『メンズ校』3話ネタバレと感想│好きなものを好きで何が悪い!自分自身を偽るな

にこ

今回は、2020年10月21日放送『メンズ校』第3話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

牧(道枝駿佑)たちの脱走計画は、あと少しというところで失敗に終わる…。

 

しかし司令塔・野上(西畑大吾)は、懲りずにペットボトルでイカダを作ると言い出して…!?

 

今回は、弱気な花井くん(長尾謙杜)の秘密が明らかに!

それではさっそく、3話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ

『メンズ校』3話のネタバレあらすじ

 

離島にある全寮制の進学校「私立栖鳳高校」に入学した牧主税(道枝駿佑)たちは、自由を求めて島から脱走を試みるも失敗に終わる。

 

あれから1週間、野上英敏(西畑大吾)は懲りずに新たな計画を考えていた。

それはペットボトルでイカダを作り、海を渡るというもの。

 

鬼河原先生(袴田吉彦)には『今度脱走しようしたら退学だ』と言われているが、

これも学校の目標である「全力チャレンジ」に従ったまで。

野上はもし難癖をつけられたら、そう論破するつもりでいた。

 

『できる?論破』

牧は思わずツッコむが、神木(高橋恭平)花井(長尾謙杜)源田(藤原丈一郎)の3人は『面白いね』と賛同。

 

牧は疑問に思いながらも、また野上の計画に乗せられてしまう。

 

ペットボトルを集める5人

次の日から5人は、学校への行き帰りも授業中も水を飲み、ペットボトルを集め始めた。

 

野上の計算によると、5人乗りのイカダを作るのに必要なペットボトルは、なんと1440本!

 

集めたペットボトルは物置の中のダストボックスに入れ、ダイヤル式の鍵をかけていた。

 

でも野上は本当にペットボトルのイカダで海を渡れると思っているのだろうか?

疑問に思った牧が尋ねると、

『当たり前だろ。お前は違うのか?』と野上は真っ直ぐに牧を見つめる。

 

『…も、もちろん思ってるよ』

 

牧は嫌われるのが怖くて、心にもないことを言ってしまった。

 

5人に目を光らせる藤木先輩

本土までは5.5km。

2時間半もあれば到達する予定だった。

 

野上たちは海辺でペットボトルを拾いながら、来たるエックスデーに向け、造船作業を開始した。

 

そこに『こぉらお前らー!何してんねん!そこでー!』と藤木先輩(大橋和也)が爆走してきた。

 

藤木は牧たちがまた良からぬことを企んでいると思ったのだ。

 

『なんや、その袋の中身。ちょっと見せてみぃ!』

藤木が近づくと、

『海洋プラスチック問題をご存知ですか?』

と、花井衛がウルウルした声で藤木に話しかけた。

 

『耐えられないんです。イルカさんたちが喉にペットボトルを詰まらせてしまうかと思うと…。

それでゴミを少しでも減らそうと』

 

『ボランティアは学校が強く推進している課外活動ですよね?』

 

花井の迫真の演技+野上のフォローで、

藤木先輩は『ボランティアね、ボランティア』と納得して帰っていった。

 

『やっぱすげーな、花井の演技力』

神木が感心すると、

『あの人は簡単だから』と花井。

 

勢いで俺たちも騙すんじゃないぞ

な、何言ってるの?そんなことするわけないじゃん!

 

花井は慌てて否定すると『あ!ペットボトル発見!』とその場から逃げ出した。

 

藤木先輩に取り入る桃井

部屋に戻った花井は、クローゼットの中のダンボール箱を見つめ、

何かに追い詰められたように頭を抱える…。

 

そんな中、鬼河原は藤木を呼び、『明日の夕方、例のアレをやる』と準備を命じる。

 

アレですかぁ!? 1年の奴らが泣き叫ぶ姿が思い浮かびますね!

 

藤木は部屋に戻ると、鼻歌を歌いながら準備を始めた。

 

すると『アレってなんですか』と、誰もいない部屋の中で声がする。

 

『誰や!?』

藤木が慌てて辺りを見回すと

『…ここです』

部屋の隅に見たこともない男子生徒が座っていた。

 

それは開かずの間に引きこもっている桃井天(大西流星)だった。

 

さっきの鬼河原先生と藤木の会話をこっそり聞いていた桃井は、

『藤木先輩は僕のことを知らないと思いますけど、僕は先輩のことをずっと見てました』と語りだす。

 

『先輩の学校や寮への熱い想い…。

後輩たちへの温かい配慮。知性あふれるお言葉…。

尊敬してます』

 

桃井は座り直すと

だから先輩とお近づきになりたくて。だめ、…ですか?

と上目遣いで小首を傾げた。

それを見た藤木はイチコロに。

あっさりと桃井に、アレとは数カ月に1度、完全抜き打ちで行われる所持品検査だと話し始めた。

 

それは勉学に必要がないものは問答無用で没収される、いわば 禊(みそぎ)。

これを受けることにより、わずかに残っていた煩悩や執着も消え去り、

ただひたすら勉学に打ち込む環境と精神が整えられるのだ。

 

『所持品検査…、使える…』

桃井は部屋に戻るとニヤリと笑った。

 

いきなりの所持品検査

翌日、牧と花井が寮に戻ると、いつも寮の前で大声を張り上げている藤木先輩がいなかった。

 

さらにペットボトルを隠してあるダストボックスを覗くと、

あんなにあったはずのペットボトルがなくなっているではないか!

みんなは慌てて、野上のところに集まった。

 

すると『ウ〜〜』というサイレンの音と共に、藤木先輩の館内放送が流れる。

これから所持品検査をするというのだ。

 

花井が部屋に戻ると、なくなったはずのペットボトルが部屋中にばらまかれていた。

 

『いいか!お前ら、部屋から一歩も出るな〜!』

鬼河原の怒声を聞き、花井は必死にペットボトルをベッドの下に隠し始めた。

 

その姿を、桃井は隠しカメラでモニター越しに見て『バーカ』と呟く。

ダストボックスからペットボトルを持ち出したのは、桃井だったのだ!

 

でも花井にはペットボトルよりも気になるものがあった。

花井はクローゼットの中のダンボール箱をとりだすと、そっとドアを開けて外の様子を伺った。

 

その頃、鬼河原と藤木たちは、神木と源田の部屋へ。

 

『なんじゃこりゃ〜〜!』

ゴミだらけの汚部屋を見て、鬼河原は藤木に片づけを命じる。

 

すると藤木がゴキブリを発見!

みんなが大騒ぎしている間に、花井はそっと部屋を抜け出し、物置のダストボックスの中に段ボール箱を隠す。

 

一方、牧と野上の部屋では、牧が持っていたライトノベルが没収されかけていた。

それは牧と、謎の少女・春島エリカ(桜田ひより)を繋ぐもの。

 

牧が焦っていると、野上がそれは漫画ではなく小説だと言い、ピンチを救ってくれた。

 

そんな中、野上は花井が部屋に戻ってくる姿を目撃する…。

 

だがその瞬間、『なんじゃこりゃー!』

鬼河原が野上のエロDVDコレクションを発見した。

 

野上はそれは生活必需品なので問題ないはず…と平然とした顔で言ってのけるが、

『大アリだ〜!』と鬼河原。

コレクションは没収され、野上はアワアワと慌てふためいた。

 

そしてついに花井の番がやってきた。

部屋の中の大量のペットボトルを見た鬼河原は驚くが、

藤木が『これはボランティアです、よく集めたな』と言ってくれたため、難を逃れる。

 

でもその結果、ペットボトルは資源ごみとして、持っていかれてしまった…

 

何かを隠している花井

『みんな、ごめん…』

その夜、花井はみんなに頭を下げた。

 

『お前のせいじゃないよ』

みんなが優しく声をかける中、野上だけは花井をじっと見つめている。

 

花井、俺たちに隠しごとはないか?

『…う、うん』

そうか、ずっと部屋にいたんだな?』

 

花井が所持品検査のときに部屋から出ていたのを見た野上は、

花井が何かを隠していると思っていた。

 

でも花井は『部屋にいたよ』と嘘をつく。

 

すると野上はそれ以上追求をするのはやめ、お宝DVDを回収するため、直談判に向かった。

 

あとにはショボーンと落ち込む花井の姿が…。

神木と源田は『気にするな。また集めればいいじゃん』と花井に声をかけると、去っていった。

 

『いい奴らだよな、ほんと』

牧がためらいつつ話しかけると

『苦しいね。いい奴らといるって』と花井は呟く。

 

『自分がどんなに嫌な奴か、どんどんわかってきちゃうよね』

 

トボトボと去っていく花井に、牧は「そうだな」とも「違う」とも言ってやれなかった。

 

 

“嫌われるのが怖いから、嘘つくの?”

 

牧の脳裏に、春島エリカの言葉がよみがえり、

『嘘はつけないよ…』と牧は呟いた。

 

消えた花井のダンボール箱!

その後、花井が隠したダンボールを回収しに行くと、箱がなくなっていた。

花井は慌てて辺りを探し回るが、見つからない。

花井は幼い頃の記憶を思い出し、パニックに陥る…。

 

実はその箱を持ち出したのは、桃井だった。

箱の中には、くまのぬいぐるみやフリルがついたもの、可愛いものがたくさん入っていた。

 

桃井はそれを返そうと、花井の部屋をノックしようとしてためらう。

 

桃井は部屋の前にダンボールを置くと、そっと立ち去った。

 

ところがトイレに行こうとした藤木先輩がそれを発見!

桃井は『しまった…』と顔を歪めながら、心配そうに見守った。

 

絶体絶命のピンチ!

翌朝、不審物が見つかったと、寮生たち全員が食堂に集められた。

それは花井が隠していたダンボールだった。

 

『持ち主は正直に名乗り出ろ』

鬼河原はみんなを見回すが、花井は自分だと言うことができない。

 

藤木が次々と箱からぬいぐるみやフリルのついた洋服などを取り出すと、

みんなはザワザワと『俺じゃねーよ』『なんだよアレ』と騒ぎだした。

 

それを聞き、花井は幼い頃、ぬいぐるみが好きなことを『女みたい』とバカにされたことを思い出す。

 

花井がうつむいて黙っていると、

鬼河原は『名乗り出なければ、連帯責任で全員1ヶ月、小遣い引き出し禁止だ!』と言いながら、箱の中身をゴミ箱に捨て始めた。

 

野上はそんな花井の姿をじっと見ると『それは花井のです』と言う。

 

『おい、花井。どうなんや』

藤木に訊かれ、花井は涙をにじませながら、『…僕のです』と認める。

 

すると野上は『どうしてちゃんと説明しないんだ』と前に出た。

 

それは恵まれない少女たちのために花井が集めていたリサイクル品です。

洗濯しようと運んでいる時に、所持品検査のゴタゴタでどこかに行ってしまったんです』

 

野上はスラスラと嘘八百を並べると、

『な? 花井』と花井のほうを振り返った。

 

みんなの視線が集まり、花井は『…そうです』と答える。

 

『よかったな〜花井、見つかって』

神木と源田は、ゴミ箱から洋服を取り出した。

 

こうして事は丸く収まったが、花井の表情は冴えない。

花井は涙をにじませ、その場に佇んだ。

 

自分を偽るな

『…ごめん、みんなに嘘をついた』

 

花井は牧たちに謝ると、フリルとかレースとか女の子が着るような可愛いものが好きなことを打ち明けた。

 

でもそれを口に出すと親は怒り、友だちからは『男のくせに』と笑われる…。

だから花井はずっと隠して、我慢していたのだ。

 

本当は堂々と好きなものを好きと言いたかった。

けど、できなかった…。

 

だって楽しかったから!

だからみんなに嫌われるのだけは嫌だった 』

 

それを聞き、牧の脳裏に春島エリカの言葉がまた甦る。

 

「嫌われたくないから嘘をつくの?

 

 私は全然平気!

 

 だって、ちゃんと認めてくれる人が隣にいるから。

 

 

 だから、お前が嫌え!」

 

エリカの笑顔を思い出し、

牧は『お前が嫌え!』と叫ぶ。

 

そんなんでお前を嫌うような奴、お前が嫌え!

 男が可愛いものが好きで何が悪い。

 俺は認める、そういうお前。

 だからそんなんで引くような奴は、嫌ってやろうぜ!』

 

すると『おう!いいこと言うな』と源田。

『ていうか、俺たちが引くと思っていたお前に引くわ』と神木は呆れる。

 

『だっていいの?こんな僕で』

 

するとずっと黙って聞いていた野上が口を開いた。

 

いいか悪いかジャッジするのは、俺たちじゃない。

 ジャッジするのは、お前自身だ。

 俺たちができるのは、そんなお前と一緒にいるかどうかだ。

 

だから“自分を偽るな”

 

野上は自分がエロだということを堂々と認めると、

ペットボトル奪還作戦ではなく、お宝DVD奪還作戦を話し始める。

 

みんなの変わらぬ笑顔を見て、花井は思わず笑ってしまう。

野上はそんな花井に気づき、優しく微笑んだ。

 

自分らしく

それから花井は可愛いものが好きなことを隠すのをやめた。

 

『おい、花井行くぞ~』

『はーい』

 

花井はフリルのついたシャツを着て、オーバーオールにはリボンを結び、

手にはシュシュをつけて部屋から出てくる。

 

 

開け放たれた彼の部屋を覗いてみると、

そこにはお姫様ベッドのようにレースのカーテンが。

 

可愛いフリフリのカーテンが下がる窓辺から、花井の未来を照らすように光が溢れていた。

 

〜4話につづく〜

 

『メンズ校』3話の感想

今回は、花井くんの秘密が明かされましたね〜!

花井くんが可愛いもの好きでもまったく動じない4人がすごかったですね。

 

というか、箱の中身がけっこうくすんだ色合いのものが多くて、可愛いものが好き!という感じがイマイチ伝わってこなくて残念でした。

それにみんながまったく動じないのも、逆に不自然な気がして…。

 

だから野上が、それは花井がボランティアで集めたものだと嘘をついたとき、

花井がとっても悲しそうな顔をしていたのが印象的でした。

 

あれは可愛いもの好きだとみんなにバレたことが悲しかったのか、

それとも嘘をつかないとその場を切り抜けられなかったことが悲しかったのか。

そのどっちもかなぁ。

 

自分の好きなものを好きだと言えない辛さが伝わってきましたね〜。

 

だから最後に花井くんが自分を偽るのをやめて、フリフリの服を着て嬉しそうにしていてよかったです。

 

お姫様ベッドには驚いたけど、あそこで眠る花井くんの姿を想像すると、ニヤリ(´∀`*)

 

可愛い対決でいえば、桃井くんの上目遣いもすごかったですね。笑

 

花井の箱の中身を見て、すっかり仕返しをする気がなくなってしまったところを見ると、

桃井にもそういう何かがあるのかもしれませんね。

 

次回からはファンにとって見たくない?恋バナも出てくるようです。

いつか春島エリカちゃんの謎も解けるかなぁ。

 

今まで上から目線なイメージだったけど、

『私には認めてくれる人がいるから全然平気』っていうのが牧のことなら、

めちゃめちゃ牧に惚れてるじゃん。

 

いつか牧は、彼女の言葉がなくても自分の気持ちに気づけるようになるのでしょうか?

 

今回は源田くんがちっとも目立たなかったので、次回は見せ場があるといいなー。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの〜。

 

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