『監察医朝顔2』16話ネタバレと感想│嘘はつきたくない…でも、どうしたらいいのかわからない。

にこ

今回は、2021年3月1日放送『監察医 朝顔2』第16話のネタバレあらすじと感想をまとめました。

祖父・浩之(柄本明)の容体が悪化し、仙ノ浦に向かう朝顔(上野樹里)。

 

その頃、神奈川県警に復帰した桑原(風間俊介)は意外な人物と再会していました。

 

彼は、10年ほど前に起きた「三田村一家惨殺事件」の犯人によく似た男を見たという。

 

そんな中、三田村家で、同じ手口で殺されたと思われる男性の遺体が発見され…!?

それではさっそく、16話のネタバレあらすじをご紹介したいと思います。

 

その他のあらすじ
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『監察医 朝顔2』16話のネタバレあらすじ

入院中の祖父・浩之(柄本明)の容体が悪化したと連絡があり、朝顔(上野樹里)はその日のうちに千ノ浦の病院に駆けつけた。

浩之が目を覚ましたら、朝顔は「あの歯の検査結果」を伝えようと思っていた。

 

翌朝、ひとりきりの朝顔の朝食はコンビニのサンドイッチとお水だけ。

一方、自宅に残った平(時任三郎)は里子が合唱部でピアノの伴奏をした「マイ・ウェイ」のテープを聴きながら、記憶力テストをする。

2階の寝室にもその音が聴こえてきて、桑原(風間俊介)は目を覚まし、隣で眠っているつぐみ(加藤柚凪)の寝顔をじっと見た。

『おはよ』

つぐみも起きたところで、にっこり笑って『いいね~この目覚まし』と2人は起きる。

 

朝顔は病院に行くが、浩之は薬で眠っていて目を覚まさなかった。

目が覚めたら連絡するという医師。

でもそのときは家族も連れてきてほしいとのこと。

それは別れの時を意味するということに、朝顔は気づいていた…。

 

朝顔は、家から持ってきた里子の写真と位牌をベッド脇の棚に置くと、

「また戻るから待っててね」と書き置きをした。

 

『じいちゃん、いったん帰るけど、またすぐ戻ってくるからね。だからもうちょっとこっちにいてね。…お願いね』

朝顔は裁判の準備があるため、帰っていった。

 

10年前の惨殺事件…

その頃、法医学教室では監察の沖田くんの捜査資料が雑だと言って、丸屋(杉本哲太)伊東(三宅弘城)がもめていた。

それもこれも、丸屋が引き継ぎもせずに警察をやめたから。

『猫の手も借りたいくらいだ』と愚痴る沖田に、

『あ、来るよ、猫の手』と伊東。

どうやら監察にも新しいメンバーが入るらしい。

 

一方、神奈川県警に戻ってきた桑原は、廊下で「青のSP(スクールポリス)」の三枝(山田裕貴)とばったり会う。

会ってほしい人がいるというので取調室に行くと、そこにいたのは昔、マンホールを盗んで捕まった今野(上島竜兵/ダチョウ俱楽部)だった。

『実は、とんでもないものを見たんです!』

そう言って今野がポケットから取り出したのは、10年ほど前に起きた「三田村家惨殺事件」の情報提供を呼びかけるチラシだった。

 

この事件は、当時30代の夫婦と小学生の息子が自宅で何者かに殺害されたもので、3人とも右頬に十字を描くように傷つけられていた。

目撃情報などから「市川」という知人の男が逮捕されたが、証拠不十分で不起訴になっていた。

今野は現場付近で、身長180㎝前後、瘦せ型で、例の特徴・・・・のある男を見たというのだ。

 

そんな中、今もそのままの状態で残されている三田村家で、男性の遺体が発見される!

 

殺人事件、発生!

光子(志田未来)が現場に向かうと、玄関には家族の写真が飾られ、家の壁にはまだ血の痕が生々しく残っていた。

 

遺体が発見されたのは、三田村家の「浴室」

50代前後の男性で、身元がわかるようなものは何も持っていなかった。

 

当時、鑑識として参加していた伊東によると、これは10年前の事件の時と同じ状況だという。

母親の沙耶さんは、リビングで誠君をかばうように倒れていて、父親の健一さんは風呂場で亡くなっていた。

 

男性の胸の傷は深く、右頬には十字の切り傷が。

殺し方まで同じだと知り、『くそ~ッ』と伊東は悔しがった。

 

研究室に戻って解剖した結果、死因は胸を刺されたことによる失血死だった。

そこに朝顔も帰ってきて、ミーティングに参加。

2011年の捜査資料から見ても、男性の遺体は父親の健一と同じ場所に倒れていて、十字の切創も一緒だった。

これは、模倣犯か、それとも10年前の犯人がまた動き始めたのか?

 

でも当時の話を聞こうにも、担当した法医の先生はすでに亡くなっている。

そこで伊東は『当時捜査に加わっていた平さんに協力してもらえないか』と朝顔に頼んだ。

 

『お願いです!あのとき、初動捜査が遅れたせいで犯人を取り逃がしたんです!また同じ過ちを繰り返したくないんです!』

 

でも伊東をはじめ、警察の人にはまだ平の病気のことを言っていない…。

伊東に頭を下げられ、朝顔はどうしたらいいのか困惑するのだった。

 

前向きにいこう

Ⓒフジテレビ『監察医 朝顔』シネマカフェより

家に帰ると、平がカレーを作ろうとしていた。

でもいざ作ろうとすると、作り方がわからない。

『お父さん、一緒につくろ』

朝顔はつぐみと一緒に3人でカレーをつくった。

 

平が戻ってきてからというもの、つぐみは平と一緒に寝ることが多くなった。

つぐみが布団を取ってしまうため、平は端っこで狭そうだ。

それでもつぐみと寝たほうがよく眠れると、平は言っていた。

 

カレー作りもそうだ。

できることはなんでもやらせてほしいと、医師からも言われていた。

それを聞いた桑原は『今度、一緒にラーメンを作ろうかな~』という。

 

今回の事件、桑原は担当ではないが、世間を騒がせた未解決事件なだけに、上はかなりピリピリしていた。

朝顔が伊東から「平さんに話を聞きたい」と頼まれたことを相談すると、

『もっとシンプルに考えてみたら?』と桑原。

もし自分が平の立場なら、なにか役に立てるのなら「やりたい」と思うだろう。

 

『そう、だね』

『積極的にやれることはやったほうがいい、だもんね』

『うん、ありがとう』

朝顔の顔に笑顔が戻った。

 

平が出した答え

翌朝、朝顔は平に事件のことを話し、伊東と山倉係長(戸次重幸)が当時、解剖に立ち会っていた平に話を聞きたいと言っていたことを伝えた。

『お父さんはどうしたい?』

『そうだな…』

その後、2人は警察に行き、伊東と山倉係長に病気のことを話した。

すると『平さんの状況も知らずにすみませんでした』と2人は謝った。

 

でも平はこの話を引き受けようと思ってきたのだ。

現場にはいけないし、なんの役に立つかもわからない。

だが、初動捜査に参加していたのに犯人を逮捕できなかった。その悔しさは今も覚えている。

 

『ご遺族のためにも何かできることがあれば、なんでもさせてください』

平は当時記録していた捜査情報がびっしりと書かれたノートを山倉係長に手渡した。

 

奇跡の童顔メンバー!

── きっとこの中に手がかりがあるはずだ。

山倉係長は強行犯係に持ち帰って、捜査資料を読み始めた。

 

そこに鑑識係に異動してきた姫宮(井上瑞稀/HiHi Jets)が挨拶にやってきた。

 

見るからに若そうな彼に、みんなは『来た来た!』『新人!』『猫の手ちゃんね』と興味津々で近寄った。

さっそく沖田は、このコピーを捜査本部に持って行ってと頼んだ。

 

それを見た姫宮は『この資料、いい線ついてますね。僕もあのとき、市川が犯人じゃないと思ったんです』という。

実は彼は若そうに見えて37歳。

桑原と同期で、事件当時は交番勤務で、現場に臨場していたのだ。

 

それを聞き、みんなは『え~!?』

山倉係長は『どうでもいいから持っていけ』とイライラするのだった。

 

あの歯のご遺族

Ⓒフジテレビ『監察医 朝顔』シネマカフェより

それから朝顔と平は、あの歯の持ち主の孫である下井雪人(野間口徹)と会った。

 

朝顔はもっと早く調べてお返しすべきだったと謝罪すると、

母の遺品が見つかったそばでこの歯が見つかったこと、

それで母のものだと思って持っていてしまったこと、

でも祖父が病気になり、歯を調べたいと言い出したことを説明した。

 

すると下井は、

『僕の町にもまだ見つかっていない人がいます。子供が見つかっていない人もいます。おじいさんの気持ちもわかります』

と理解を示してくれた。

 

身元判明!

その後、三田村家で遺体で見つかった男性の身元が判明!

柴山繁(54)

 

昨年まで川崎の工場で働いていたが解雇され、身寄りはいなかった。

 

三田村一家との接点は、見つかっていない…。

 

そのとき、山倉は「本当に知人の犯行か?」という平の一文を発見する。

 

エンバーミング

一方、法医学教室には柴山さんのエンバーミングをするため、茶子(山口智子)が来ていた。

 

平の捜査資料の中に「頬の傷に違和感」と書かれているのに気づいた朝顔は、茶子にある提案をする。

それはほんの少しの違いだが、エンバーミングで傷の修復をすれば、わかるはず…。

 

危篤の知らせ

そんな中、浩之が目を覚ましたので、できるだけ早く会ったほうがいいと病院から連絡があった。

朝顔はその日のうちに、夜行バスで行くことに。

つぐみは一緒に行きたいと言い張った。でも…

 

『今、大じいじが大変なんだよね。ママ、今すぐ行ってあげたいの。お留守番しててもらえるかな?』

『…わかった』

つぐみは少しむくれたように頷くと、

『これ大じいじに貸してあげる』とペンギンのぬいぐるみを朝顔に手渡した。

『いいの?優しいね~』

朝顔はつぐみのことを頼み、家を出た。

 

バス停まで、桑原が送ってくれた。

『朝顔、あんまりひとりでしょい込まないでね。⋯って一緒についていってあげられないのに偉そうにごめん。

あの歯のこと、言えなかったら無理して言うことないよ』

 

桑原の言葉に、うんと朝顔はうなずいた。

 

頬の傷

一方、解剖室では、柴山さんのエンバーミングが行われていた。

エンバーミングでは、切り傷を直す場合には「接着剤」を用いる。

切れている断面を接合させるのだ。

 

でも鋭利な刃物で切られたのではなく、斧のようなもので打ちつけられた場合には、へこみができる。

その場合、ワックスで埋める必要がある。

 

茶子はまず頬の傷をひとつ、接着剤でくっつけてみることにした。

でも、くっつかない。

やっぱりそうだ。

これは「切られた」のではなく、「切り取られた」のだ!

 

優しい祖母

夜行バスに揺られながら、朝顔は昼間、下井と話したことを思い出していた。

 

浩之の目が覚めたら、朝顔は検査結果はふせ、あの歯は里子のものだというつもりでいた。

それを知った下井は、バッグの中から紫色の小さな巾着袋を取り出した。

その中には、下井の祖母の歯が入っていた。

 

『話をするなら、これがあったほうがいいんじゃないですか?』

もちろん歯をあげるわけではない。しばらくの間、貸すだけだ。

 

『私にはわかります。

ずっと遺体が見つからない悔しさも。見つかったとき、どんなに嬉しいかも』

 

下井は最初、こんな小さな歯が見つかっても…と思っていた。

でもこうして手元に帰ってきてくれたのを見ると、涙が出るくらい嬉しかった。

「おかえり」ということができた。

祖父も5年前に亡くなり、会わせてあげたいと思った。

 

『本当に、祖母は優しい人だったんです。

祖母もそうしてあげなさいって言ってくれると思うので』

 

朝顔はありがたく、その気持ちを受け取ることにした。

 

じいちゃんとの対面

翌朝、緊張の面持ちで朝顔は病室のドアを開け、中に入った。

眠っている浩之のそばに、つぐみから預かったぬいぐるみをそっと置くと、

『…朝顔?』

浩之が目を覚ました。

 

浩之は初めて夢に里子が出てきてくれて、嬉しかったという。

夢で会った里子は高校生くらいで、千ノ浦にいた頃のようにおさげをしていた。

 

『やっと…会えたよ。…寂しかったよ』

『…じいちゃん、ずっとこっちでひとりだったもんね。長い間、寂しい思いをさせてごめんね』

 

朝顔は涙を浮かべながら精いっぱい明るい声で話そうとした。

でも上を向いても涙が零れ落ちそうで、

『じいちゃん、あのね』

朝顔はどうしても言うことができず、窓際に立って泣いてしまった。

 

外に出た朝顔は、桑原に電話をかけた。

じいちゃんの顔を見たら、急に嘘をつくのが怖くなったと。

『これで本当にいいのかなって。

こんなに会いたがってたのに、嘘ついてなんにも知らないまま死んでしまって、本当にじいちゃんは救われるのかなって』

 

浩之は「寂しかった」と言っていた。

それは全部、自分がお母さんを理由にしてこの場所を遠ざけていたから。

浩之をずっと1人にしてしまったのは自分のせいだと、朝顔は思った。

 

犯人の特徴…

その後、法医学教室に行った朝顔は、自分の仮説が当たっていたことを知る。

 

茶子によると、犯人は心臓を狙って刺した後、十字を描くように切ったように見えたけど、そうではなく、皮膚組織の一部を切り取っていたのだ。

いったいなんのために犯人はそんなことをしたのだろうか?

三田村家の皆さんはもう火葬されてしまっているが、傷痕の画像などを元に調べなおすことになった。

 

もしこれが同一犯による犯行ならば、犯人はまだ捕まらずに今日もどこかにいるということだ。

 

そもそも「市川継男」を警察が逮捕したのも、今まで警察が公にしてこなかった犯人の身体的特徴と一致していたから。

それは「右頬に大きな火傷の痕」があるということ。

事件後、複数の近隣住民がその男を目撃していた。

 

── その頃、怪しいフードをかぶった背の高い男が家族連れをじっと見つめていた…。

マスクを外すと、その男の右頬には火傷の痕が。

腹部にはナイフを隠し持っていた。

 

通り過ぎていった女性のあとをつける男。。

 

 

何かが起こりかけていることを、その時の朝顔は知る由もなかった ──。

 

~17話につづく~

 

 

https://twitter.com/asagao2_2020/status/1365421519199895552?s=20

https://twitter.com/Chico901016/status/1366360516214464513?s=20

『監察医 朝顔2』16話の感想

いやはや、突然の「青のSP」とのコラボはびっくりしましたね~!

初登場の奇跡のベビーフェイス・姫宮さんも面白かった!

あんな顔して10年前にもう働いていたと言われたら、びっくりしますよね~。

でもきっとそういう人、いるんだろうな(;^ω^)

 

そして猟奇殺人の犯人、怖すぎるー!

あれから10年経ってるのに、それまで何をしてたんだろう?

腹部にナイフを隠し持ち、女性の後ろをついていくなんて怪しさ爆発じゃないですか。

今まで何もなかったことのほうがおかしいというか…。

 

最後の振りで次回に続くのかと思いきや、次回は別の事件なんですね~。

これは最終回に向かっての伏線かな。

 

そんな中、あの歯の持ち主のお孫さんと話すシーンは、ウルッとしてしまいました。

最初こそ、何を考えているのかわからない感じだったけど、朝顔たちにも事情があること、あの歯を大切に持っていたことが伝わっていたのかな。

歯を貸すってすごいことだと思うんですけど、

あれは里子の歯だったと言っても、歯がなかったらすぐにばれてしまうだろう。

それにやっぱり嘘はつきたくないよね…。

どうしたらいいのか、朝顔が悩んでしまう気持ちが痛いくらいに伝わってきました。

歯のことを伝える前に、「寂しかった」なんて言われたらなおさらだよね~(>_<)

 

でも本当のことを言うにしても言わないにしても、このままじいちゃんが亡くなってしまったら、それこそ朝顔は一生後悔するだろう。

私もそうだったから。

死に目には会えたけど、うまく自分の気持ちを伝えられないまま、意識不明になってしまったから…。

だからドラマだけど、そんなことにならないように願ってやみません。

 

あとは予告で『みんなが揃ったから言うね』と朝顔が言っていたのは、あれですね、きっと!

初回から引っ張ってきたつぐみに弟か妹をという話。

違うかなー?

 

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/

またの~。

 

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