話が、続きそうにない(◎_◎;)

 

でも今日、ひさしぶりにお父さんに電話しました。

車で2時間ほどのところに住んでるんですが、他県だしコロナが流行ってからずっと会ってません。

なぜか電話が苦手で伸ばし伸ばしにしてたんですが、

このドラマに背中を押してもらい、電話!

してみれば全然たいしたことはないし、お父さんは仕事の量を減らして短時間勤務にしてから急に明るくなった。

元気な声が聴けるのは嬉しいことです。

その勢いで、ず~っと会っていないおばちゃんにも電話したし。

なんか今日はめっちゃすごいことをした気がして興奮している!(そんなかい)

このドラマの底力ってすごいと思うの。

説教臭いわけでもなく、

トキコのお父さんに対する埋めようのない心の欠損が淡々と語られていくだけなのに、

なんでこんなに引きつけられるのかって、

やっぱり自分もそういう部分があるからで。

 

昔のお父さんを知ることで、

呆れたり、がっかりすることもあるけど、

それ以上に「へ~」と感心することもあったり、

知らないところで繋がっていたことに気づかされたり。

 

トキコが口をぬぐう癖が、お父さん譲りだったなんて。

ただそれだけのことがこんなに嬉しいことだなんて。

 

沼田さんは気づいてないだろうけど、これで怪文書騒ぎの件をバラしてしまったこともチャラかな?

 

トキコのお父さんはしなさそうだけど、

私の中でのお父さんとお母さんって、

私がなにか言うと全部反対するというか、そういう存在だったんです。

 

だけど実はお父さんもお母さんもなにかにハマると、

すごいそこにお金かけちゃったり、

とことんやったりするところは親譲りなのかなと思うと、

自分のこの無謀さも悪くないかなとちょっと思ったり、しなかったり。

 

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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