『監察医 朝顔2』14話ネタバレと感想│おかえり、平さん。家族で過ごせる時間のありがたさ

にこ

今回は、2021年2月15日放送『監察医 朝顔2』第14話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

「明日病院に行く」と言っていたのに、翌日になったらすっかり忘れてしまっていた平 (時任三郎) ⋯。

 

そんな父を心配し、朝顔 (上野樹里) はもう1度 話し合おうと千ノ浦に向かいます。

 

一方、神奈川県警復帰を目指す桑原 (風間俊介) は⋯!?

 

はたして、万木家にまた家族みんなの笑顔が溢れる日はくるのでしょうか?

それではさっそく、14話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『監察医 朝顔2』14話のネタバレあらすじ

千ノ浦市立総合スポーツセンター着工まであと13日。

平(時任三郎)は沼の埋め立てが始まる前に捜索を終えようと、今日も沼に向かった。

 

でも物忘れが激しい平は、ゴム手袋を忘れて家に帰っても、何をしにきたのか思い出せない。

そこで美幸(大竹しのぶ)は「平さん沼グッズ」など、持ち物リストを作成し、平が忘れても大丈夫なようにしていた。

 

ほかにも、美幸は朝、平を電話で起こしてくれたり、なにかと世話をやいてくれていた。

 

一方、桑原(風間俊介)は家事に仕事に忙しい朝顔(上野樹里)の負担を少しでも減らそうと、休みのたびに長野から帰ってきていた。

本当は神奈川県警に復帰したいところだが、話すら聞いてもらえない。

事情を知った強行犯係の山倉係長(戸次重幸)は、桑原を戻すため、県警の人脈に当たってほしいと部下たちに頼んだ。

 

その日、朝顔は法医学教室のメンバーに平のことを話し、1週間休みをもらった。

もう1度、平ときちんと話し合おうと思ったのだ。

 

でもなぜかこんな時に、『つぐみ(加藤柚凪)に弟か妹なんて、どうかな?』と桑原が言い出す。

 

お鍋を洗っていた朝顔は『なんか喋ってた?』と華麗にスルー。

桑原はポカーンと口を開けると、『ううん、ひとりごと』と笑ってごまかすのだった。

 

平のもとへ

そしてスポーツセンター着工まであと5日。

朝顔はつぐみを連れて千ノ浦に向かった。

 

家の中に入った朝顔は、あちこちに貼られた付箋を見てショックを受ける。

中には、自分の氏名や生年月日、血液型が書かれたものもあった。

 

今日、朝顔たちが来ることも、平は忘れないようにメモしていて…。

だが平に話しかけられると、朝顔は何も見なかったふりをした。

じいちゃん

その後、朝顔は平につぐみのことを頼んで、入院中の浩之(柄本明)のお見舞いに行った。

 

『じいちゃん、あの歯、調べることにした』

朝顔が言うと、

浩之は『ありがとう、本当にありがとう』と何度も頭を下げた。

 

でもまだ、歯が里子のものだと決まったわけではない。

『もし違ったら、すぐに返してあげて』という浩之に、

『わかった』と朝顔はうなずいた。

 

その頃、つぐみと平は折り紙中。

『ねえ、じいじはいつまでここにいるの?』

『うーん、そうだな…』

『ねえ、いつまで? どうしてつぐみとじいじは離ればなれなの?』

つぐみの直球な質問に、平は困ってしまう…。

 

変わっていく自分

── その夜。

朝顔が仏壇に飾ってある里子の写真の裏を見ると、

「歯は朝顔が持っている」とメモが貼られていた。

 

もうすぐクリスマス。

千ノ浦は寒いので、灯油ストーブが欠かせない。

 

震災があったあの日は、今よりずっとずっと寒かったのに、里子は瑞江さんに手袋を貸してあげたのだ。

『すごいと思わない?』

朝顔が灯油を入れている平に話しかけると、

『そうだな。昔からそういう人だった。朝顔もそういうところ、あると思うよ』

平はストーブに火をつけながら、答える。

 

『私に?』

『うん。つぐみにもある。優しいよ、あの子も』

『そうだったら嬉しいなぁ。

じゃあ、つぐみが子供産んだら、その子にも受け継がれるのかな?お母さん要素』

『バッチリいくでしょ』

 

でも朝顔は、お父さん要素も多いと自分のことを分析する。

意外と頑固で、決めると譲らない。

ビール好きで食いしん坊。

それが、つぐみにも受け継がれている気がする…。

 

朝顔は、もしあの歯が里子のものじゃなかったとしても、「お母さんだった」と浩之に言うつもりだった。

 

それを聞いた平は『大切な話だから、これに書いてほしい』とメモ用紙を朝顔の前に置く。

 

最近、平は時間も曜日もわからなくなる時があるし、ちょっと前のことですら忘れてしまう。

まるで自分が変わっていくようで、不安になっていた。

 

『お父さんはお父さんだよ』

『でも、前のお父さんとは違うだろ?』

平は悲しそうに微笑むと、

『ごめん、ここに』とさっきの言葉をメモするよう頼んだ。

 

美幸の告白

翌日、平は沼に行った後、美幸の営む食堂に行った。

キーケースは忘れないように、美幸が保管。

 

平は今、朝顔たちが来ていることを美幸に話した。

直接言われたわけではないが、

きっと朝顔は、自分を連れて帰ろうとしているのだろう…。

 

もうすぐ沼も調べ終わるが、まだ調べたい場所もある。

でも『時間切れかな』と平は思うようになっていた。

 

そんな平に『ずっとこっちにいたいのならいればいい』と美幸は言う。

今みたいに朝は美幸が起こして、ご飯をつくって、近くに住んでも、なんなら一緒に住んでもいい。

 

美幸の申し出に、自分もひとりだから気持ちはよくわかると、平は答える。

けど、これ以上迷惑はかけられない。

 

気まずそうに目を伏せる平を見て、

『ああ、忘れて忘れて!ごめんなさい!』

美幸は明るく振舞った。

 

でもときどき、たまらなく寂しくなるときがある。

美幸は本気で平と一緒にいたいと思っていたのだった。

 

ここで生きていくしかないから

スポーツセンター着工まであと1日。

朝顔とつぐみが美幸の店にやってきた。

 

美幸はこの前、朝顔に「子育てもして、仕事もして、その上、介護なんてできるの?」と言ったことを謝った。

でも美幸に言われて、そのとおりだと朝顔は思ったのだ。

 

あの頃、朝顔は育児と仕事でいっぱいいっぱいだった。

けれども今は、単身赴任中の桑原ともゆっくり話すことができて、そろそろ平のことを考えていかなければと思っている。

 

『どんなふうになったとしても、父は父ですから』

そう言うと朝顔は、

『食堂を切り盛りしながらみんなのことを元気にして、

さらに父や祖父、私のことまで気にかけてくれるなんて、美幸さんはすごいと思います』

と感謝した。

 

『違う。そんなことない。

私にはここしかない。ここで生きていくしかないから』

美幸は涙を流すと、

『本当は平さんも帰りたいと思うよ。でも子供に迷惑をかけたくないのよ。

親ってきっとそういうものだから…。

これからいろいろ大変だと思うけど、

親が生きてくれてるって、

子供が生きてくれてるって、それだけですごいことだよ』

 

『はい…』

 

美幸の言葉に、朝顔はうなずいた。

 

里子の思い出

その夜は、平と4人で夕ご飯を食べた。

美幸は、里子の思い出話をたくさんしてくれた。

 

里子が結婚したいタイプは「優しくて、背が高い人」。

 

『お父さんじゃん!』

『だから、じいじなんじゃん!』

 

それに里子はすでにその時、子供の名前は「朝顔」に決めていた。

その理由は、誰ともかぶらないから。

 

『そういう理由なんだね』

『俺には、思いつきだって言ってた』

『朝顔、かわいい!』

 

美幸は、里子が高校時代、合唱の定期発表会で「MyWay」の伴奏をしたときのテープをくれた。

 

でも家に帰って捜してもラジカセはなくて、

『つぐみに言われたよ。いつ戻ってくるの?って』

平は思い切って朝顔に話を切り出した。

 

『お父さん、朝顔たちに迷惑をかけたくないんだ。

でも絶対かけることになる。

これから先、もっともっと迷惑をかけることになる』

 

『…そうかな?迷惑だって思わないよ。

だって、お父さんはお父さんだもん』

朝顔は答えると、ストーブの上のやかんを取り、急須に注いだ。

 

『…朝顔。うちにラジカセあったっけ?』

『あったかも』

『…帰ろうかな?』

『うん、それがいいと思うよ』

朝顔は家に帰ってみんなでテープを聴こうと笑って言った。

 

またね

こうして平は、家に戻ることになった。

最後に平は、美幸の店に寄っておにぎりを作ってもらった。

 

『うちにも、遊びに来てください』

『ええ、元気でね。…またね』

目を潤ませながら、美幸はにこっと笑い、平のことを見送った。

 

『じゃあ、また』

 

おかえり

ひさしぶりの我が家には、つぐみと忍(ともさかりえ)

『じいじ!おかえり~!』

『おかえりなさい』

と笑顔で待ってくれていた。

 

朝顔はリビングに立つ平に向かって、改めて『おかえり』と声をかけた。

 

クリスマス

そしてクリスマスがやってきた。

桑原も帰ってきて、家族全員大集合。

桑原がラジカセを買ってきてくれて、里子のピアノを聴くことに。

 

『このピアノ弾いてるの、ばあばだよ』

『うん、上手だね』

 

それぞれの想いを胸に、みんなはしばしその音色に耳を傾けた。

 

夜になり、今日はずっと起きて、ぜーったいサンタさんを見るんだと駄々をこねるつぐみさん。

でも布団に入ると、つぐみはすっかり夢の中。

 

大の字で口を開けて眠っているところに、

ギシッ、ギシッ。

桑原たちが大きなプレゼントを抱えてやってきた。

 

枕元にプレゼントを置くと、ジリジリジリジリ!

けたたましく目覚まし時計が鳴り、桑原は慌てふためく。

 

なんとかプレゼントを置き終えると、3人はこたつで乾杯した。

平はそこで、病院で検査を受けたことを話す。

平はアルツハイマー型認知症で、進行を遅らせるため、病院に通うつもりだった。

 

これから朝顔と桑原、つぐみにはたくさん迷惑をかけるだろう。

だから忘れないうちに、先に謝っておくと、平は言う。

今後のことも、今のうちに話しておきたい。

 

それを聞き、朝顔と桑原はやりきれない思いでいっぱいになる。

 

でも平が笑顔で『それまでよろしくお願いします』と言うから、

朝顔の顔にも、桑原の顔にも笑顔が戻る。

『4人で明るく暮らしていこうね』

 

『ねえ、お父さん、サンタさんにお願いするとしたら何がほしい?』

朝顔が尋ねると、

『そうだなぁ』

顔をほころばせ、平は目を潤ませる。

『何もないや。

今が、じゅうぶん幸せだから…』

 

平の言葉に、桑原も朝顔も目頭が熱くなるのだった。

 

~15話につづく~

 

 

https://twitter.com/yumiiiikotonoha/status/1361311497712885760?s=20

『監察医 朝顔2』14話の感想

ずっと朝顔の中は、夏な感じがしてたけど、運動会があっていつの間にか冬になっていたことにびっくり(゚д゚)!

 

クリスマスプレゼントを枕元に置こうとするシーンは笑ってしまいました。

あんな大きなプレゼント、何が入っているんだろう?

煙突がないのにどこから入ってくるんだという話は、うちも毎年言っているような。

サンタさんの存在、いつまで信じてくれるかなー?

 

「じいじはいつ帰ってくるの?どうして離ればなれなの?」というつぐみの直球質問にハラハラしてしまいましたが、逆にそれがよかったのかなー。

大人だったら気を遣って言えない言葉だけど、それがかえってよかったのかもしれない。

もらったテープを聴くのに、ラジカセがないというのも帰るきっかけになったようで(でも結局、万木家にもなかったのね~)。

石油ストーブとか、ラジカセとかテープとか、懐かしいのに、

テープの音がやけに鮮明で色あせてなくて、タイムスリップしたような気持ちになりました。

 

歯もいよいよ調べるんですね~。

もし違う人の歯だったら、ドラマ的にどうなるんだろう。

里子の歯だったらいいんですが…。

 

そして美幸さんとの別れ、切なかったなぁ。

でも美幸さんはその後も、浩之のところにお見舞いに行ったり、お店は若い人に任せて自分はお年寄りにお弁当をデリバリーすることにしたり、精力的に頑張っていてすごいな。

ていうか、そうするしかないんだろうな…。

頑張っていないと、いろいろと考えてしまうから。

 

平がアルツハイマーだということもわかり、心配ですね。

人に迷惑かけたくないって気持ち、よくわかるなぁと。

でも生きているかぎり、かけざるを得ないわけで。

病気だから、自分ではどうにもならないことが辛いなぁと思いました。

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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